今スイスポを主役とした『峠の弾丸』と同時に書いてますができる限り書き続けて行きますのでよろしくお願いしますね。
先日の碓氷峠での出来事から翌日が経過したその日の朝、光は拓海達がバイトしてるスタンドに寄っては昨日のことについて聞きに来た。しかし、
「休んでるぅー⁉仕事真面目の池谷がズル休みかァ」
池谷はこの日仕事を休んでは引きこもっており。スタンドには拓海とイツキに健二そして光しかいなかったのである。
「なぁイツキ、池谷さんがどういう経緯で真子さんと知り合ったか聞かせてくれるか?」
「いいぜ。始まりは池谷先輩が碓氷峠に寄った際の出来事なんだけど…」
イツキの話によるとこうだ。池谷は碓氷峠に行っては車が故障しては立ち往生している真子を助けては仲良くなり。それがきっかけで二人は昨日軽井沢でデートをしては上手くいきかけたのだが、昨晩真子がシルエイティに乗っては碓氷峠を走る姿を目の当たりにしては池谷はショックを受け今に至るという。
「参ったなぁ。まさかあんな形ですれ違うなんて最悪としかいいようがないよ」
「池谷先輩、あれから一言も口を聞かなかったよ。高速パーキングでトイレ寄った時もそうだったぜ」
「そりゃあ放心状態で目が虚ろになってたからな池谷の奴は…。気の毒過ぎて声掛けらんなかったしな」
健二もその場にいては当時の池谷の状態を光に話し。池谷は昨日すれ違ったシルエイティのドライバーがまさかのデートしていた真子だったのがかなり効いたと言うのだった。
「でも…何でそんなにショックなのか俺にはよくわかんねーんですけど、シルエイティのドライバーが
「拓海、好きになった女性が自分と同じ走り屋でしかも格上だと知ったら普通立ち直れなくなるもんなんだぞ」
拓海は恋愛に関しては鈍感だからかわからない気に言うも光が苦言をしては拓海に注意する。
「俺にはわかるなァ。池谷の辛い気持ちは…、やっぱ女の子の前ではいい格好したいじゃん。それが惚れた女の子なら尚更さー…」
「ふんふん。わかりますよ俺は…」
「ですよね。男なら誰だってカッコつけたい生き物ですし」
「……」
イツキと光も健二の言う事に賛同するも拓海はボーとした顔をしては理解していなかったのである。
「俺なんかやっぱ付き合うとなると…、車好きでも運転は下手な子がいいんだよ。助手席ちょこんと座って『やっぱり健ちゃんは運転上手いよねー♡』とか言ってくれてその頼られる感じがいいんだよな。心地良いし男に自信与えてくれるんだよ」
「「「……」」」
健二の話が脱線してはどう答えたらいいかわからず三人は顔を見合わせては黙るしかなかった。
「自分より遥かに
「池谷先輩の場合は、そういうこと何も知らないで好きになっちゃたわけですよねー」
「あぁ。だからこそ余計にショックを受けてると思うぞ。池谷さんは目一杯本気で入れ込んでたみたいだからな」
ブォォォ
光は高崎にあるアパートに戻ってきては自分が借りてる部屋に戻ろうとするや、部屋の前には見知った女の子が立っていては光が帰って来るのを待ち構えていたのだった。
「あ、おかえり光。もう〜さっきまで待ちくたびれてたとこなのよ」
「真菜。どうしてお前がここにいるんだ?」
「ちょっとね。真子さんから伝言があってそれを伝えに来たんだ」
「真子さんからの伝言?」
真菜は碓氷峠の走り屋である真子から伝言を伝えるよう頼まれては光が住むアパートに来ていたのだ。そして光と面を向かい合っては口を開く。
「真子さん、今年の夏に走り屋を引退するみたいだから光と拓海君を相手に最後の勝負をやりたいって…」
「真子さんが俺と拓海を相手に最後の勝負をするだと?」
真菜の口から発せられたのは真子が光と拓海を相手にラストバトルをしたいとのことでそれを聞いた光は驚くしかなかった。
