「禅城葵のことは忘れろ。そうすればお前は強くなる」   作:らくべえ09

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間章  切嗣 人を集め愛娘を奪還せんとすること

 

 

 

 

「退院なんでとんでもない!!」

 

 断固として反対する医師に暗示までかけ、カルテを改竄させ――

 衛宮切嗣は退院した。

 

 肉体が、もう長くないことはわかっていた。

 〝鞘〟の力で抗っていたものが、崩れているのだ。

 

 ●●士郎。

 

 切嗣が自身を捨ててまで救った少年。

 今は、衛宮士郎となっている。

 

 多くのことは、舞弥に任せる形になっていた。

 士郎のことも気がかりだが、今は果たさねばらならないことがある。

 

 

 そのために――

 

 

「依頼かい」

 

 ある場所で、切嗣はその男と会っていた。

 

 蛇崩雁夜。

 

 雁夜はあまり気乗りしない、そんな顔で切嗣を見ている。

 

「ああ、報酬はできるだけ出す」

 

「頼りない話だなあ」

 

 雁夜は嘆息するが、そのまま帰る様子もない。

 

「で? 何をすればいいんで? こっちはしがない拝み屋なんだが」

 

「それは――」

 

 

 

 

「はあああああああああ!?」

 

 内容を聞かされ、雁夜はあきれ果てた。

 

「あんた、あのアインツベルンに喧嘩売ろうってのかい?」

 

「喧嘩をする気はない。ただ……」

 

「どっちにしたって同じことだよ」

 

 雁夜は言って、顔を右手で覆った。

 

「で、一応聞いておくが何人でいくんだ?」

 

「2人だ。僕とあんたで」

 

 本来なら、舞弥の助けも欲しかった。

 しかし、彼女には養子のことを頼んでいる。

 

 あの少年を一人にするわけにはいかなかった。

 

「……そりゃ自殺するようなもんじゃねえか。魔道の世界は専門じゃないが、アインツベルンのことくらいは調べてるぜ?」

 

「頼む」

 

「いや、頼むって……」

 

 雁夜は苦り切った顔になる。

 このままとっとと逃げ出して、酒でも飲みたい気分だった。

 

「どうしてもやるってのなら、俺たちのほかに腕利きを最低2人は欲しいぜ……? 報酬は大丈夫なんだろうな?」

 

「ああ」

 

「じゃあ、まあとにかく伝手(つて)を当たってみるか……」

 

 

 

 

 そして、雁夜はまず同業者である九十九乱蔵に連絡を入れた。

 生憎乱蔵は他の先約があり、断られたが――

 

「師匠の知り合いでいい人がいる」

 

 ということで紹介されたのは、霊光波動拳の幻海なるベテラン。

 業界でもその人ありとされる達人であった。

 

 ――そういやあ……。

 

 又聞きだが、桜を新たに迎え入れた先でもある。

 

 しかし結果は、

 

「悪いが、まだ目の離せない子供を預かってるんでね。ドイツまで遠出は無理だ」

 

 ここも不発であった。

 

「代わりに、日本でぶらぶらしている暇だが、腕は立つやつ……いや、やつらがいる」

 

 

 最終的に紹介された相手。

 

 

 その2人と共に、雁夜は再び切嗣と会うこととなった。

 

 ケイネス・エルメロイ・アーチボルト。

 秋葉 流。

 

 ケイネスは、魔術世界では名の知れた男。

 秋葉は、仏教系退魔師で有数の実力者だった。

 

「お前が噂の魔術師殺しか――」

 

 ケイネスは切嗣を見ながら、静かに言った。

 

「あちこちで恨みを買っているそうだな。そして、今度はアインツベルンと敵対か」

 

「……娘を取り戻したい」

 

「泣かせる話だな。だが、仮に成功しても後始末が面倒になる。いや、お前の手に負えるかな」

 

「そこはあんたの出番じゃないのかい」

 

