生存報告がてらの番外編です。
シンクロフェスティバル向きのデッキをデッキレシピ付きで神様が紹介してくれるだけの緩い内容となっております。肩の力を抜いてお楽しみください(笑顔)
どうもみんなの
良いですね……マスターデュエル。あなた方の世界が活気付いていて何よりです。こっちはシンクロの登場までもまだ少し時間が掛かりそうですよ。
そう、折角ですので今回の解説は自然な流れでシンクロ――そのエキシビションであるシンクロフェスティバルとやらを解説していきましょうか……ラダー↑ンフェスティバルッ!(下方修正)
まだ、一週間ぐらいありますし、へーきへーき。
さて、そもそもシンクロとはチューナーと非チューナーのモンスターの星を足して、揃えることでそのレベルのシンクロモンスターを場に出せる召喚方法の事です。展開が大量かつ難解なお陰で、満足民と呼ばれる方々が発生したり、ソリティア等と揶揄され始めたのもこの辺りですね。一旦、止めた方々も少なくないかと思われます。
まあ、そんな復帰勢の方々が分かりにくいというか、手を出したくない召喚方法の三強がシンクロ、ペンデュラム、リンクでしょう。マスターデュエルしてたらリンクは切っても切り離せないので、覚えた方々も多いかも知れませんが、シンクロとペンデュラムはあまり多くのデッキでしか使わない事も多々あるでしょうねぇ。
そして、今回のシンクロフェス。今回のレンタルデッキはかなり強いと巷で言われているため、意気揚々と使ってみた方々を襲ったのは、ソリティア前提の余りにも難解な何かでした……ラダー↑ンフェスティバルッ!(上方修正)
私めが見ても"うわ……レンタルデッキ強くしろとはアンケに書いたけどここまでやれとは言ってねぇよ……"とマスターが言いそうな姿が見える見える。折角、運営さんが頑張ってくれたのにデュエリストの女心は難しいですね。
はい、という訳で今回私が初心者さんや復帰勢にオススメして解説するカテゴリーは――。
【電脳堺】
――です♡
はい、そこのあなた即リタ止めてください。召喚ミッションと、戦闘破壊ミッションが終わらないでしょうがっ! なんでシンクロフェスなのにシンクロ回数のミッションが無いんですか、もう……。
まあ、まだ居ない【相剣】とかいうシンクロを名乗る何かや、爆アドと化したブロックドラゴンさんを酷使する【アダマシア】に比べれば、まだマトモにシンクロしつつ戦っているカテゴリーでしょう。ん? 先行制圧? 何故か脱獄して潜伏している
ちなみに私が初心者or復帰勢に進めるカテゴリーはもちろん、【エルドリッチ】さんですよ。極論EXデッキいらない上に誘発と汎用とエルドリッチ以外にURいらないのでとても安くて、現代遊戯王を少ししつつ動かすの分かりやすくて、万能型なので環境デッキにも割りと勝算ある92~93点ぐらいのデッキですからね。ゲームなんて勝てなきゃやってられません。誉れは霜で踏みました(下方修正)
まあ、真面目な話。シンクロフェスで強いデッキの中で、ほぼそのままランクに戻れるデッキの筆頭は間違いなく【電脳堺】でしょう。実際、元々あった【電脳堺】のメインデッキ40枚はそのままでEXデッキだけ多少差し替えてシンクロフェスに挑んだリアリストの方々も多いと思います。
まあ、シンクロフェスの為だけにURを作るのもそれはそれで風情は在りますね。最終的にはそちらの判断ですが、無理はしない方がよいのでは?(オーメル仲介人)
はい、では先行で老々が出て来た辺りでリタイアを始めた方々も居なくなったと思うので、早速解説していきましょうか。
【電脳堺】とは――?