「真子さんから聞いた話だとあの後池谷さんに誤りに秋名に行ったらしくてね。自分が迷惑を掛けては池谷さんに申し訳ないことをしたって言ってたわ」
「……」
「それに今じゃ碓氷峠最速の走り屋だって言われてるけどそれが目立ってはまともな恋愛ができなくて苦しんでたみたいでね…。だから真子さん…走り屋としてのケジメをつけたいから最後の思い出として二人と勝負をしたいと言ってたの」
「そういうことか。確かに拓海は秋名で啓介さんや中里さんを相手に連勝を続けてるから対戦相手として選ぶのはわかるが俺がどうして拓海とセットになってるんだ?」
「それはね最初はお兄ちゃんを対戦相手として指名したんだけど、お兄ちゃんが光なら自分の代理として任せられるからって真子さんに光を薦めてらしくてね。それで真子さんが光を最後の対戦相手として決めたみたいよ」
「なるほどな。昴さんが俺を推薦したのなら断ろうにも断れないな…。真菜、悪いけど少しばかし時間をくれないか。色々と考えないといけないからな」
「わかったわ。真子さんにはアタシから伝えとくからしっかり考えてよね」
真菜は自分が乗ってきたGDAに乗ってはその場を後にしては走り去り、光は一人その場に立っては考える。
「とはいったものの、昨日あれだけの走りを見せられちゃ俺に適うかどうか怪しいしな…。仕方ない、コイツを少しばかし弄るとするか」
光は真子の走り屋としての最後の勝負を挑もうと決めてはインプレッサをチューニングしようといつものとこへ車を走らせる。
某ファミレス
ファミレスには拓海と池谷が来ており、池谷は拓海に真子と碓氷峠でバトルようお願いするが拓海は池谷に真子が自分を利用してるのではないかと嫌そうな顔をしていた。
「俺…なんか嫌ですよ、許せないですよ…その女…」
「拓海、真子ちゃんのこと悪く思わないでくれ。あの子はいい子なんだ」
「なんで先輩あの女のこと庇うんですか、俺わかんないですよォ゙。そこまでやることないですヨォ先輩が…」
「頼む…拓海、このとおりだ」
「……」
池谷はその場で頭を下げては拓海にお願いする。
「いいですよ…走りますよ」
「本当か、すまん恩に着る!!」
「先輩や相手の人がどういう状況になれば納得するのか、俺にはわかんねーけど…とにかく行きますよ。ハチロクで碓氷に…!!」
拓海も池谷の頼みを聞き入れては光と同じ様に碓氷峠でのバトルをすると決意を固めるのだった。
中津モータース
「というわけですので先程説明したセッティングにしたいのですができますでしょうか?」
光は碓氷峠でのバトルに対抗する為中津にインプレッサを弄るよう頼んでいた。
「別にできなくはないけどいいのかい、インプレッサを君が言うセッティングにしたら最後、物凄く危険性が高まるかもしれないんだよ?」
「それくらいのことは承知してます。相手の地元でやる以上こっちもそれなりの覚悟を決めてかないといけませんから」
光は真剣な目をしては中津に頼み込み、それを見た中津は光が本気だと感づいては口を開く。
「…わかった。君がそこまで本気であるのならやらないわけにはいけないね」
「ありがとうございます社長」
光は中津にインプレッサを調整してもらうよう了承し、仕上がるまでの間車を預けることとなった。
某ガソリンスタンド
「マジですかー健二先輩。拓海と光が碓氷峠のシルエイティとバトルしに行くって…⁉信じられないっすよオレー‼」
イツキは健二から拓海と光が碓氷峠の走り屋である真子と沙雪にしかも相手の地元である碓氷峠でバトルをすると聞いてはびっくりする。
「光はともかく拓海は自分からわざわざ他の峠に出かけていってバトルするような奴じゃないけどなー。なんでまたそんなことに…⁉」
