ハリー・ポッターがバグった件   作:怠惰の徒

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日常回。書きたいとこだけ。時系列はちょいちょい無視しているので注意です。



日常……日常か?

■フラッフィーとの会合

 

「やあ、ハリーポッター。待ってたよ」

 

「ドラコ……マルフォイ……!」

 

喧嘩を売られたハリーはマルフォイと決闘するべく立会人のロンと何故か着いてきたハーマイオニーを引き連れ3階の廊下に向かった。なお、妹のドリムは行く行くうるさかったのにぐっすり寝ていて起きなかった。

 

マルフォイの姿を確認するとハリーは自分の武器であるショートソードを抜き出し構える。

 

「へえ、君の武器はショートソードか。取り回しやすく扱いやすい。いい武器選びだ」

 

マルフォイはロングソードを構える。

 

「君こそ、籠手があるから杖が使いにくくなるのにロングソードか。それでも、その汎用性はピカイチ。油断できないね」

 

ロングソードの刃の部分を含めて利用する気だろう。少し長めの刀身は遠心力や鈍器としての利用も想定しているのだろう。

 

「ねえ、何で魔法使いなのに剣を構えてるの?魔法使いなら杖を構えなさいよ!というかそれ刃引きも何もしてないわよね!?危ないわ!」

 

ハーマイオニーが突っ込むが何を言っているのだろうか?これは決闘だから剣を使うのは当たり前だと思うけど。

 

「狭い空間、自分の方が有利だと思っているのかい、ハリー?だとしたら甘いね」

 

「まさか。君の構えで分かったよ。汎用性があるとはいえ流石だね、ドラコ。狭い空間での戦い方を熟知しているように見えるよ」

 

「ねえハーマイオニー、何でこの2人急に久々に会った好敵手みたいになってるの?再開したの数時間ぶりだぜ?名前呼びになってるし」

 

ロンは何を言っているのだろうか。剣で語ろうとしているのだ。それはもう見知った仲だと言っていい。戦友でありライバルなのだ。

 

「じゃあハリー。このコインが落ちたら……グヘぇ」

 

いざ構えると、マリ師匠がいきなり上に現れ、マルフォイを踏みつけ気絶させた。えぇ……?

 

「よっと。まだ決闘は早いと言ったのに。すまないね、まだ2人とも寸止め出来ないだろうから中断させてもらうよ。この子は回収するから君たちも早く帰ったほうがいい。そろそろフィルチが来るから」

 

じゃあまた、と言うと、マリ師匠とマルフォイの姿がスッと消えていく。

 

同時にフィルチの声がした。

 

「まずいよハリー!逃げなきゃ!」

 

「ここのドア開けて……開かない!もう!アロホモラ!」

 

ハーマイオニーがドアを開けてそこに入ると3つの首を持つ大きい犬がスヤスヤと寝ていた。

 

「ヤバイよハリー、ハーマイオニー……!」

 

「静かに。起きたらもっとまずいわ……!」

 

「……っく!今の僕じゃ首2つまでしか落とせなさそうだ……!」

 

「そういう問題……!?というか2つまでなら落とせるの……!?」

 

「ハーマイオニー、君小声で怒鳴るの凄いや」

 

頭が3つある犬はぐっすりと寝てるようだし、ワンチャン行けるか……?

 

「よし分かったハーマイオニー。君が左の首を落とすんだ。僕が真ん中と右とハーマイオニーの首を落とす」

 

「何を分かったの!?そもそもそれ私を斬る意味ないわよね!?」

 

場を和ませようとしたちょっとした冗談なのに。あー、ハーマイオニー。そんなに煩くすると……

 

頭が3つある犬は目を覚ましてこちらを見ていた。しかたない。

 

「ハーマイオニー。作戦通り行くぞ」

 

「「逃げるよ!」」

 

ロンとハーマイオニーに引っ張られて撤退してしまった。むぅ。この怒りはクィディッチで晴らそう。

 

寮に帰ったらハーマイオニーからガチの説教をされた。ついでにマリ師匠に告げ口されて2重に説教された。ぐっすり寝てたドリムにも何で起こさなかったのか怒られた。女子寮に入れるわけないでしょうが……

 

 

 

 

 

■クィディッチ 獅子VS蛇

 

もしもホグワーツに掲示板があったら

(ホグワーツでの雑談を掲示板形式にしただけ)

 

1:名無しのホグワーツ生

おい。レイブンクローとグリフィンドールの試合見たか?

