カードファイト!! ヴァンガード StarSong   作:バビロン@VG

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第四楽章 血塗られし森厳の姫君②

 

冷たい雨が、空から降り続いていた。

 

灰色の雲に覆われた空。陰鬱な風。

見る物全ては白黒で、くすんだように見える。

 

病院のベッド、窓の外の景色を眺めながら――

 

「――ですから、元通り動けるようなリハビリをして欲しいと言っているんですッ!!」

 

マユの横、レイカが声を荒げて医師へと迫った。

怒りに満ちた声。掴みかからんばかりの勢い。

 

白衣を着た医師が、首を振る。

 

「先ほども説明した通りですが、それは難しいでしょう」

 

冷静な口調。

淡々と、医師が説明を行っていく。

 

「若年性の脳梗塞の診断です。脳の神経が損傷して――」

 

「要因は不明です。おそらくは先天的な要因が――」

 

「右上肢の片麻痺については、現在も遷延しており――」

 

ぼんやりと、それらの言葉を聞き流しているマユ。

窓の外、振り続ける雨を眺め続けている。

 

レイカが大きく、息を吐いた。

 

「もう一度言います。マユの腕と指を、元通り動けるようにして欲しいんですッ!!」

 

感情をむき出しに、吠えるように訊ねるレイカ。

医師が難しそうな表情で目を細めた。

 

マユが口を開く。

 

「……もういいよ」

 

ぽつりとした言葉。

レイカと医師の視線がマユへと向く。

 

雨の音を聞きながら――

 

「私の指、元には戻らないんでしょ?」

 

静かに、マユがそう訊ねた。

息を呑むレイカ。沈み込む空気。

 

医師が、極めて残念そうに頷いた。

 

「日常生活で不自由しない程度には回復するでしょう。ですが、以前のような繊細で激しい動きを望むことはできません」

 

「……わかりました。ありがとうございます」

 

小さく頭を下げるマユ。

窓の外の景色。灰色の空を見続ける。

 

医師の方には、いっさい目を合わせない。

 

「……お大事になさって下さい」

 

そう言い残すと、医師が病室から退室した。

無機質な白い壁。2人きりの病室。

 

雨がますます、勢いを増していく。

 

「……私がなんとかするわ」

 

おもむろに、レイカが口を開く。

 

「専門的なリハビリの医師の意見を聞きましょう。もっと高度な医療機関を受診すれば、きっと何か手立てが見つかって――」

 

「レイカ」

 

声をあげるマユ。

レイカが視線を向ける。

 

天が泣くように、雨は降り続けている。

 

「自分の事は自分で分かるよ。だから、あのお医者さんが言っている事が正しいと思う。あたしの指、もう元には戻らない」

 

「マユ!!」

 

悲鳴のような声が病室に響く。

ゆっくりと、マユがレイカの方を向いた。

 

その顔に、微笑みが浮かんだ。

 

「ねぇ、レイカ。あたしさ、あたしには音楽しかないって思ってたの。他は何もできないダメダメな女だから。不器用で、不愛想で、頭も悪くて……」

 

淡々と話しているマユ。

感情を押し殺した声。平坦な音。

 

「だから、必死にがんばってきた。レイカにスカウトされて、プロになれて、本当は凄く嬉しかった。今まで以上にがんばらなきゃって。でも、それも全部お終いみたい」

 

「マユ、そんなことは……!!」

 

言いかけるレイカ。

だが、そこから先に続く言葉が出てこない。

 

笑顔のマユが、レイカを見つめる。

 

「ねぇ、レイカ。あたし、もう音楽はできなくなっちゃったみたい。これから先、どうすればいいのかな。教えてよ。あたし、あたし、は……」

 

言葉が途切れる。

窓の外、雨の音がやけに大きく響いていた。

 

震える手を、強く握りしめて――

 

「日野宮マユッ!!」

 

レイカが、突如として大きく声を張り上げた。

びくっとしたように顔をあげるマユ。困惑の表情。

 

「え……?」

 

「私、あなたと約束したわよね。必ずあなたを一流のミュージシャンとしてプロデュースしてみせるって!」

 

「……それは」

 

顔を伏せているマユ。

数年前の出来事が思い返された。

 

ベッドの上、マユの手を取って――

 

「あの時の約束を違える気はありません! 私達はパートナーよ! 必ずあなたをステージの上に戻して見せます!」

 

