頭文字S 未完結   作:ペンギン太郎

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 今回はオリキャラの真菜の車が登場します。
 GDBインプレッサについて私なりに調べてはこの話を書きましたが仕様が違うやGDBインプレッサはこうなんだという話があるのでしたら感想欄にて言っても構いませんよ。


ACT.20 GDA

 

 「光。ちょっといいかしら」

 

 「ん、どうしたんだ真菜。何か聞きたいことでもあるのか?」

 

 

 拓海が中里に勝った次の日の朝。光が夏期講習を受ける為に登校しているといつも一緒にいる真菜が光に突如話しかけてきたのだった。

 

 

 「実はねつい最近知ったばかりなんだけど、光が乗ってるインプレッサはヘッドライトが3種類あるって聞いてね。それについて詳しく知りたいんだけど教えてくれる?」

 

 

 「いいぜ。GDBインプレッサの写真が載ってるヤツ出すからちょっと待ってろ」

 

 

 光は鞄から書店で購入した車の雑誌を出すや自分が乗るインプレッサの情報が記載されてるページを見せる。

 そこには3種類のGDBインプレッサが載っており。光はまず最初に丸い目の形をしたヘッドライトが特徴のインプレッサを指さしては説明をし始める。

 

 

 「GDBインプレッサには真菜が言うようにヘッドライトが3種類あってな。まず最初に出たのが丸い形が特徴の丸目。次に登場したのが今俺が乗っている涙目。そして最後に鋭い目つきが特徴の鷹目と呼ばれるヤツなんだ」

 

 「ふ〜ん光のインプレッサってこんなに種類があったんだ。丸目が可愛らしいのに対して鷹目は如何にも速そうって感じがするね」

 

 

 「丸目はポルシェをモチーフにしたらしいけどあまりにも見栄えが悪いからかあんまし評判が悪く数年後にヘッドライトを涙目に変えては漸く人気が復活したんだ。鷹目に至ってはスバルの元になっている中島飛行製作所が隼を作ってたからそれに肖って鋭くなったってわけ」

 

 「そうなんだ。光ってインプレッサの話になるとめちゃくちゃ詳しいわね」

 

 「それはそうと何故GDBインプレッサのヘッドライトについて知りたかったんだ?まさかお前インプレッサに興味でも持ったんじゃ…」

 

 「ううん。別に大した理由じゃないわちょっと気になってただけよ」

 

 「そうか」

 

 「でも…もしアタシがこの中から選ぶとしたらこの子がいいわね。なんか可愛らしくてアタシにピッタリな気がするし」

 

 

 真菜が指さしたのは丸目のインプレッサでそれを見た光は不服そうな顔をしては言う。

 

 

 「丸目のインプレッサかぁ…俺はあんま好きじゃないな」

 

 「どうしてよ?」

 

 「だって丸目のインプレッサは見た目がダサいんだし、それに乗るくらいなら他の車に乗ったほうがマシだからな」

 

 「ひっどーい!!真菜は丸目が好きよ。それをダサいだなんて光、センスないんじゃないかしら」

 

 「なっ…真菜にそんなこと言われたくねぇし!!大体俺からしたら丸目インプレッサのどこがいいのか理解できねぇよ!!」

 

 「いいじゃない光!!今度パパに頼んで探してもらっては丸目ちゃんで峠に行こうよ」

 

 「絶対に嫌だ!!」

 

 「光のわからずや!!アタシは絶対に丸目ちゃんがいいの!!」

 

 「いいや、絶対GDBインプレッサは涙目の方がいいに決まってる!!」

 

 

 「おーいそこの二人。お取り込み中申し訳ないが周りが見てるからさっさと終わらせよー」

 

 端から見たら仲のいいカップルの痴話喧嘩に見えかねんようなやり取りを二人はし続け。後から合流した利樹に宥められてはいつもの学校生活に戻っていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 「光ったら丸目ちゃんのどこがダサいのかアタシには理解できないわ。あんなに可愛いのにどうして好きになってくれないのよ…」

 

