ナルトス外伝 OROCHIMARU-大蛇丸    作:クロアブースト

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第1話

これはNARUTO世界を救えるならナルトやサスケが主人公じゃなくても主人公補正を得た大蛇丸でも良いよねというお話。

 

 

 

 

これはあり得たかもしれないお話。

この世のあらゆる術を極めたい大蛇丸の夢をクソガキが実現させてしまって原作ブレイクしたお話。

 

 

 

 

 

 

とある居酒屋で二人の男が酒を飲み交わしていた。

 

「自来也〜私はねぇ……この世の忍術を極めたかったのよぉぉ」

「どうどう……酔っ払い過ぎだぞ大蛇丸……」

 

顔を真っ赤にしながら酔っ払っているのは、伝説の三忍と呼ばれる一人、色白の肌に爬虫類を思わせる目を持つ大蛇丸である。

そしてそれを宥めていたのが、同じく伝説の三忍こと自来也だ。

 

「『忍術を極めるなら影分身のフィードバックを使えば時短出来るないですか?』って……私が最も気にしていた時間が足りない問題を一言で済ますんじゃないわよ!あのクソガキがァァァァァ!」

「落ち着け大蛇丸!寧ろお前さんの悩みを解決したんだから良いじゃないか」

「私が禁術使ってまで悩んでた問題をサラッと解決済んじゃないわよ!オォォォン!」

「今度は泣き始めたか……親友が泣き上戸など知りたくなかった……」

 

怒り上戸から泣き上戸に変わる情緒不安定な大蛇丸を見捨てず宥める姿はまさに聖人君子というべき人格者である。

これで助平なところを隠す努力をすればモテていたに違いないのだが、現実は非常であったりする。

 

「私はあんのクソガキの才能に嫉妬が止まらないわよ!アンタだって初代火影の再来と呼ばれる天才のミナトが弟子にいるでしょうに!」

「ワシはミナトが教え子で誇らしいがな。寧ろ嫉妬という点なら同期のお主が天才だったから自身の非凡さは受け入れてたからのぉ」

「アンタ本当に人格者よねぇ……」

 

自来也はミナトの成長を息子自慢のように語る。弟子の成長は喜ばしくも嫉妬など微塵も感じてないというのが自来也を見ていて大蛇丸は痛感する。

後の世で四代目火影、暁のリーダー、七代目火影を育て上げることになる自来也はまさに育成のプロである。

これ程の人格者なのにモテないのは以下略。

 

「それにお前の弟子のヒョウリだって木の葉の里で画期的な術を開発しているではないか」

「ええそうよ。戦闘とは無縁の娯楽関係ばかりの湯遁とか粧遁とか言う忍術をね!特許まで取得してお陰で研究資金がドンドン入って来て大助かりよ(怒)!」

「いや助かってるなら怒るのはおかしいだろうに……」

「怒るのは、その実績を私に変化して擦り付けた事よ!お陰で世間から『美のインフルエンサー』とか言われてるのよ!ねぇ分かる!私がわざわざダンゾウと手を組んでまで支持率稼ぎに奔走してたのを、クソガキの一手で里の市民から忍術で生活を豊かにしてくれる人格者として支持を得てしまったのよ!私の努力って一体何なの……」

「まあまあ、お陰で今のお主はミナトよりも四代目火影の支持率が上らしいから良いことじゃないか」

 

大蛇丸の弟子であるクソガキことはむらヒョウリが行ったことは、シンプルである。

大蛇丸の忍術を極める時間問題の解決案を出し、更に大蛇丸に変化して数々の新術を用いて、特許と市民からの支持率を得たのである。

木の葉の里の看板を見れば、大蛇丸が化粧品モデルになって『美しい肌をアナタに……』というキャッチフレーズでデカデカと張り出されてる辺り、四代目火影の支持率は鰻登りだったりするのである。

波風ミナトも若くして黄色い閃光の異名を持つ神童だが、忍者の知名度としては大蛇丸も三忍と呼ばれるだけあって互角。

しかし、クソガキの娯楽忍術による市民への恩恵による忍者以外への支持率が圧倒的過ぎたのだ。

間違いなく大蛇丸が不祥事でも起こさない限り、大蛇丸を差し置いてミナトを四代目火影にしたらボイコットが起こり得るレベルなのである。

 

「もうお主が支持率がダントツだから四代目火影は秒読みかのぉ」

「それも悩みの種なのよ……」

「どういうことだ?」

 

元々大蛇丸は四代目火影への熱意が高かったが故に自来也は乗り気でない理由を尋ねる。

 

「私が四代目火影に固執してたのは、火影になればあらゆる火の国にある禁術を知るのに有益だからだったのよ……でも今はクソガキがいるから火影になる必要性がないのよね……」

「あぁ…確かにヒョウリなら再現出来かねないものなぁ」

 

自来也も同意する。

大蛇丸がクソガキと呼びながらもヒョウリの才能は埒外というレベルであり、あらゆる忍術を一目見ただけで術の詳細情報まで看破する洞察眼や分析力を持っている。

そんな男がいれば火影になどならずとも達成出来るというのは納得出来たからである。

 

こうして二人は飲み明かすのであった。




大蛇丸
…ナルト達の代わりに夢を叶えてくれたクソガキという苦労人気質を得てしまった被害者。

自来也
…NARUTO世界の人格者。綱手への初恋拗らせとオープンスケベを隠せば間違いなくモテたと勝手に思ってる。

クソガキこと『はむらヒョウリ』
…人力で運んでた荷物をトラック使って容易く解決するレベルで大蛇丸の夢を実現可能レベルまで解決策や支援を行う少年。本人は善意かつ悪意は無いのだが、あまりの所業にクソガキ認定される。

うずまきナルト
…今回出してないけどバタフライエフェクトで七代目火影インストール予定。つまり、二次試験で七代目火影をかいくぐりながらサスケにキスマーク付けなきゃいけないS級任務が待ち受けている。
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