電脳堺は展開力に長けたテーマであり、住人たちは共通して互いを助け合う能力を持つという和気藹々としたテーマです。メダロット世代やメカ娘好きには堪らないテーマでもありますね。
また、風属性・サイキック族と地属性・幻竜族で構成されており、メインデッキはレベル3とレベル6の2グループで、そこから3・6エクシーズ、6・9シンクロ等を展開していくコンセプトは分かりやすいデッキとなっております。えっ、9エクシーズ? ちょっと何言っているかわからないですね。シンクロフェスに不純物を持ち込まないでください。
ではでは、まずシンクロ・エクシーズでない大多数の電脳堺モンスターには共通効果と固有効果があるので、それを貼ります。
~共通効果~
・このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
・このターン、自分はレベルまたはランクが3以上のモンスターしか特殊召喚できない。
・このカードが手札に存在する場合、自分フィールドの電脳堺カード1枚を対象として発動できる。そのカードとは種類(モンスター・魔法・罠)が異なる電脳堺カード1枚をデッキから墓地へ送り、このカードを特殊召喚する。その後、"固有効果"できる。
~固有効果(デッキに入れてるカードのみ)~
電脳堺媛-瑞々(レベル3・チューナー)
対象のカード及び墓地へ送られたカードとは種類が異なる同名カード以外の「電脳堺」カードをサーチ
電脳堺豸-豸々(レベル3)
エンドフェイズに墓地の同名カード以外の「電脳堺」モンスターをサルベージ
電脳堺悟-老々(レベル6・チューナー)
墓地へ送られたカードとはカード名が異なる「電脳堺」モンスターを効果無効・守備表示で蘇生
電脳堺麟-麟々(レベル6)
対象のカード及び墓地へ送られたカードとは種類が異なる同名カード以外の「電脳堺」カードをデッキから墓地へ送る
共通効果に関しては、このカードが手札に存在する場合、自分フィールドの電脳堺カード1枚を対象として発動できる。そのカードとは種類(モンスター・魔法・罠)が異なる電脳堺カード1枚をデッキから墓地へ送り、このカードを特殊召喚する事だけ覚えていれば問題ないです。
要するに――。
フィールドから選択
↓
デッキから墓地へ送る
電脳堺モンスター
↓
電脳堺魔法・罠
電脳堺魔法
↓
電脳堺モンスター・罠
電脳堺罠
↓
電脳堺魔法・モンスター
――と言った具合の効果です。
そのため、初動で電脳堺魔法か、緊急テレポートがあると召喚権を使って電脳堺モンスターを出さずに効果を使えるため、展開が加速します。
また、電脳堺媛-瑞々のサーチと、電脳堺悟-老々の蘇生は明確に1ターン目から役に立つので多用して行きます。電脳堺麟-麟々は2種類の電脳堺カードを墓地へ送れるので、電脳堺の魔法・罠を落とすのに使います。電脳堺豸-豸々はエンド時にサルベージなので先行での優先度は低めですが、電脳堺悟-老々を回収するとほぼ返しのターンにシンクロ出来ます。
~それ以外の電脳堺~
電脳堺姫-娘々(レベル3・(1)の効果使用後はチューナー)
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在し、自分フィールドにレベル3モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードはチューナーとして扱い、フィールドから離れた場合に除外される。このターン、自分はレベルまたはランクが3以上のモンスターしか特殊召喚できない。
(2):このカードが除外された場合、このカード以外の除外されている自分のカード1枚を対象として発動できる。そのカードをデッキに戻す。
緊急テレポートで引っ張ってきたり、通常召喚したりして、フィールドでのシンクロと墓地効果でもう一度シンクロを使ったり、他の電脳堺で墓地に叩き落として、墓地効果だけを使ったりします。除外した時にカードをデッキへ回収出来る効果は主に除外した電脳堺魔法・罠カードを回収するといいでしょう。
ちなみに娘々ちゃんは他の電脳堺モンスターの効果発動時に墓地へ送っても効果処理中のため、特殊召喚出来ません。手札から星3を召喚したり、老々で墓地の星3を蘇生したり、緊急テレでデッキから引っ張ってきたりして効果は使いましょうね。
え? 電脳堺嫦-兎々? ちょっと何言ってるか分からないですね。シンクロフェスに不純物を持ち込まないでください(濡れ衣)
…………実際、【電脳堺】って先行で老々・麟々・電脳堺罠・誘発のみとか悪夢みたいなハンドになる事もあるので事故要員をこれ以上増やせないんですよ……(小声)
次は【電脳堺】の魔法・罠の紹介をしていきましょう。
~電脳堺 魔法・罠~
電脳堺都-九竜
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「電脳堺門」カード1枚を自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。その後、自分フィールドの「電脳堺門」カードの数によって以下の効果をそれぞれ適用できる。
●2枚以上:このターン、自分フィールドの「電脳堺」モンスターの攻撃力は200アップする。
●3枚以上:自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
