やはり俺が現実でゲームするのはまちがっている。   作:嗚呼津

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今回シノン出ません……


5話 カガナントカ・サムライロード

 カガナントカ・サムライロードは初手からプレイヤーの方へ走り出し、ボスの行動パターンも把握してないくせに突っ込んでいく、バカで命知らずなプレイヤーを薙ぎ払って大暴れする。

 ありがとうな、君たちみたいなプレイヤーがいてくれるからボスの行動パターンを読み取れて後々俺が戦いやすくなる。ぜひともこれからもそのスタンスを保ってくれよ。

 

 早速ボスの行動を見ているが、さすがSAOボス。刀を振るたびにえげつないほどの風圧が巻き起こる。だが、大丈夫!こっちにはSAO攻略組が控えているから!!

 

 そう思って攻略組筆頭であろうキリトを見るが、剣を握りしめてなんだが暗い表情をしてらっしゃる。

 なんだよ、このユナが歌ってくれてる中どこに不満があるんだ、なに、もしかしてユナが嫌いなの?

 

 俺がそうやってキリトに対して落胆していると、視界の隅っこでカガナントカ・サムライロードに壁際まで追い込まれているプレイヤーが目に入る。

 

「ちょっとタンマっ⋯⋯!タンマ!!う、うわああああぁあぁぁ!」

 

 何やってんだアイツ。ボスにタンマなんか叫びやがって、なかなかこんな恥ずかしい奴いねえぞ。

 ⋯⋯しゃあねえ。

 

「───フッ!!」

 

 俺はそんな恥ずかしい奴を見てられず、そいつの方に全力で移動しカガナントカ・サムライロードの刀に対し自分の剣を思いっきり振り上げパリイする。

 

「あ、ありがとう!助かった!⋯⋯8位!?⋯⋯す、すげえ」

 

 ⋯⋯感謝なんかいいから早く立ち上がってこっからどいてどいてくれませんかね。ランキングとかもっとどうでもいいから。

 いやマジで、アナタが立ち上がらない限り俺はアナタを守らないといけないからボスを壁際から移動させるための攻撃ができないんですが⋯⋯。

 

「⋯⋯ったく。おい、そんなのはいいから早く立ち上がれ。ボスを移動させるのに邪魔だ」

「⋯⋯あ、ああ!悪い!」

 

 そう言ってやっとどいてってくれる恥ずかしプレイヤー。

 ⋯⋯そうか、集団戦未経験だったんだろうが⋯⋯こんなめんどくさいこと起きるのか。いつもボスイベントに集まってくれてたやつらってこう考えると意外と優秀だったのか。

 

 何はともあれ、やっとこれで集中できる。

 

「オ⋯⋯ラァアッ!」

 

 パリイしたまま空気を読んでくれてていたのか、威嚇したまま止まってくれていたカガナントカ・サムライロードにまず剣を突き刺してそれから横に薙ぎ払う。

 

 並大抵のボスならこのまま長時間怯むか、ぶっ倒れてくれていて攻撃に繋げられるのだが、さすがは人殺しゲームであるSAOのボス。

 そこまで怯んでもくれず、思い通りにボスをこの場から移動することも出来ない。

 

「───チッ、フロアボスだからって⋯⋯オーディナル・スケール舐めてんじゃねえよ。特に8位──なッ!」

 

 力を溜めて、クロスを描くように2連撃を放つ。そして今度はVを描くようにまた2連撃を叩き込む。

 そこからもう一発、サムライへの対抗心とちょっとの思い通りにならなかった怒りも込めて渾身の袈裟斬りを放つ。

 

 その攻撃を受けてさすがにカガナントカ・サムライロードもノックバックして大きく後ろに下がり、目的の壁際から移動させることを達成する。

 

「ふぅ。⋯⋯意外と通用するもんだな。リアルの肉体でも」

 

 俺は、まだ攻撃のダメージがあるのか痛みに悶えるような仕草をしているカガナントカ・サムライロードの前で堂々と一息する。

 いや攻撃しろって?⋯⋯大丈夫だろ。

 ⋯⋯だって、アイツがボスがこうなってるのに何もしないわけないからな。

 

 

 ────バァンッ!!

