ハリー・ポッターがバグった件   作:怠惰の徒

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【幕間】それぞれの躍進

映画の反響

 

612:名無しのアイドル

いやこれさぁ

 

613:名無しのアイドル

何でこの人たちアイドルやってるんだろう……

 

614:名無しのアイドル

視線誘導技術もこれでもかって使ってるわ。

なんというか、夢を見ているような感覚だったわ

 

615:名無しのアイドル

ただ撃たれた少年兵を衛生兵が助けるシーンなのに本当に血が出て危篤な状況って感じがして怖かった。

 

616:名無しのアイドル

ガチで撃たれたのかと一瞬思った。

 

617:名無しの理解者

いやこれ、脈拍とか呼吸の仕方がガチで失血仕掛けている人の症状だった。119番通報しかけたよ……

何でそんなことできるの?

 

618:名無しのアイドル

社長はこの才能見逃してたの?

 

619:名無しのアイドル

>>618

アイドル適正も高かったからしょうがない。

マリは深掘りしたらもっといろいろ出てきそうで怖いな。それこそマジシャンの適正ありそうだし。なんかいろいろできそう。

合わせてアイもまだなんか隠してない?アイドルできて役者できるだけでも相当だけどさぁ

 

620:名無しのアイドル

作品の中に入ったんじゃないかって思うくらいのめりこんだわ。

 

621:名無しのアイドル

制作陣へのインタビューで、編集者が3人くらい病んで、日本に来たらしい。

マリに会うために。

 

622:名無しのアイドル

>>621

そして沼に落ちるというね。

 

623:名無しのアイドル

>>621

アイドルやっているとは思えなかっただろうしなぁ

 

624:名無しのアイドル

>>621

後ろにB小町推しのTシャツ来ているスタッフいて笑った。シュールすぎる。

 

625:名無しのアイドル

最後のシーンって監督のアドリブらしいよ。

あれで情緒壊されたんですけど。マリさん手加減って知ってる?

 

626:名無しのアイドル

>>625

いいシーンだっただろ。なにも見えなかったけど。

 

627:名無しのアイドル

>>626

泣いてて見えてないじゃねーか

 

628:名無しのアイドル

本当に死んじゃったように感じたし、なんなら同じ場所にいた気がするし、泣くのはどうしようもない。

 

629:名無しのアイドル

ライブ見返して心落ち着けよう……

 

 

 

 

 

 

 

ニノの受難

 

 

「君にその覚悟はあるのかい?」

 

「売れるためなら、何でもやるっす!」

 

マリはB小町のニノに相談されていた。B小町はアイとマリ以外現状人気が出ていない、B小町はアイとマリだけがすごい、そう世間から言われており、それを覆すにはどうすればいいのかを。

ハリウッドデビューしたやつと比べるのは良くない気もするが。

 

「本当に大丈夫かい?その道(バラドル)は過酷だよ」

 

「どんな道(修行)でも頑張るっす!」

 

すれ違いが発生している気もするが、マリのコネを使った次の撮影についてくることになった。

 

「はーい。今日はB小町の3人で、ここHSJで遊んでもらいます!」

※ハリウッドスタジオジャパン

 

「B小町のアイです!今日はみんなよろしくね!」

 

「B小町のマリです。テーマパークは久しぶりだから楽しんで遊ぼうと思うよ」

 

「B小町のニノっす!今日はマリに連れられて来ました!遊びつくします!」

 

オープニングを撮り終え、アトラクションに向かう。

 

ーーーーーーーーー

 

「あの、バンジージャンプは聞いてないっす。というか何で私だけっすか?HSJにそもそも無」

 

「尺の都合だってさ」

 

「時間無いから早く飛んでだってー。頑張れ☆」

 

「ちょ、私高いところ苦手……押すなっすスタッフ!押す……ああああああああああああ!!!」

 

「「泣いちゃった……」」

 

ーーーーーーーーー

 

「ねえ私高いところ無理って言った直後にジェットコースターは酷いいいいいいいいああああああ!!!」

 

「わー!思ったより速度出るし、景色も綺麗でこれはおすすめだ!」

 

「キャー!楽しー!」

 

ーーーーーーーーー

 

「はあ、そうっすよ。こういうのでいいんすよ」

 

「おや、思ったより刺激があんまりないね?もっと色々」

 

「ねーマリ?これ何の映画もモチーフだっけ?」

 

「ジョー「ぎゃあああああああああああああ!?!?」……ジョーズだね」

 

「ニノうるさーい」

 

「いやいやいやいや!何でそんなに冷静なんすか!?」

 

「そりゃ、原作知ってたらここで来るだろうなって思ってね」

 

「びっくりしたけど、ニノのリアクションが汚くて冷静になっちゃった」

 

ーーーーーーーーー

 

「ふー。楽しかったね」

 

「私の前でよくそんなこと言えたっすね!」

 

「ニノ不憫だったね!」

 

そう締めくくると、カット、と言われる。今日は一泊してから帰る予定だ。

 

「いや、まあ、」

 

「じゃあ、一旦スタジオに戻します!」

 

 

 

 

 

