どうも、ラブコメの女神の彼ピです。取り敢えずそこの友達以上恋人未満でイチャイチャしてるお前らっ!さっさと付き合いたまへ!!   作:錦恋

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第3話

『……』

 

参ったな。目を合わせたまま、固まって動かなくなった。どうしよう、スキルが発動してるなら僕が命令をするまでは動かないって事か?

 

「……"いつも通りにしてください"」

 

『はい、分かりました』

 

って言うか僕はラブコメが好きだけど、ラブコメがしたい訳じゃないんだよ。コレじゃ、ラブコメの主人公だ。ラブコメって言うか薄い本か?

 

『あの、質問をしても良い?』

 

さっきまでと変わらない様子でそう話しかけて来る。

 

「はい、何でしょう?」

 

『君とぶつかった時からずっと君の名前が頭の中でグルグル回っているんだよ、何でか分かる?』

 

うーん……スキルのせいですよ、って言うのか? 僕の体に触れたら僕の名前が相手の脳内にサブリミナル効果の如く焼き付けられるスキルのせいですよって?

 

なんか嫌だなそれは。ってかほぼ初対面でそんな告白したく無い。取り敢えず、はぐらかすか。

 

「産まれたての神様です、生後1時間ぐらいですかね」

 

『えっ?神様なんだ、いやぁ確かに似た様な匂いがしたけど』

 

「あの、此処から現世へ行けるんですか?」

 

『うーん、まあ行こうと思えばねまあ私はまだ配属されたばっかりだし、まだ行った事は無いけど。そこのハートの風船に乗れば行ける筈だよ』

 

「へぇ……」

 

最悪、あのハートの風船に飛び乗れば何とかなるか。

 

『そう言えば自己紹介してなかったね、私は■■◆■■(名前考えるの面倒臭い)だよ』

 

ん?なんか今……気のせいか?

 

『君は自己紹介しなくて良いよ、良い加減嫌になって来たから』

 

どうにか止められないか、このスキル。

 

《スキルを止めたい?そんな時は気合で頑張れ!》

 

嘘だろ?

 

《嘘だよぉ!止めたい時は煩悩抑制って言えば全てのスキルを停止できるよ、一部のスキルだけ止めたい時は煩悩抑制+スキル名で出来るからさ!》

 

ちょっと殴りたい。いや駄目だ。何で僕の脳内に、そう簡単にホイホイ入ってくるんですか。

 

《君の体は、ワタシの体と同じだからだよ!なんせワタシが作ったからね?》

 

何でいちいち、煩悩と戦わなきゃいけないんだ。

 

何とか煩悩を抑制した僕は、全てを話した。下手に隠して面倒な事になるよりはマシだし、何より全てあの異世界担当(クソ女神)の思い通りになる事は、なんかムカつく。そう思ってどうにでもなれと思って、話した僕だったが

 

それが、今世の僕の運命(サダメ)だったんだろう。逃れることは出来ず、話はどんどん進んでいった。

 

『面白そうだし私も暇してたんだよね、それに良い暇つぶしになりそうだし良いよ。その代わり私も1つ条件を付けようかな』

 

僕は状況について行けてなかった。と言うか早くこの場から抜け出して現世に行くなり、死ぬなり、何なり好きにしろって感じだった。

 

『月に1回私にラブレターを書く事(愛を囁く事)。それが彼ピの仕事だよ』

 

それを受け入れると僕は、現代学園ラブコメの風船に結び付けられ現世に放流された。

 

『じゃあね!恋野運命君(始めての彼氏君)♡』

 

《流石だね、まさかこんな簡単に上手く行くなんてね!まあ30000年の鉄血のアラサーだからね。当然と言ってしまえば当然かな?》

 

そしていよいよ、僕の学園ラブコメ生活?…所でどうなるんだ此処から?

 

《あっ確かに、今君は神様だから。多分……》

 

前途多難だなと思いながら、現実逃避をして本日2回目の上空の旅を楽しむ事にした。

 

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