【推しの子】アイの死なないラブコメ:MEMちょルート 作:×××銀髪美少女エルフちゃん×××
例の動画を出した結果、再生数はかなり回り、炎上はそれなりに収まった。
騒動が鎮静化してきた頃、黒川あかねが撮影に復帰した。
次の撮影の時に俺が話していた“タイプ”の話の通りにアイの様なオーラを纏っていた事はかなり驚いた。
しかし何故か、タイプの話をしていた時、メンクイと言われ、メムから呆れた様な目で見られた。解せぬ。
「アクアく〜ん、聞いてる?」
そんな事を考えているとゆきの顔が目の前にあった。
「あ、ああ、すまん。考え事をしてた」
「も〜ちゃんと聞いてよ!それで?皆とご飯行くの?」
「ああ。行くよ、家に連絡するから待っててくれ」
「おっけー」
⬛︎⬛︎⬛︎
そんなこんなで俺はまた今ガチメンバーでファミレスに来ている。
「やったぁ〜今日は私の奢りじゃ無いぃ〜」
めむは前回が自分の奢りだったこともあり、各々が払ってくれる事に安心している様だ。
「アクたんはサラダ以外食べないのぉ〜?」
「いやそりゃあ胃が…そっか、いや、ステーキ頼む」
「おっけ〜。頼んどくねぇ〜」
「ああ。ありがとう」
めむとそんなやり取りをしているとあかねが話しかけてきた。
「アクア君、私お腹いっぱいで余っちゃったからこのサラダいる?」
「?あ、ああ、じゃあ貰っておく」
「じゃあ口開けて?」
「いや何でだよ、自分で食べる」
「良いから、あげないよ?」
「俺は食べなくても良いんだがな」
「も〜良いから口開けて!」
「わ、分かったよ……ぁあ〜」
「はい、あ〜ん!どう?」
「うん。まぁ美味しいな」
さすがはみんなのサイ○リヤ
「そう、良かった〜」
一難さってまた一難、俺のステーキが来た。
「ア、アクたん!アクたんのステーキきたよ!ほら!く、口開けて!」
「いや何でだよ、それに関しては意味わかんねえよ」
「良いでしょぉ!もうあかねにも一回やって貰ったんだから一回も2回も変わんないよ!」
「いやそれは変わるだろ…」
「良いから食べてよぉ〜」
メムの目に膜が張られる。
「めむちゃん半泣きはずるいよ!」
あかねが少し声を上げる。そんなに熱くなる事か?
「わ、分かったよ…食べるから」
「やったぁ、はい、あ〜ん」
「あ、ん…うん、美味いな」
「そう?じゃあ気も済んだから普通に食べていいよぉ〜」
そんなやり取りをしていると、前の席に座るゆきが話しかけてきた。
「アクア君、女の子侍らせてるね〜」
これをどう見たらそう見える。
「これが侍らせている様に見えるか?眼科行った方がいいぞ。これは正常な目で見ると餌付けだ」
「いんや〜あっくん、餌付けに見える目こそおかしいと思うよ?」
「ノブユキ、お前まで…」
「客観的に考えてみてよ〜女子高生二人からあーんして貰ってるんだよ?」
女子高生というワードに、なぜか未だ俺のステーキが前に置いてあるその人に目が向く。
「女子高——」
「—なぁ〜にぃ〜?」
いつもよりさらに間伸びしたその声は俺の恐怖心を煽った。それはもう煽りまくった。
「いや、何でもありません」
でもまぁ確かに、二人とも顔良いし、側から見たら侍らせている様にしか見えないのか?
…夜道には気を付けるか…