「はい。じゃあ、今回出演者には全く伝えていない寝起きドッキリやりまーす!」

 

女性アナウンサーが元気よく宣言する。

 

「……アイドルもいますけど、事務所の許可は出てるんですか?」

 

仕込み人の芸人が言う。ちなみにこの芸人の相方も今回寝起きドッキリの餌食になるのだが。

 

「これが不思議と出たんですよ。しかもさっき聞いたので、メンバーには一切話言っていないと思います!」

 

「さっきって、どのくらい前よ」

 

「なんと5分前です!あ、ここ編集で5分前にB小町の事務所の社長と私が話したシーン入れてくださいね!今回マジのヤラセなしのドッキリです!アイドル事務所からもOKもらえるとは思わなかったぜ……!果たしてこの映像はお蔵入りにならずに済むのか……!」

 

「いや本当に大丈夫なのか……?」

 

~スタッフ移動中~

 

「はいじゃあまずはトップバッター。B小町のニノさんです」

 

ガチャ

 

「なんというか、アイドルの部屋にこっそり侵入するのって背徳感すごいですねぇ」

 

この番組、レポーターの人選間違えてないだろうか?

 

「寝てますねー」

 

テロップ:本人NG出たので顔にモザイクかけてます。

 

「……いや何してんの?」

 

アナウンサーがもぞもぞとニノが寝ているベッドに入っていく。

 

「起きた瞬間、マイクを向けられてたらドッキリ!」

 

「なんか騒がしいっすね……何がギャアアアアアア

 

盛大に驚き、ベッドの下に落ちるニノ。足だけベッドからカメラに写ってて笑える。アイドルの姿だろうか。

 

「おー全然アイドルっぽくない!」

 

「いやなんすかこれ!?え?カメラ?は?化粧してないんすけど!?」

 

なんというか、かわいそうだった。

 

 

 

 

~企画説明中~

 

「マジで許せないっす。後で社長は殴る。……これ同行しても?」

 

「いいですけど、どうしたんですか?」

 

「私だけ痴態をさらしたのは許せない。あの二人も巻き込むっす……!」

 

「「うわぁ……」」

 

滅茶苦茶私怨でニノがリポーターに参加した。

 

 

 

 

「色々あったけど、今日のメインディッシュの1つめっす!」

 

時刻は午前2時半ごろ。確実に寝ているであろう時間にマリの部屋の前にスタッフがやってきた。

 

「同じグループですけどいいんですか?」

 

「いいんすよ。最悪私みたいに顔面にモザイク張ってもらえればいいんす。さて、音にも結構敏感なので、こっそりと」

 

カチャ

 

「もう、開け方がプロやん」

 

「私実はアイマリのファンだからなー。変なことになっていないといいけど……」

 

「さてさて、どんな無様を見せてくれるっす……か……」

 

ゆっくりとドアを開けるとカーテンを全開にして月明りに照らされた、ベッドに腰かけた後ろ姿のマリがいた。

 

「え?知らされてないはずっすよね?」

 

「っはぁ!尊い……」

 

「画になるなぁ」

 

こちらに気が付いたマリは半分カメラの方に顔を向けると、口に指を当てて静かに、とジェスチャーした。

よく見るとアイがマリの膝で寝ており、マリは頭を撫でている。

月明りに照らされて、少し困ったように微笑むマリは神秘的に見えた。

 

「アイマリはあったんだっ!実在したんだっ!」

 

「小声で叫んどる……え?どうやってんの?」

 

「絶対知ってただろ!扱い違いすぎるっす!」

 

我慢できなくなったニノが大声で文句を言った。

 

「んー……?マリ……?」

 

「ここにいるよー。大丈夫。ドッキリでカメラが来ただけみたい。ニノ、うるさいよ」

 

「酷い!?」

 

 

阿鼻叫喚あったけどネタバラシ。

 

 

「社長も何で引き受けたかなー?私の寝顔大丈夫だった?」

 

「いつも通り可愛かったよ」

 

膝枕したままイチャイチャし始める2人。それを見て両手を上にあげてガッツポーズするアナウンサー。心なしかアイはぽわぽわと寝ぼけている感じがする。

 

「っていうか2人とも知ってんっすね。化粧までしてるとか」

 

「?何言ってるのニノ。普通寝る前に化粧は落とすでしょ」

 

「は?」

 

唖然とするニノ。

 

「え、じゃあ化粧してないんすか?」

 

「マリも私もすっぴんだね。いやー恥ずかしいなっ!」

 

沈黙する全員。この世の理不尽を全て見尽くしたような絶望した顔をするニノ。

 

テロップ:事務所OKが出たのでモザイクはつけていません。

 

「え、ガチっすか?」

 

「そうだね。僕もスキンケアをお風呂上がりにしたけど、それくらいかな?」

 

夢魔の血のおかげで、マリはスキンケア等の諸々は不要だが、アイのために色々と風呂上りや寝る前にケアをしているのだ。そうしないとアイがやらないから。

 

「あの、使ってるスキンケアの商品、何をどう使っているか教えてもらえたりできます?」

 