 

2:名無しのホグワーツ生

レイブンクローのシーカー大号泣でしたね……

嫌な事件だった。

 

3:名無しのホグワーツ生

開始15分でレイブンクローの新シーカーの体力を全部削るの酷くない?

そのうえ点取り合戦がレイブンクローに傾いた瞬間にスニッチ取るし

 

4:名無しのホグワーツ生

後から聞いたんだけど、あれ作戦だったらしい。レイブンクローって今チェイサー陣が強いから、シーカーを機能不全にさせて焦らせて、グリフィンドールの有利な展開を作ったんだと。

で、ペースが戻る前にスニッチ取って試合を終わらせるつもりだったらしい。

結果、210対20のスコアで大勝したと。

 

5:名無しのホグワーツ生

なんて酷い作戦なんだ……

 

6:名無しのホグワーツ生

というかマリとかいうヤベーのに弟子入りした結果だろ?

スリザリン生、なんで止めなかったんだ……

 

7:名無しのホグワーツ生

>>6

スリザリン生だがいいか?

 

8:名無しのホグワーツ生

>>7

なんだ?何か言い訳でも?

 

9:名無しのホグワーツ生

>>8

さんをつけろよデコスケ野郎!

 

10:名無しのホグワーツ生

>>9

ええ……こわぁ

 

11:名無しのホグワーツ生

というか、トロールの首を剣で切り落とすような人だぞ。敬意をもって接しろよ

 

12:名無しのホグワーツ生

一時期女子トイレ前が使えなかったのはマリさんがトロールの首切って血まみれにしたせいだぞ

 

13:名無しのホグワーツ生

アイさんもスリザリン寮までの道でトロールの首刎ねて血まみれにしてたぞ

 

14:名無しのホグワーツ生

>>12

>>13

すいませんでした。さん付けします……

 

15:名無しのホグワーツ生

>>4

でもレイブンクローのシーカーそのあとハリーに慰められて抱きついてイチャイチャしてたぞ

 

16:名無しのホグワーツ生

>>15

師匠の人たらしな部分も受け継いじゃったかー。マリさんも話してみるとめちゃくちゃ頼れるし、離れたくなくなるよね。目を惹きつけられるっていうか。

でもハリー君攻略できる気がしない。

 

17:名無しのホグワーツ生

同室の子がハリーって紳士的だしかっこいいよね、って言いだした。どうしよう……

勝ち目無さそうだし、倍率エグイことになってるだろうけど、応援する方がいいのかな?

 

18:名無しのホグワーツ生

>>17

マリさんとアイさんの顔見せてこい。こいつらと戦う気はあるのかと。

 

19:名無しのホグワーツ生

>>18

いやでも、マリさんとアイさん絶対できてるじゃん。どっちかと付き合うとか無理じゃない?

あの甘い空気の中に入れる気がしない。

リインちゃんは娘枠。異論は認める

要するに、ハリーは理想高めになったけど、攻略事態はできる可能性が高いってことだ

 

20:名無しのホグワーツ生

みんなさん付けし始めたよ……一応言っておくけど本人たちは気軽に名前で呼んでねって言ってるからね?

 

>>19

リインちゃんは妹枠派閥です。

 

21:名無しのホグワーツ生

>>18

いや、そもそもマリさん男ですけど……

いや顔の良さは分かるんだけど。

 

22:名無しのホグワーツ生

>>21

こちとら女じゃい。百合の道に目覚めた人間が普通に男と付き合うなら女装できる人間じゃないともう無理なの!悲しい定めを背負っちゃってるの!

 

23:名無しのホグワーツ生

>>23

男だからなんなんだ。むしろそれがいいんだろ!二度お得じゃねーか!

 

24:名無しのホグワーツ生

>>22

>>23

なんかすまん。

 

25:名無しのホグワーツ生

でもあの二人、結構脳筋よ?