 夏期講習を終えては家に帰る真菜は今朝光とインプレッサについて喧嘩したことを根に持っており。ムッと顔を膨らませては帰路に付く。真菜が住んでいる家は中津モータースの2階にあり帰宅しては店の戸を開ける。

 

 

 「ただいま」

 

 「おかえり真菜」

 

 

 真菜が家に帰って来るや出迎えてきたのはツナギを着てはいるが父親の中津ではなく真菜より少し歳が離れた眼鏡をかけた大学生だった。

 

 

 「あ、お兄ちゃん。いつ大学から帰ってきたの?」

 

 「昼頃に帰ってきたんだ。今大学は夏休みだから暫くはこっちで過ごさせてもらうよ」

 

 

 真菜を出迎えた大学生。名を中津昴と言い、学部こそ違うが高橋涼介と同じ群馬大学に在籍している学生である。

 

 

 「そっかぁ…。じゃあしばらくはお兄ちゃんと一緒だね。ねぇ、パパはどこに行ったのか知ってる?」

 

 「父さんならついさっき修理したレガシィをお客さんのとこへ届けに行ったよ。相変わらずうちの父親はスバル車を中心に扱っているからね」

 

 「うん、うちにはスバル車好きの走り屋かマニアしか来ないからか『スバリストの溜まり場』なんて近所から言われるぐらいだしね」

 

 

 父親である中津が経営する中津モータースはスバルのサブディーラーも兼ねており。この店に来るのは根っからのスバル好きが大半であり、それを幼い頃から見てきたからか兄である昴もスバル車好きになっていたのだ。

 ついでに光もスバル車好きでもしこの場に光が加わっていたらどんな展開になっていたであろうか。

 

 

 「あ、そうだ。お兄ちゃん、今乗ってる車は昔パパにお願いして買って貰ったんだよね?」

 

 「そうだけどそれがどうかしたのかい真菜?」

 

 「その車、試しに乗せてもらいんだけどいいかな?」

 

 「それは難しい質問だなぁ。何せ僕のインプレッサは普通のヤツとは仕様が異なってるからそれに妹を乗せるのはちょっと…」

 

 「どうしてよ。可愛い妹のお願いを聞いてはくれないの?」

 

 

 真菜は涙目になっては兄である昴に懇願する。

 

 

 「う〜ん、そこまで言うのなら別に乗せてあげてもいいけど…」

 

 「ホントにっ⁉やったぁ〜お兄ちゃんだ〜いすき!!」

 

 

 昴は妹からのお願いに根負けしては承諾し、それを聞き入れて貰えたのが嬉しいのか真菜は兄に抱きつく。

 

 

 「相変わらず子供だなぁ真菜は。じゃあこっちにきなよ僕の車は店の裏側に停めてあるから」

 

 

 兄についていっては店の裏側へと周り。そこで真菜は昴が今乗っている車を目にしては驚く。

 

 

 「うわぁ…お兄ちゃん。丸目ちゃんに乗ってたんだ〜」

 

 

 昴が乗っている車はなんと真菜のお気に入りである丸目のGDBインプレッサだった。白を主体としたインプレッサは後部にリアウィングを付けており。タイヤのホイールも金色に光っては如何にも速そうな雰囲気を醸し出している。

 

 

 「はははっ。こいつが出た時は青いGDBインプレッサに乗ってたんだけどあまりにも遅かったから今乗ってるヤツに変えたんだ」

 

 「え、それはどうしてなのお兄ちゃん?」

 

 「う〜ん。真菜にはこの車の中身を言っても分からないだろうから詳しくは言わないけど、これはこれで結構気に入ってるんだ」

 

 「ふ〜ん。ねぇお兄ちゃん、これで近くを走ってもらっていいかしら?」

 

 「いいけどちょっと待っててね。父さんから留守番を任されてるから予め連絡を入れておかないと」

 

 

 昴はポケットから携帯を出しては父親である中津に連絡をし、軽く話をして切るや真菜に言う。

 

 

 「父さんから了承は得たよ。店の鍵を閉めてくるからちょっと待っててね」

 

 「は〜い」

 

 

