アサリリ世界のモブに転生したので遠目にイノチ感じてようと思ったらチートオリ主(野郎)が乱入してきた件   作:氷華陸佐

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すごいダイジェストで流しているとはいえ、この話でもう二章まで終わったってマですか?
それと今更ですがわたくし舞台が全くの未履修です。アサリリ自体にハマったのが最近だったのに加え、拙作はもともとアニメ版だけの読み切りで終わらせるつもりだったので。ラスバレ編を楽しみにして頂いている方々のため、それと私自身まだネタが浮かぶので書き続けてはおりますが、そろそろ細かい矛盾点が出てきそうで恐怖しております。といいますか正直に申しますと既にオリ主君達を持て余しております。他の作者様方はよくこんなチート持った主人公を取り扱えますね、尊敬致します。
今回当社比で少しシリアス……シリアス? 多めです。書いている時に何度も『この小説に必要かコレ……?』とは思いましたが、筆が動いたという事は必要なのでしょう。
それと次回に関しましてですが、現状原作の次話が百合ケ丘の話になりそうかつどうにも時系列が神庭とエレンスゲ、これからの百合ケ丘で同時になっていそうですので、投稿は原作の三章が終わってからになると思います。またメインストーリー外伝の描写が十行未満が終わったのでそちらは三章と合併させて頂きます。どうかご理解の程をよろしくお願いします。
それでは今回もよろしくお願い致します。



崩壊と立て直し

 

エリアデフェンス、崩壊。

いや知ってたけどね? 流石に阻止はできんよ。都庁のどこまでの人員が黒かもわからんし、一般リリィ一人がいくら騒ぎ立てたところで信じて貰えないどころか最悪犯人扱いされかねんし。

加えて厄介なのが進化するのはグラン・エプレの皆様の方のヒュージなんよな……。まぁ向こうは向こうでチートオリ主が居るし最悪は免れるだろうけども。

あ、進化の阻止は一ミリも期待してないです。一応こっちのオリ主経由でそれとなく釘は刺しておりますが。アレはもう世界の都合とかそういう類のものだと無理やり自分を納得させた。諦めたとも言う。

で案の定、マギ消費の激しい方はいても怪我人は無しと……まぁ、上々か。

ところで便利ですねマギリフレクターって、とりまこれ張っとけばチートすら防げますもんね。なわけねぇだろ仮にそうだとしたらリリィに勝ち目ねぇわどうなってんだ。

もー、ほら男子ー、すーぐにヒュージ逃がすんだからー。あ、私は休憩組でお願いします、このレアスキル燃費クソ悪いんですよ。私マギ保有量も一応上位層に入っとるんですけど、その分レアスキルの特性上消費量もエグくてトントンなんすわ。マギが尽きて、力が出ない……。

んで負け確イベントと。本来このタイミングで撤退提案しようかなと思ってたんですが。

忘れてたーっ! 作戦司令本部から討伐の司令きてるんだったーっ!

まぁ動かないうちに仕留めときたいのは分かるんですがここは一時撤退するべきでは? どのレギオンも疲弊してますし、今なら安全に撤退できるんですよ?

まぁ私がごねて恋花様再びのトラウマにならぬようご司令とあらば黙って従いますが。

あ、二水ちゃん司令部及び周囲のレギオンに戦線の大幅後退を進言しておいてくださいます? 仮に戦闘の途中で孵化してしまった場合、特型ギガント級相手ですと今の距離は大変危のうございますので。

……さってと、駄目元で! 駄目元で行きますかぁ! まぁ私雑魚散らしなんですけどね。

おらヒュージ共この方をどなたと心得える! トップアイドルリリィのひめひめ様やぞ! 高いその頭叩き潰して低くしてくれるわ!