「よくわからねーんだよなそれが…。光の方は真菜ちゃんのお兄さんが真子ちゃんに薦めたって聞いてるけど拓海に関しては池谷さんの奴そのへんの詳しい事情を説明したがらないんだ。相手が真子ちゃんだけに間に入って色々手引きしてんのは間違いないと思うけど…、どうも釈然としないよなー」
健二も拓海が走ることに関しては詳細を掴めておらず困惑する一方であった。
「
「そんなに凄いのかそのシルエイティって…」
祐一も二人の話が気になったのか割って入るやシルエイティについて聞いてきた。
「凄いなんてもんじゃないっすよォー。あの狭い碓氷峠で自由自在に振り回してフェイントまで使って来ましたからねー。地元でも誰も勝てないってスタンドの人も言ってたしなー」
「ふうん。この頃の女の子は凄いんだなー」
「拓海や光もあのシルエイティを見てたんだから知らないわけじゃないのに…」
「ひょっとすると二人は…。ハナから勝ち負け度外視で出かけて行くのかもしれないぞ」
その日の夕方
「(あれ…いけねタバコ切らした…ちょっくら買いに行こ…)」
拓海の父文太がタバコを切らしたのに気づいてはすぐさま買いに行こうと車に乗ろとする。
「(俺が手塩に掛けて仕上げた気持ちいい4A-Gサウンドを、ついでといっちゃなんだが楽しんでくるかァ)」
文太が外に置いてあるハチロクに乗ろうとするも駐車場にはいつものハチロクではなく別の車が置いてあった。
「何だこりゃ⁉は、ハチロクが…ハチゴーに化けやがった⁉」
普段ハチロクを置いてある場所にはハチロクではなくハチゴーが置いてあり、フロントガラスには『車借りるぜ身代わりは置いておく(拓海)』と貼り紙が貼ってあった。
上信越自動車道
「いいのか拓海?親父さんに何も言わず勝手にハチロクを持って行ったりして」
「大丈夫だと思うよ多分…。代わりにイツキのハチゴーを置いてきたんだしさ」
「きっと親父さんは自慢のハチロクが物凄く馬力が落ちたハチゴーに変わってはショックを受けてると俺は思うぞ」
拓海がイツキと光をハチロクに乗せては先頭を走っていきその後ろには池谷のS13が続いて行く。
「お前…どっちの味方なんだ?今日のバトル…」
「どっちって言われても…俺は只バトルの仲立ちをしただけで…別に…」
「本気で言ってんのかそんなこと。あの二人の立場はどうなるんだよ。お前、真子ちゃんの手前いい顔したいばっかりに友達を蔑ろにしてねーか?」
健二は拓海と光を利用しては真子に自分の印象を良くしたいのではないかと怒り気味で聞く。
「そんなことねえよ」
「いやあるね。じゃあお前聞くけど拓海達に勝ち目あるとでも思ってんのか?」
「……」
「どうなんだよ池谷!!はっきりと答えてみろよ!!」
「そ…それは…」
「勝てるわけねーだろ碓氷なんてあんな狭いコースで生まれて初めて走る拓海達が!!そりゃ、あいつらは凄いテクニックを持ってるよォ!!だけどテクニックあるだけじゃどうにもなんねーことってあるだろ。コースの慣れの問題がさァ。練習も無しでぶっつけ本番じゃいくら拓海と光でも…勝負になんねーよ!!お前にだってそれぐらいのことわかんねーわけねぇ!!なんでこんなバトルやらせるんだ⁉」
健二は必死になっては池谷を問い詰め、池谷は健二の話に耳を傾けながらも黙って聞いているしかなかった。
「そりゃ男なら誰だって惚れた女にゃ…弱いよ…。それ自体には別に文句言うつもりはないけど…。だけど一番大事なことに目を瞑ってんじゃねーよ。女に惚れ込んで友達売るようなマネすんな!!」
仲間を売るようなことをするなと健二は言うも池谷は顔を震わせては聞き続ける。
「お前拓海達に今まで大事なところで助けてもらったこと忘れたのか!!秋名のハチロクと光のインプレッサは
「健二…。わかったよ…」
池谷は健二の言う事に従っては軽井沢に行く途中にある甘楽P.Aに寄るや拓海達にバトルをしないよう話をつけることに。
甘楽P.A
