アサリリ世界のモブに転生したので遠目にイノチ感じてようと思ったらチートオリ主(野郎)が乱入してきた件   作:氷華陸佐

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 謎ポエムから始まる、リクエストの結梨ちゃん視点、はーじまーりまーす。いやマジでなんですかこれ。いや私が書いたんですけども。
 遅れた理由はすみません、体調崩してましたのと難産すぎました。そもわたくし原作キャラの原作にない台詞を書くだけで自己解釈違い起こしますのに丸々原作キャラ視点とかもう死ぬかと。とはいえ新たな試みとして、良い修行になりました。
 こんなん結梨ちゃんじゃねぇ! と思った方は想像の中でわたくし作者をぶん殴るなり罵詈雑言あびせるなり如何様にもしておいて下さい。
 あと今更ですが、これからは段落付けていきます。今まで読みにくくて申し訳ございません。



幕間 墜ちる筈だった百合の蕾

 

 ──夢を見た。

 わたしが大きなヒュージと戦って、爆発に巻き込まれ、意識だけが海中へと漂う。

 そして、まるで間近に映像を見ているように視界に広がるのは、梨璃が暗い所に閉じ込められて、一柳隊の皆が、百合ケ丘の皆が悲しい顔をしている場面。

 でも、そこには何故か、いるはずなのにいない人が二人。

 一人目は、お父さん。強くて優しい、皆から好かれてるわたしの大切な人。世界を敵にまわしてもキミを守るという言葉を、わたしは一生忘れない。

 二人目は、斯波悠里さんって人。お父さんといる時は悲しい匂いがするのに、いない時はお日様みたいな暖かい匂いがする不思議な人。

 色々な疑問が頭に浮かぶけれど、その瞬間にその夢は内容ごと霧散して、とても悲しい気持ちだけが残る。

 その悲しい気持ちも、微睡みから覚めた時には悪い夢でも見たのだろうという程度にまで落ち着いた。

 さあ今日も頑張ろう、皆から一人前のリリィとして認められる為に。

 

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 この日は、突然現れた沢山のヒュージを倒していた。ここの担当になったのは梨璃とお母さん、そしてお父さんとわたし。

 大きいのはいないけれど小さいのはいっぱいいるから、梨璃もお母さんも疲れてきたみたい。

 ……だから、わたしが頑張らなきゃ!

 

「やぁーっ!」

 

「っ、待ち…さ──結梨! 突出し……危─よ戻り──さい!」

 

「結……ゃん!」

 

「くっ……れが──」

 

 お母さん達の声が聞こえた気がして振り向いてみたけど、いつの間にか後ろにもヒュージがいて囲まれていた。

 複数のヒュージが一斉に飛びかかってきたその時、突然の浮遊感と共に周囲一帯のヒュージが真っ二つになって弾ける。

 

「結梨! 無事か!?」

 

「お父さん! うん! 無事!」

 

 わたしを抱えあげるお父さんを見て思わず笑みが零れるもの、状況に変わりは無い。よく分からないcharm? 武器? で確実に数を減らしていくが、それもあまり芳しくないように思えた。

 しかし更なる爆発音、そこに見えた二人の人影。それが後に共に戦う事になる、叶星と一葉との出会いだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 今日は雨の日で森の中。任務中に連絡がとれなくなったえれんすげのリリィを助けるんだって。

 二水と同じ鷹の目を使ってみたけど、雨で視界が悪いしそもそも木が邪魔で地面が見えなかった。

 だから地道に足で探索するしかなかったんだけど……戦闘音?

 

「……! あっちは梨璃と夢結の管轄だ! 行くぞ結梨!」

 

「うん!」

 

 二水からの通信を聴きながら縮地で走ると、やがてお母さんと梨璃がヒュージと戦っているのが見えた。

 わたしが梨璃を、お父さんがお母さんを援護する事しばらく。戦闘が終わった頃に一柳隊が集合した。

 その後すぐにえれんすげの人達は見つかったけど、その時現れたのは新しい傷が入ったヒュージ。

 救出した人達を梨璃達に預けて、わたしとお父さん、お母さんでヒュージに斬りかかった。でも突然大きなcharmが飛んできて、ヒュージを巻き込んで地面にぶつかる。そして遅れて来た五人のリリィ達が、そのままヒュージを倒してしまった。