●4枚:EXデッキから「電脳堺」モンスターを4体まで特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
デッキから電脳堺門の魔法・罠を発動出来ます。状況によりますけど、とりあえず後述する電脳堺門-朱雀を置いておけば間違いはあんまりないです。9エクシーズに繋げるとなると色々考えなければなりませんが、それは気のせいです。
電脳堺門-青龍
永続魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地から「電脳堺」カード1枚を除外し、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。 デッキから「電脳堺」モンスター1体を手札に加える。その後手札を1枚選んで墓地へ送る。
(1)の効果も強いですけど、(2)の効果の為にもっぱら使われます。とりあえず、他の電脳堺カードで墓地に叩き落とし、このカードを除外して状況に応じて欲しいカードを手札に加え、墓地に行って欲しいカードと交換しましょう。
電脳堺門-朱雀
永続罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。除外されている自分の「電脳堺」カード2枚を選んでデッキに戻す(同名カードは1枚まで)。その後、対象のカードを破壊する。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「電脳堺」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルまたはランクをターン終了時まで3つ上げる、または下げる。
(2)の効果も小回りが利きますが、(1)の効果が強烈です。電脳堺カードの除外なんて気付いたら勝手に貯まっているので、実質ノーコストで表側表示カードをフリーチェーンて破壊できます。何よりも永続罠なので相手ターンにも発動出来ます。除外を肥やして相手の盤面をぐちゃぐちゃにしましょう。
応用的な使い方だと後述する電脳堺狐-仙々が相手に手札に戻されるか除外される時に発動して、電脳堺狐-仙々を破壊する事でサクリファイスエスケープも出来ます。瞬間移動やめろ(エルデの害獣)
電脳堺門-玄武
永続罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに他の「電脳堺門」カードが存在する場合、自分・相手のバトルフェイズに、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの表示形式を変更する。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「電脳堺」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚する。その後、手札を1枚選んで墓地へ送る。
3枚の電脳堺門カードだと一番微妙というか使いにくいですが、(1)は相手がモンスター1体しかいなければ表示形式変更で一切攻撃させませんし、(2)は墓地から好きな電脳堺モンスターを蘇生できるので、それでまたシンクロしましょう。デッキに1枚入れておくカードですね。
お次は目玉のシンクロモンスター達です。汎用多めで私の独断と偏見を込めつつ優先度☆1~3で評価します。
~シンクロモンスター(レベル6・9のみ)~
電脳堺狐-仙々
星9/風属性/サイキック族/攻2800/守2400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドから墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。
(2):自分のモンスターの攻撃宣言時に発動できる。除外されている自分または相手のモンスター1体を選んで墓地に戻す。
(3):このカード以外の、元々の種族・属性が異なるモンスター2体を自分の墓地から除外して発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
優先度☆☆☆
シンクロフェス最大の問題児のひとり。とりあえず、先行なら雑に出しておけば外れはないです。マクロコスモス以下次元の裂け目以上の何かを内蔵し、元々の種族・属性が異なるモンスター2体を自分の墓地から除外するだけで破壊された次のターンから自身を蘇生させる不死身のモンスターです。
ついでに1ターンに1度、自分のモンスターの攻撃した時、除外されている自分または相手のモンスター1体を選んで墓地に戻せるので、2ターンすれば蘇生分の除外がチャラになります。他にもスター・ダスト・ドラゴンみたいな自身を除外してフィールドから逃げる奴を無理矢理墓地に戻す事で、完全に除去出来ます。
攻撃力2800と無駄に最上級モンスターラインの攻撃力を持つことも拍車を掛け、使ってみると想像の10倍ぐらいイカれています。マレニア並みにしぶといエルデの害獣がよ……。
炎斬機ファイナルシグマ
星12/炎属性/サイバース族/攻3000/守 0
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードはEXモンスターゾーンに存在する限り、「斬機」カード以外のカードの効果を受けない。
(2):EXモンスターゾーンのこのカードが相手モンスターとの戦闘で相手に与える戦闘ダメージは倍になる。