「そういうわけだから…気の進まないバトルを無理にするのは止そうぜ。先方には俺と池谷で話つけてくるからお前達は次のインターで戻れ…」
健二は拓海と光に勝てないバトルを避け自分達が真子達に話をつけると説得するも拓海は無表情な顔をしては健二に言う。
「健二先輩。俺…戻る気ないっすよ」
「拓海…」
「俺は走りたいと思ってるんですよ。だから引き返すつもりはありませんよ…!!」
「俺も拓海の意見に賛成ですね。ここまで来た以上引き返すなんて真似は格好悪いですし」
「光お前まで…」
光も拓海の意見に同調しては碓氷峠に行ってはバトルをすると断言し、それを聞いた池谷は押し黙る。
「だけどな…お前ら…。真子ちゃんの実力は見たからわかるだろ向こうの地元でバトルだなんてどう考えたって不利すぎるぞ」
「それは百も承知してます。この勝負は勝ち負けとか関係なくただ走りたいだけですから引き返すつもりは更々ありませんよ」
「そうは言うがなお前ら。光はまだ秋名で高橋啓介に勝っただけだからいいけど、拓海の方は秋名のハチロクって言われる程凄い評判になんだから…もうちょっと自覚した方が…」
「そういうの俺苦手なんですよ。たまたま地元だから勝ってこれたけど俺は実力あるとは思ってないし…。実力以上に噂だけ先行してるのは気持ち悪いし…。そんな噂壊れて無くなった方がサバサバしますよ」
拓海はニコッと笑うや噂など無くなった方がマシだと言い切る。
「オイオイ」
「そんなァ…」
「そうだな。人は誰しも勝ち続けるなんてことはありえないし。いっそのこと負けた方が色々とスッキリするからそれはそれで良しとしましょうよ先輩方」
光も拓海を行かせるようフォローしては池谷達を促す。
「俺行きますよ。俺はただ…初めて走る峠を攻めてみたいだけだから!!」
拓海は何が何でも行くと断言し。最早ここに拓海を止める人は一人もいなかったのであった。
「悪かったな池谷さっきはキツい言い方して…。拓海にああ言われちゃ俺達何も言うことはないよな」
池谷達は結局拓海達を引き返すことはできずそのまま同行しては碓氷峠へと車を走らせていき、健二は苦い顔をしては悔やむしかなかった。
「不思議な奴だよなあの二人って…。俺達とはちょっと感覚が違うっていうか…。大物なのかただズレてるだけなのか…。ああいうもんなのかもしれねーなー天才って…」
一方パーキングを出てはハチロクの中で話してる三人は先程の出来事について話していた。
「拓海…さっき先輩達に言ったこと本気なのか?」
「だって勝ち目ねーだろ」
「ま、仕方ないよな。最初から勝つ気があるのならこの勝負を引き受けたりはしないし」
「なんとかなんねーのかよ…。お前らが負けるとこなんか見たくねーよォ」
「……」
「あきらめろイツキ。もうここまで来てしまったんだから俺達は拓海のバトルを見守ってやるしかないんだ」
「それならさ。俺作戦考えたんだけどさ…こういうのはどうかな」
イツキは作戦を思い付いては二人に話す。
「碓氷は狭いからさストレートもないし。ちょっとフライングして前に出て後はブロックしまくって抜かさないように走り続ければ」
「バカかそんなの卑怯過ぎるよできるわけねーだろ」
「無理だな。例えそんな手を使ったとしても地元での走り込みの差で途中抜かれては負けるに決まってる。だからその作戦は却下だ」
イツキの思いついた作戦は二人によって没となり、イツキはがっくしと肩を落とす。
「いい作戦ないかなー。俺が頭良けりゃもっといいアイデア出るのになー」
「(…待てよ。それ行けるかも…)」
拓海は何か良い案が思いついたのかそのまま走り続けては真子達が待っている碓氷峠へと車を走らせていくのであった。
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