【完結】翼無き不死鳥は陽を見るか   作:ふくつのこころ

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この小説における、フェニックス家の次男坊は報道関係の職にはつきません。
良くて職に就けるなら、駒王学園の教師じゃないですかね。
専攻は歴史じゃないでしょうか?



無敵の『   』その①

「魚捕りとは……」

 

 それから何日か過ぎた日のこと、トラヴィスとヴァーリは出会った、この川で暮らすようになっていた。最初はぎこちなかった魚とりは上手くいくようになったし、なにより魔力で発火させて焼き魚にすれば調味料は無くても旨味を感じるし、生で食するだけはいずれは飽きてしまうが、森になっている木の実を摘み、ソースを作ればよりよく味わえていた。ヴァーリは水面を見つめ、ゆっくりと瞳を閉じた。元から整った顔立ちをしていることと、銀髪が日光によって煌いていることで非常に映え、それでいて時折見せる、年相応の悪ノリはトラヴィスの擦れた心を癒した。

 

「いきることだ!」

 

くわっ、と今日の食料を捕獲する為、木々を使って編みこんで作成した籠を水面から勢いよく引き上げ、捕らえられた魚は水分を浮かばせてぴちぴちと跳ねている。最初でこそトラヴィスが魚捕り係で治療もこなしていたが、「さいきょうになるには、魚捕りも出来なくてどうする」と言って憚らないヴァーリが自ら食事の為の魚を捕りたい、と申し出たことでヴァーリがいつしかトラヴィスに変わって魚捕りをするようになっていた。どこで学んだのか、やりきったような表情で魚を掴んでトラヴィスに手渡す様はやはり可愛らしい。

 

「その真顔はなにか聞かないよ、僕は。ヴァーリも上手くなったなぁ、魚捕り。これでサバイバー・ヴァーリが生まれたわけだ」

 

『ドラゴン・サバイバー……。なんとも言えない響きだな、トラヴィス』

 

「えへへ、ありがとう、お兄ちゃん」

 

「なんせ、僕はハイセンスのトラヴィスだからね、アルビオンさん」

 

 光がヴァーリの背中から放出され、やがてそれは光の翼を形作ることとなる。少し高圧的で、それでも生家の者達よりも気品のある声の主はヴァーリの神器(セイクリッドギア)にして二天龍と呼ばれる強大な存在の傍ら、白い龍(バニシング・ドラゴン)アルビオンその人だという。尊敬する二人の人物以外に誰かに敬称を付けたのは何時以来だろうか?二人でこの森で暮らすうち、ヴァーリが旧魔王家に人間の女性との間に生まれた混血であることを聞き、その為に神器を宿すようになったと聞いた。才能が無く、ただ知識に優れただけのトラヴィスと正反対に強大な力とそれを制御する術を持っていたヴァーリはルシファーの家で化け物と呼ばれ、蔑まれていたという。

 

「そんなことを言ったら、悪魔って存在自体が化け物だよね」

 

 ヴァーリの身の上話を聞いた後、トラヴィスはなんでもないことを言うように感想を漏らした。長い寿命を持ち、転生悪魔を作りだす術、そのどれもが人間から見れば化け物でしかないだろう。最も、ただ魔力を持つ程度の運動神経が優れたくらいしか悪魔としての特徴を持たないトラヴィスにとって他の上級悪魔は化け物でしかなかった。

だから、技術を欲する。

技術があれば、知識があれば、自分より強い化け物の弱点をつけ、自分と同等の『弱い者』を助けることができる、自分の『目標』を、『夢』を叶えることが出来る。もう、二度とあの無様な自分には戻りたくない、との決意の表れでもあった。

 

「でも、トラヴィスもそうじゃないの……?」

 

「何も、そういうつもりで僕は言ってるんじゃないんだよ。視界を広げよう、ってことさ。人間から見れば、僕らは化け物でしかないんだよ。綺麗ごとをいくら述べようが、その事実を曲げられないだろう。僕にはヴァーリのように強い力は持っていないけれど、ヴァーリは僕の持っていないものを持ってる。他の誰がなんと言おうと、言わせておけばいいじゃないか。いつか見返してやろうよ、そのための力なんだろうさ」

 

「おにいちゃん、私……」

 

「貧弱だけど、肉壁にはなれるだろうさ」

 

 才能が無かったからこそ、ヴァーリのように研鑽を積めば神をも殺せ、魔王をも超越しうる白龍皇の光翼はなによりも眩く映った。涙を浮かべるヴァーリを優しく諭し、その直後だろうか、二天龍のうちの一体の白い龍アルビオンとファーストコンタクトを交わしたのは。

上位の存在でありながらも、何処の勢力にも所属できず、嫌われていたという身分ではトラヴィスと通じ合えるところがあったんだろう、トラヴィスはそんな神器に封じ込められてしまった白い龍に対してはじめて目上の者に対する敬意を示したのだった。