 

 

 アイツが───シノンが待機しているであろう場所と、俺が戦っているこの場所との距離を考えると、聞こえないであろうはずの弾丸が発砲された音が聞こえた⋯⋯ような気がした。

 俺はその直感を頼りにまた剣を構えなおす。⋯⋯今度は一文字に切り裂けるように。

 

 すると、感じたモノは気のせいではなく、カガナントカ・サムライロードの後頭部にシノンが発射した銃弾が当たる。

 悶えていたところに追い打ちをかけられたことになるカガナントカ・サムライロードは、連続コンボに耐えられず前に、⋯⋯つまり剣を構えている俺に向かって倒れこんでくる。

 

 俺は思わず、ニヤリと口角を上げてしまう。

 ここまで思い通りになるとか、すごすぎだろ。さすがに笑えてくるわ。

 ⋯⋯ここまでシノンに信頼しきってる俺も俺だけど、答えてくれるシノンもシノンなんだよなあ⋯⋯。

 

「───倒れようとしてるとこ悪いけど、まだコンボは終わらないだよな」

 

 そう言って俺は、構えていた剣を真一文字に振り切る。

 その軌道上にいたカガナントカ・サムライロードは、さっき俺に食らった一発よりもさらに大きく後ろに吹っ飛んでいく。

 

 吹っ飛ばされて、俺と強制的に距離を取ることができたカガナントカ・サムライロードは、今度こそコンボから脱することができて気持ちよさそうに地面に倒れこむ。ぐっすりお休みしろよ。

 

 ⋯⋯⋯⋯いやガチで全然起きねえな。まさか本当に寝てるわけじゃねえよな?

 ⋯⋯なに?カガナントカ・サムライロードは俺にダメージを与えられすぎてショックで起きてこれないようになってしまった、とかそんな感じ?すまんね、俺はお前に大きなトラウマを刻み込んでしまったらしい。

 

 俺がそうやってカガナントカ・サムライロードに謝意を持っていると、そのカガナントカ・サムライロードに向かって無数の弾丸が飛んでくる。

 

 き、鬼畜!起き上がれないボスに向かって群がって弾を打ち込むとか、人の心が無いのか!!⋯⋯ま、倒れこませたの俺なんだけどね。ウケる。⋯⋯いやウケねえか。

 

 銃弾が無慈悲に打ち込まれている。しかしやはりOSの銃ではそこまで満足なダメージは与えられないのか、うっとうしそうに唸りをあげながら俺からのダメージから立ち直ったらしいカガナントカ・サムライロードは地面に右手をつき、それと同時に左腕に巻き付けていた真っ白い蛇のようなものを、左腕を銃弾の出どころである高台の方向に向けて体を起き上がらせながら射出する。

 

 おい、サムライの見た目しといて謎の遠距離攻撃してくんなよ。どういう発想で「サムライに手に巻き付けてた蛇みたいなのを射出して遠距離攻撃もできるようにしよう」ってなるんだよ、納得できねえ。

 ⋯⋯しかも攻撃に当たったプレイヤー見るとガンナーとはいえワンパンで死んでるし。凶悪過ぎない?どうなってるの茅場さん。SAOのゲームバランスは大丈夫だったのん?

 

そして、その攻撃はガンナーが陣取っていた建物をいくつかぶっ壊しながら伝っていき、ちょうどSAO攻略組がいたところにムチのように打ち付けられる。

 

 さすがにこの攻撃は、うまくキリト、アスナと風林火山に分かれて避けるが、蛇はさらにうねり、ダメージを与えようとしたため走って距離を取るキリトとアスナ。

 

「おーい!HPゼロでペナルティだぞー!!」

「分かってるよ!!」

 

 風林火山のリーダー⋯⋯名前は確か⋯⋯思い出した、クラインだ。クラインが走る二人に向かって忠告を投げて、キリトがそれに叫んで返事をする。

 そうそう、ペナルティあるんだよなあ⋯⋯。

 ゲームに慣れてなかったときはどんだけペナルティに苦しめられたか⋯⋯。ランキングやっと三桁になったと思ったら大規模なボス戦に負けて3000位くらいまで落とされてしまったときはさすがにこのゲームやめようかと思った。

 今じゃ調整されてそこまで理不尽に下がるようなデカい変動はなくなったらしいが。⋯⋯おーーい?俺ずっとランキング8位から動かないんですけど?変動調整しすぎてバグった?こんだけ頑張っててランキングが変わることが皆無ってどゆことなのん?