レイカが、力強く宣言した。

目を見開くマユ。驚愕した表情。

 

雨足が、ほんのかすかに和らいだ。

 

「……そんなのって」

 

無理、と言いかけた言葉を飲み込むマユ。

レイカが手に力を込める。

 

「必ずよ。約束するわ」

 

神聖な誓いを立てるような声。

真剣な目を向けて、レイカがはっきりと言い切った。

 

振り続ける雨の音を背景に――

 

「……期待しないでおく」

 

マユの小さな声が、病室の中に響いた。

諦めと期待が入り混じった微笑み。白い病室。

 

灰色の空に、かすかな切れ間が浮かんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

照明の光が2枚のカードを照らしている。

 

冷たく張り詰めた空気。

怒りの感情が渦巻く場所。

 

左腕を伸ばして――

 

「あたしのターン!」

 

鋭い声で、マユが宣言した。

カードを引くと、1枚を乱暴に投げ捨てる。

 

「《怨念鎖》にライド!!」

 

マユの場に、不気味な幽霊のカードが置かれた。

 

 

怨念鎖

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ストイケイア - ゴースト 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、2枚引き、あなたの手札からオーダーカードを1枚まで選び、捨て、捨てないなら、手札から2枚選び、捨てる。

【永】【(R)】:このターンにあなたがオーダーをプレイしているなら、このユニットのパワー+2000。

― 彼らはおとぎ話の怪物。幻想に隠れ、人心を惑わす。

 

 

マユがカードを抜き取る。

 

「スキル発動! カードを2枚引き、手札のオーダーカードを1枚捨てる!」

 

流れるようにカードを引くマユ。

手札の1枚を捨てる。

 

 

霊体凝縮

ノーマルオーダー 〈1〉 ストイケイア

【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、プレイできる!

あなたのドロップから、あなたのヴァンガードのグレード以下を1枚選び、(R)にコールし、そのターン中、パワー+5000。

― 大地に眠りし遥かの種よ。大輪の花を咲かせて頂戴!

 

 

「これで、ターンエンドよ!!」

 

手札を構えながら、マユがミアを睨みつけた。

鋭い視線。突き刺すような殺気。

 

ミアが手を伸ばす。

 

「私のターン」

 

静かな声。

カードを引くと、ミアが1枚を選ぶ。

 

「《ときめきを探して ロロネロル》にライド」

 

厳かな口調のミア。

猫が描かれたカードが、場へと置かれた。

 

 

ときめきを探して ロロネロル

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - ワービースト 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットがライドされた時、あなたの、山札か手札からグレード1の曲カードを1枚まで探し、公開してオーダーゾーンに置き、山札から探したら、山札をシャッフルする。手札から置いたら、1枚引く。

― お散歩してると、びびーって歌詞が浮かんでくるの!

 

 

「スキルで1枚ドロー。さらにルイサをコール」

 

淡々とカードを引くミア。

ヴァンガードの後ろ、悪魔の少女のカードを出す。

 

 

気合リチャージ! ルイサ

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - デーモン 

パワー6000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストした時、このターンにあなたのヴァンガードが曲を歌っているなら、そのバトル中、このユニットのパワー+5000し、このユニットが中央後列にいるなら、さらに【カウンターチャージ】(1)。

― レッスンの後は、やっぱコレっしょ!

 

 

指を動かして――

 

「ルイサのブースト、ロロネロルでアタック」

 

迷いなく、ミアが宣言した。

ブーストを付けた攻撃。マユがフッと息を吐く。

 

「ノーガードだ!」

 

「ドライブチェック」

 

デッキの上、カードを掴むミア。

神秘的な光が渦巻く瞳を向けて――

 

「クリティカルトリガー。効果は全てロロに」

 

手の中のカードを、マユに見せつけた。

 

 

自分仕様 エルシュカ

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - ワービースト 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

― お仕着せじゃ、物足りない。

 

 

光に包まれるロロネロル。

鋭い一撃が、クロディーヌへと叩き込まれる。

 

カードを手に取って――

 

「ダメージチェック、ノートリガーよ!」

 

マユのダメージに、2枚のカードが置かれた。

 

 

傲然の貴公子 フィランダ

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ストイケイア - バイオロイド 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが手札から(R)に登場した時、あなたの山札の上から5枚見て、1枚まで選び、捨て、山札をシャッフルする。