 秋葉が少しからかうように言った。

 

「まあ、アインツベルンの秘術を得たいと思う連中はいくらでもいるだろうが……」

 

 ケイネスは、何か考えるようにこめかみを揉む。

 

「あんたにも十分利があると思うけどねえ」

 

「そういうお前はどうだ。なんの利がある――」

 

 ケイネスは、秋葉を見た。

 

「いやあ、ただ面白えと思ってね」

 

「面白い?」

 

「魔術界でも指折りの連中に喧嘩を売って、小さな子供を強奪しようなんざめったに体験できねえ。妖怪(ばけもの)との戦いはいくらでもあるが、魔術師ってのはやったことが少ない。しかも、国外ときた」

 

「物好きだな」

 

「違いねえや。ま、やばくなったら逃げるさあ」

 

 ――あきれたね……。

 

 雰囲気からして、雁夜よりもずっとこの男たちが乗り気なのがわかった。

 秋葉はともかくケイネスは、立場的に切嗣と敵対するのが自然なのではないか。

 

「まあ、いい。アインツベルンの術がどれほどのものか。興味がある」

 

「じゃあ、やるのかい?」

 

 決まり切った問いを、雁夜は投げかけた。

 

 

「やろう」

 

「やろう」

 

 

 つまりは――

 

 そういうことになった。

 

 

 

 

 

 結局、雁夜は半分引きずられるような気分でドイツへと向かった。

 

 途中経過は省く――

 

「……ったく、ムチャクチャだな!?」

 

 城を守る結界を無理やりにこじ開け、一同はアインツベルン城へと潜入……。

 いや、殴り込みをかけることとなった。

 

 結界に対して非常に手がかかるだろうと踏んだ雁夜だったが、

 

「こういう役に立つとはなあ!」

 

 秋葉が持ち込んだ使い魔が活躍する。

 

 結界自在妖・間槌。

 

 楕円形みたいな形をしたこの妖魔は、結界を自在に作り出し、またこじ開けるという厄介な能力を持っていた。

 自分の意志を持たず、使い手に従うほぼロボットみたいなものだ。

 

「ったく、どんだけいるんだ!?」

 

 襲ってくるホムンクルスの群れ、また群れ。

 それに辟易しながら、雁夜は叫んだ。

 

 幸いというべきか。

 

 向こうの武装は斧や槍、あるいは弓やボウガン。

 近代火器は皆無だった。

 

 向こうの勝手を知っている切嗣がいるだけに、罠をなんとか潜り抜けての侵攻。

 

 ケイネスは真正面から飛び込み、大群のホムンクルスたち相手に獅子奮迅であった。

 

 拳。足。手刀。膝。時に頭突き。

 

 それらがすべて破壊兵器と化して、ホムンクルスを砕いていた。

 まるで、内部から爆破するようなダメージ。

 

 人の形をしたものが、風船みたいに破裂するのは、

 

 ――グロいもんだ……。

 

 当分肉は食いたくないな、と血に慣れているはずの雁夜でさえ思った。

 

 

 そして。やがて。

 

 

「キリツグ!?」

 

「イリヤ!!!」

 

 奥の部屋に監禁されていた少女は、父の腕に抱かれることになった。

 

「バカ! バカバカバカバカ!! おそいよ!!!」

 

「ああ……すまない、本当にすまない。すまなかった」

 

 

「――感動の再会はけっこうだが、急ぐぞ。相手は待ってくれん」

 

 ケイネスが抱擁する親子に言った時――

 

「……やばい?」

 

 嫌な感覚を、雁夜は覚えた。

 

 感覚と言うよりは、聴覚。

 

 巨大な振動が近づいてくる。

 

「おいおいおい、やばいぞ!?」

 

 そうつぶやいた時だった。

 

 

 巨大なものが、壁を突き破って乱入してくる。

 

 

「ゴーレム!?」

 

 白い少女が叫んだ。

 