 

そのとき、はじめてヴァーリはトラヴィスを『おにいちゃん』と呼んだのだった。

 

 今のトラヴィスにとっては最も重く、最も大切な言葉であった、そのワードはトラヴィスもまた貰い泣きしてしまうほどであった。後になって思い返してみても、重くのしかかる言葉の意味にどうしてあのときの自分は無茶苦茶に八つ当たりをしなかったのか、と思うと今でも疑問に残るくらいだった。

 

「ここで、この僕が作ったミカンソースを垂らします。するとどうでしょう?」

 

「美味しそうだね、おにいちゃん。早く食べようよ!」

 

『……大変だな、トラヴィスも。また私が聞いてやることにするから、今は食事を摂るといい』

 

「結構、この瞬間を楽しみに生きてるんだけどなぁ……」

 

 焼き魚に手製の器に入れて保存しておいた、ミカンソースをかけて見れば香りもより際立ち、食欲をそそる。既に肉体を失い、精神体に等しい存在になってしまっているアルビオンでさえ、トラヴィスのサバイバル技術には驚かされるばかりだ。すっかり、ヴァーリの「おにいちゃん」となっているトラヴィスを慰め、いただきます、とトラヴィスとヴァーリが手製の串に刺したミカンソースをかけた焼き魚を頬張ろうとした時、二人は背後から視線を感じた。この森にはそこまでまだ長い、と言えるほど滞在していないが、猛獣のような魔獣がいる可能性がある。

 

「おにいちゃんと私のごはんを邪魔するとは、いい度胸。邪魔者殺すべし、慈悲は無い」

 

「ヴァーリ、邪魔をされることを憤るのには同意するけど、それにしてはまず相手を見ないと」

 

「わかった。ん、おにいちゃんの料理美味しい」

 

『私にはお前達が他人には思えないな、兄妹だといわれても全く驚かないぞ』

 

 光翼を顕現させ、気配のした方へと焼き魚の突き刺さった串を片手に向かっていこうとするヴァーリの手首を掴み、こちらに振り向かせると口元についた食べかすを拭き取ってやり、引き寄せるとアルビオンは宝玉を点滅させながら呆れるような、けれどもどこか寂しそうな口調で呟いた。焚き火の火は消さないまま、気配のした木陰の方へと近づいていくと小さな白髪の頭が見える。

 

「や、何してるの?」

 

「……」

 

 しかし、反応はない。最低限のコミュニケーション能力を持ち合わせているつもりだったが、何かまずいことでも言っただろうか?それとも、まだ隠れているつもりだろうか。こちらに見つかっているというのにそれを認められず、隠し通そうとする意思は愚かで傲慢なライザーのようにも思えた。

白髪の小さな頭に右手を伸ばそうとすると、ヴァーリが右手を掴んで両手で抱きしめて離さない。

未知の者に対する恐怖、敵対心が彼女の中で積み重なっているのだろう。気を許せ、触れ合える者がトラヴィスしかいない以上、トラヴィスを失いたくない気持ちがヴァーリの中で溢れんばかりでトラヴィスに傷ついて欲しくない、との思いがある。妹同然の彼女がそんな様子を見せたことで右手を伸ばすのを止めるものの、別に関係を持とうとするのをやめたつもりではないらしく、左手を伸ばして白髪の頭に触れれば、むすっとした表情の白髪の小さな少女が手を振り払って顔を見せた。

 外見の年齢の割に小柄な体型でヴァーリより年下に思えるが、頬を膨らませて焚き火の方にある焼き魚の方へと視線を映した。服装は最低限のもの、と言った様子で貧しいのだろうか?すっかりボロボロなトラヴィスとあまり変わらない。

 

「……触らないでください、汚れてしまいます」

 

「なに?おにいちゃんが貴方に触ったら汚れると言うの?おにいちゃんは綺麗だよ、とっても」

 

「……そんなことは関係ないんです。……いい匂いがします」

 

 トラヴィスの手をはたいた少女はジト目で見上げた。その猫目のような視線はトラヴィスを警戒しているようで、ヴァーリと出会った時に彼女がしていた視線と似ている。恥ずかしげもなくトラヴィスの頬と自分の頬をくっつけたヴァーリはトラヴィスをしゃがませて顎をその金髪に当てて、人差し指の指先でくるくると弄っている。空いた手ではトラヴィスのもう片方の頬に触れており、トラヴィスのズレた眼鏡に当たってばかりいてトラヴィスはヴァーリを振り払おうにも、自分を頼りにされているのが嬉しかったのもあってそうしなかった。そんな金髪と銀髪の二人を羨ましそうに刹那に目を細めた白い少女は焼き魚の方へと視線を向けた。腹を空かせているのだろうか、とトラヴィスは残り数本のうちの一本にミカンソースをかけて渡した。

