人生ずっと迷子、この小説もずっと迷子!!!!!   作:柳芽帆奈

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第一話「語彙力が欲しい主人公」

 俺には大切な人がいる。

 

 御髪は艶やかなクリームベージュ、薄群青の垂れ目に齢15ととは思えない程の身体つきを併せ持つ美少女。ひとたび微笑めば脳裏に浮かぶは聖母マリア、立てば芍薬、座れば牡丹。歩く姿は百合の花……ああ!駄目だ駄目だ!こんな言葉では彼女の美しさの全てを表現することはできない!つくづく自分の表現力のなさが嫌になる!おい作者!あんた国公立文系目指してたんだろ!?もっと俺の語彙力を高めてくれよ!俺に、俺に彼女の美を表現する(ことば)をくr

 

「恥ずかしいからやめて!」

 

「ぐはぁ!?」

 

 ……あ、あれ?俺はさっきまで何を……

 

「もう!また私のことで変なこと考えてたんでしょ!?」

 

「な、何を言う!お前の溢れんばかりの魅力を伝える(ことば)を探してただけだぞ!」

 

「うぅ、何でわかってくれないの~!」///

 

 あぁ、地団駄踏む姿も美しい……!彼女が、彼女こそが俺の最推しにして、最愛の女(の子)、長崎そよである!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところ変わって、ここは月ノ森学園。元は都内屈指のお嬢様校として確固たる地位を築き上げたこの学校だったが、少子化の波にはあらがえず、数年前に共学として新たなスタートを切ることになった。俺、赤松登(あかまつのぼる)もそんな月ノ森の一員として……え?名前が似てる?さて、何のことやら。

 

 まあ、とにかく!俺はこの月ノ森でまいすうぃーとはにー(そよ)に出会い、なんやかんやでイチャイチャしてるのだ!説明終わり!

 

「あのね?読んでる人はその『なんやかんや』が一番気になるんだよ?そこ説明しないと、作者共々ただの長崎そよ限界オタクだと思われるよ?」

 

「ほほう、CRYCHIC限界オタクの一ノ瀬サンが何を言う」

 

「あ?」

 

 あ、やばい。最大級に踏んだらあかん地雷踏んじゃった。

 

「……いいか登ッ!人間には触れちゃならん傷みがあるんだ!!其処に触れたら後はもう生命のやり取りしか残らんのだ!!」

 

 そよさん?口調口調!

 

「だから、今からお前と生命のやり取りをする!」

 

 ぼろ泣きのそよの手には何故か『変身ベルトのようなもの』が握られていた。あのね!これバンドリだよ!?そんなオーパーツで何しようとしてるんだい我が女神よ!?

 

『セイバー、執行!』

 

『Justice order!』

 

 機械音が流れると、そよの手にはいつの間にか神々しい大剣が握られていた。そして、その剣の鍔の部分にあった太陽のエンブレムを一番上までスライドさせて、一気に元の位置に戻す。

 

『刃王必殺リード!既読十聖剣!刃王必殺読破!』

 

「あ……!」

 

 眼前に現るは色とりどり、様々な形をした剣の数々。それぞれの剣の名前なんて知らない。でも、すべての剣にとびきりの殺意が込められていることだけは確かだった。

 

『逃げろ』

 

 俺の本能がそう叫ぶ。考えるよりも先に身体は一刻も早くそよから離れようと動き出す!

 

「死ねぇ!」

 

『刃王クロス星烈斬ッ!』

 

 しかし、得体のしれない力の前には人類は無力だった!俺の身体にはどんどん剣が突き刺さる!

 

「死ね死ね死ね死ね!」

 

 33-4!

 

 66-8!

 

 132-16!

 

「馬鹿な……こんなことがっ……!」

 

 ああ!俺はこのまま死んでしまうのだろうか!まだまだそよの事が知りたかったよぉ!(迫真)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、そこに救世主が現れる!

 

「そよさーん!なにしてるのー!?」

 

「死ね死ね死ね死ね……あ、愛音ちゃん!」

 

 そう言いながらそよはベルトを外し、攻撃を止めた。視線の先にいたのは、そよと同じバンドに所属するギタリスト、千早愛音。ベルトを外したことで、俺の方に向かっていた残り7本の剣はカランと音を立てて地面に落ち、これ以上剣の餌食にされることはなくなった。はぁ、助かった……(剣3本突き刺さってます)

 

「どうやってここに来たの?入校証がないとは入れないはずじゃ……」

 

「まーまー気にしない気にしない!それより、これどうしたの?」

 

「『CRYCHIC限界オタクが何を言う』とか言ったから、正義の執行してたんだ」

 

「あーそれはそよさん激おこ案件だ」

 

 愛音サン……君までそよ側についたら俺絶対死んじゃうよ。(剣3本突き刺さってます)

 

「でも、許してあげたら?登もつい頭に血が昇ってポロっと口に出しちゃっただけだと思うし……ここは私の顔で、どうかこの通り!」

 

 あ、愛音……!こんな俺のために頭を下げてくれるのか!(剣3本突き刺さってry

 

「……わかった。今回は許します。でも、次はないからね?人が嫌だと思うことは口に出さないこと。いい?」

 

「はいママ(白目)」

 

「よろしい。私も殺す気でやっちゃってごめんね?後でオロナイン塗ってあげる」

 

 やったー!ママやさしー!(剣3本突きry

 

「じゃあ、私オロナイン持ってくるからそこで待っててねー」

 

 と言って、そよは保健室の方角へ駆けていった。ふむ、あのふわっと揺れる髪も素晴らしい。(剣3本ry

 

「……登」

 

「ん?どしたあのn!?

 

 そよが完全にいなくなったのを見ると、突如、愛音が俺の耳元に近づいてきた。(ry

 

「……これで一つ、貸し作ったからね♡」

 

「!?」

 

「じゃあ、私もそよさんの後追うから!また後でねー!」

 

 と言い残して、愛音はその場を後にした。

 

「えぇ……あれなんだったんだよ……痛てて!」

 

 あーそういや剣3本残ってたんだっけ。

 

 




ライダーネタ使うなんてサイテー、もっともでございます。
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