【永】【(R)】:あなたのターン中、あなたのドロップが10枚以上なら、このユニットのパワー+10000。

― ここを、僕に相応しい士擌にしないとね。

 

 

樹角獣 ビルバー

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ストイケイア - ハイビースト 

パワー7000 / シールド5000 / ☆1

【起】【(R)】:【コスト】[【ソウルブラスト】(1), このユニットを退却させる。]ことで、あなたの山札の上から3枚見て、ユニットカードを1枚まで選び、後列の(R)にコールし、残りを捨てる。そのターン中、そのコールされたユニットは他の(R)に移動できない。

― 美味しいものを最初に選んで食べるタイプ。

 

 

マユ ダメージ0→2

 

 

一気にダメージを受けるマユ。

イラついたように舌打ちし、カードを睨む。

 

ミアが扇のように手札を構えた。

 

「ターンエンドよ」

 

落ち着いた様子で宣言するミア。

光が渦巻く瞳を向け、マユの姿を見据える。

 

マユが手を伸ばした。

 

「あたしのターン!!」

 

荒々しい口調。

カードを引くマユ。

 

手札の1枚を捨てて――

 

「《黒涙の骸竜》にライド!!」

 

マユの場に、不気味な黒い竜のカードが現れた。

 

 

黒涙の骸竜

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ストイケイア-スケルトン

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが(V)に登場した時、あなたのドロップからノーマルオーダーを1枚まで選び、手札に加える。

【永】【(R)】:このターンにあなたがオーダーをプレイしているなら、このユニットのパワー+5000。

― 黒き竜は涙を流す。狂喜を孕む哀れみの涙を。

 

 

「スキルでドロップの《霊体凝縮》を手札に!」

 

禍々しい光を放つ黒い竜。

墓地の1枚が、マユの手札へと戻る。

 

 

霊体凝縮

ノーマルオーダー 〈1〉 ストイケイア

【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、プレイできる!

あなたのドロップから、あなたのヴァンガードのグレード以下を1枚選び、(R)にコールし、そのターン中、パワー+5000。

― 大地に眠りし遥かの種よ。大輪の花を咲かせて頂戴!

 

 

「《ホルホル・マッシュルーム》をコール!」

 

マユが、カードを叩きつけた。

 

 

ホルホル・マッシュルーム

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ストイケイア - ドリアード 

パワー6000 / シールド5000 / ☆1

【起】【(R)】:【コスト】[このユニットをソウルに置く]ことで、プラント・トークンを2枚まで(R)にコールし、「グランフィア」を含むグレード3以上のあなたのヴァンガードがいるなら、あなたのリアガードを1枚選び、そのターン中、パワー+5000。(プラントはグレード0/パワー5000/クリティカル1でブーストを持つ)

― 掘って♪潜って♪おっ宝さがし♪

 

 

「スキルでこいつをソウルに置き、横列にプラント・トークンを2体コール!」

 

カードがソウルへと移動する。

大地が割れ、植物の眷属が姿を現した。

 

 

プラント

トークンユニット 〈0〉 (ブースト)

クランなし - プラント 

パワー5000 / シールドなし / ☆1

 

 

プラント

トークンユニット 〈0〉 (ブースト)

クランなし - プラント 

パワー5000 / シールドなし / ☆1

 

 

「さらにもう1枚、ホルホルをコールしてスキル発動! もう2体、横列にプラントをコールだ!!」

 

カードを見せつけるマユ。

さらに、植物の眷属が場へと湧き出てくる。

 

 

プラント

トークンユニット 〈0〉 (ブースト)

クランなし - プラント 

パワー5000 / シールドなし / ☆1

 

 

プラント

トークンユニット 〈0〉 (ブースト)

クランなし - プラント 

パワー5000 / シールドなし / ☆1

 

 

「随分とやる気じゃない、マユっち」

 

無表情のまま盤面を眺めているミア。

マユがキッと睨みつけた。

 

「あんたこそ余裕じゃない!! これから叩きのめされるっていうのにさ!!」

 

吐き捨てるような言葉。

マユがカードを動かした。

 

「骸竜でヴァンガードにアタック!!」

 

横向きになる一枚。

不気味な屍の竜が、鈍く光る目を向けた。

 

 

黒涙の骸竜 パワー10000

 

 

「ガード!」

 

ミアが、カードを投げ出す。

 

 