(3):このカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。 デッキから「斬機」カード1枚を手札に加える。
優先度☆☆☆
とりあえず、先行なら雑に出しておけば外れはないです(その2)。色々効果が書いてありますが、単純に攻撃力3000のカード効果を受けないモンスターです。でも戦闘では普通に死ぬので油断は禁物です。
尚、リンク使わないと各プレイヤーは1枠しかEXにモンスターを置けないので、ファイナルシグマだけ置くようにするといいですね。
飢鰐竜アーケティス
星9/水属性/魚族/攻1000/守1000 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。そのS素材としたモンスターの内、チューナー以外のモンスターの数だけ、自分はデッキからドローする。
(2):このカードの攻撃力・守備力は自分の手札の数×500アップする。
(3):手札を2枚捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。
優先度☆☆
出したいカードと言うよりもファイナルシグマを出し易くしつつ、(1)の効果で手札を補充するためのカードですね。
例えばフィールドに星3のチューナー2体と星3のモンスターが2体との計4体居ると、合計で12ですが、チューナーが2体いるのでファイナルシグマは出せません。
しかし、先に星3のチューナー1体と星3のモンスター2体を使って、アーケティスをシンクロする事で、(1)の効果でカードを2枚ドローしつつ、最後に星9のアーケティスと星3のチューナーでシンクロしてファイナルシグマを出せます。リソースを稼ぐ為のカードですね。
尚、このデッキで攻撃力を3500以上に出来るモンスターはこのアーケティスと、後述するウォルフライエとクリスタルウィングだけなので一応、その用途で使えなくもないです。手札消費はあれですが、フリーチェーンも強力です。
星風狼ウォルフライエ
星9/風属性/獣族/攻2500/守 0
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):「星風狼ウォルフライエ」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):攻撃力4000未満のこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカード以外のモンスターの効果が発動する度に、このカードの攻撃力は300アップする。
(3):1ターンに1度、このカードの攻撃力が4000以上の場合に発動できる。このカードと相手フィールドのモンスターを全て持ち主のデッキに戻す。この効果は相手ターンでも発動できる。
優先度☆☆
書いてあることが難しいので、簡単に言い換えると、このカードを出してから自分相手問わずに5回モンスター効果が発動すると、このカードと相手フィールドのモンスターを全て持ち主のデッキに戻せるようになるフリーチェーンのモンスターです。
電脳堺は兎に角、モンスター効果を連発して盤面を組み立てるので慣れれば、最初にウォルフライエを立ててから展開して、5回モンスター効果を発動し、相手にターンを渡す事が可能です。まあ、条件を満たせないで3~4回で止まっても後は、相手にモンスター効果を発動して貰えれば条件を満たせるので、割りと簡単に使えますし、ソリティアを許さない結構な制圧力があります。
星9/炎属性/機械族/攻2700/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):1ターンに1度、自分の手札・墓地及び自分フィールドの表側表示モンスターの中からチューナー1体を除外し、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(2):S召喚したこのカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、除外されている自分のチューナー1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
優先度☆☆
自分に使ったチューナーをコストにカードを破壊し、死ねば使ったコストを回収出来ると雑に強いです。後、名前がカッコいい。主に返しのターンで立てるシンクロとして優秀です。
はい、ここから星6シンクロになります――。
瑚之龍
星6/水属性/ドラゴン族/攻2400/守 500
チューナー
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、手札を1枚捨て、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(2):S召喚したこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。 自分はデッキから1枚ドローする。
スターダスト・チャージ・ウォリアー
星6/風属性/戦士族/攻2000/守1300