「魔法とか使うよりも殴った方が早いよね」

ってトロール倒した時に言ってたらしい。

 

26:名無しのホグワーツ生

話を戻すけど、今のところグリフィンドールとスリザリンがどちらも2勝で優勝候補か。

来週の試合で決まるな。

 

27:名無しのホグワーツ生

グリフィンドールはハッフルパフもボコボコにしてたし、グリフィンドール優勢じゃないかな

 

28:名無しのホグワーツ生

チェイサー陣がグリフィンドールの方が強かったから、ハリーがシーカーを超マークして全然スニッチ探せないようにしてたよね。

結果、320対50とかいう酷いスコアの試合になったな

 

29:名無しのホグワーツ生

【速報】スリザリンチームがマリさんに1週間練習を見てもらうことに【ヤバい】

 

30:名無しのホグワーツ生

>>29

ちょっと待って。それは草生えない。

 

31:名無しのホグワーツ生

>>29

スリザリンも形振り構わずに禁じ手を使ってきたな。

いや、同じ寮だから協力するのは分かるんだけども

 

32:名無しのホグワーツ生

>>29

それは禁止カードでは?

 

33:名無しのホグワーツ生

>>29

週1回で修行?しているハリーでああなったんだぞ!?1週間鍛えてもらうのは反則だろ!

 

34:名無しのホグワーツ生

ハッフルパフ生のわい、高見の見物。楽しみではある。

 

35:名無しのホグワーツ生

まあ、外野からしたら面白そうだし、見ごたえありそうだから楽しみなのは分かる。

でもその分来年から割と厳しくない?ヤバい選手が増えるってことだよ?

 

36:名無しのホグワーツ生

>>35

現実を突きつけるのはやめろ……

 

37:名無しのホグワーツ生

>>35

もうマクゴナガル教授に制限つけてもらうようにお願いするしかないんじゃないかな……

 

38:名無しのホグワーツ生

特訓は1週間までとかそんな感じの制限されそう。

いや、来週の試合によっては話変わってくるけど。

 

 

 

 

初めてハリーポッターがクィディッチの練習をする風景を見て、先輩は理解した。ハリーポッターは紛れもないクィディッチの天才であると。

天性の卓越した飛行技術に加え、スニッチを見逃さない驚異的な動体視力。クィディッチの知識はなくともその2つだけでシーカーというポジションにおいて大きな脅威だった。

 

そんなクィディッチの天才がマリに弟子入りして、少し教わったらどうなるのか?その結果があの蹂躙劇である。

ハッフルパフもレイブンクローもハリーポッターを甘く見すぎていた。あのヤベー奴に教わった天才だ。甘く見た結果、ハリーポッター1人で作戦を崩壊させられ、苦しい展開を強いられた。

 

分析するに、ハリーポッターがマリとの修行で身に着けたのは主に2つだろう

 

1つ目。フィールド全体を見通す鳥のように広い視野を手に入れていた。ゲーム全体の流れを把握し、自チームの状況に応じて行動が取れるようになっていた。故に1人でゲームメイクを行えてしまう。

 

2つ目。フェイント等の所謂小手先の技術。細かいフェイントや相手を抜き去る立ち回りなどがかなり上手くなっていた。ハッフルパフ戦ではそこまでではなかったが、レイブンクロー戦では多数から選ばれた優秀な選手だというのに、相手のシーカーを機能しなくなるまで追い込んだことからも明確に脅威になっていると分かる。

 

さらにマクゴナガル教授がニンバス2000とかいう箒を与えてしまったものだから手の付けようがない。

 

最高性能の箒に乗った努力する天才が試合を決定できるポジションにいる。ということである。

 

 

 

 

……いやこれ本当にどうすればいい?

 

先輩は悩んだ。

ハリーポッターを抑える作戦を色々と考えてはいる。が、どうハリーポッターを抑え込んでもどこかのポジションに穴が開き、作戦が崩壊する。

 

ならばハリーポッターをいっそフリーにするのはどうだろうか。と考えたが、おそらくそれもダメだろう。150点差をつける前にスニッチを取られて終わる。

 

 

 

 

…………うーん。

 

 

 

 

…………

 

 

 

 

……

 

 

 

 

 

もうマリさんに頼もう。

 

 

どうしようもないことを察してしまった先輩は、相手が禁じ手使うならこっちも禁じ手使えば良くない?と気が付いてしまった。

ダフネに寮の部屋から連れてきてもらったマリにスリザリンのクィディッチチーム全員で頼みこみ、1週間の特訓をつけてもらった。

 

 

 

 

 

その日、ホグワーツのクィディッチの闘技場は一番の熱気に包まれていた。

スリザリンとグリフィンドールが優勝をかけて雌雄を決するからでもあるが、それとは別に普段クィディッチを見に来ないマリ、アイ、リイン(とそれを守護しているスネイプ教授)が応援に来ているからである。つまり、マリが特訓したという噂が本当だと全員が理解してしまったのだ。

 

