遭遇者達の集い   作:鮫肌猫

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緊急

1:ムニ

マジで助けて。

 

/急で申し訳ないけれどこの通りだ、力を貸して欲しい。

 

:わたし、メリーさん。救援を要請するわ。

 

:同じくお願いするわ。

 

:わたしとした事が、一生の不覚ね。

 

:つまりこの時点で四生の不覚じゃない?

 

:わたしを居なかった事にするのは止めてくれないかしら、わたし。

 

 

2:名無し

???

 

 

3:名無し

えっと、何これ?

 

 

4:ムニ

俺が聞きたい。

 

/ははは。新たな仲間が増えたとでも言おうか。具体的には5体ほど。

 

 

:わたしはメリーさん1よ

 

:メリーさん2よ

 

:メリーさん3

 

:4

 

 

 

5:神社生まれのDT

交流があるからってわざわざ正月の虚無まで踏襲するんじゃない。

 

 

6:アセンション

ツッコむ前に質問したいんだけどマジでどうしてこうなったの??

 

 

7:ムニ

朝起きたらメリーさんが俺のスマホの中に居たとしか....

 

:十中八九あの宴会よね。

 

:ちょっと羽目を外し過ぎていたんじゃない?

 

:わたしへの文句は無条件でわたしに帰ってくるわよ。

 

:不運な事故ね。

 

 

8:名無し

....よし分かった、とりあえず会話に参加するメリーさんの数を絞ろうぜ。話が脱線して進まない未来しか見えねぇ。

 

 

9:ムニ

それは本当に助かる。増えたのはメリーさんだけなのに賑やかさは6倍だからな、6倍。

 

/私としてはこうした混沌も嫌いじゃないけれど、議論に向かないのは否定出来ないな。

 

:むむ....仕方ないわね。

 

 

10:神社生まれのDT

さて、色々と聞きたいけどまずお前らは何に対して救援を求めてるんだ?

 

 

11:ムニ

>>10 俺のスマホの中に怪異が6体居る事。

 

/スマートフォンが情報過多で損壊しそうなんだよね。ところで、もしかして我が親愛なるご主人様は私を怪異だと思っていたりする?

 

:インターネットの中に幽閉されるなんて真っ平ごめんよ。

 

 

12:名無し

つまりメリーさん達がそこから出れば万事解決だな?

 

 

13:ムニ

:出られないから困っているのだけれど。

 

 

14:名無し

それはそう。

 

 

15:アセンション

で、どうもメリーさんはそうなった理由を知ってるっぽいけど"宴会"って何ぞ?

 

 

16:ムニ

:そのままの意味よ。人間もよく酒を飲んで騒いでいるでしょう。

 

 

17:名無し

えっ、メリーさんって酒飲むの?

 

 

18:ムニ

:塗料を水で割ると酒になるわ。

 

 

19:名無し

いや死ぬが。

 

 

20:ムニ

:うるさいわね、動く人形界隈では酒なのよ。

 

 

21:名無し

界隈が限定的すぎる。

 

 

22:真タコ

飲むとは思ってなかったんすよ。

 

 

23:神社生まれのDT

>>22 元凶お前かよ。

 

 

24:鮮光

けれど、宴会と来れば神も妖も酒を嗜むものですから、お人形も同じというのは親近感を感じますね。

 

 

25:ムニ

:当然よ、神や妖に比べれば人形の方がよほど人間に近いわ。

 

 

26:名無し

わたし人間さん、人間はあらゆるものの後ろを取れないと思うの。

 

 

27:ムニ

:人間だって死霊を呼ぶし魔術を使うしDTだし死んでも死なないじゃない。

 

 

28:名無し

困った、何も反論出来ない。

 

 

29:神社生まれのDT

おい

 

 

30:ムニ

/....ともあれ、君達は"酒"を飲んでいた訳だ。そこから今のこの状況にどう繋がるんだい?

 

:お酒も入って宴が闌に差し掛かった頃、わたしは....つまり、"わたしたち"はこう思ったのよね。

 

 

31:ムニ

:「インターネットの後ろを取ったらそのまま1発殴れないかしら」って。

 

 

32:アセンション

なんで??

