ハイスクールD×D 赤龍帝は半人半龍 作:I S S E I
イッセーが飛び上がった瞬間、反応したのは夕麻だった。
夕麻「皆!!はなr」
だが、言いきる事は出来なかった。
???「ガハッ!!!」
男の堕天使はイッセーに胸を腕で貫かれていた。
夕麻「ドーナシーク!?」
ドーナシークと呼ばれた堕天使は、吐血しながらもイッセーを睨みつけていた。
イッセー「この状況でそんな目が出来るとはな、雑魚の割には良い根性だ」
「だが」とイッセーは不敵な笑みを浮かべる。
イッセー「根性だけじゃどうにもならねぇよ」
と言った瞬間、ドーナシークの体が炎上した。
体を焼かれる苦痛に、ドーナシークは絶叫して悶苦しむ。
ドーナシーク「ぐあああああああ!!!」
夕麻「ドーナシーク!?」
???「ドーナシーク!?」
???「ドーナシーク!?」
それを見て動揺する3人。
イッセー「人の心配してる場合か?」
夕麻「!?」
???「!?」
???「!?」
イッセーの言葉に我に返る3人。
夕麻「カラワーナ、ミッテルト!!距離も取って!!!」
イッセーから距離を取りながら、2人の堕天使に支持ヲ飛ばす。
カラワーナ「はい!!」
ミッテルト「はいッす!!」
夕麻の支持に従い、2人も距離を取る。
イッセー「良い判断だな。あのまま近くに居たら、俺の炎に巻き込まれてたからな。それはそうと、この燃えカスどうするかな?」
夕麻の判断を称賛した。
その後、イッセーの右手に刺さったままのドーナシークの遺体に目を向けながら言う。
夕麻「貴様、言うに事欠いて燃えカスだと!?」
イッセーの言葉に憤慨する夕麻。
イッセー「逆ギレしてんじゃねぇよ。そもそもお前らが、俺を狙わずに大人しくしてれば良かっただけだ。なのにお前らは俺を狙った、返り討ちにされても文句は言えねぇんだよ」
「ましてや」とさらに続けた。
イッセー「敵陣に不法侵入して好き勝手しといて、お咎め無しなわけあるか。お前らの行為は、堕天使の看板に泥を塗る行為だ。もっと分かりやすく言えば、お前ら自身で大将の面子を潰してんだよ」
夕麻「!?」
カラワーナ「!?」
ミッテルト「!?」
イッセーの正論に、3人は言葉を失った。
そして、現実を突き付けられ取り乱し始めた。
夕麻「そ、そんな!?私はただ、アザゼル様の為を思って!!」
ミッテルト「ウチらのした事って!?」
カラワーナ「あぁ、そんなぁ」
そんな3人に、イッセーは冷たく言い放つ。
イッセー「感傷に浸ってる暇があると思ってんのか?さっさと観念して念仏でも唱えな」
そう言って、腕に刺さった遺体を振り下ろしながられいなレイナーレ達に襲いかかろうとした。
その時だった。
???「そこまでだ」
イッセーの後方から、男性の声が響き渡りイッセーを制した。
イッセー「誰だ」
イッセーは声がした方へ振り返る。
そこには、オカルト研究部の面々の他にリアスと同じ髪色をした男と黒と黄土色のツートンヘアーの男が立っていた。
イッセー「えらく遅い登場だな。それとその2人は誰だ?」
イッセーは着地しながら知らない2人の正体を聞く。
その問に、紅髪の男が答えた。
サーゼクス「自己紹介が遅れてすまない。私はサーゼクス・ルシファー、魔王を襲名したリアスの兄だ」
それに続いて、もう1人も自己紹介した。
アザゼル「俺の名はアザゼル、堕天使共の頭をやってる」
アザゼルが自己紹介した瞬間、イッセーは顔を顰めた。
イッセー「テメェがコイツ等の親玉か。こんなのが子分なら、親玉の底も知れるな」
アザゼル「おいおい、やけに突っ掛かるなぁ」
イッセーは挑発するが、アザゼルは笑みを浮かべながら言葉を返す。
イッセー「てめぇの監督不足でこの状況になってんだぞ、ヘラヘラと笑ってんじゃねぇ」
アザゼルの態度に憤慨したイッセーは、煉瓦畳が砕ける程の力で踏み込みダッシュした。
そしてアザゼルの顔面に向かって蹴りを放つ。
バキッ!!!