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 「スターダスト・チャージ・ウォリアー」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した時に発動できる。 自分はデッキから1枚ドローする。 (2):このカードは特殊召喚された相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
優先度☆☆☆
用途がほぼ同じなので2体まとめます。アーケティスと同じくシンクロの経由地点でドローするためのモンスターです。コイツらの場合は9シンクロか、ファイナルシグマの繋ぎですね。この2体を意識して使えるようになれば、グッと電脳堺の展開力か上がり、後述するアルティマヤ・ツィオルキンはもっぱらレベル6で出されるので、使い勝手がまるで変わってきます。
ちなみに瑚之龍がチューナー、スターダスト・チャージ・ウォリアーがただのモンスターです。使い分けるので、どちらかではなく両方必須です。
レッド・ワイバーン
星6/炎属性/ドラゴン族/攻2400/守2000 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):S召喚したこのカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、このカードより攻撃力が高いモンスターがフィールドに存在する場合に発動できる。フィールドの攻撃力が一番高いモンスター1体を破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。
優先度☆☆
展開が余ったらとりあえず出して置くモンスターとして、低燃費な上に優秀です。星6シンクロで、ノーコストで1度だけフィールドのこのカードより攻撃力が一番高いモンスター1体を破壊出来ます。何よりフリーチェーンの妨害モンスターです。相手が攻撃力2500以上のモンスターを出したらすかさず差し込んで妨害しましょう。自分のターンで効果を使った場合は、可能なら星9シンクロにしてしまいましょう。
電脳堺獣-鷲々
星6/風属性/サイキック族/攻2400/守1700
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):元々の種族・属性が同じでカード名が異なるモンスターが自分の墓地に2体以上存在する限り、フィールドのこのカードは戦闘・効果では破壊されない。
(2):元々の種族・属性が同じでカード名が異なるモンスター2体を自分の墓地から除外し、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地へ送る。
優先度☆
ここからの優先度は低めです。と言うよりも状況に応じて使い分けていく感じで、基本的には出さないモンスターですね。電脳堺獣-鷲々は耐性も(2)の起動効果もとても優秀ですが、(2)の効果を使うと耐性を失い兼ねない上、電脳堺は主に電脳堺狐-仙々が墓地のモンスターを除外と反復横飛びさせまくるので、耐性がイマイチ安定しません。必要能力値がチグハグで高いんでしょうね……夜と炎の剣(下方修正)
なので、思い切って(2)の起動効果目当てにシンクロし、効果を使ったら星9シンクロにしてしまうと言うのが良いですね。そのため、基本的には後攻か、返しのターンに使うカードのため、優先度は低めです。まあ、【電脳堺】のパック剥いて出たら入れとくかぐらいでいいと思います。2枚とかまず使わないので1枚以上出たら砕いていいです。他のURの足しにしましょう。
メタファイズ・ホルス・ドラゴン
星6/光属性/幻竜族/攻2300/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードがS召喚に成功した場合、そのS素材としたチューナー以外のモンスターの種類によって、以下の効果をそれぞれ発動できる。
●通常モンスター:このターンこのカードは自身以外のカードの効果を受けない。
●効果モンスター:このカード以外のフィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。 その効果を無効にする。
●Pモンスター:相手フィールドのモンスター1体を相手が選び、 自分はそのコントロールを得る。 このターンそのモンスターは攻撃できない。
優先度☆
色々書いてありますが、要するにノーコストで相手のフィールドのカード1枚を何でも無効化出来ます。魔法・罠に対しては実質、モンスター効果無効以外の耐性を貫通出来る完全除去です。効果を使ったら星9シンクロにしてしまいましょう。
オリエント・ドラゴン
星6/風属性/ドラゴン族/攻2300/守1000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、 相手フィールド上のシンクロモンスター1体を選択してゲームから除外する。
優先度☆
ノーコストで相手のシンクロモンスター1体を除外出来ます。シンクロモンスターの除外耐性持ちは稀なので大方除外出来ます。効果を使ったら星9シンクロにしてしまいましょう。
さてさて、ここからはみんな大好きアルティマヤ・ツィオルキンさんです――。
~アルティマヤ・ツィオルキン関連(6・9シンクロ以外)~
アルティマヤ・ツィオルキン
星0/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