で、分かってたとはいえ。いや、分かってるからこその恐怖。この後エヴォルヴと呼ばれる事になるあのヒュージが咆哮をあげる度に、心臓が締め付けられるような感覚と共に震える身が強ばる。

梨璃ちゃんが発動させたあの時のカリスマ、しかし結末を知ってしまっているが故に私に効果は無い。

ああ、あの禍々しい光は。

誰かを庇う? 結梨ちゃんはオリ主のそばにいるし、他の方は原作で助かるの知ってるから余計な事をしようものならどうなるかわかったものでは無い。

じゃあ逃げる? 間に合わないしそもそも足がすくんで動けな──

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

……知らない天井だ。

体は、動くし五体満足。どうやら生きてはいるらしい。

 

「っ斯波さん! よかった目が覚めたか!」

 

目覚めて初めて見る顔がコイツじゃなきゃ私もよかったが。というか体中がマジ痛い、どう見ても廃墟な天井に硬い床、ここ病院じゃないな。見渡すに元薬局の廃墟か? んで止血だけとはいえ処置はされてるな…………服の中まで。

 

「……すまん。間に合いそうになかったから、手当させてもらった」

 

まぁ最後に立ってたのほぼ平らな場所だったし、衝撃波をもろに食らった私はさぞや盛大に吹っ飛ばされ酷い有様だったことだろう。改めてよく生きてたな私。

 

「……はぁ、手当のためなら仕方ないでしょ、

ありがとう。ていうか見慣れてるんじゃないの? しょっちゅう迫られてるし」

 

おまいこの前亜羅椰ちゃんに湯着で迫られてんの見たんやぞ、今更多少の肌色分見ただけで赤面すんなや誰得だよ。おいコラ咳払いで誤魔化すな。

 

「……それはともかく。もう一つ、謝らせてほしいんだ。すまない、俺が連れてきてしまったから、斯波さんはこんな目に」

 

「そっちについても謝らなくていい。元々あなたが居なければついて行くつもりだったし。こうなる事も覚悟してた……つもりだったんだけどな」

 

ああ駄目だ。気を抜くと、私がこんな目にあったのを目の前のオリ主のせいにしたくなってしまう。

勘違いするなよ私、これは本来自分自身が選んでいた道だ。この件でコイツらを恨むのはお門違いもいいところ。

 

「……なぁ斯波さん。俺はこれから、どう動けばいい?」

 

「もう特にする事は無いんじゃない? あとは梨璃ちゃんがラプラスに覚醒して全員のノインヴェルトして終わりだし。まぁでもどうせならあなたも同時に、今回で覚醒した新しい大技でもお披露目したらいいと思う」

 

「……どうしてそれを?」

 

「教えない、企業秘密」

 

テンプレ過ぎて簡単に予想つくんだわバーカ。

……ところでこれってもしかしなくてもオリ主共の強化イベだったのでは? そう思い至ったのは、エヴォルヴがきたねぇ花火と化した後だった。

だってオリ主共があん時に時間稼ぎしてくれれば、あのまま梨璃ちゃんラプラスに覚醒しててもおかしくなかったもんね。なんで原作通り負けイベだと思ってたんだ私。

……やっぱふざけんな! ちょっとしんみりした私の気持ちを返せ!

そんで半月後。だから普通に温泉入ってくんなよ野郎共ォ! あーあー何も見えないし聞こえない!

それぞれのレギオン全員に迫られるオリ主共なんて知らない知らないアバダケタブラ!

くっそ私はもう出るぞってオイ半裸でこっちに逃げてくんじゃねぇなんでだふざっけんなギャァァァァァ!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

でまぁ、はい。今は1.5章ですねちょっとした梨璃ちゃん成長回。

その間ミリアムちゃんとしれっとついていったオリ主以外は留守番なんですけども。私は無論修行です。

初見だったとはいえかの精鋭揃いの一柳隊が苦戦した特型ヒュージ、2章から当然のようにわんさか出てくるのはもう普通に恐怖以外の何物でもないのよ。

しかもその頃になると単独で撃破が当たり前の世界にいつの間にかなってますから、突然だったとはいえこうして参加するからには手は抜けない。インフレに置いていかれたくないんじゃ!