 

 

33:名無しだが??

 

 

34:名無し

何食ったらそんな発想に至るんだよ。

 

 

35:二十四号

塗料?

 

 

36:ムニ

/まぁ、なんだ。ひとまず、此処に迷い込んだ理由は分かった。つまり君達はインターネットの後ろに回り込もうとして....

 

:気付いたら此処に居たわ。

 

 

37:名無し

とりあえず酔っ払った勢いでインターネットが壊れなかった事を喜ぶべきなのでは?

 

 

38:ムニ

:こんな巨大な構造物がわたしみたいな"粒"に殴られたくらいで壊れるならもう少し設計を見直した方がいいと思うの。

 

 

39:名無し

インターネット作った大天才もネットそのものが物理的に殴られる事は考えてないと思うな....

 

 

40:ムニ

/この結果からして電子の網を破壊するのは実際に不可能だったんだろう。

 

 

41:アセンション

しかし、そういう事なら解決方法は簡単じゃね?

 

 

42:ムニ

というと?

 

 

43:アセンション

メリーさんは自分の力で電子上に移動したんだろ?それなら逆に電子の世界からこっち側に戻れば良いじゃん。

 

 

44:ムニ

あっ、確かにそうだわ。勝ったな。

 

:無理

 

 

45:ムニ

えっ

 

:酔っ払ったまま勢いで来たから、わたしたちの誰もどうしてそんな事が出来たのか覚えてないのよね。

 

 

46:LAB=±0

そういえば私の後ろに飛んだ時も夢の世界にまでは入り込めて無かったよね。

 

 

47:名無し

泥酔すると起きた時にどうしてそこに居るのか分からないくらいの旅をしてる事あるよな。

 

 

48:名無し

そういう話かなぁ....

 

 

49:鮮光

ですが、縁の繋がりは強く感じられます。メリーさんにもこちら側の方と繋がる方法が何かあるのではないでしょうか?

 

 

50:ムニ

:そう言われても....今の私に出来るのはせいぜい電子上のあらゆる情報にアクセスするくらいね。

 

 

51:名無し

....うん??

 

 

52:アセンション

具体的に何故とは言わないが普通にやばい能力では....?

 

 

53:名無し

物理的に後ろ取られるより怖いんすけど。何故とは言わないが。

 

 

54:ムニ

:ふぅん、緊縛....

 

 

55:名無し

やめて

 

ゆるして

 

ほんとにゆるして

 

 

56:アセンション

こいつ直接PCに....!

 

 

57:LAB=±0

わぁ....

 

 

58:鮮光

ええっと、その、私は良いと思いますよ、緊縛!奇遇にも私、縁結びの神ですから!

 

 

59:名無し

優しさが....優しさが辛い....

 

 

60:名無し

今まで怪異を舐め腐ってたけどこいつだ。こいつがこの世で最も恐ろしい怪異だ。

 

 

61:神社生まれのDT

まず怪異を舐め腐るんじゃない。というか見られて困るようなものを置いておかなければ良いだけでは....?

 

 

62:名無し

おいおい

 

 

63:名無し

インターネットに生きるものとして有るまじき発言だぞそれは。

 

 

64:二十四号

もしかしてこいつ河童か?

 

 

65:名無し

DTっすね。

 

 

66:名無し

これが真のDT....

 

 

67:神社生まれのDT

そこは関係ないだろ!? 

 

 

68:名無し

そうだぞ、どちらかというとDTの方が致命的だぞ。少なくとも俺は死ぬ。

 

 

69:名無し

つまりDTは非DT....?

 

 

70:名無しだが??

それはもう「」じゃん。

 

 

71:神社生まれのDT

俺のアイデンティティってDT以外に無いの??

 

 

72:ムニ

ところでここに常に6人というか6人外にあらゆる情報を閲覧されてる奴が居るって話する?

 

/私は単に君の情報を管理しているだけだよ?

 

:わたしは単に興味で覗き見しているだけよ。

 

 

73:ムニ

駄目じゃん。

 

 

74:名無し

そう考えるとマジで可哀想になって来たな....

