一年生の教室で、一年生達は夏油親子に引き合わされていた。
「ということで、僕の息子の五条 喰空と親友兼愛人の夏油 傑だよ。紹介しとくね。二人とも呪霊操術の使い手。後、傑のお腹には二人目いるから気をつけてね。それと、美々子と菜々子。傑が預かってた子供で、来年から入学する事になったからよろしく」
「あのー、男に見えますが……」
「うん、その辺は傑がどうにかした」
「どうにかってどうやったんだよ」
「明太子!」
「喰空も六眼なんだろ。で、無限も使える」
真希がつまらなそうに言う。
「ジジイが呪霊使ってるんなら貸せだとさ。で、そういう術式だとしたら、やっぱり貸せだとさ」
「夏油様を孕み袋扱いするな!」
「夏油様が身籠りの個性を持って生まれたのは夏油様のせいじゃない!」
「それはダメかなー、もう次の子の予約も入れてるし」
「あはは。私も嫌かな……」
そこで、喰空が空気を変えるべく前に出る。
「喰空です。よろしくお願いします!」
「今は僕ととにかく手駒を増やしてるんだよね。で、皆には傑の手駒を増やすのを手伝って欲しいかな。身重で一人で行動させるのは不安だし、監視の意味合いもある」
「私は一人でも大丈夫なんだけどね」
「公私混同ー」
「しゃけ!」
次は七海である。
「七海、この子、僕の子供の喰空。術式は僕と傑のハイブリッドね! 後、美々子と菜々子。術式はカメラで撮った状態を上書きしたり、吊るしたり」
頭を抑える七海である。
「喰空君は何歳ですか。いえ、予想はつきます9歳ですね」
「そー!」
「学生で何やってんですか……どうやって作ったんですか……」
「七海さん、五条喰空って言います。よろしくお願いします!」
「いいご挨拶ですね。私は七海です。で、何級ですか」
「余裕を持って二級術師スタートかな。僕より強くなるかも」
「余裕を持ってですか……末恐ろしいですね」
「俺、オールマイトみたいに強くなるのを目指すんだ」
「夏油さんが言ってましたね。尊敬するヒーローはオールマイトだって。マイナーな番組だとか。以前調べても見つかりませんでしたが……ご当地ヒーローか何かですか?」
「オールマイトは世界で一番強いもん!!! マイナーなんかじゃない!!」
「本当ですか? 後学のため是非見てみたいです」
「俺、動画あるよ!」
「ほほう」
そこに写っているのは、映画、いや、違う。異世界の映像。
「あー。七海には言っとくけど、傑って異世界人のハーフね」
「……いいんですか?」
「まあこうなった以上は仕方ないかな。むしろ六眼が生まれてラッキー? 今量産実験中」
七海は深いため息をついた。
恵への紹介である。
「五条さんの隠し子って、五条さんもクズだったんですか」
「違いますー! 傑が黙って消えたんですー! 六眼の子を手放すわけないでしょ」
「六眼じゃなかったら?」
「同じだよ。手放すわけがない。そう言うわけで、仲良くしてあげてね」
恵は複雑だった。子供を大切にしないのは許容できないが、大切にする実の子が出来たなら、自分達は大事じゃ無くなるのだろうかという嫉妬のような不安のような感情を抱いてしまい、それに戸惑っているのだ。
「恵さんって、五条さんに育てられたの?」
「伏黒って言え。まあそうだ」
「じゃあ、伏黒にぃだ。菜々子ねぇと美々子ねぇと同じ」
「!!」
「……駄目?」
「……駄目ではねぇよ。血の繋がってない姉がいんのか」
「うん! 大事なお姉ちゃん」
「そうか」
どうやら打ち解けられそうである。
ここ好き、感想頂けたら喜びます。
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
今度からマシュマロ返信していくことにしたので、よろしくお願いします!
返信不要の場合は返信不要と書いておいてください。
こっそりな感想はこちら
https://odaibako.net/u/karin2022v
リクエスト、返信不要の匿名感想はこちらにお願いします。