「マリ、クィディッチ観戦するなんて珍しいね。何で見に来たのー?」

 

「いやほら、さすがにチームに特訓してあげたからね。見に来ないのは不義理かなって」

 

「あの……スネイプ教授?杖構えてどうしました……?」

 

「我輩のことは気にしなくて大丈夫ですリイン様」

(クアッフルでもブラッジャーでも選手でも突っ込んで来たら粉砕する)

 

選手は粉砕しちゃダメだと思うが、割と過激なことを考えているスネイプ教授は置いておいて、そんな雑談を楽しんでいる中、選手が入場し始めた。

スリザリンの選手からは異様な威圧感がある。

 

そしていざ試合が始まると、展開はスリザリンに一方的だった。

「「「ジェットストリームアタック!」」」

スリザリンのチェイサー陣が謎の掛け声と共に綺麗なコンビネーションでゴールを奪い続け

「二寸のひらき、まではできなかったが、三寸あれば十分防げる」

先輩はキーパーとして悉く全てのシュートを防ぎ切り、

「マリ師匠に鍛えられたチームなだけはある。動きにくい……!」

「くそっ!シーカーとビーター1人当ててここまで動かれるか!さすが、先輩が天才と称しただけある」

ハリーのシーカーの立場でのゲームメイクを封じた。

 

グリフィンドールが得点を決められないまま130点までスリザリンが得点を延ばす。

そんな時だった。ハリーポッターはスニッチを見つけた。

その動きから、スリザリンのシーカーも瞬時に追随し、スニッチの獲得を防ごうとする。

「0対140!グリフィンドール、これは厳しいか!」

実況の声を少し聞きつつ、ハリーはスニッチめがけて全力で追随する。

(ブラッジャーが邪魔だ……!)

スリザリンのシーカーもビーターもスニッチを掴む最後の一勝負で負けることは理解していた。だからこそ妨害に重きを置いてプレイをしていた。

「0対150!グリフィンドール、このままだとスニッチを取っても同点!かなり厳しいぞ!」

 

スリザリンのシーカーとビーターがミスしたのはここだったのだろう。既に負けはなく、スニッチの位置から取るまでにもう一回得点できるだろう。そう少しだけ油断してしまった。

そして、位置取りからビーターがベストな軌道でハリーにブラッジャーを打てばハリーが少しだけでも避ける必要がある。スリザリンのシーカーがハリーに勝てる道筋が見えてしまっていた。

 

「スリザリン、160点目を決めるか!?」

 

ビーターがブラッジャーをハリーに打ち込む。スリザリンのシーカーが最速で買わせる逃げ道をふさぎ、大きく避けるしかない軌道。避ければスニッチを取れずにスリザリンの勝利。必滅の2択を強いる完璧なコンビネーション。

 

そう思っていた。

 

「「ブラッジャーを踏み台にした!?」」

 

3番目の選択。驚異的な動体視力で右足を犠牲に少しだけ早く飛行して、スニッチをキャッチした。

 

「ゴールが決まり、スリザリン160点目……いや、これは!ハリーポッターが既にスニッチを取っている!判定に入ります!」

 

審判が集まり、記録映像を確認する。

 

「スニッチの方が少しだけ早かった!この試合、150対150でドローになります!」

 

同点だというのに、グリフィンドールのチームメイトはお通夜モードだった。それはそうだろう。ハリー以外ろくに戦えていなかった。ハリーはチームメイトを慰め、一緒に特訓しよう、と敗北を糧にチームが良い方向に行くようにコミュニケーションを取っている。

ハリーはまったく気が付いていないが、アリシアとアンジェリーナの目がハートになっていた。いつか刺される気がするぞハリーポッター。あと箒のって誤魔化してるけど、君ブラッジャーで右足折ってるから早く医務室に行きなさい。

 

スリザリンチームもシーカーとハリーをマークしていたビーターが死ぬほど落ち込んでいた。自分たちのミスだ。いっそ殺せ。と泣いていた。

あまりシーカーの戦いを見れてはいなかったが、あれは相手が優秀すぎたと言わざるを得ない、と先輩に慰められていた。

 

この後、スリザリンチームは合流したマリに褒められ、テンションが上がっていた。グリフィンドールはハリーがパーフェクトコミュニケーションを決めることで持ち直したが、足が折れていることがバレ、アリシアとアンジェリーナにハコベれて医務室送りになった。

 

 

