緋弾のアリア ~THE GENOCIDER~   作:レティス

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他のゲームやってたからかなり遅くなりました。


奴隷宣言 前編

「「はぁ……はぁ……。」」

 

俺とキンジは息を切らしながら教室に入り、席についてそのまま机に突っ伏す。特にキンジはヒステリアモードを発動した影響でさらに疲れている。

ヒステリアモード、正式には【ヒステリアサヴァンシンドローム】。キンジの家系が代々受け継ぐ特殊能力で、性的興奮を起こすと戦闘力が30倍も上昇するというもの。キンジにとっては切り札でもあり、一種のトラウマでもある。

 

「……なんて日だ。」

 

俺が机に突っ伏しながら呟いていると

 

「大丈夫?」

 

俺の後ろの席から一人の女子が声をかけてきた。

 

「ん?…あ、春海か。」

俺に声をかけてきた女子の名前は四方田春海。俺とは同年齢で、学科は超能力捜査研究科(SSR)でランクはD。あいつとは一年生第二学期のときに知り合い、それから少しずつ一緒に任務を受けるようになった。

だが春海にはある悲しい過去がある…そう、兄さんも巻き込まれたあの羽生蛇村事件の……

 

「どうかしたか?」

 

俺が考え事をしていると、今度はキンジが声をかけてきた。

 

「いや…何でもない。」

 

俺はそう返事をした。それと同じタイミングで高天原先生がドアを開いて教室に入ってきた。そこからはいつものように起立、礼、着席をする。これは普段の学校生活と全く変わらない。

「皆さ~ん、今日はこの高校に転入してきた転校生の紹介をしますね~。」

 

どうやら転校生がこの教室に入ってくるらしい。

 

「転校生って誰なんだろうね。」

「さぁ…?」

 

春海と俺は簡素に会話をする。まぁ、どうせ朝に出会った少女じゃないだろう……と思っていた時期が俺にもありました。

 

「神崎・H・アリアちゃんです。」

 

高天原先生の声と共に、朝に出会ったあのツインテールの少女・アリアが入ってきた。なんてこった…。

その瞬間、キンジは再び机に突っ伏し、俺は天井を見上げたまま放心状態になる。

 

「先生、あたしはあいつ(キンジ)の隣に座りたい。」

アリアはキンジの隣に座ることを希望した。俺の隣じゃなくてよかった。

 

「よかったなキンジ、なんか知らんがお前にもついに春がきたようだぞ。先生!俺喜んで席変わります。」

 

ここで車輛科Aランクの通称・ガサ男こと武藤剛気が自ら手を上げた。

武藤が席を変えた後、アリアはキンジに近づく。

 

「キンジ、これ。さっきのベルト。」

 

アリアはそう言ってキンジにベルトを渡した。あのときに外れたのか……ってちょっと待て、一回チラっとこっち見たよな?

 

「理子分かっちゃった!フラグがバキバキに建ってるよ!!」

 

今度はこの学校で一番おバカな峰 理子が立ち上がりながら言った。

「ツインテールさんが何故かキー君のベルト持ってた!これすっごい謎でしょ!でも理子には推測できちゃった!つまりキー君は互いに知る場所でベルトを外す事をした…すなわち二人はラブラブカップルってことなんだよ!!」

 

理子が色々と間違ってる推理を話した瞬間、クラスの皆が騒ぎ始めた。

 

「何!?あのネクラ野郎が…」

「やることはやってやがったか…」

 

これを聞いたキンジはとうとう頭を抱えて机に突っ伏してしまった。

 

「ねぇ雅之君。」

「ん?」

 

春海はまた俺に話しかけてきた。

 

「キンジ君ってあんな趣味だったっけ?」

「気にしたら負けだ。」

 

春海…これ以上はさすがにキンジが傷つくからな…。

 

 

 

バァンバァン!!

 

 

 

「「!?」」

 

突如としてアリアが天井に向けてコルト・ガバメントを二発発砲した。アリアの顔は現在真っ赤である。そりゃあ

あんな話が広まったら当然恥ずかしいだろうな。

俺達はアリアの方に視線を向けながら硬直した。話を広めようとした理子も静かに着席した。

 

「れ、恋愛なんて下らない…。」

 

アリアはガバメントを構えて俺達にこう言った。

 

「そんな事言ってると…風穴開けるわよ!!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ふぃ~、色々と疲れたぜ。」

 

俺は授業を一通り終えて自室に帰ってきた。帰宅途中、アリアがキンジの部屋前で呼び出しボタンを連打していたのが見えたが無視した。俺は武器と弾薬をタンスにしまい、冷蔵庫からコーラを取り出してそれを喉に流し込む。うまい…やっぱり疲れた後のコーラは格が違うな。

さ~て、今日の晩メシは何しようか?

 

ピロロロロロロロ

 

俺のケータイが鳴った。相手は…キンジだ。

 

「もしもし?」

『ああ、雅之か。すまないがちょっと俺の部屋まで来てくれ。』

「何故だ?」

『アリアがお前とも話すって言ってるんだ。」

「分かった、今行く。」

 

俺は電話を切ると、キンジの部屋へ向かった。

 

 

俺はキンジの部屋の前にたどり着くと、ドアを開く。

 

「やっと来たわね。」

「いきなり呼び出しとか…お前は本当に何なんだよ。」

 

俺はアリアに対して愚痴を溢しながら中に入る。そしてリビングでは案の定、キンジが真っ青になっていた。

 

「おい…大丈夫か?」

「…見りゃ分かるだろ…。」

 

俺は再びアリアの方を向く。

 

「…で、用件ってなんだ?」

 

俺はアリアに質問すると、アリアは俺達にとんでもない返答を言った。

 

「キンジ、雅之…あんた達、あたしの奴隷になりなさい!!」

 

 




ここだけの話、ホラーの要素がほとんどないからタグを消そうと思っています。
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