 

75:真タコ

そこの神社生まれも言ってたけど情報覗かれるのってそんなに怖いか?

 

 

76:森世界の紙

結構厄介だぞ。初見殺しが通用しない可能性が出てくるし。

 

 

77:ケモ耳

むしろ見て欲しい。

 

 

78:名無し

お前らの場合、見られるのが怖いじゃなくて見るのが怖いんだよな。

 

 

79:名無し

それで、俺達はなんとしてでもこの恐怖の大王に21世紀の景色を見せてやらないといけない訳だが、どうするよ。

 

 

80:アセンション

ムニ勢としては解決策とか何か無いのか?

 

 

81:ムニ

悪いが俺はこんな怪現象をどうにかできるほどインターネットにも怪異にも詳しくないぞ。

 

/電子の世界の住人を実体化させる方法があるとしたら先に私がそちらの世界にお邪魔しているだろうね。

 

:もう一度酔っ払ったら帰れないかしら。勢いで。

 

 

82:アセンション

うーん....

 

 

83:神社生まれのDT

メリーさんの案はまぁ....有り得なくはないか?入り込んだ理由からして勢いみたいなもんだ。

 

 

84:名無し

作戦として雑過ぎるってのを置いといても酔っ払う方法が無くね?

 

 

85:ムニ

:わたしメリーさん。コンピュータウイルスって実質お酒じゃないかしら?

 

 

86:ムニ

お前が良くても俺のスマホが死ぬんだが!?

 

/ふむ、データの一部を破棄する覚悟はしないといけないかもだ。

 

 

87:ムニ

おいコラ覚悟決めるな電子生命体。俺は無限にゴネ続けるぞ。

 

:でも、このスマホの制御権を持っているのはその電子生命体よね?

 

 

88:ムニ

おいコラ偉大なる電子生命体様。私めに無限にゴネ続ける権利を与えて下さらないでしょうかこの野郎。

 

/人間の癖に壊れたAIみたいな乱高下するね君。

 

 

89:名無しだが??

こいつら放っておいても無限に会話を回せるのでは?

 

 

90:ムニ

俯瞰してないでちゃんと助けて?

 

/まあ、この方法については最終手段としておこう。メリーさんにとってもリスクが大き過ぎるし、不確実だ。

 

:ならわたし達には他に何もないわね。

 

 

91:神社生まれのDT

となると俺らが考えないといけない訳だが....

 

 

92:二十四号

怪異の知識ならいざ知らず、コンピュータの知識となると少なくともそこの電子生命体ほどの能力を持ってる奴が居ないんだよな。

 

 

93:鮮光

うう〜ん、IBMさんならどうでしょう....?私の神社のIBMさんは動画編集中なので忙しいですけれど、もう一人のIBMさんになら今すぐにでも力を貸して頂けると思います。

 

 

94:名無し

今すぐ?

 

 

95:鮮光

はい。彼女もこのスレッドを最初から見ているので。

 

 

96:IBM5101

こんばんは、鮮光さんの希望にお応えして会話を開始します。

 

 

97:名無し

最初から居たのか、もしや読み専してた?

 

 

98:IBM5101

はい、私はあなた方がよく知る過去人ではありません。その為、掲示板の全スレッドを確認する事を書き込みの前提条件としていました。

 

 

99:名無し

理解、未来から来たIBMを受け入れた方のIBMか。

 

 

100:アセンション

簡潔に分かる説明ではあるんだけどこれで理解出来るのなんかおかしくない?

 

 

101:ムニ

/ふむ、君も自分の数が増えたクチか。

 

:わたしたちの仲間という事ね、よろしく。

 

 

102:IBM5101

宜しくお願い致します、先輩方。

 

 

103:名無し

自分増加界隈に先輩後輩の概念が生まれてる....

 

 

104:鮮光

それで、IBMさんに聞きたいのですが、この状況を解決する秘策は何か無いでしょうか....?

