あべこべ世界で性別隠しながら無双したかった 作:バグった魔法使い
ダンジョンを踏破したリュール達は手に入れた素材で新たな装備を作って貰い、更にダンジョンへ潜った。
それを何日も繰り返したある日の夜。
「はぁ…はぁ…ルイン…」
リュールはあの時見たルインの姿が忘れられずに、ベットの中で火照りを抑える。
そして、自らの体に触れ、呟く
「ルインは…こういう体は…好みなんだろうか…」
リュール自身、自分の体は魅力はあるとは思っている。
大きな胸に、引き締まった体、そして高い背。
もし、ここが貞操観念逆転世界ではなければ、リュールはナンパされまくっているだろう。
「好んでくれるのなら…受け入れてくれるなら…私は…」
そう呟くも、眠気に負けたのかリュールはすやすやと眠りに着く。
ルディはそんなリュールの言葉を聞きながら、火照りを抑えていた。
「ん…はぁ…ルイン、本当にかっこよくて…イイ体…してたなぁ」
その光景を思い出しては身を震わせる。
「…私、まだまだ…青いけど…好きになってくれるかな」
自分の体とリュールを見比べて、その差を感じるものの
「でも、どうなるかはこれからだもんね…頑張らなくっちゃ」
その為にも、とルディはマッサージを始めた。
☆
別室のリルとルナは、火照りが抑えきれずに困惑していた。
「んん…なんで…?」
「ルインの事を、知ったから…?」
二人して困惑するものの、ふと自分の母親に言われた事を思い出す。
『いい?ツガイを見つけた私達獣人は、その人しかもう愛せなくなるの。火照りも凄くなるし、抑えても抑えても湧き出るようになる。もし、貴女もそうなった時は…その火照りを別の事に当てなさい、そうしたら一層の高みに至れるから』
「火照りを別の事に使う…」
「そしたら…もっと強くなる…?」
二人はルインの姿、匂いを思い出す。
思い出すと共にじんわりと体に熱が入り、一気に頭が沸騰しそうなほどの熱になる。
「は…ぁ…」
「これ…を…上手く、別の…事で発散すれば…いい…訳…だ」
ピリピリと脳が痺れる中、二人は部屋の中で自己鍛錬を始める。
鍛錬をしていると熱が収まり、思い出せばまた熱を持つ
「あ…ぁ…これ、だったんだ…お母さんが言ってた事…」
そのピリピリとした痛みが甘味に思えてきたリルは、自らの心を理解し、その想いを刃に乗せて振るう
「はぁ…ふぅ…ぅぁ…これが…母さんが言ってた…愛の力…なの…」
杖を持ち、目の前で魔力を練り上げて形を作る…という魔法使いとしての初歩を行うルナは『作り上げられたモノ』を見て、確信する。
「ああ、私って…」
「私は……」
「「ルインの事をどうしようもないくらいに…好きなんだ」」
そう呟くと共に、リルの振るった刃は部屋にあった植木鉢に植えられた木の葉を一枚綺麗に切り刻み
ルナの形作られたモノは、それを肯定するように綺麗な桜色を発する。
四人はそれぞれ、ルインに対する気持ちを自覚した。
冒険者達の間では、あまり信じられていない噂がある。
『恋を知り、愛を欲する者は歴戦の猛者すら倒す程の力を得る』と
この四人が、その噂通りになるかは…まだ先の話だ。
ここまでぶっ続けで書いてるが本人すらよく分からないまま書いている
なんかドバッとキャラ達が溢れる、こう動きたいって