「いいよー。えーっと■■■■(ピーーー)社の「アイ、ストップ。商品名はまずいから後でにしよう?あ、あとここ編集しておいてくださいね」……そうだった。ごめんごめん」

 

んんっ!とアイが伸びをして、マリの膝に倒れこむ。

 

「アイが眠そうだからまた明日でも大丈夫かな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい扱いの差ぁ!」

 

「妥当だろ」

 

事務所で社長とアイとマリでオンエアされた番組を確認していた。社長は右の頬に湿布を貼っている。ニノが殴ったせいである。

そしてオンエアされた番組を見てニノはキレていた。机を叩いている。なんだモザイク系アイドルって、バラドルじゃねーか。

 

「というかマリ分かってて連れてったんすか!?」

 

事務所でマリに怒りに行くニノ。

 

「まあ、あのプロデューサーならどっかで何かを仕掛けてくるとは思ってたけど、まさかガチの寝起きドッキリになるとは思わなかったよ」

 

「これじゃあアイドルはアイドルでもバラドルっすよ!」

 

「え?」

 

「……ん?」

 

どちらも困惑していた。そしてすれ違いに気が付くニノ。

 

「あれ?僕に相談してたじゃない。このままだと売れる気がしない。どうにか人気を出したいって」

 

「言ったっすね」

 

「過酷だし、覚悟はあるのか聞いたよね?」

 

「即OK出したっすね」

 

「正直ニノは今の路線のままで売れるわけないじゃない?」

 

「……言いたいことはあるけど、まあそうっすね。だから相談したわけですし」

 

「うん。だからニノが一番生映えそうなバラエティに連れてったんだけど、まさか寝起きドッキリをするとは思わなかったよー」

 

そのせいでニノはキスとか以外ほぼNG無しと思われている節がある。というかこの番組でそうなった。ある意味引っ張りだこになること確定である。

そこそこ可愛いルックスとなんやかんやイジれる愛嬌のあるキャラ。やる時はやる度胸。一線を超えないようにする立ち回り。使いやすいことこの上ない。

 

「君の天職だと思うよ」

 

「待って……じゃあその道は過酷て言ったのは……」

 

「バラドルの事だね」

 

ストーン。と綺麗に膝から崩れ落ちるニノ。

 

「お手本になるような崩れ落ち方したわね……」「ミヤコさん!しっ!さすがにかわいそうだよ」

 

外野の聖母と一番星が何かを言っているが、ニノには聞こえていなかった。

 

「あー……道を示した手前あれだけど……嫌ならその路線に入らないようにしようか?」

 

「……うー……うーーーっ……!やるっす。正直手ごたえは感じているんっすよ」

 

撮影後、いくつかの番組からゲスト出演はどうかと声をかけられていた。アイとマリとセットではなく個別で来ないか、とも。

オンエアされた以上、さらに声がかかる事もあるだろう。

 

「毒を喰らわば皿までっす。こうなりゃバラドルでトップ取ってやるっすよ!いつまでもダブルセンターで居られると思うなっす!」

 




この話の仮の映画のタイトルを決めて、ほぼ書き終わった後に「西部戦線異常なし」という映画を知った。パロっているわけでもなく、中身を見たこともないです。
でも中身同じようなストーリーだったら映画見てみようかな……?知ってる人居たら教えてもらえると嬉しいです。

ニノが最新話で出てきましたね。でもこっちのニノは毒されてバラドル路線にしか行きません。闇落ちしない。君はギャグキャラなんだ。
他のB小町初期メンバーはどんな性格なのだろうか。そしてだんだんカミキヒカルが本当に犯人か不安になってきた。一番星のスピカはこれから読むのでほかのメンバー


そういえば書いてなかったので2巻あとがき

2巻はリイン回でした。分霊箱で最初に作った日記だけ扱い雑だったので、こういう事もあるかな、と思って設定を考えてみました。分霊した時点で生徒だったトムだからこそ原作でも倒せたのでは、とか、その設定で人が死なないのは無理だろ、とか、分霊箱の中でトムだけ割とちゃんと人っぽい形しているな、とかを納得する形に再構築してみました。ちゃんとできたかは怪しい。

ヴォルデモートに関してはダンブルドア校長が完全にやらかした結果だと思っています。もう少し真っ当に育てていれば、いろいろな悲劇はなかったのではないだろうか?

今回もいろいろ新しく試してみました。フォントとかそのあたりを使って表現したけどどうだっただろうか。
1巻よりは心理描写とかはレベルあげられたと思うのですが、やっぱりまだまだですね。もう少し上手く描きたいものです。

ちなみにですが、この巻からマリはハリーにいろいろ仕込むのを止めています。1巻ではマーリンに近かったため、誰が手をかけていようとどうでもよく、最初に手を出したアイとリインだけが少し優先順位が高く、それ以外は魔法生物とか含めてすべて同じに見えています。なのですが、自我を取り戻し、やったことを考えると正直結構反省した。育てている人を横から搔っ攫うとか駄目じゃない?と。その負い目もあり、ダンブルドア校長が苦手になってます。



次から3巻ですが、なんとなくの構想しか決まっておらず、ちょっと完了までに時間かかると思います。
4巻のやることは決まっているのになんだこれ……
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