ルール上、このカードのレベルは12として扱う。このカードはS召喚できず、自分フィールドの表側表示のレベル5以上で同じレベルの、チューナーとチューナー以外のモンスターを1体ずつ墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、自分フィールドに魔法・罠カードがセットされた時に発動できる。「パワー・ツール」Sモンスターまたは レベル7・8のドラゴン族Sモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。
(2):フィールドのこのカードは、他の自分のSモンスターが存在する限り、攻撃対象及び、効果の対象にならない。
時々話に出ていたアルティマヤ・ツィオルキンです。読んでいて不思議な効果なのでこのデッキで要約します。
星6チューナーの電脳堺悟-老々と、星6の電脳堺麟-麟々か星6シンクロを1体ずつフィールドから墓地に送ることで場に出せるモンスターです(墓地の電脳堺門-朱雀を除外してレベルを変更しても可)。効果としては1ターンに1度、魔法・罠カードをセットすると、後述するクリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンか月華竜 ブラック・ローズを特殊召喚出来ます。
ちなみに知らないとよくやる間違いですが、特殊召喚のためには”墓地へ送る”必要があるので先に電脳堺狐-仙々がいるとフィールドから墓地へモンスターを送れないため、アルティマヤ・ツィオルキンを特殊召喚出来ない点は要注意です。
よく見たら赤くてプリプリしてゆで立てみたいですよね……。エビ好きに、悪人はいねえ(600ルーン)
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン
星8/風属性/ドラゴン族/攻3000/守2500 チューナー+チューナー以外のSモンスター1体以上
(1):1ターンに1度、このカード以外のモンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。この効果でモンスターを破壊した場合、 このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
(2):このカードがレベル5以上の相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。
とりあえず、先行なら雑に出しておけば外れはないです(その3)。特に理由が無ければアルティマヤ・ツィオルキンで最初に出します。ターン1でモンスター効果妨害+自身を強化 & レベル5以上のモンスターに対してまず戦闘で負けません。強いことしか書いていないことが特徴です。
月華竜 ブラック・ローズ
シンクロ
星7/光属性/ドラゴン族/攻2400/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが特殊召喚に成功した時、または相手フィールド上にレベル5以上のモンスターが特殊召喚された時に発動する。相手フィールド上の特殊召喚されたモンスター1体を選択して持ち主の手札に戻す。「月華竜 ブラック・ローズ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
アルティマヤ・ツィオルキンで出せます。シンクロ召喚時ではなく、特殊召喚時にバウンスなのでアルティマヤ・ツィオルキンで出してもまずバウンスしてくれます。その後は相手がレベル5以上のモンスターを出したら1ターンに1度バウンスしてくれます。誰に似たのか、ドS爆アドドラゴンです。
他にもお手軽除外の"ライトロード・アーク ミカエル"や、デッキによっては出すだけで詰む"魔王龍 ベエルゼ"、ここにも入る"フルール・ド・バロネス"など、アルティマヤ・ツィオルキンから直接あるいは間接的に出せるパワーモンスターは沢山いますが、一応、初心者や復帰勢向けを名乗っているので、シンクロと電脳堺とアルティマヤ・ツィオルキンに慣れてからの方がいいので今回は見送りました。
~展開目標(必須のみ)~
基本的な電脳堺のシンクロフェスでの展開目標は主に二通りです。
"電脳堺狐-仙々+炎斬機ファイナルシグマ"
先行でこれを置くだけで基本的になんとかなります。相手は墓地利用を封印されたままカード効果を受けない3000のモンスターと無限に蘇る2800のモンスターを相手取る事になるので、高打点のシンクロモンスターを出すにはそれなりに準備が必要な仕様上、シンクロフェスならデッキによっては最早イジメです。
"電脳堺狐-仙々+アルティマヤ・ツィオルキン+クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン"
こちらでも特に問題はありませんし、クリスタルウィングが妨害出来るので多少の制圧にもなりますので、理想展開となります。がしかし、ファイナルシグマは出せてもアルティマヤ・ツィオルキンは出せないと言うことはよくありますが、その逆はほぼないので出せたら良いなぐらいでもいいです。手札に魔法・罠が必要な点も念頭に置かなければいけないので、頭ファイナルシグマにした方が色々楽です。
とは言え、このデッキでは麟々+老々・6シンクロ+老々・3レベル(+朱雀)+老々(or麟々)でクリスタルウィングが出て来るので、狙えばすぐ出せます。