 

「──せぇいっ!」

 

戦闘用シュミレータールーム。アニメの世界ではそれっぽいものこそあれど、アプリで初めてぽっと出てきたアレ。

原作でもそうだったのかは不明だが、件の特型ヒュージのデータもまた、急ごしらえかつ最初の形態のみだが実装されていた。

サシならまだボコれる。でも問題はここからだ。

 

『撃破確認。数を増やします』

 

現れたのは、五体。本番はこれより多いだろうが、私はこれでも──。

 

「くっ!」

 

『被ダメージが一定量を超過、シュミレーションを一時停止します』

 

特型ヒュージの攻撃が私の土手っ腹を貫き、その瞬間周囲の景色が時間を止めた。押し殺したため息と共にそのまま終了を選べば、どこかの町を模した風景は無機質な壁となる。

……わかってる、わかってるんだよ。本来私はアプリ内で『リリィA』と表記されるような存在だ。

同じクラスで比較しても得意な近接戦闘だって上に汐里ちゃんや壱ちゃん、樟美ちゃん達がいる。射撃は論外だとしても、座学だって閑ちゃんや楓ちゃん、神琳ちゃん達には勝てないし無論実戦の指揮なんて逆立ちしたって無理だ。梨璃ちゃんのようなカリスマ性? 私元フリーランスの現スーパーサブだぞ? 天と地の差があるわ。

そりゃあ私だって一応百合ケ丘生え抜きだしスキラー数値も現在は90でマギ保有量も上位勢には入る。カタログスペックだけ見れば一年生の中でも上澄みではあるのだろうが、実際に舞台に立ってみると嫌でも分かる、それだけではあと一歩足りない。

夢結様や梅様、楓ちゃんのように万能に。それでなければせめて一芸に秀でろ。

無理だわバカタレが、才能も経験も足りなさすぎる。

……まぁでも、方法が無い訳では無い。

 

『シュミレーションを開始します。レギュレーション市街地。タイプ特型、クリオン。数、五。状況、開始』

 

そう! 私は! 私が! 勝つまで! やめない!

才能には努力を、努力には努力を。今までと何も変わらない。相対的に見るから絶望するんだそもそもそんな余裕無いだろ絶対値だけ見てろ。

敵の動きをまずは覚えろ、それも脳でじゃなく体でだ。そこで得たリソースで次は動きを読め、そして組み立てろ。

凡才の私は一から百を組み立てられない、だったら百から一を逆算しろ。そしたらあとは簡単だ、その道筋通りに動けばいい。

それが狂った? 今まで数えた数字をリセットする必要は無い。そいつを細かく割れ。次の数に行けないなら小数点を経由しろ。

弱音を吐いてる暇があるなら血反吐を吐け。上空で一葉ちゃんが歯を光らせつつサムズアップしたのは気のせいだ。

戦場で周りを見れるだけの余裕を持てるようにしなければ……そうしなければ! 戦場の中にも咲く百合の花を、もしくは百合のブーケを! 堪能することなんぞ夢のまた夢だ!

私は寿命でくたばるまで、たとえどこであろうと咲き誇る百合の花を愛で続けるのだ!

 

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東京圏防衛構想会議、ってちょっとなんかかっこいいよね響きと字面が。つい口に出したくなっちゃう。

既に二水ちゃんと紅巴ちゃんが大興奮のご様子ですが、ちょっと私それどころではないんですよね……。

もう、流石に、野郎が増える事は、ないよね? これ以上チート増えるとそろそろ収集つかなくなるよ? 大丈夫?