 あの人達がこの前助けてくれた一葉のレギオンなんだって。わたしも改めて自己紹介したけど、なんだか不思議な目で見られた気がした。なんだったんだろう。

 あと、特型ヒュージっていうのとも戦ったけど、狭い場所で戦うのは初めてだったから上手くcharmを振れずに逃がしてしまった。

 ……むぅ、次は倒す!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 今日はグリーンフェアの日! この前助けてくれた二人のうちのもう一人、叶星のレギオンが手伝いに来てくれた。

 本当はお父さんのお手伝いをしたかったけど、力仕事ばかりだから駄目だって。

 代わりに灯莉と一緒に看板作りのお絵描きをしてみたけど、全く同じ絵を描くだけじゃ凄いけど駄目らしい。自分なりの工夫ってものをしないといけないんだって、絵を描くって難しいな。

 もうすぐ開催ってところでヒュージが現れたけど、皆で倒した。邪魔された事に怒ってお父さんがいっぱい倒してたから、わたしも頑張ったら褒められた。

 その後グリーンフェアが開催されて、楓に言われてたほんとのお仕事、物販の店員さんも頑張った。お花については天葉から沢山教えてもらっていたから、お客さんにもそれを教えてあげたらお客さんにも褒められた。

 姫歌が楽しそうに歌ってたから、次はわたしもやりたいって言ったら、未来のらいばるって言われた。らいばるって何だろう。

 

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 この前逃がした特型ヒュージを倒す為に、皆できょーかがっしゅくって言うのをやるんだって。

 一葉達は遅れて来るから、まずは叶星達とわたし達だけで行う事になった。お母さん達二年生がお勉強をしている間、わたし達一年生は砂浜で走り込みをする事に。

 お父さんはお友達と、わたし達と訓練する時とは違う、心の底から楽しそうな顔をして本気で戦っている。その姿を見て、少しだけ胸の辺りがチクリと痛んだ。それが何か分からなかったけど……もっと、強くならなきゃ。

 

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 よく分からなかったけど、一葉達は百合ケ丘の中に入っちゃいけないんだって。だからわたし達は山の中にある、ろっじっていう場所で泊まる事になった。

 お父さんとお友達が作ってくれたカレーや焼き魚、山菜のスープにBBQ、食後のすもあはどれも美味しかった。

 

「お父さん、一緒にお風呂入ろ。梨璃はお母さんと入るんだって」

 

「えっ、いやそれは……」

 

「お父さんとお友達二人でしょ、一人余るから一緒に入れる」

 

 お父さんは背が高いから自然にそうなるけど、お父さんはわたしが下から覗き込むのに弱い。二水からは上目遣いって聞いた。

 しばらく鼻の上あたりを指で揉んでいたお父さんだったけど、最後は一緒に入ると言ってくれた。やった。

 順番が来たのでお風呂に向かっていると、そこに悠里がお父さんを呼び止めた。

 

「……ちょっと待って。あなたもしかしなくても、結梨ちゃんと入るつもり?」

 

「あ、ああ……そうだが」

 

「わたしが誘ったからいいの。行こ、お父さん」

 

「えっ、ええ……?」

 

 お父さんの言葉を遮りつつ背中を押し、困惑する悠里を置いてその場を去る。

 悠里はどうしてか分からないけど、お父さんの事が嫌いらしい。こんなに優しくて強いのに、何でだろう。だからわたしもちょっとだけ悠里が嫌い。わたしやリリィにはすごく優しいから、ちょっとだけ。

 そして翌日、いよいよあの特型ヒュージを倒す為の作戦が始まった。

 わたしはサポートチームに、お父さんとそのお友達はノインヴェルトチームに配属された。

 作戦としてはまずサポートチームが索敵と周りのヒュージの掃討を担当し、アタックチームが特型ヒュージの気を引いているうちにノインヴェルトチームに合わせてお父さん達がトドメを刺すんだって。聞いてた内容そのままだから、意味がわからないところもあるけど。

 結果は上手くいって、今度こそ特型ヒュージを倒せた!

 





 そもそも拙作のアンチテーゼネタの一つとして、救済したキャラが大した活躍もなくなんなら原作通りと変わらない扱いのまま、というものがございまして。拙作で結梨ちゃんが不自然なまでに活躍していないのには、そういった理由がございます。
 そんな状態で結梨ちゃんの視点を書いてもそりゃ薄っぺらい内容になるよなと。加えてまともに書こうと思ったらそれこそ短編じゃ収まりきらないわけでして。
 いつも以上にダイジェストなのはそういった事情故です。ユルシテ....ユルシテ...。
 それでは、また次回に。
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