まあ、色々話しましたが、電脳堺狐-仙々だけ立てられればフィールド限定のマクロコスモを貼ったようなものなので、凄まじく妨害出来ます。ついでに何故か無駄に2800も攻撃力があるため、容易に落とされません。とりあえず、目標は電脳堺狐-仙々。炎斬機ファイナルシグマを出すときはそれだけEXモンスターゾーンに置く。アルティマヤ・ツィオルキンを出すなら電脳堺狐-仙々よりも先に出すと言うことを念頭に置けば大丈夫だと思います。
さて、ではデッキレシピをば。そこそこ軽めに作って見ました――。
~メインデッキ(40枚)~
・モンスター(23枚)
電脳堺媛-瑞々×3 SR
電脳堺豸-豸々×3 N
電脳堺悟-老々×3 R
電脳堺麟-麟々×3 N
電脳堺姫-娘々×2 SR
灰流うらら×3 UR
増殖するG×3 UR
PSYフレームギア・γ×2 SR
PSYフレーム・ドライバー×1 N
・魔法・罠(17枚)
電脳堺都-九竜×3 R
電脳堺門-青龍×3 R
電脳堺門-朱雀×2 R
電脳堺門-玄武×1 N
強欲で貪欲な壺×2 SR
緊急テレポート×2 SR
墓穴の指名者×2 UR
禁じられた一滴×2 UR
~EXデッキ~
炎斬機ファイナルシグマ×1 UR
アルティマヤ・ツィオルキン×1 UR
電脳堺狐-仙々×1 UR
飢鰐竜アーケティス×1 SR
星風狼ウォルフライエ×1 UR
灼銀の機竜×1 SR
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン×1 UR
月華竜 ブラック・ローズ×1 UR
瑚之龍×1 SR
スターダスト・チャージ・ウォリアー×1 SR
電脳堺獣-鷲々×1 UR
レッド・ワイバーン×1 SR
メタファイズ・ホルス・ドラゴン×1 SR
オリエント・ドラゴン×1 SR
自由枠×1
だいたい、こんな感じですね。ちなみに――。
~EXデッキ~
炎斬機ファイナルシグマ×1 UR
アルティマヤ・ツィオルキン×1 UR
フルール・ド・バロネス×1 UR
電脳堺狐-仙々×1 UR
飢鰐竜アーケティス×1 SR
星風狼ウォルフライエ×1 UR
灼銀の機竜×1 SR
氷結界の龍 トリシューラ×1 UR
PSYフレームロード・Ω×1 UR
魔王龍 ベエルゼ×1 SR
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン×1 UR
月華竜 ブラック・ローズ×1 UR
瑚之龍×1 SR
スターダスト・チャージ・ウォリアー×1 SR
電脳堺獣-鷲々×1 UR
レッド・ワイバーン×1 SR
誰とは言いませんが、誰かさんはこんなEXデッキらしいですよ? ちなみにこの場合のフルール・ド・バロネスは、アルティマヤ・ツィオルキンで月華竜 ブラック・ローズを出してバウンス、3レベルチューナーを出してバロネスにして効果で破壊、そして1妨害という後攻用コンボの為だけに入れております。
えっ、URが高い? もう少し安くしろ? 仕方ないですねぇ……。
~メインデッキ(40枚)~
・モンスター(23枚)
電脳堺媛-瑞々×3 SR
電脳堺豸-豸々×3 N
電脳堺悟-老々×3 R
電脳堺麟-麟々×3 N
電脳堺姫-娘々×2 SR
灰流うらら×3 UR
増殖するG×3 UR
PSYフレームギア・γ×2 SR
PSYフレーム・ドライバー×1 N
・魔法・罠(17枚)
電脳堺都-九竜×3 R
電脳堺門-青龍×3 R
電脳堺門-朱雀×2 R
電脳堺門-玄武×1 N
強欲で貪欲な壺×3 SR
緊急テレポート×2 SR
墓穴の指名者×2 UR
ライトニング・ストーム×1 UR
~EXデッキ~
炎斬機ファイナルシグマ×1 UR
アルティマヤ・ツィオルキン×1 UR
電脳堺狐-仙々×1 UR
飢鰐竜アーケティス×1 SR
灼銀の機竜×1 SR
浮鵺城×1 R
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン×1 UR
魔王龍 ベエルゼ×1 SR
ライトロード・アーク ミカエル×1 SR
瑚之龍×1 SR
スターダスト・チャージ・ウォリアー×1 SR
甲纏竜ガイアーム×1 R
レッド・ワイバーン×1 SR
メタファイズ・ホルス・ドラゴン×1 SR
ハイパーサイコライザー×1 R
――メインデッキの復帰勢や初心者は余りお持ちでない禁じられた一滴を強欲で貪欲な壺とライトニング・ストームに差し替え、EXデッキのUR枚数を4枚まで抑えました。閃こう竜 スターダストの採用も悩みましたが、実際の用途は異なりますけど、仮に閃こう竜が刺さり続けるような状態ならベエルゼ様でビートダウン出来るので、今回は見送りました。ぶっちゃけ電脳堺狐-仙々を立て続けて、それより火力ある相手を殴り殺していればいつの間にか相手は倒れます。
可能な限りSRは抑えめにしましたが、もう流石にパック剥いてください。先月まで毎日コツコツミッション選り好んで得た130ルピがあるでしょーが。
あ、また審判始まりますのでそろそろ行きますね。
………………また来ますよ。こう見えても私、相変わらず暇なので。
Q:なんで作者の電脳堺に二ビルと抹殺の指名者入れてないの?
A:最初入れてたけどフェスティバルなせいか入れなくても別に勝てるので抜きました(最高15連勝)。過剰防衛。多分、レンタルデッキに墓穴の指名者ぐらいしか入ってないせいでしょう。というか、そのカードは初動の事故要因にもなるから極力入れなくていいならば入れたくはないですね。