ハイスクールD×D 赤龍帝は半人半龍   作:I S S E I

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息抜きに書いてるからペースが亀以下。


第2話

イッセーが部室を去った後、リアスが魔王に連絡を取っていた。

 

リアス「はい、申し訳ありません。私が至らないばかりに. . .分かりました。それでは、こちらも進展があればまたご報告します。では、失礼します」

 

朱乃「部長、どうでした?」

 

通話が終わり、朱乃が訪ねる。

 

リアス「大丈夫よ、多少のお叱りは受けたけど。それと、お兄様が堕天使に直接抗議すると仰ってたわ」

 

朱乃「そうですか。それにしても、兵藤くんは何者なんでしょう?」

 

リアス「分からないわ。ドラゴンと人間のハーフなんて、前代未聞の存在よ。その彼を堕天使が監視、只事ではないわよ本当に」

 

2人は現状を再確認し、改めて事の重大さに気付いた。

 

そんな2人の会話に祐斗が加わる。

 

祐斗「部長は兵藤くんの事、どう思います?」

 

率直な疑問をリアスに問う祐斗。

 

リアス「正直、すごいと思ったわ。でも、それと同時に悔しいわ」

 

拳を握って悔しがるリアス。

 

祐斗「僕も、正直に言えば悔しいです。だけど、彼の言ってる事は正論です」

 

祐斗も同様、悔しさを滲ませる。

 

だが、それと同時に納得もしていた。

 

朱乃「私も、少々. . .いえかなり自覚が足りませんでしたわ」

 

朱乃は反省の気持ちが前に出ている。

 

小猫「私は会話に入る事も出来ませんでした」

 

小猫に至っては何も言えず凹んでしまっている。

 

ブルーな雰囲気になる部室。

 

その雰囲気を切り替えようと、リアスは手を叩く。

 

リアス「皆、くよくよしてても仕様がないわ。私達は私達に出来る事をしましょう!!」

 

朱乃「はい部長!!」

 

祐斗「はい部長!!」

 

小猫「はい部長!!」

 

リアスの掛け声に、気持ちを切り替える3人。

 

その後、イッセーの助言の通り見回りを強化し町中を警戒するリアス達であった。

 

 

リアス達が見回りを始めた頃、帰路に付いていたイッセーは. . .

 

イッセー「. . .動いたな、言われて動くの2流ってどっかで聞いたな」

 

イッセーは持ち前の感知力でリアス達の動向を探っていた。

 

イッセー「堕天使の場所は. . .町外れの教会か。魔力からして下級だな、雑魚だしどうとでもなるか。それにしても潜伏するなら魔力くらい隠せっての」

 

おまけに堕天使達のあまりの杜撰(ずさん)な潜伏っぷりに呆れていた。

 

数分して、イッセーは帰宅した。

 

イッセー「ただいま、悪いなお袋。野暮用で遅くなっちまった」

 

帰宅してすぐ、母親に謝罪するイッセー。

 

???「謝らなくていい、堕天使の件だろ。おおかた、悪魔に文句を言いに行ってたんだろ」

 

イッセー「お袋には敵わねぇな」

 

イッセーの母親は、イッセーの動向を把握していた。

 

イッセー「流石だなお袋、五大龍王最強は伊達じゃねぇな」

 

そう、イッセーの母親はドラゴンなのである。

 

ドラゴンの中でも強者に分類される、五大龍王と呼ばれるドラゴンが存在する。

 

その中でも最強と言われ、魔王に匹敵するとされるドラゴン。

 

天魔の業龍(カオス・カルマ・ドラゴン)、名をティアマット。

 

余談だが、龍王の上に天龍さらにその上に龍神と真龍が存在する。

 

イッセー「堕天使の方も鬱陶しかったからな、朝から監視されてイライラしてたしよ」

 

ティアマット「それなら私も気付いていた。それにしても、アザゼルは何をしてるんだ?」

 

愚痴を言うイッセーに対し、ティアマットはアザゼルに対して遺憾の表情である。

 

イッセー「確かになぁ、テメェの部下くらい管理しとけっての。まぁ、何にしても警戒はしておいた方がいいだろう」

 

ティアマット「まぁ、その方が良いだろう。それより夕飯にしよう、早く着替えて来い」

 

イッセー「分かった」

 

その後、イッセー達は夕食と入浴を済ませ床に付いた。

 

 

翌朝、イッセーは再び監視されていた。

 

イッセー(全く、鬱陶しい烏共が。仕掛けてきたら容赦はしねぇからな)

 

イライラが募るイッセーは、堕天使達への徹底抗戦を心に決めた。

 

そこから時は流れ、イッセーは屋上で昼食を摂っていた。

 