 

「はい」

 

「おにいちゃん、この子にあげていいの?知らない子なのに?」

 

「……その子も言ってるじゃないですか、いいんですか?私に焼き魚を渡してしまって。食事だったでしょうに」

 

「いいんだよ、いつでも捕れるから。それに妹同然の子とあまり変わらない子が腹を空かせるのは、僕としても見ていられないし」

 

「私が、おにいちゃんの妹……」

 

 焼き魚を受け取って両手で串を支え、小動物のような可愛らしい仕草で焼き魚を頬張る彼女はとても愛らしく、トラヴィスの右腕にしがみつくヴァーリはブツブツと自分がトラヴィスが“妹同然”との発言に顔を赤らめ、つぶやいた。少女の方は怪訝そうに二人を見つめ、落ち着いてからはトラヴィスの容姿に目を奪われた。フレームのズレた眼鏡に太陽のように眩い金髪、どこか餓えた猛獣のような色をその鮮やかな瞳に秘めていた。その瞳の色は決して怖ろしい、と少女には感じず、むしろ『黄金』のような輝きの中に強い牙のような『意思』を感じた。

 

「ん?どうしたんだよ、こっち見て」

 

「……いえ、変な人だなって」

 

「おにいちゃんは変じゃないよ!」

 

「いいよ、ヴァーリ。それに、初対面としては当然の反応だと思うよ。それに君もそうだったじゃないか。僕はトラヴィス=A(アウル)。こっちのカワイイ子はヴァーリ。君の名前を教えてくれないかな?」

 

「おにいちゃんは誰にでも言うんだね……」

 

「うん?今、なんて言った?」

 

 なんでもない、とヴァーリはトラヴィスの言葉をあたふたした様子で逸らし、気まずそうに笑ってはぐはぐと焼き魚を食べるスピードが上がった。そんなヴァーリに優しく微笑み、まるで本当の兄のように人目を憚らずにいつくしむのはやはりトラヴィスの中で「なかよしきょうだい」という者への憧れを捨て切れなかったからだろうか。白髪の少女は少し過保護なところもありつつも、この金髪の眼鏡の少年のように優しい少女の姉を思い出した。森の中ではぐれてしまったが、探してくれているのだろうか?

 

「……私は、白音と言います。なんとお呼びすればいいですか?」

 

「好きに呼んでくれよ。そんなに改まる必要はないよ、白音。同年代のともだちとでも思ってくれたら、僕は嬉しいかな。固くなられるとどうしたらいいか、困っちゃうし」

 

「……では、トラちゃんと」

 

「そうか、僕は女の子には受け(ネコ)だったのか」

 

「ネコ?おにいちゃん、ネコだったの?」

 

「お前はまだ知る必要はないよ、ヴァーリ。いや、出来る事なら知らないでいてくれ。これ、おにいちゃんとの約束な?」

 

「うん♪」

 

 気軽に呼んでくれればいい、と言ったものの、まさかネコに名付けるような名前を付けられるとは思わなかった。純粋なままでヴァーリにはいて欲しい、と願うものの白音がまさかこんなにも遠慮しない性格だとは思わなかった。焼き魚を渡してから即座に食べ終えたところで健啖家なのだろうな、とだけ感想を抱いたトラヴィスが間違っているのだろうが、おにいちゃんと年下の少女に呼ばれるのはまだしもペットに付けられるような愛称を付けられ、呼ばれるとは流石にトラヴィスも吃驚した。

 

「おや、白音。こんなところにいたのかい?帰ろう、な?……うん、そちらの薄汚いのは」

 

 新たに現れた靴音と共に姿を見せたのは、小奇麗な格好をした貴族の男性だった。途端に白音はトラヴィスの背後に隠れ、一方のヴァーリに至ってはトラヴィスの腕からはなれて臨戦態勢をとっている。白音はまだしも、トラヴィスを何かあれば護る為に戦闘に入れるよう、用意を整えているようだ。ボロボロになったトラヴィスの服を掴み、伝わってくる白音の身体の震えは尋常ではないが、男性の表情は至って穏やかだ。男性からは邪気が伝わってこないが、このように敵意のなさそうな者であるほど性質(タチ)が悪く、性格が悪いのはトラヴィスは学習済みだ。

 トラヴィスが震えの理由は大体察してはいたものの、白音の口から聞けるならば聞いておこうと思い、背後の方に視線をやったとき、男性は口を開いた。

 