距離にして5m程 離れていたが、イッセーの速度にギリキリで反応してガードするアザゼル。
だが、完全に反応しきれずガードごと吹き飛んだ。
アザゼル「ぐわああぁぁ!!!」
ガシャアアアァァァン!!!
蹴り飛ばされたアザゼルは、10m以上も離れた所にある噴水に激突した。
サーゼクス「まさか、アザゼルをあそこまで飛ばすとは!?」
声こそ冷静だが、アザゼルの実力を知っているサーゼクスは驚愕していた。
すると、イッセーは
その直後、翳した手から水色の魔法陣が現れた。
イッセー「
イッセーが詠唱した瞬間、噴水の水がアザゼルを包み込んだ。
アザゼル「ゴボボボ!!!」
その光景に、イッセー以外の全員が息を飲んだ。
アザゼルは突然の事に息を吐いてしまい、脱出しようと泳ごうとする。
イッセー「無駄だ」
だが、イッセーは水流を操り脱出を阻む。
リアス「貴方、魔法が使えるの!?」
イッセー「あぁ、お袋から教わった基礎の簡単な応用だがな」
リアスの問いに答えた後、イッセーは左手を上に翳した。
イッセー「ただ溺れるだけで終わると思うなよアザゼル、同時に感電しとけ」
そう言って、左手に黄色の魔法陣を作り魔力を溜める。
イッセー「
そう詠唱して放ったのは、高密度の雷だった。
だが、その雷がアザゼルに届く事はなかった。
イッセーが放った雷は、別方向から飛んてきた雷によって相殺されたからだ。
イッセー「おいおい、なんで邪魔するんだ?」
ティアマット「止めるに決まってるだろイッセー。お前、アザゼルを殺す気か?」
その声のする方に他の全員が顔を上に向けた。
イッセーの雷を止めたのは、イッセーの母であるティアマットだった。
ティアマット「イッセーが龍化した気配がしたから来てみれば、まさかサーゼクスとアザゼルが来るとわな」
サーゼクス「まさか、貴女が現れるのは想定外だよ。龍王ティアマット」
「「「「「「「えぇ!?」」」」」」」
ティアマットの名を聞いて、グレモリー眷属と堕天使3人が驚愕した。
ティアマット「とにかくイッセー、早く水玉を解け」
イッセー「ッチ. . .分かったよ」
ティアマットに促され、イッセーは渋々 魔法を解いた。
アザゼル「ゲホッ!ゲホッ!」
窒息から解放されたアザゼルは、その場で咳き込んだ。
ティアマット「随分と感が鈍ったなアザゼル。神器にうつつを抜かしてるからだバカが」
アザゼル「ティアマット!?なんでお前が居るんだよ!?」
水の牢獄に囚われていて気付いていなかったアザゼルは、ティアマットの小言で存在に気付き驚愕する。
ティアマット「息子が戦闘態勢に入ったから様子を見に来たんだ」
アザゼル「おいおい、お前に息子が居るなんて なんの冗談だ?」
ティアマットの言葉を疑うアザゼルにイッセーが割って入る。
イッセー「その息子が俺だ、無能総督」
「「「「「「「「「えぇ!?」」」」」」」」」
考えすらしなかった間柄に、またしても驚愕の声が響き渡る。
イッセー「うるせぇなぁ、いちいち声を張り上げんなよ」
と言いながら小指で耳を掻くイッセーであった。
仕事がしんどい(ーー;)