なお、マリが関わった選手の出した結果が結果すぎたため、マクゴナガル教授からマリの特訓に関しての制限が課せられたのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■賢者の石について

 

「調べても出ないよー……ニコラス・フラメルってどいつだよ?」

 

「ロン。図書館だから無駄に喋らないで。追い出されるわよ」

 

「もう食べられないいー……」

 

「兄の僕が言うのもなんだけど、ドリムは頭お花畑だよね……」

 

図書館に来て秒で寝るなよ調べてくれよ。とハリーは思ったが、まあ割といつものことなのであまり気にならなかった。

 

「というか、これマリ師匠に聞いたら分かる気がするけど」

 

「呼んだかい?」

 

「「「……!!」」」

 

危ない。図書館で騒いだらアウトだった。今でも若干マダム・ピンスに睨まれているのに。いや、ドリムのせいだけど

 

「マリ師匠。ちょうどよかった。ニコラス・フラメルって分かります?」

 

「ニコラス・フラメルかい?」

 

「ハリー、ハーマイオニーでも分からないんだぜ?君は師匠を神格化し過g……」

 

ロンがやれやれ、という感じで言う。ロン。君はまだ分かっていない。この人に常識は通用しない。

 

「有名な人だからハーマイオニーも知ってると思ってたけど……ああ、なるほど。調べ方がよくなかったね。魔法じゃなくて、錬金術で著名な人だよ。ダンブルドア校長の友人で、賢者の……」

 

「あーーー!!!そうだったわ!見たことあると思ったら!……あ」

 

ハーマイオニーが思い出したのか声が大きくなってしまい、マダム・ピンスに追い出された。

ハーマイオニー。君、意外とすぐに冷静じゃなくなるね。

 

 

 

 

 

 

 

 

■ライブ

 

「「「「「はいっ!はいっ!はいっ!はいっ!はいはいはいはい!」」」」」

 

アーリア・スネイプは目を覆いたくなった。

目の前で、リインさんを囲ってオタ芸をしている父さん、マリ、アイさん、マルフォイ、ダフネから。でも金縛りされているせいでまったく動かせず、地獄を見続けていた。

 

 

 

発端は魔法薬学の授業で課題が早く終わり、のんびりできるとくつろいでいる時だった。雑談しているとリインさんがアイさんのアイドルのダンスを真似をして、少しだけ踊った。

 

父さんが超反応し許可を出し、マリがステージを作り、アイさんが音楽を準備し、マルフォイとダフネがサイリウムを用意した。魔法薬を早く作り終えた全員が悪乗りした。その結果、教壇がライブステージになり、ライブが始まった。

板書見えなくなったんだがいいのかそれで。スネイプ教授は生徒の見回りをしなくていいのか。

そんなことを思ったが、ライブは開始された。

 

「次の曲、いっくよー!」

 

「「「「「わあああああああ!!!!!」」」」」

 

2曲目に入ってしまった。これ止められるだろうか。

 

「「「「「リイン!リイン!推せ推せリイン!」」」」」

 

「重力反比例火山みたいにヒカルfin 君は知ってんのあたしのbeating heart」

 

これはもうダメかもしれない。

流石に止めないと。と思い父さんにハリセンを

と、動こうとしたらマリが自然な動作で杖をこちらに向け、金縛りの呪文と思われるものを俺にかけた。

 

(何してくれてんのおおおぉ!!)

 

ライブはもう止められない。

 

 

 

 

「「「うーーーーー」」」

 

「「「「「うまだっち!」」」」」

 

「「「うーーーー」」」

 

「「「「「うまぴょい!うまぴょい!」」」」」

 

(何か増えてるしいいい!)

 

いつの間にか曲が変わってるし、マリとアイがライブに参加してるし、クラッブゴイルが観客に増えていた。そうだね。マリのせいでアホではなくなったからね。

 

「うおおぉぉぉぉおおぉぉぉおお!!!」

 

そしてリインさんに個レス貰った父さんが荒ぶってた。(白目)

 

結局、スリザリン生の殆どがライブに参加し、マクゴナガル教授が止めに来るまでライブは続いた。金縛り呪文を受けている俺を見てマクゴナガル教授にめちゃくちゃ慰められた。言わないけど、金縛りの犯人は父さんじゃなくて、マリです。

 





1話にするには全体的に短かったので、小話をまとめて投稿。
B小町の楽曲コードが見つからなかったので、ウマ娘で代用。検索方法が悪いのだろうか……?
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