 

 すると、どーでもいいことを考えながらSAO攻略組をぼーっと見ていた俺の方にいきなり蛇が飛んでくる。

 どうやら距離を取られたキリトとアスナは諦めて突っ立ていた俺にタゲを向けたらしい。

 

「ちょっ、いきなりかよ。───ヨッ!」

 

 本当にいきなりだったから避けれるか心配だったが、一応見切って避ける。

 なんで俺なんですかね⋯⋯カガナントカ・サムライロードさん⋯⋯。もっと周り見よ?いっぱい俺以外にプレイヤーいるよ?⋯⋯ムカつくな。

 

 イラつきを混ぜて、避けた流れでそのまま蛇を切りつける。

 本体にダメージが入るのかは分からないがまあいい。ストレス発散だ。⋯⋯あ、そゆことね。

 なんでお前が俺をわざわざ狙ったのか分かったわ。

 カガナントカ・サムライロード、⋯⋯お前、さっき俺にボコられてムカついたから俺狙ったな?

 なんともまあ、茅場に優秀なAIを搭載されたようで⋯⋯。いや偶然かもしれんけどそうとしか考えられん。

 

「いよっしゃー!俺らがボーナス頂きだあー!!」

「おおぉー!!」

 

 俺が執拗にカガナントカ・サムライロードの蛇に狙われて攻撃されていると、そこにやっと今日待望のSAO攻略組のギルド風林火山が攻撃のために行動を起こす。

 

 それに気づいたカガナントカ・サムライロードは、すぐさま蛇を左腕に巻き付け刀を両手に持ち替えて今日一番の力が入ってんじゃないかと思う動作で振り下ろす。

 

「もらったあ⋯⋯!!」

「ナイスタンクー!!」

 

 それを風林火山のタンクが1人で受けてカガナントカ・サムライロードの刀をぴったし止める。

 それに合わせて刀を持ったクラインと両手剣を持ったもう一人が攻撃を与える。

 

「いや、普通にすげえな。さすがSAO攻略組って事か」

 

 普通、あのレベルの攻撃を盾で食らったら衝撃で後ずさりしてしまうか盾越しでも大きなダメージを食らってしまうハズだが⋯⋯。

 おそらくステータス以前に盾での攻撃の受け方がうまいのだろう。

 

「たーいひッ!!」

 

 攻撃をもらってカガナントカ・サムライロードのタゲがクラインともう一人に向いたことで走って逃げる二人。しかし追いつかれカガナントカ・サムライロードが二人に向かって剣を振り下ろす。

 

 そこにすぐさま横からメイスを持ったタンクが入り、カガナントカ・サムライロードの攻撃を防いだ後、メイスで攻撃し押し返す。

 そしてまだ連携は続き、風林火山のメンバー6人のうち最後の2人のアタッカーが押し返されたカガナントカ・サムライロードに同時に攻撃を仕掛け、吹っ飛ばして壁に激突させる。

 

 ⋯⋯本当に連携が出来ている。

 完全なる身内ギルドであるがゆえの信頼からくる連携。そして個々の立ち回りをしっかり理解して要所要所でトップランカー並みに活躍するメンバーのポテンシャル。

 そして、それを完璧に達成するためにメンバーの士気を上げ、行動できるようにする精神面でも戦略面でも一流のリーダーであるクライン。

 

 おそらく、今OSに存在しているギルドでここまで完成された連携で、互いに楽しんで、信頼してプレイできるところはないだろう。

 

 すると、風林火山と戦っていたカガナントカ・サムライロードがいきなりタゲを外し、違う誰かに向ける。

 そしてその新たにタゲを向けた方向に蛇を射出する。

 

 狙われた可哀そうな奴は誰かなーと思って蛇によって巻き上げられた砂埃の中を見てみると、なんとキリトだった。

 

「タゲられてるぞー!」

 

 クラインからが忠告を投げたところで、砂埃が晴れ、キリトの顔が鮮明に見えるようになる。

 キリトは、やる気を出したガチのゲーマーの顔をしていた。

 

 「お、やっと英雄キリトの出番?」

 

 そう、何か雰囲気の変わったキリトを見て俺がワクワクしていると、キリトが攻撃を避けてかがんだままの状態から一気に足のバネを使って走りだす。

 

 その走りはさすがはSAO解放の英雄といったところ、体の使い方を知っているのだろう、一般人にはなかなか真似できない初速からの加速があった。

 

 これは俺も行った方がいいかな?