 そうして昴の丸目インプレッサに乗せてもらい、近場を走っては丸目に惚れ込んでしまったのか、真菜はある決意をした。

 

 「(見てなさい光。パパにお願いして丸目ちゃんを見つけてもらってはギャフンと言わしてやるからね)」

 

 

 

 

 

 それから数日後。

 

「見てみて〜二人共。アタシ、車買って貰ったんだ」

 

 

 この日の朝、三人が溜まり場にしている中津モータースの駐車場にて真菜が光達にあるものを見せびらかしては誇らしげな顔をしていた。

 

 

 「げげぇ⁉その車はお前のヤツなのか⁉」

 

 「しかもこれ…俺と同じインプレッサだと…⁉」

 

 「そうだよ。この車はパパにお願いして見つけてもらったの♪」

 

 

 真菜が持ってきた車はなんと光と同じ青のGDBインプレッサであり。ヘッドライトは光が乗ってる涙目とは違い初期型の丸目だ。

 

 

 「ふふんこれでアタシも走り屋の一員ね。実力は二人には及ばないけどいつか追いついてやるから覚悟しときなさい」

 

 「かぁ〜自分だけの車持ってねぇのは俺だけってことかよ畜生が!!」

 

 「あの親父さんが自分の娘の為とはいえよくGDBインプなんか買ってくれたな。どうして急に車を持とうって決めたんだお前は…?」

 

 「それはね。車に乗ってる時の二人が楽しそうだったからそれが羨ましくて最初に乗るなら安い車で充分かなと思ったんだ。でも、考えていくうちにこの車にしようと思った一番の決めては光とお兄ちゃんの影響かなぁ」

 

 「俺とお前の兄貴の影響だと?」

 

 「うん。これに乗ってる時の光は普段からは考えられない程凄いし走りをしては格好いいなって思ってね」

 

 「そ、そうかぁ…」

 

 真菜から格好いいと言われては少しだけ照れくさそうな顔をする光。

 

 「んで真菜、お前の兄貴の影響もあるって言ってたな。それは一体どういうわけなんだ?」

 

 「アタシのお兄ちゃん。名前は昴って言うんだけど、今は群大の工学部に通っていてね、つい最近うちに帰ってきた時に白い丸目ちゃんに乗っていてそれを見た時可愛らしくていいなと思ってお兄ちゃんと同じ丸目に決めたってわけなの」

 

 「白い丸目インプレッサだぁ…?」

 

 「うん。でもその車はクーラーどころかドリンクホルダーすら付いてなくてね。乗り心地はあまり良くなかったんだ」

 

 「おそらくそれはスペックCのことだろうな」

 

 「スペックC?何よそれ?」

 

 「スペックCっていうのはGDBインプレッサを軽量化しては走りに特化したモデルのことでな。GDBは出た当初あまりにも出来が悪くて同時期に販売された新型のエボⅦには全く敵わなかったんだ。それでエボⅦやR34に対抗すべく足回りを強化し徹底的な軽量化を施した車が真菜のお兄さんが乗ってるスペックCってヤツなんだよ」

 

 「へぇ〜。そうだったんだぁ…初めて知ったわ」

 

 「しかし、そんな扱い辛い車に乗るなんて昴さんはかなりの走り好きだな。スペックCは軽量化を図りすぎるあまり快適装備は完全に取り払ってあるから普段乗る分にはあまりにも不便が目立つからな」

 

 「なぁ真菜。お前の兄貴ひょっとして走り屋かなんかしてたのか?」

 

 「う〜んうちのお兄ちゃん、昔赤城山を走ってたって聞いたぐらいだから実際はどれほどなのかアタシにもさっぱりだわ」

 

 「俺も過去に数回会った程度だから当時の昴さんしか覚えてないしな。今の昴さんがどうなってんのか全く想像がつかねぇ」

 

 

 光は真菜とは小さい頃からの幼馴染であり。アメリカに引っ越す前まではよく真菜と遊んでいた為兄の昴とも顔見知りであったのだ。

 

 

 「それよりもさ。わざわざ車を持ってきたんだしよぉ試しに動かしてみたらどうなんだ」

 