イッセー(飯の時でも見張りか、ご苦労なこった。気配が変わってるから交代で見張ってるんだろうけど、鬱陶しい事に変わりはねぇがな)

 

食事をして少し落ち着いたイッセーだったが、鬱憤が溜まってる事に変わりはない。

 

さらに時は流れ放課後となり、部活に所属していないイッセーは校門を出た。

 

その時、イッセーの背後から女が話しかけてきた。

 

???「あの、兵藤一誠くんですか?」

 

イッセー「ん?あぁ、そうだけど(来やがったな、クソ烏)」

 

イッセーは、その女が堕天使だと すぐに気付いた。

 

イッセー「俺に何か用か?そんなに暇じゃねぇんだが」

 

夕麻「私、天野夕麻といいます。私と付き合って下さい」

 

あろう事か告白されてしまうイッセー。

 

イッセー(そんな殺気を振りまいて、何が(付き合って下さい)だ。白々しいにも程があるだろ、それに変装するなら気配ぐらい消せっての)

 

あまりにもお粗末な変装にイッセーは呆れていた。

 

イッセー「すぐ近くに公園がある、そこで話そうぜ」

 

人目を避ける為、イッセーは公園に夕麻を誘う。

 

夕麻「分かった、行きましょ」

 

と笑顔で返事する夕麻。

 

 

公園の林道に入ったイッセーと夕麻は向かい合う。

 

そして、イッセーが話を切り出す。

 

イッセー「それで、昨日から監視してたのは何でだ」

 

そう問われた夕麻は、明らかに同様したがシラをきる。

 

夕麻「な、何を言ってるの!?監視って何の事!?」

 

イッセー「シラきるんじゃねぇよ、昨日の朝から監視してたのは分かってんだよ。下手くそな芝居と変装は、もう見るに堪えねぇから止めろ」

 

わざと煽るように核心を付くイッセー。

 

すると、夕麻は静かに怒りを露わにした。

 

夕麻「人間のくせに言ってくれるわね。下等生物の分際で、よくも私を愚弄してくれたわね」

 

そう言って、夕麻は本来の姿に戻った。

 

それを見たイッセーは、大声で叫ぶ。

 

イッセー「それと、隠れてるお仲間3人も出て来い!!!

 

夕麻「!?. . .気付いてるなら仕方ないわね。あなた達、出て来なさい!!!

 

一瞬は動揺する夕麻だったが、すぐに冷静になり仲間を呼び寄せた。

 

その瞬間、3つの影が木の影から飛び上がった。

 

イッセー「この気配からして、この2日間 交代で監視してなのもお前らだな」

 

出て来た夕麻の仲間3人を一瞥して、確認するように言い放つイッセー。

 

夕麻「驚いたわね、そこまで気配感知が敏感なんて」

 

イッセーの感知力に感心を示す夕麻。

 

イッセー「まぁな、それなりに経験は積んでるからな」

 

「それと」とイッセーは続けた。

 

イッセー「俺は純粋な人間じゃねぇぞ」

 

と言って、上半身を露にし裸足になる。

 

それを見て、小柄の女堕天使が言う。

 

???「へぇ、結構 鍛えてるッすね」

 

その言葉に、黒のボディコンスーツを着た女堕天使が続いた。

 

???「そうね、体格だけなら好みかもね」

 

それとは対象的に、スーツに紺色のコートを羽織った男堕天使が怪訝の表情で言う。

 

???「純粋な人間ではないとはどういう事だ?」

 

イッセーが口にした言葉に首を傾げる。

 

それが聞こえた夕麻は、その疑問を否定する。

 

夕麻「どうせハッタリよ、気にするだけ無駄だわ」

 

イッセーも聞き取れた様で、挑発混じりに言う。

 

イッセー「お前らのお粗末なおつむで考えるだけ無駄なんだよ。ハッタリかどうか、その目で確かめな」

 

イッセーの言葉に、4人は顔を顰めて憤慨しようとした。

 

だが、声を発する前にイッセー体が体を変化させた。

 

夕麻「な!?何故 体に鱗が!?」

 

???「何なんすかアレ!?」

 

???「どうなってるんだ!?あの変化は!?」

 

???「まさか、あの言葉はこの事か!?」

 

イッセーの変化に驚く4人。

 

胸部と腹筋 以外が赤い鱗で覆われ、手足も変化。

 

さらに背中には翼が、腰のつけねには尻尾が形成された。

 

そして口元に2本の長い髭が伸びる。

 

最後に、頭に2本の角が生えた。

 

[イッセー龍人形態]である。

 

イッセー「お前らの親玉の指示なのか、お前らの独断なのかはどうでも良い。お前らが目障りだから、ここで始末する」

 

そう言って、イッセーは夕麻達に向かって飛び上がった。




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