「うん?そこの銀髪のお嬢さんと一緒にいるのは、最近はめっきり姿を見せなくなってしまったフェニックス家の次男坊のトラヴィス=(アウル)・フェニックス様じゃないか!?白音、なにがあったか知らないが、トラヴィス=A様と知り合いになっていたとはな……。トラヴィス様、貴方のことはつくづく耳に挟んでおりますぞ、なんでも、フェニックス家の“神童”であるとか」

 

「……本当なんですか?」

 

「おにいちゃん?」

 

「ああ」

 

 不思議そうな表情をヴァーリが、怯えたような視線をトラヴィスに白音が向ければ、トラヴィスは小さく頷いた。白音がつい、『トラちゃん』と滑りそうになったが良い留まる事ができたのは主らしき男性へ恐怖心を抱いているからだろうか。自分が小汚い格好をしていてもフェニックス家の者と理解したのは、あの屑の父親と母親の面影が良くも悪くも自分にはあるわけで、既に社交界デビューをしているであろう、愚弟のライザーと似ているところがあるからだ。フェニックス家と直接的なつながりはなくとも、強力な回復アイテムの『フェニックスの涙』による収益で成り上がって冥界における地位を得ている今、フェニックス家は冥界で注目を集めていた。暫くの間、ヴァーリ以外では今日知り合った白音以外に会話した者がいなかったトラヴィス。

 久々に出会った、『ゲロ以下のニオイ』のする貴族との邂逅にトラヴィスは業務的な笑顔を張りつけ、不敵な態度をとって見せた。

 

「……いえね、この森の中でフェニックスの炎の修練に励みに訪れていたのですよ。確か、貴方のお名前はクーライ・ミラストスでは?」

 

「ほほう、噂通りに面会したこともない私の名を覚えていて下さるとは、やはり噂通りの聡明な方のようだ。仰る通り、私はミラストス。フルネームはクーライ・ミラストスだ。こんなところで立ち話もなんだし、我が家に案内しましょう。……さ、行くぞ、白音」

 

 これといって特徴もなければ、才能も感じられないミラストスの名前は幼少期に父親から聞いた名前を偶然にもトラヴィスが覚えていたのが幸いしたようだ。トラヴィス自身がフェニックスであるのを名乗った時にヴァーリは知っていたが、白音は目を丸くしてしまった。先ほどまでのトラヴィスは優しく、見ず知らずであった自分に食料を無償で分け与えてくれた『お人好し』な人だった。そんな彼がそのような面を一切感じさせず、この貴族の男のように上辺に仮面を被るようにしてミラストスと会話をしている。それが信じられなかった。

 この会話の中でいくらか虚偽があるとすれば、トラヴィスはフェニックスの炎は使えないが、それをあくまで使える(・・・)と言い張り、神童とのイメージをミラストスが未だに覚えているならば、努力に励んでいるアピールをすることが大切だ。こんなときはあの家の名前は非常に役に立つ。上下関係の厳しい悪魔社会、上位の悪魔にどのようにして媚びへつらうのか考えてばかりの貴族社会、似たくはないものだが、トラヴィスもまたあの(・・)家の血筋だった。

 

「……はい、ミラストス様」

 

自分の背中から離れ、白音はミラストスと距離を取りながらも、その後を着いていく。小さな身体はミラストスに押しつぶされてしまいそうで、焼き魚を与えたときのようにトラヴィスにはどうしても放っておけなかった。

 たとえ、これが自分勝手な自己満足の偽善としても。

 

「……クソッタレが」

 

「おにいちゃん?」

 

「ヴァーリ、気にしなくていいよ。僕が君のことを護るし、今はミラストスの家で美味しい紅茶を戴くとしよう。僕は紅茶にも見聞の深い男でね……」

 

「おにいちゃんが凄いのは知ってるよ、あまり時間は経っていないけどね?私も、おにいちゃんを護るんだから」

 

すっかり、トラヴィスに懐いてしまったヴァーリはその小さな指をトラヴィスのものと絡ませた。誰かと手を繋いだのは、『神童』と呼ばれ、もてはやされていた頃、両親に連れられて見に行った現魔王サーゼクス・ルシファーとその女王(クイーン)グレイフィア・ルキフグスの壮大な恋物語を見に行ったとき以来か。あのときのことを思い出してみれば、あの年の年齢の子供に魔王の物語ではあっても、その恋を舞台化したものは幼い子供には分からなかったんじゃないか、と思うがそこには両親のエゴが含まれていたのだろう。ただ、そのときの暖かい感触は忘れておらず、ヴァーリの手の温もりは彼女を必ずこの手で護る、とのトラヴィスの意思を強くさせた。

 




今回の元ネタ
クーライ・ミラストス→白音と黒歌を保護した上級悪魔の名前。元ネタはファーストネームはダークライ、ファミリーネームはヤ『ミラ』ミとガンダムOOのロックオン・スストラトスから。トラヴィスとヴァーリを白音を見つけたついでに保護するが……?
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