 金属。少なくとも表面はそれで覆われた巨像が床を踏みつぶしながら進んできたのだ。

 

「おいおいおいおいおい………ありかよ、これ?」

 

「ふん。ホムンクルスをこれだけ量産できるのだ。ゴーレムくらいは扱えるか」

 

「問題は……」

 

 秋葉は法力を練り、ゴーレムの動きを縛った。

 

 相手を封殺するのは得意とする宗派ゆえか。

 しかし、秋葉の術はゴーレムをわずかにのろくしただけだった。

 

「まずいな。妖怪(ばけもの)でも生き物でもないんで、効果は薄い。それに――」

 

 秋葉が飛びのく。

 その後へ、ゴーレムの拳が床を砕いた。

 

「とんでもねえ馬鹿力だ!!」

 

「ふんっ!!!」

 

 気合を込めたケイネスが走り、巨像の足元を走り抜けた。

 

 その一瞬で、裂帛の蹴りを叩きこんで。

 

 ビシリ。

 

 と、ゴーレムの片足に小さな亀裂が走った。

 

「……やはりな。かなりの硬度と展性だ。魔術師殺しとの〝交流〟から学んだらしい」

 

「……っ」

 

 わずかに切嗣を見て言ったケイネス。

 それに対して切嗣は顔をしかめた。

 

 並の素材ならば、ケイネスたちの攻撃で破壊されただろう。

 しかし、目視した強度からして多少の火器では牽制にもならないとわかった。

 

「こらぁ厄介だな。しょうがねーからよ、二組に分かれようや」

 

 Vサインを立てながら、秋葉が言った。

 

「一組はお嬢様を連れてとんずらする。もう一組は、このデカブツをはじめとした敵さんを足止めしてから逃げる」

 

「で、組み分けは……?」

 

 雁夜は頭を掻いて一応の質問。

 

「そうだな。とりあえず、パパさん、お嬢様を早く連れてきな?」

 

「結局、衛宮以外居残り組じゃねーか!」

 

「あんたもとんずら組にいきてーか?」

 

「……」

 

 雁夜は応えない。

 

 ただ、呼吸で臨気を練り上げ、両手足に集中させた。

 練り固まった臨気は物質化して、装甲のごとく変化した。

 

 臨気凱装(りんきがいそう)

 

 その名の通り、臨気を鎧のごとくまとう技だった。

 

「ひゅー。すげえな?」

 

「本来なら……全身を覆う技なんだが、未熟者なんでね?」

 

 雁夜は自嘲して言う。

 

「あんたこそ、やばくなったら逃げるんじゃなかったのか?」

 

「そのつもりだったんだけどなあ……色々面白くって、そんなこたぁ忘れちまった」

 

「ああ、そう」

 

 二人が語る間に、

 

「とっとと行け。邪魔だ」

 

 ケイネスは切嗣に背を向けたまま、ぶっきらぼうに言った。

 

「すまない……!」

 

 切嗣を追おうとするゴーレム。

 

 それに、

 

「ぬううう……!!」

 

 ケイネスは何かを投げるような……野球のピッチングに似た動作をした。

 その手に、巨大な魔力――光の球体が膨らんでいく。

 

「はっ!!!!」

 

 

 ドゴム!!!! 

 

 

 凄まじい気迫と共に、巨大な光球がゴーレムに叩きつけられた。

 

 衝撃を受けて、ゴーレムのその重く硬い巨体を揺るがせて吹っ飛ぶ。

 壁に叩きつけられたゴーレムは横倒しになるが、それでもすぐさま起き上がろうとした。

 

「さすがは御三家か」

 

 滝のような汗を流しながら、ケイネスは獣のような笑みを浮かべた。

 

「法力金剛弾!!」

 

 ゴーレムに対して、秋葉がありったけの独鈷を放った。

 