自分仕様 エルシュカ

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - ワービースト 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

― お仕着せじゃ、物足りない。

 

 

「ドライブチェック!!」

 

大きく言うマユ。

カードを指で挟んで――

 

「クリティカルトリガー!! 効果は全て右のプラントへ!!」

 

向日葵の少女が描かれた一枚を、ミアに見せつけた。

 

 

憧憬の乙女 アラナ

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ストイケイア - バイオロイド 

パワー4000 / シールド15000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストしたバトル終了時、【コスト】[このユニットをソウルに置く]ことで、あなたのユニットを1枚選び、そのターン中、パワー+2000。

― はい!もう一輪プレゼント♪

 

 

冷めた目でカードを見つめているミア。

マユがさらに、カードを動かす。

 

「プラントのブースト、プラントでアタック!」

 

植物の眷属が、猫の少女へと飛び掛かった。

 

 

プラント パワー10000

 

 

「ノーガード」

 

迷いない宣言。

ミアがデッキの上のカードを表にして――

 

「クリティカルトリガー。ロロにパワー+10000」

 

当然のように、そう宣言した。

 

 

珠玉の一曲 エドウィージュ

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - マーメイド 

パワー4000 / シールド15000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストしたバトル終了時、【コスト】[このユニットをソウルに置く]ことで、あなたのユニットを1枚選び、そのターン中、パワー+2000。

― 心弾む歌声は波紋となって。

 

 

ミア ダメージ0→1

 

 

カードをダメージに置くミア。

神秘的な光が、瞳の中を渦巻いていく。

 

だんと、マユが勢いよく指を置いた。

 

「プラントでアタック!!」

 

 

プラント パワー20000 ☆2

 

 

「ガード」

 

ぱさりと、ミアがカードを場に置いた。

 

 

ぐるぐるパレード シヴァーヌ

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - ワービースト 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが(R)に登場した時、「ロロネロル」を含むグレード3以上のあなたのヴァンガードがいるなら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、あなたの山札の上から5枚見て、元々のカード名がそれぞれ別名の「ロロネロル」を含むグレード3を2枚まで、選び、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。公開しなかったら、1枚引く。

― ロロみーっけ!あそぼあそぼ~!

 

 

攻撃を防ぐミア。

落ち着き払った振る舞い、冷たい表情。

 

マユが憎しみに燃える目を向ける。

 

「澄ましやがって!! ターンエンドだ!!」

 

荒々しく、マユがターンを終えた。

重苦しい空気。2人きりのステージ。

 

指を伸ばして――

 

「私のターン」

 

悠然と、ミアがカードを引いた。

その手がライドデッキのカードを掴む。

 

「《花咲く歌声 ロロネロル》にライド」

 

静かに置かれる1枚。

猫の少女が描かれたカードが、重なり合う。

 

 

花咲く歌声 ロロネロル

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

リリカルモナステリオ - ワービースト 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【永】【(V)】:あなたのターン中、あなたのオーダーゾーンに表の曲があるなら、このユニットのパワー+5000。

【自】:このユニットがライドされた時、あなたの、山札か手札からグレード2の曲カードを1枚まで探し、公開してオーダーゾーンに置き、山札から探したら、山札をシャッフルする。手札から置いたら、1枚引く。

― すくすく~♪元気に~♪育つんーだぞ~♪

 

 

「スキルで山札から《爛漫はぴねす》を手札に加え、セットオーダー」

 

 

ときめきを探して ロロネロル

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - ワービースト 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットがライドされた時、あなたの、山札か手札からグレード1の曲カードを1枚まで探し、公開してオーダーゾーンに置き、山札から探したら、山札をシャッフルする。手札から置いたら、1枚引く。

― お散歩してると、びびーって歌詞が浮かんでくるの!

