【推しの子】アイの死なないラブコメ:MEMちょルート 作:×××銀髪美少女エルフちゃん×××
「『B小町』に私が……?あはは…そんな冗談……」
そう言うめむの目は疑いながらも大きい期待と希望を含んでいた。
⬛︎⬛︎⬛︎
苺プロ事務所
「……貴方はスカウトマンとして雇うべきだったのかもね」
打ち上げが終わり数日後、俺とめむは苺プロに来ていた。
あの日の帰り、道中でも色々な事があったが、そこは割愛する。
「その顔だと、何か言わなければいけない事情がありそうね」
考え事をしているとこんな話になっていた。
「年齢、サバ読んでるのでしょう?」
「分かりますか…」
「ええ。貴女骨格からして大分幼く見えるけど、私の目は誤魔化せないわよ?」
「…」
「ふふっ、別に怯えなくて良いわ。個人の子が年齢いくつかサバ読んでるなんてよくあることよ」
「本当ですか?よかったです…」
「で?本当はいくつなの?」
「あの、そのぉ…」
めむがミヤコさんの耳元で話している。
「…」
流石に25は予測してなかったか。顔が引き攣っている。
「ガッツリ盛ったわね!」
「わああぁぁ申し訳ございませんー!」
「公称18だから…なかなかの肝の据わり具合ね…」
「25の自称JKってのもかなりのパワーワードだよな」
「あら?アクアはメムさんの歳知ってたのね」
「まあ、色々あったんだよ。色々」
「そう!私とアクたん、昔会ってたんですよ!」
「そうなの。だから番組始まった時から距離近かったのね…」
そんな話をしていると、外から大きい足音が聞こえて来る。
「アクア〜!!」
バンッ——とドアを開けて飛び込んできたのは——
「アイ?どうしたんだ?」
「アイ!?え!?あのアイ!?」
めむが目を剥いて驚いている。そういえばメムはアイのファンだったか。
「アクア〜お帰り〜!…誰かと付き合ったの〜?私とルビーの事を捨てるの〜?」
そんな涙目で…
「大丈夫。アイが心配する様なことは何も——」
「ジー」
アイがこちらを睨んでくる。てか『じー』って。口で言うのか。そんなアイも可愛…じゃ無くて、
「…番組の形式上付き合う事にはなったが、本気では無い。これは向こうも同意の上だ」
宣戦布告的な事はされたが…
「な、な〜んだ、アクアがどっか行っちゃうのかと思って心配だったんだよ〜」
「あ、あの!」
「あれ、どうしたの?プリンちゃん」
「プ、プリンちゃん!?」
「うん、そう!プリンちゃん!」
「あ、そ、そんな事より!私、アイさんのファンなんです!あの、握手して貰えますか?」
「ん〜?いいよ?はいっ」
「ありがとうございます!」
思ったよりちゃんとファンなんだな。本気で喜んでいる。
「あ、そういえばお二人って何でそんなに仲が良いんですか?もしかして、お付き合いしてるんですか?」
「いや違うぞ」
「そうそう!私とアクアは親k—ムグッ」
今絶対親子って言おうとしただろ。口塞いで正解だったな。
「違うぞ。ただの事務所の先輩後輩だ」
「そ、そうなの?なんか距離近くない?」
「そりゃ産まれた時から近くに居たからな。姉弟の様なものだ」
「むはっ…く、苦しかった…って言うかプリンちゃん、なんでここに居るの?
付き合ったのってプリンちゃんだったの?」
「いや、打ち上げの帰りにアイドル志望だったって話を聞いて、新生B小町にスカウトしたんだ」
「なるほどね〜。でも、何かに悩んでるよね?何に悩んでるの?」
「年齢、サバ読んでてな」
「なるほどね〜、いくつ?3歳くらい?」
「…その倍です」
「盛ったね君!って事は…24?」
「24…でしたよ?春頃までは…」
「つまり25って事じゃん…25でJK名乗って番組出るって…メンタル化け物なの?」
「こ、これには理由があるんですよぅ!」
〜〜かっくかっくしっかじっか〜〜
「—そして今に至ります…、や、やっぱりダメですよね…7つもサバ読んで…バレた時大変ですもんね…25がアイドルなんて…」
「そんな事ないよ!」
そう言い、顔に影を落としためむの手を、唐突に現れたルビーが掴む。
「めむちょだ!可愛い〜!」
「話は聞かせてもらったわ」
「有馬」
「私も年齢でウダウダ言われた側だから、ちょっとだけ気持ちわかる…」
「すごい泣いてるよ?重曹ちゃん。ちょっとじゃ無さそうだけど…」
多種多様な人物が多種多様な反応を見せる場でミヤコさんが口を開く。
「だから私は反対しないわよ。ルビーは?」
「勿論!アイドルやるのに年齢は関係ない!だって、憧れは止められない!」
そう言い、ルビーはメムとの前に立つ。
「ようこそ『B小町』へ!」
めむはルビーに出された腕を出す。
「一応本家にも確認を取るか」
アイの方を向く。
「ん?私?私は全然良いよ?今はSDGsが大事なんだよ?★」
SDGsは関係ないぞ…
「SDGsは何も関係ないわよアイ…」
ミヤコさんも呆れちゃってるよ。
「有馬、ルビーとメムをよろしくな」
「うるさい 気安く話しかけないで」
「…」
「あんたは黒川あかねとヨロシクやってなさいよ。このスケコマシ三太夫が」
ええ…そんな言わなくても良くないか?
「言われなくてもこのグループは私がなんとかする」
——こうして新生B小町にはMEMちょが加入——
———新生『B小町』は正式なスタートを迎えるのでした———
じゅ...受験終わるまで無理かも...ゴメソ