 この攻撃に、ゴーレムは頭部をかばうようにして巨大な両腕をクロスさせた。

 次々に法力が込められた独鈷が突き刺さるが、命も痛覚もない巨像は止まらない。

 

「じゃああああ!!!」

 

 雁夜は、臨気の走行をまとった手足を鞭と化し、ゴーレムを打ち、叩く。

 

 渾身の攻撃であった。

 

 しかし、やはりいくらか動きを鈍らせただけにとどまる――

 

「なあ……なんかこう、グッドな攻略法はないのかいミスター」

 

 雁夜が問うと、

 

「ある。ありきたりなものだがな」

 

 ケイネスは汗をぬぐいもせず、やはりぶっきらぼうに言った。

 

「まさか、逃げるとか言わんだろうね。向こうが逃がしてくれたら大賛成だが――」

 

「だったら最高だがな。狙うのは、ヤツの頭部だ」

 

 と、ケイネスはゴーレムを指し、

 

「頭に刻まれたEMETH。その一部を削って、METHとする。それだけだ」

 

「あン? ああ……」

 

 雁夜はゴーレムの頭を確認しながら、

 

「真理を意味する単語が、死の意味になるってか? えらくまたクラシックな……」

 

 魔術が本業ではない拝み屋だが、その程度の知識はある。

 

 

 ゴーレム。

 

 ユダヤの神話では、泥から作られた主人の命令に従う泥人形。

 その額には、生命を意味するEMETHの文字が刻まれ、最初のEを消せばMETH、すなわち死を意味するものとなる。

 

 

「ああ。だが、それだけに強力だ。加えて……表面を何らかの加工がされている。並大抵のことでは削れま

いよ。向こうも弱点は当然対処するだろうしな」

 

「……簡単にはいかんってかい」

 

 雁夜はため息を吐いた後、

 

「悪いお二人さん、俺はこの後ガス欠になる。だから、その作戦は二人だけでやってくれ」

 

「なに?」

 

「奥の手でもあるのかい!?」

 

 ゴーレムを牽制しながら、秋葉が叫ぶ。

 

「まあ、使えるかどうかは、正直賭けだが。しょうがあるめえ……」

 

 雁夜は丹田に気をこめ、全身……それこそ細胞レベルまでの臨気を練り上げる。

 

 それは、紫の輝きを以て視認可能なほどに。

 

「蛇崩、お前……」

 

 ケイネスがつぶやきかけた時、

 

「かあああああああああ!!!」

 

 蛇が威嚇するような叫びと共に、練られ圧縮された臨気が解放された。

 

 その輝きは巨大な、一本の角を持つ毒蛇(コブラ)へと変わっていく。

 毒蛇は牙をむきながら、ゴーレムへと躍りかかった。

 

 動きが鈍いゴーレムは俊敏な動きに翻弄され、全身を締め上げられた。

 これが生身の生物なら、骨がきしみ、肉が圧迫されるだろう。

 

 しかし、ゴーレムはあくまで動きを封じられただけにすぎない。

 

「行くぞ!!」

 

「応!!!」

 

 かけ声がなくとも、ケイネスと秋葉は動いた。

 

 ありったけの魔力と法力。

 それらがこめられた一撃。

 

 しかし正確な攻撃は、ゴーレムの文字を一瞬で削り取った。

 

 ガクリ。

 

 同時に、ゴーレムはただの巨像と化し停止した。

 そして、構成する材料ごとに分解して、崩壊していく。

 

「はあ、やれやれ」

 

 それを見てから、雁夜は大の字に倒れてしまう。

 

 ――あー、もう体力の限界だ。チンポジをどうにかする力もねえ……。

 

「……さて――」

 

「……逃げるかね」

 

 ケイネスと秋葉は雁夜に肩を貸して無理に立たせると、そのまま走り出す。

 

「……ありがたいねえ。見捨てないでくれるたぁ……」

 

 青い顔で、雁夜は笑った。

 

「ほっておいてほしかったか?」

 

 ケイネスがしかめっ面で言った。

 といっても、この男の微笑んだ顔など雁夜は見たことがないのだが。

 

「これでも一応坊さんなんでね、衆生を助けるのはお仕事なんだよ」

 

 秋葉はケイネスを見ながら、笑ってそう言った。

 

 ――逃がしてもらえるか、どうかは……分の悪い賭けだな。あ~あ、損こいたなあ……。

 

 雁夜は疲労で鈍りかけた頭の中で、小さくぼやく。

 

 これで、切嗣がやられていたらまさに犬死だ。

 

 

 だが――?