 

 

山札を広げるミア。

美しい桜の風景が描かれた1枚を場へと置く。

 

 

爛漫はぴねす

セットオーダー/曲 〈1〉 リリカルモナステリオ

(セットオーダーはプレイ後、オーダーゾーンに置く)

【自】【オーダーゾーン】:この曲が歌われた時、1枚引き、あなたのヴァンガードを1枚選び、そのターン中、パワー+5000。

― ひらりくるり 手のひらの中で 新しい予感

 

 

「ロロは表の曲オーダーがあるなら、パワー+5000」

 

 

花咲く歌声 ロロネロル

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

リリカルモナステリオ - ワービースト 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【永】【(V)】:あなたのターン中、あなたのオーダーゾーンに表の曲があるなら、このユニットのパワー+5000。

【自】:このユニットがライドされた時、あなたの、山札か手札からグレード2の曲カードを1枚まで探し、公開してオーダーゾーンに置き、山札から探したら、山札をシャッフルする。手札から置いたら、1枚引く。

― すくすく~♪元気に~♪育つんーだぞ~♪

 

 

淡々と宣言するミア。

マユがわずかに、顔をしかめた。

 

流れるようにカードを動かして――

 

「ロロでヴァンガードにアタック」

 

静かに、ミアが攻撃を宣言した。

 

 

花咲く歌声 ロロネロル パワー21000

 

 

「ノーガードだ!!」

 

威勢よく答えるマユ。

ミアがカードを表にする。

 

「ドライブチェック、ドロートリガー」

 

「ッ!!」

 

 

澄み渡る雪夜 ベレトア

トリガーユニット 【引】+10000

(ドロートリガー) 〈0〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - デーモン パワー4000 / シールド5000 / ☆1

【永】【(G)】:相手のヴァンガードがグレード3以上なら、このユニットのシールド+5000。

― こんなに良い夜なんだもの。眠るには惜しいわ。

 

 

淡く光を放つ1枚。

ミアがさらに、カードを引く。

 

マユの場にダメージが置かれた。

 

 

プラドパラン ラフィロス

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ストイケイア - バイオロイド 

パワー9000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが(R)に登場した時、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、プラント・トークンを2枚まで(R)にコールする。(プラントはグレード0/パワー5000/クリティカル1でブーストを持つ)

― さぁ皆さん、今こそ爛漫と咲き誇りましょう!

 

 

マユ ダメージ2→3

 

 

「ターンエンド」

 

目を閉じているミア。

手札を片手に、その場に佇んでいる。

 

デッキに左手を置いて――

 

「あたしのターンッ!!」

 

叫ぶように、マユが言い放った。

荒い動きでカードを引くマユ。

 

手札を一瞥すると、苦しそうに頭を抑える。

 

「もうなにもかも、うんざりなのよ……!!」

 

震える声が響く。

 

「どいつもこいつも!! あたしを見捨てて!!」

 

カードを叩き捨てるマユ。

大きく、ライドデッキに残った1枚を構える。

 

涙が浮かぶ瞳を向けて――

 

「こんな世界、ぶっ壊してやるッ!!」

 

マユの叫びが、びりびりと空気を震わせた。

カードを振り下ろして――

 

「《追想の花乙女 クロディーヌ》にライドッ!!」

 

朱い華のバイオロイドが、盤面に降臨した。

咲き誇る美しい姿。煌びやかなドレス。

 

奔流する魔力を従え、淑女が妖艶な笑みを浮かべた。

 

 

追想の花乙女 クロディーヌ

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ストイケイア - バイオロイド 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[リアガードを3枚退却させる]ことで、そのターン中、このユニットは『【永】【(V)】:あなたのプラント・トークンすべてのパワー+5000』を得て、ドライブ+1。

【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[ドロップからオーダーカードを1枚バインドする]ことで、プラント・トークンを2枚まで(R)にコールする。

【自】【(V)】:このユニットがヴァンガードにアタックした時、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、あなたのプラント・トークンを1枚選び、スタンドさせ、あなたの、ドロップとバインドゾーンのオーダーカード合計2種類につき、そのターン中、そのユニットのパワー+5000。

― 踊りましょ!私達のこれまでと、これからの為に!

 

 

マユの蘇芳色の瞳に、光が宿る。

 

「消してやるよ!! あたしの前から!!」

 

ミアを指差すマユ。

乱暴に、場のカードを掴んで捨てる。

 

「クロディーヌのスキル!! プラント3体を退却させる事で、このターン中プラントのパワー+5000!! ドライブ+1!!」

 

手をかざす淑女。

苦しむように、植物の眷属が枯れていく。

 

 

追想の花乙女 クロディーヌ

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ストイケイア - バイオロイド 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[リアガードを3枚退却させる]ことで、そのターン中、このユニットは『【永】【(V)】:あなたのプラント・トークンすべてのパワー+5000』を得て、ドライブ+1。

【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[ドロップからオーダーカードを1枚バインドする]ことで、プラント・トークンを2枚まで(R)にコールする。

【自】【(V)】:このユニットがヴァンガードにアタックした時、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、あなたのプラント・トークンを1枚選び、スタンドさせ、あなたの、ドロップとバインドゾーンのオーダーカード合計2種類につき、そのターン中、そのユニットのパワー+5000。

― 踊りましょ!私達のこれまでと、これからの為に!