 ⋯⋯いや、さすがにキリトとはいえ一人だとね、ボスの攻撃捌ききれないかもしれないじゃん?そこに俺が行って適度に攻撃捌いたらキリトも自由に攻撃できると思うんだ。ほら、俺一応8位だから邪魔にはならないって。ダイジョブダイジョブ。

 

 いや、ちょっとキリトと一緒に戦ってみたいとかじゃないよ?ホンドだよ?

 まあ、何はともあれボスに向かって走らないとね!始まらないよね!

 

 そう自分の好奇心やらなんやらに勝てず、ワクワクした気持ちでカガナントカ・サムライロードに向かって走っていた時だった。

 

「────ガッ!? おあっ!?イッテ!!?」

 

 転けたのだ、盛大に。そりゃもうこんな転け方は人生で片手で数えられるほどくらいしかないんじゃないかなーと思うくらい盛大に。

 あ、俺のことじゃないよ?⋯⋯えっと、その⋯⋯、非常に言いにくいだけど、俺がワクワクしながら期待してたキリトの方な?

 

 ⋯⋯え、ちょっとキリトさん何段差ごときで躓いて盛大に転けてるんですかねえ⋯⋯。

 

 ⋯⋯で、なんで都合よくカガナントカ・サムライロードの目の前で止まってるんですかねえ⋯⋯!? 

 俺がボスに向かって走ってて一番近いから俺が助けなきゃいけなくなるじゃん。

 

 そして、予想通り間抜けをさらしたキリトに向かってカガナントカ・サムライロードが刀を振り落とす。

 

 しゃあねえな。

 

「────ハアッ!!」

 

 俺は剣をカガナントカ・サムライロードとは逆に、剣を振り上げてパリイする。

 ⋯⋯あれ?デジャヴ?俺この行動なんかさっきもやった気がするんだけど。⋯⋯気にしたら負けか。

 

「悪い!!助かった!!」

 

 キリトが倒れたまま俺に礼を言ってくる。

 

「いいから早く立て。まだ戦う気あるんだろ、いったん退がって立て直すぞ」

「あ、ああ!!」

 

 俺に言われて急いで立って走って退がっていくキリト。

 それに俺も連撃をカガナントカ・サムライロードに思いっきり放ち怯ませたあと、走ってついていく。

 

 やっぱさっきもこんな感じでプレイヤー助けた気がするな⋯⋯。おかしいな?焼き増し?

 

「やっぱ、動きにくいな」

 

 走りながらつぶやくキリト。

 いや⋯⋯うん、そうね。⋯⋯俺ね、知ってんだよ。

 ここまでの奴はなかなかないけど似たような現場は割とオーディナル・スケールやってると出くわすんだよ。⋯⋯そうなるのはどんな奴だと思う?

 ⋯⋯大体な、ALOから流れてきたプレイヤーな。

 あーゆー奴らはフルダイブVRゲームでできたことをリアルのオーディナル・スケールでもできると思って行動に起こしてことごとくな、足がもつれたりして転けたりすんだよ。

 

 ⋯⋯さっきのキリトみたいにな。

 もう特定がたやすいこと。まんまそれだったよ?キリトさん?

 

「ただの運動不足でしょ?」

「これからだよ!」

 

 アスナに原因をズバッと言われるがまだ威勢のいいキリト。

 さっき俺が言ったことと矛盾しちゃうけどさ、やっぱキリトさん今回のイベントはもうおとなしくしてたら?ほら、ケガしてからじゃ遅いからさ。

 

「ラストアタック頂きーー!!」

「え?」

 

 するとトラをアバターにしているプレイヤーが漁夫の利を得ようとロケットランチャーを構えて、撃つ。

 

 しかし、カガナントカ・サムライロードはそれを見切って、首を傾けるという最小限の動きで避ける。

 

 おい、狙うならせっかくのロケランだから頭じゃなくて胴体狙えよ。ロケランはOSに於いてはほぼほぼどこに当たってもダメージ変わんねえんだからさあ⋯⋯。

 

「⋯⋯やべ」

 

 おいテメエ狙い外すのはまだいいんだが流れ弾がユナに当たりそうじゃねえか。あとでぜってえぶっ殺す。そして位置的にしょうがないとはいえユナを助けるために何もできない自分も後でぶっ殺す。

 

 俺がユナに砲弾が当たってしまうことに絶望していると、一人のプレイヤーが横から跳んで出てくる。

 何するんだと思ってると、そのプレイヤーは剣で砲弾を弾く、そしてその弾かれた砲弾はキレイにカガナントカ・サムライロードに向かっていき、当たって爆発する。

 

 マジか。どんな動体視力してんだよ。ヤバすぎるだろ。⋯⋯てかナイス!!ユナを助けてくれてマジありがとう!!