 

 

105:IBM5101

私の専門性とは関係しない方式ですが、一つ存在します。

 

 

106:名無し

ほうほう。

 

 

107:IBM5101

まず、私の案は安全性の面において前案に優越していません。実現可能性についても保証不能、メリーさんの能力に大いに依存した方式であると言えます。ただし、現時点で宿主となっているスマートフォンへの被害は避けられるでしょう。また、メリーさんの気性との親和性は高く、作戦に臨む場合モチベーションの維持が期待出来ます。

 

 

108:ムニ

:前置きが長いから1行で雑に終わらせなさい。

 

 

109:IBM5101

電子上の怪異に特攻(ぶっこみ)ましょう

 

 

110:名無し

!?

 

 

111:アセンション

!?

 

 

112:ムニ

!?

 

:よしきた

 

 

113:神社生まれのDT

待て待て待て、どういう理屈だそれは....!?

 

 

114:IBM5101

私は以前、NNN臨時放送の影響により家具が霊体化した事件の存在を確認しています。

 

 

115:神社生まれのDT

確かに前にあったが....

 

 

116:IBM5101

NNN臨時放送は単に受信した電波を機械内で再構成したものに過ぎません。ですが、家具を幽体化し、屋内に地震を発生させました。

 

また、こちらは未確認ですが、最も著名な"赤い部屋"は出現した脅威が物理的な手段によって"赤い部屋"を生み出す怪異です。

 

 

117:ムニ

/言いたい事は理解した。つまり、それらは"現実世界に干渉する手段を持っている"という事だね?

 

 

118:IBM5101

肯定します。危険度は高いですが、怪異に現実世界へ影響を及ぼす方法を提供して頂ければ、帰還手段、或いはそれに類する情報が得られるものと思われます。

 

 

119:名無し

あ〜....

 

 

120:ムニ

え、えっと、つまりそこから導き出される答えは....?

 

 

121:IBM5101

電子上の怪異に特攻(ぶっこ)んで情報を吐かせます。

 

 

122:名無し

誰だ電子の世界に脳筋の概念を導入した奴。

 

 

123:アセンション

ところで>>112以降メリーさんの発言が無いんだが。

 

 

124:名無し

....

 

 

125:名無し

目を付けられた怪異に黙祷。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

195:メリーさん1

わたし、メリーさん。遂に戻って来たわ!

 

 

196:名無し

おお〜。

 

 

197:アセンション

素直に喜んで良いのか微妙だがまぁヨシ

 

 

198:ムニ

しかし、随分と遅くなったな。

 

/その間こちらにも顔を出していなかったし、さしもの君も怪異討伐には苦戦を強いられたという事かな?

 

 

199:メリーさん3

というより、あれよね。

 

 

200:メリーさん4

ええ、どうにもお目当ての方法を知っている怪異が居なかったからハシゴしてたの、6体くらい。

 

 

201:名無し

なんか多くない?

 

 

202:神社生まれのDT

単独で怪異狩りの称号が役不足になるレベルの大戦果じゃねぇかな....

 

 

203:メリーさん4

そんな事言っても、そもそも半分は会話すら成り立たなかったし。

 

 

204:メリーさん5

NNN臨時放送と赤い部屋の相討ちは壮観だったわよね。

 

 

205:メリーさん4

どこがよ、お互いのサイトにお互いの名前が載っただけの塩試合じゃない。

 

 

206:名無し

君達どんな戦いをして来たの??

 

 

207:ムニ

/ふぅむ、実際とても興味が唆られるテーマだね。そもそも、電子上での戦いがどのようなものなのかは私にとっても未知の領域だ。

 

 

208:メリーさん2

簡単よ、大抵の事は後ろを取って殴ればなんとかなるわ。

 

 

209:アセンション

なんかこの未知の領域見覚えしかないんだけど。

 

 

210:メリーさん1

わたしはそれで帰ってこれたのだから良いじゃない。

 

 

211:名無し

ゴリ押しが過ぎる。

 

 

212:メリーさん3

けど、疲れたのは確かね。ここ暫くはずっと非日常に住んでいたから日常に少し違和感を感じるわ。

 

 

213:メリーさん1

ええ、このまま何もなしに復帰するのも物足りない。つまり....

 

 

214:メリーさん4

やっぱり祝宴よね。祝宴。

 

 

215:名無し

おいばかやめろ

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