 

 

「さらにスキル発動!! ドロップのオーダーをバインドすることで、プラントを2体コール!!」

 

マユがドロップのカードを取り除いた。

再び、植物の眷属が大地の割れ目から姿を現す。

 

 

プラント

トークンユニット 〈0〉 (ブースト)

クランなし - プラント 

パワー5000 / シールドなし / ☆1

 

 

プラント

トークンユニット 〈0〉 (ブースト)

クランなし - プラント 

パワー5000 / シールドなし / ☆1

 

 

埋め尽くされていく盤面。

マユがカードを構えた。

 

「《深淵誘い》と《傲然の貴公子 フィランダ》をコール!!」

 

空いていた2つのサークルに、カードが置かれる。

 

 

深淵誘い

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ストイケイア - ゴースト 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

― 軍艦だろうが、捕えられれば一溜まりもない。

 

 

傲然の貴公子 フィランダ

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ストイケイア - バイオロイド 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが手札から(R)に登場した時、あなたの山札の上から5枚見て、1枚まで選び、捨て、山札をシャッフルする。

【永】【(R)】:あなたのターン中、あなたのドロップが10枚以上なら、このユニットのパワー+10000。

― ここを、僕に相応しい士擌にしないとね。

 

 

「スキルで山札の《涙する悪意》をドロップに!!」

 

山札の上、マユが1枚のカードを選んで捨てた。

 

 

涙する悪意

ノーマルオーダー 〈2〉

ストイケイア

【コスト】[リアガードを2枚退却させる]ことで、プレイできる!

1枚引き、このカードをソウルに置き、【カウンターチャージ】(1)。

― 死んでもいい。だからアイツを殺して欲しい。

 

 

迷いない選択。

何かに導かれるようにカードを選ぶマユ。

 

手札の1枚を振りかぶって――

 

「そして!! 《花めく蕾に祝福を》を使用!!」

 

カードが、盤面に叩きつけられた。

 

 

花めく蕾に祝福を

ノーマルオーダー 〈0〉 ストイケイア

そのターン中、元々のパワーが5000以下のあなたのユニットすべてのパワー+10000し、『【自】【(R)】:このユニットのアタックがヒットした時、このユニットを手札に戻してよい。』を与える。

― 開花を先取りする、祝福の魔法。

 

 

鋭い目を向けるミア。

神秘的な光が渦巻き、輝きを増す。

 

ばっと、マユが腕をあげた。

 

「この効果でプラントとトリガーユニットのパワー+10000!! フィランダのブースト、プラントでアタックだ!!」

 

畳みかけるようにカードを動かすマユ。

魔力で強化された植物が、猫の少女に飛び掛かる。

 

 

プラント パワー28000

 

 

「ノーガード」

 

静かに答えるミア。

植物の攻撃がかすり、猫の少女の頬に傷がついた。

 

 

淀みない進行 マリルゥ

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

リリカルモナステリオ - マーメイド 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【永】【(R)】:あなたのターン中、あなたの裏のオーダーゾーンが2枚以上なら、このユニットのパワー+10000。

【自】:このターンにあなたがペルソナライドしているなら、このコストは『【ソウルブラスト】(1)』でも払える。このユニットが(R)に登場した時、【コスト】[手札から1枚ソウルに置く]ことで、あなたの山札から曲カードを1枚まで探し、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。

― それでは~!次の曲へ参りましょう♪

 

 

ミア ダメージ1→2

 

 

「プラントのブースト!! 深淵誘いでアタック!!」

 

カードを動かすマユ。

大地の呪いを受けた攻撃。植物の蔦が迫りくる。

 

 

深淵誘い パワー35000

 

 

「ノーガード」

 

淡々と、ミアが答えた。

ギリギリで直撃をかわす猫の少女。顔をしかめる。

 

さらなるダメージが場に置かれた。

 

 

六花ふらくたる

セットオーダー/曲 〈3〉 リリカルモナステリオ

(セットオーダーはプレイ後、オーダーゾーンに置く)

