宮を出た後…
紅蓮の炎を宿す荒野を歩く......
『今の俺の戦闘力は…およそ20万…..あちらの戦闘力は53万という所だった…..
ならば今のままでは勝ち目はない…..
単純に推測しようと、俺が3人分…..頼みはこの忌避団子か…..む?』
瞬間、僅かな、そして危険な空気の流れを感じる。
その感覚が危険と語る前に、
本能として研ぎ澄まされた反射により身を一歩引く。
そして眼前に一閃の切れるような紅の残光。
そして、直後に尾を引くような爆炎…..
下がっていなければ、間違いなく消し炭、またはそれ以上だったか…..
『ほう…..魔獣か…..』
ーーーその魔獣
かつて天上にて狂い踊り、神兵すら、言葉通り手を焼き
獄に囚われようと執念の炎絶やさず、天者の腕を噛み折る
まさに獄炎の飢えた獣、
神喰狼《フェンリル》である
『言葉を持たぬなら道を開けろ…..お前などに首輪をかけてやるほど、暇ではない…..』
瞬間、切れるような一閃。
二頭の狼、鎬を削る。
しかし、やはり天の軍すら手を焼いた伝説の獣、炎が桃を貫く。
しかし、諦める訳にはいかない。無論、戦える状況ではない。しかし、老兵の言葉が頭をよぎるーーーーー
『戦わぬ選択肢もあるものだ…..
愚かな若人は、すぐ命を燃やし、使いたがるが…
それは必ず、燃え尽きる事を前提とする焦りの一手。
真の敵を前に手を抜くと同じと知れ。』
瞬間、あの球を思い出す。
何故あれが、探される程の価値があったのか…
まぁ、とにかく今はその効果を試すしかないが…
『吠え面をかくなよ犬畜生が…..
貴様に地獄の闇夜を見せる…..』
限界を越える…..そして、
次の瞬間、鮮やかな桃が
禍々しく光る閃光を越える
『これは私の答えだ老兵…..
忌避流・弾護(はずもり)‼︎』
手に宿した光の球が、槍に形状を変化し、フェンリルの口内を一閃…..否。
槍には相応しくは無い、炎を纏いて弾くその様、
まさに一吠であるーーーーーー
『さぁ…..貴様は終わりだが…
俺の『弾丸』を喰らえばもう戦意もあるまい…
牙をもがれた獣など、生きてはいけぬ…..なら俺と来い
さすれば、何者にも怯えず牙を振るえるだろう…..』
次の目的地は、生命の森…..
二頭の王たる猛獣は、大地を踏み進む。
フェンリル2体ってどんなチートだよwww
というか、北欧神話のスコルと、ハティかよwww
三人の悪ふざけのの結果だから仕方ないっちゃ仕方ないんだが、文字数足りないから後書きをここに書きました。