 

 

 どういうわけか、追撃はゆるかった。

 あちこちに破壊された罠や、倒されたホムンクルスの死体が転がっている。

 

「衛宮……か?」

 

 それらを見ながら、ケイネスが訝しげに言った。

 

「あの旦那は、投げナイフが得意なのか?」

 

 死体の一つを見ながら、雁夜が言った。

 

「ふーん……」

 

 秋葉が身をかがめ、死体に刺さっていた刃物を取る。

 

「黒鍵だな……」

 

 それを見て、ケイネスが言った。

 

「聖堂教会の代行者が使う投擲武器だ」

 

「そりゃあ確か吸血鬼を狩ってるおっかない連中だっけ? あそこは、アインツベルンと仲悪いのか?」

 

「本来ならば、魔術師とは相いれぬ組織のはず……にしても。本来、これはあまり実用的な武器ではないと聞いたが……」

 

 黒鍵を見ながら、ケイネスはさらに訝しげな顔になる。

 

「とにかく、何にしろ助かった。とっととおさらばしようぜ」

 

 秋葉の言葉に、雁夜のケイネスも否はなかった。

 

 

 

 

 そして。

 

 3人は城から脱出し、安全圏と言える地帯まで逃げ延びることができた。

 

 まるで、それを見計らったかのように。

 城の中枢が、爆発を起こした。

 

「なんだあ!?」

 

 振り返る雁夜が見据える中、遠くに離れた古城が音を立てて崩壊していく。

 

「あそこにゃ自爆装置まで入ってたのかよ?」

 

「まさか……」

 

 ケイネスは首を振る。

 

「なら、衛宮の旦那か? そんな余裕はなかったと思うが……」

 

 秋葉は乱れた髪を両手で撫でつけながら、燃える城を見やった。

 

「あるいは、我々も見ていない別の誰かか……」

 

 ケイネスは息を吐きながら、首を振った。

 

「どっちにしろ、ここは冷える。さっさと……」

 

 そうぶっきらぼうな魔術師が言おうとしたと同時に、

 

 

 

「いやああああああああ!!」

 

 

 

 少女の、まさに絹を裂くような叫びがこだました。

 

「「「!?」」」

 

 3人が声の発生地に駆けつけた時――

 

 雪を真っ赤に染めて倒れる黒い男を、それにすがりついて泣きじゃくる白い少女の姿。

 

 

「おい、お嬢ちゃん、どうしたんだ!?」

 

 雁夜は警戒しながらも近づき、倒れている切嗣を見た。

 

 死相が色濃くなっていた。

 

 元から、

 

 ――こりゃ長くねえな……。

 

 とは思っていたが。

 

「キリツグが……キリツグが……いきなり、たくさんたくさん血を吐いて……!!」

 

 イリヤは男たちにすがるような目を向けた。

 

 ――まいったねえ……。

 

 雁夜は苦い顔で、切嗣を触診してみる。

 

 医者の免許などないが、人体に関してはある程度はわかる。

 

 それだけに。

 

 ――ああ……。こりゃあ、ダメだわ。

 

 今すぐ最高の医療を受けさせたとしても、助かるまい。

 

 そんな、嫌な確信しか持てなかった。

 

 

 

 

 

 

 







一応ゲキレンジャー要素を入れてみました。

臨気凱装とゲキビーストならぬリンビースト?

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