 

 そう、尊敬の念を抱いてその救世主プレイヤーに目を向けると、なんとランキングが2位だった。

 ⋯⋯お前か、ガチ勢は。きっとずっとこのゲームやってんだろうな⋯⋯。

 

「すっげえ⋯⋯」

「ランク2位⋯⋯!?」

 

 トラとアスナがそのランキングに驚く。⋯⋯いやアスナさん、さっきあなたの夫っていうか彼氏助けた俺8位なんですが?最初の方とかも俺活躍してたと思うんだけど?⋯⋯俺に対しての驚きは⋯⋯?

 

 そんなちょっとした愚痴を考えていると、カガナントカ・サムライロードが起き上がって体力が最終段階になったことで凶暴になり、2本目の刀を持ち二刀流になる。⋯⋯アレ?二刀流?こっちがもしかしてキリトだった?

 

「大技が来るぞ!タンクの奴ら付いて来い!!」

 

 すると2位の人が指示を出しながらボスに突っ込んでいく。

 それに対抗してカガナントカ・サムライロードは刀を振って斬撃を飛ばす。⋯⋯なにその技、海賊漫画から覚えた?

 

 しかし、その斬撃を易々と避けた2位の人はカガナントカ・サムライロードに重い一撃を食らわす。

 

「おお!やるじゃん!!───おっしゃー!!」

「よーし、私も!」

 

 それにやる気を出した風林火山とアスナが攻撃に加わり、残り一押しになった。

 

 そして、そこに2位の人がカガナントカ・サムライロードを崩す連撃を放ち、膝立ちにさせる。

 

「よーし!」

 

 そこにラストアタックを与えるためにアスナがカガナントカ・サムライロードへ走り出す。

 

 そして胴体を貫通させる一突きでやっとカガナントカ・サムライロードがどことなく一般のボスよりも大きい花火を開かせて、収束する。

 そして勝利を祝うファンファーレが流れる。

 

「オオォォオォォ!」

 

 しばらくすると、そのファンファーレで勝利の実感を味わったプレイヤーに喜びが広がる。

 

「ふう、やっと終わったか。10分しかなかったはずなのにいつもより長く感じたな」

「ボスモンスター攻略、おめでとー!ポイント、サービスしといたよ!」

 

 俺が今回のことについて振り返っていると、ユナが話し出す。

 ⋯⋯ポイント⋯⋯?お?やっとランキング上がる?期待していい?

 

「今回、一番頑張った人にご褒美をあげるね!」

 

 そういってユナが上から降りてきて、ほぼ予備動作なくアスナの頬にキスをする。

 そのいきなりの行動に彼氏であるキリトと、クラインが驚いた顔をする。

 

「今日のMVPはあなた!あめでとー!」

 

 そう言った後、アスナの頭上にポイントが付与されたエフェクトが表示される。

 てかMVPなの?ラストアタックじゃなくて?⋯⋯MVPなら風林火山とか2位の人が妥当では?

 やっぱ人は選ぶということか。⋯⋯いや、当たり前だよな、さすがにAIとはいえ世間体は気にしないといけないということだろう。

 俺も最初の方頑張ったと思うけどな⋯⋯、最後の方なんもできなかったけど。

 

「はあ⋯⋯、つっかれた。⋯⋯シノンと合流しよ」

 

 早くシノンと合流してバイクで送ってって帰って寝よ。⋯⋯てか最後までカガナントカ・サムライロードのナントカの部分わかんなかったな。

作者はなんかあらすじ考えるの苦手で、この作品を書き始めた当初にテキトーに考えたあらすじを今も使ってるんですが、いかんせん雑すぎるというか、心残りがあるので質問です。   あらすじを変えるべき?

  • 変えるべき
  • そのままで
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