俺は学生寮の外にある駐輪場で、自分の自転車を出す。すると隣で同じく自転車を出しているやつがいた。俺が知っている人物だ。俺はそいつに声をかけた。
「よお、キンジ。」
「ん?雅之か。」
そいつは俺の同級生の遠山キンジだった。俺はキンジと一緒に自転車で学校に向かう。
キンジとは同じ中学での仲で、高校でも初期の頃は同じく強襲科【アサルト】だったが、去年にキンジの兄・遠山金一の事件をきっかけにあいつは急遽学科を探偵科【インケスタ】に変えた。そしてキンジは今年中に武偵をやめるらしい。俺はキンジに尋ねる。
「なあキンジ。」
「何だ?」
「お前は武偵をやめるつもりとか言ってたけど…後悔はしないのか?」
「してたらそんな事は言わねえよ。」
「…そうか。」
そんなやりとりをしていると突然、俺たちの横からUZIを装備したセグウェイがやってきた。
「おいおい…マジで洒落になんねぇよ…。」
「大丈夫だ、こんなの流鏑馬みたいなもんだしな。」
俺は余裕な発言をすると、左手でCZ75FAを抜こうとする…が
『その 自転車二台には 爆弾 が 仕掛けて あります~、チャリを 降りたり 減速 させると 爆発 しやがります』
「…嘘おおおおお!?」
なんてこった、これじゃ銃を構えてセグウェイを蹴散らしたら自転車が減速して…『デデーン★』…みたいになってしまう。
「雅之、何か手はあるか?」
「人気のないところへ全速前進だ!!」
俺達はとりあえず第2グラウンドへ向かう。運よくそこには誰もいないが、問題はどうするかだ。自転車から降りたり減速させると爆弾が爆発する。仮に無事だとしても、UZI装備のセグウェイに蜂の巣にされる。どうすればいい?…どうすれば……
「そこの馬鹿二人!さっさと頭を下げなさいよ!」
俺達はその声に反応して上を見上げると、そこにはパラグライダーで滑空しながら黒と銀のコルトガバメント二丁を構えているピンク髪ツインテールの少女がいた。少女はガバメント二丁を発砲する。
「危ねっ!」
「うおっ!?」
俺達は言われた通り頭を下げると、その瞬間セグウェイがバラバラになった。あの少女、かなりの実力者のようだな。セグウェイがいなくなった今がチャンスだ。
「キンジ、飛べ!」
「えっ!?…」
キンジにそう言った後、俺は後ろへバク転した。その直後に自転車は爆発した。自転車は後に買い直すとするか(涙)。そういえばキンジは……?
「何してんのよ強猥魔!!」
キンジはしっかり生きていたが、何故かキンジの傍にいる少女に怒られた。
どうやら自転車から飛び降りた際に少女の胸に突撃してしまったらしい。
「この強猥魔共、絶対風穴開けてやるんだから!!」
おいちょっと待て!?あの少女俺にまで飛び火をかけたぞオイ!?
「まあ待ちなよ。俺達は今年で高校生だ。中学生に手を出す訳無いだろう?」
「お前、人のこと言えないだろ。」
「中学生じゃない!!」
キンジが少女を説得しようとするが、俺は無謀だと思ってツッコむ。案の定、少女も反論する。
「あ、インターンで入った小学生なんだね。」
「……………違う…私は高2だ!!」
何だって!?その体格で高2……っておいおいおいおい、銃構えて来たよ!?
「強猥魔共、大人しく……うにゃ!?」
少女はまさかの地面に落ちた銃弾につまづいて転んだ。意外とドジなんだな。
「雅之、逃げるぞ。」
「了解。」
俺とキンジは全速力でその場から逃走する。
「こら!!待ちなさーい!!」
少女の声が聞こえたが、構わず走った。
いかがでしたか?ちなみに今日4DX上映のトランスフォーマーロストエイジ見てきました。すごく面白かったですよ。
雅之「そうか、お前は遊んでたのか…。」
えっ…ちょっ…待っt
雅之「コメットキャノン」
雅之、お前もか。(爆氏)
*次回もお楽しみに