……よし、いないな。ふぅ。

さぁやってまいりました私立ルドビコ女学院! 前世から知ってる著名リリィの方々に加えて今生で知ったスターリリィの方々が今目の前に! まぁちょっと時系列的にルドビコの皆様方については不謹慎になるので割愛させて頂きます。ガーデンが機能停止したくらいの物事の上に成り立ってる尊い関係性を嬉々長々と語るなんて事は致しませんとも。制服が最推しという事だけ伝えておきます、可愛いよねあのデザイン。

あとはやっぱここも見たかった元船田予備隊の再会の会話! ほあやっべぇまだこの時点では多少の悔恨も残りつつですがそれはそれとして再会を懐かしみ当時と変わらぬやり取りを交わすそのお姿最っ高にてぇてぇですわ。

というわけで会議は終わりまして、全員での訓練ですね。あれ? 鬼ごっこという事は私のレアスキル死んだも同然では? いや私は全然気にしませんけどね? 他のリリィの方々が不公平と思われるんじゃないかなーって。

それでえっとくじ引きですね、六人組らしいですけどまぁ私は誰でもばっちこいです! 私は空気となっておりますので他の五人で神聖なキマシタワーを築いてもろて。ちょっと贅沢を申してもよろしいのでしたら見た事のない組み合わせを希望したいなーって。

……思ってたんですが。どうして私以外野郎なんですか? というかまずどうしてキサマらは参加しているんですか? それとなぜ私達のチームだけ四人なんですか? 私が何をしたってんだ駄目だわ心当たりがありすぎる。

百合てぇてぇ祭りは、チートオリ主共の乱入にて中止となりました。

わー、心強いなー。心強過ぎて私いらない子なので帰ってもいいですか?

というか私これ四方八方どころか全方位から刺されるのでは? 百合ケ丘だけでなくエレンスゲとか神庭の方達にこう、隠し持ったナイフでブスっとみたいな。長期戦になった黒ひげ危機一髪みたいな見た目の愉快なオブジェになるのは嫌だぞ。

あ、私ステルスでその辺隠れてますのでどうぞご自由に暴れ回ってくださ──いや待てよ?

……オリ主君達ぃ、ちょーっと行きたい場所があるんだけどぉ、ついてきてくれない?

よし、首尾よく特型ヒュージ三体に当てれたな。撃破には一ミリも期待していないがこれでまず居住区に近寄られる事もなかろう。

お、梨璃ちゃんチームも来ましたねお疲れ様です。あ、そのスモール級ヒュージ倒すと増えるので注意してくださいね。この場でギガント級になられても困るので完全にネタばらしは出来ませんが。

おっと再びお疲れ様でした。逃げましたね、なにか計画性を感じますがなんででしょうね。知らんけど。

 

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うーん、久しぶりのこの感覚。三人に分身したい。同行して間近に見たいよね。御台場と神庭、エレンスゲとルドビコのそれぞれの共同作業。あのやり取りを実際に目で見てフルボイスで聞きたい。

でも当然分身と記憶を共有するとして、今後を考えると特型ギガント級三体と対峙することになるのは普通に嫌や。ジレンマ。

それと朗報でこの時期梨璃ちゃん少しスランプ気味になるはずだったのですが、大分マシになっております。やはり結梨ちゃん生存が大きいのか。

ネガティブ思考の梨璃ちゃんの尻を容姿なく蹴っ飛ばせるのは結梨ちゃんだけの特権ですな。何故かてぇてぇより先に爽快感がありますのはなんでしょうね。

さてイビルアイ戦。透視力は関係ないです。

ところでマギスフィア奪うだけでしたらアニメ最終回でもやられてましたが、『えっ、コイツも!?』みたいな反応が無いのは少々違和感あります今日この頃。

あれ普通に奪い返せんのかな。梨璃ちゃんの強化されたカリスマかラプラスないと無理かな。

実際にやってみた。梨璃ちゃんとオリ主が。

……無理っぽいですねお疲れ様でした。それとすげぇ今更思ったんだが、オリ主ラプラス使えねぇのかな。仮に使えたとしてもやっぱ梨璃ちゃんが特別なんかな、まぁこいつは次で撃破できるだろうしまた別の機会にでも試してみるか。

ほい、というわけでイビルアイ撃破です。さりげなくオリ主と結梨ちゃんを鶴紗ちゃんの援護に回す事で、ティルフィングが壊れること無くマギスフィアを奪還出来ました。

原作のアルケミートレースもかっこいいけど痛々しいのは可哀想なので仕方ないね。

 





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