 「それもそうだな。真菜、一回エンジンを掛けてみろ」

 

 「OK」

 

 真菜は運転シートに座るや早速エンジンをかけ始めた。

 

 

 ドロドロドロ

 

 

 エンジンを掛けるや真菜のインプレッサはスバル車ならではのボクサーサウンドを響かせる。

 

 「いいねぇ。やっぱりEJ20エンジンから出る軽快なボクサーサウンドはこうでないとな」

 

 「けっ、水平対向エンジンの何がいいんだか。4G6が奏でる豪快なエンジン音が一番に決まってるだろうに」

 

 「ちょっと二人共。車について語り合うのはいいけどアタシには何がなんだか全く分からないわ」

 

 「あ、悪い悪い。それで他に特徴はなんかあるか?」

 

 「う〜ん。この車どういうわけか、光のインプレッサと違ってシフトレバーが5速MTになってるのが気になるんだけど?」

 

 「へっ、5速?6速じゃなくて?」

 

 「うん5速よ。他にも光が乗ってるのと違う箇所があるみたいだけどアタシにはさっぱり…」

 

 

 真菜は車を買ったはいいもののその殆どが父親任せであったので自分の車の詳細を把握してなかったようだ。

 

 

 「真菜。ちょっとボンネットを開けてもらっていいか」

 

 「え?どうやって開けたらいいの?」

 

 「ハンドルの右側にボタンがあるだろ。そこを押せば開くぞ」

 

 「う、うん…」

 

 真菜は言われた通りボンネットを開け、光はエンジン周りを確認する。そして確認を終えてはボンネットを閉め真菜に言う。

 

 「真菜。全然違うぞ」

 

 「へ?」

 

 「こいつは見た目こそGDBに似てるが中身が違う車だ。この車はGDBじゃない…GDAの丸目インプレッサだ」

 

 「ジィ…ディ…エー?」

 

 真菜は頭に?マークを浮かべては分からないって顔をしており、それを見た光は溜め息をついては真菜に教え始める。

 

 「GDAっていうのはSTI仕様を施してないインプレッサWRXのことを言うんだ。GDBがEJ207エンジンを搭載しては280馬力が出るのに対してGDAはEJ205エンジンを載せていて馬力は良くても250馬力がいいとこだ」

 

 「ふぅんそうなんだ。それで?」

 

 「要するにGDAは俺が乗ってるGDBのようなバリバリ走るタイプの車じゃなくて街乗りに持って来いっていうタイプの車ってことなんだよ」

 

 「つまりコイツは拓海が乗ってるハチロクでいうハチゴーってとこだな」

 

 「ハチゴー?何それ?」

 

 「AE85って言ってハチロクと同時期に出た車があってな。当時はあまりにも遅くカメ車って言われる程できの悪いおっちゃん車って言われてたんだよ」

 

 「……」

 

 

 あ、真菜が涙を流し始めた。

 

 

 「それじゃあ何、アタシはパパに大した事ない車を買ってもらったってことなの…」

 

 「お、落ち着けって真菜!!親父さんはきっと真菜がGDBに乗るには難しすぎると思って敢えて扱いやすいGDAを選んだんだと俺は思うぞ!!」

 

 「光の言う通りだぜ。さっき俺はこいつをハチゴーみたいなヤツって例えてたけど、少なくともハチゴーより性能がいいんだからそんな気を落とさなくても…」

 

 「……」

 

 

 ダッ

 

 

 「あ、真菜!!」

 

 

 真菜はかなりショックを受けたのか涙目になってはその場から走り去っていった。

 

 「このバカ!!なんてことを言うんだよ!!いくらなんでもGDAをハチゴーで例えるなんざ酷すぎるだろうが!!」

 

 「はぁっ⁉俺はただあいつにわかりやすく伝えようとハチゴーを出しただけで…」

 

 「だからって伝え方に問題があるだろうが!!とにかく俺は真菜を追いかけるからお前はそこで待ってろ。いいな!!」

 

 「お、おう…」

 

 

 光は利樹をその場に残しては真菜が走り去っていった方向へ行っては探しに行く。

 

 

 

 

 

 「ったくどこへ行きやがったんだよ。まぁ真菜のことだから多分そんな遠くへ行ってない筈だが…。うん、あそこしかねぇな。あいつはいつも落ち込んだ時は必ずあそこに行ってたからな」

 

 

 光は真菜の性格、行動パターンを読み取っては一つの結論に辿り着き。真菜が向かったであろうある場所へ走って行く。

 

 

 

 

 

 「やっぱりここにいたか…探したぞ真菜」

 

 「……」

 

 「お前はいっつも悲しい事があった際必ずこの公園のブランコに座ってたからな。昔と全く変わらねぇなホント」

 

 

 光が真菜を見つけた場所は中津モータースからさほど離れてない近くの公園で。真菜は一人でブランコに座っては涙目になっては光を見つめるのだった。

 

 

 「何よ…GDAを買ってもらったアタシを馬鹿にしにきたの?」

 

 「そんなわけないだろう。別にいいじゃないかGDAなんていい車だし真菜にはピッタリじゃないか」

 

 「……」

 

 真菜は馬鹿にされてると思ったのか鷹目のような鋭い目つきをしては光を睨みつける。

 

 「ふん。どうせアタシの丸目ちゃんは光の乗ってるインプより遅いですよーだ」

 

 「だからそうじゃなくて…あぁもう仕方ねぇな。いいか真菜、今から言う事をしっかり聞いておけよな」

 

 「……」

 

 「車に乗る上で必要なのは車の性能やそれを扱うドライバーの腕もそうだが一番肝心なのはその車を心の底から愛せるかどうかなんだ」

 

 「車を…愛する心?」

 

 「例えそれが新車だろうが中古のオンボロ車だろうがその車に惚れ込んだっていうんだったら最後まで付き合って上げるのが車を手にした持ち主の務めであり責任でもあるんだ」

 

 「……」

 

 「真菜は丸目が気に入っては親父さんに頼んでは買って貰ったんだろ。だったらその車を大切に扱ってあげるのが丸目の持ち主であるお前の役目なんだからその車が走れなくなるまで思いっきし付き合ってあげなよ」

 

 「……うん」

 

 真菜は光の話を聞いては落ち着いたのか目つきが丸目みたいに柔らかくなった。

 

 「それじゃ、利樹も店の前で待ってることだし。戻ろうか真菜」

 

 「光…」

 

 「安心しろ。いつか丸目で走る時が来たら俺が一から教えてあげるから心配すんなって」

 

 「……」

 

 

 真菜は光の腕を掴むやその場で立ち止まる。

 

 

 「ん、どうした真菜。俺から指導されるのがそんなに嫌なのか?」

 

 「ううん、そうじゃないの。ただ…」

 

 「ただ?」

 

 「……ありがとう」

 

 「お、おう。どういたしまして」

 

 

 真菜は先程とは違い嬉しそうな顔を見せては微笑んでおり。それを見た光は顔を赤く染め上げるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 翌日。

 

 「おはよう真菜」

 

 「おはよー光。ねぇ、ちょっと聞きたいんだけどいいかな」

 

 「なんだ?」

 

 

 真菜がGDAを買った次の日いつもの様に登校してきた真菜は光にある質問を投げかける。

 

 

 「昨日利樹はアタシの車をハチゴーみたいって言ってたよね。そのハチゴーって車はそんなに遅いのかしら?」

 

 

 「う〜ん俺も噂に聞いたぐらいで実際に見たことはないからな。それに乗る奴がいたとしたら余程の変わり者かイツキみたいな奴しかいないからな」

 

 「え?どうしてそこでイツキ君の名前が出てくるの?」

 

 「いや、あいつのことだから調子に乗ってハチロクを買ったつもりがまさかのハチゴーだったってミスをやりかねないと思ってな…」

 

 「まさか、イツキ君がそんなミスするわけないじゃない」

 

 「だよな。流石にあいつとはいえそんなヘマはするわけ無いか」

 

 

 そう話す二人であったがまさかそれがフラグになるとは思いもしなかったのであった。




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