【自】:このカードがオーダーゾーンに置かれた時、あなたのオーダーゾーンの裏のカードを1枚選び、表にしてよい。

【自】【オーダーゾーン】:この曲が歌われた時、あなたのリアガードを、あなたの裏のオーダーゾーンと同じ枚数選び、【スタンド】させる。あなたのヴァンガードを1枚選び、この効果で【スタンド】させたユニット1枚につき、そのターン中、パワー+10000。

― 妖精達のチークダンス もう少しだけ眺めていたいの

 

 

ミア ダメージ2→3

 

 

「オーダーのスキルで、深淵誘いを手札に!!」

 

 

花めく蕾に祝福を

ノーマルオーダー 〈0〉 ストイケイア

そのターン中、元々のパワーが5000以下のあなたのユニットすべてのパワー+10000し、『【自】【(R)】:このユニットのアタックがヒットした時、このユニットを手札に戻してよい。』を与える。

― 開花を先取りする、祝福の魔法。

 

 

攻撃したトリガーを手札に戻すマユ。

勢いよく、伸ばした指をカードの上に置く。

 

憎しみのこもった瞳を向けて――

 

「プラントのブースト!! クロディーヌでヴァンガードにアタックだ!!」

 

マユの言葉が、2人の間に響き渡った。

妖艶な笑みを浮かべている淑女。手を前に出す。

 

 

追想の花乙女 クロディーヌ パワー33000

 

 

「さらにスキルでプラントトークンをスタンド!! オーダーの合計が5種類なので、追加でパワー+10000!!」

 

ソウルを抜き取るマユ。

植物の眷属の身体が震え、力なく立ち上がった。

 

 

追想の花乙女 クロディーヌ

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ストイケイア - バイオロイド 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[リアガードを3枚退却させる]ことで、そのターン中、このユニットは『【永】【(V)】:あなたのプラント・トークンすべてのパワー+5000』を得て、ドライブ+1。

【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[ドロップからオーダーカードを1枚バインドする]ことで、プラント・トークンを2枚まで(R)にコールする。

【自】【(V)】:このユニットがヴァンガードにアタックした時、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、あなたのプラント・トークンを1枚選び、スタンドさせ、あなたの、ドロップとバインドゾーンのオーダーカード合計2種類につき、そのターン中、そのユニットのパワー+5000。

― 踊りましょ!私達のこれまでと、これからの為に!

 

 

蘇芳色の瞳が光を放って――

 

「アッハハハハハ!!」

 

戦場に高らかな笑い声が響いた。

奔流する魔力。クロディーヌがそれを弄ぶ。

 

大きな笑みを浮かべて――

 

「あぁ、本当に綺麗だわ!! 星さえ及ばぬような美しさ!! その輝き!! さぁ、もっと!! 私に命の素晴らしさを見せて!!」

 

クロディーヌの手の中で、魔力が弾けた。

大地が震え、巨大な蔦が地面から飛び出す。

 

凄まじい速度で、蔦がロロネロルへと迫った。

 

「…………」

 

冷静に蔦の動きを目で追っているロロネロル。

素早く、その場から跳躍して――

 

「ノーガード!」

 

神秘的な光を宿した瞳。

無表情のまま、ミアが宣言した。

 

マユが手を伸ばす。

 

「トリプルドライブ!!」

 

高らかな宣言。

蘇芳色の瞳、輝きが増していく。

 

「ファーストチェック、クリティカルトリガー!! クリティカルはクロディーヌ、パワーはプラントへ!!」

 

 

憧憬の乙女 アラナ

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ストイケイア - バイオロイド 

パワー4000 / シールド15000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストしたバトル終了時、【コスト】[このユニットをソウルに置く]ことで、あなたのユニットを1枚選び、そのターン中、パワー+2000。

― はい!もう一輪プレゼント♪

 

 

カードを表にするマユ。

さらに、山札の上をめくる。

 

「セカンドチェック、クリティカルトリガー!! 同じくクリティカルはクロディーヌ、パワーはプラントへ!!」

 

 

深淵誘い

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ストイケイア - ゴースト 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

― 軍艦だろうが、捕えられれば一溜まりもない。

 

 

2枚目のクリティカルトリガー。

冷ややかな目で、ミアがカードを見つめる。

 

山札の上に手を伸ばして――

 

「サードチェック、ドロートリガー!! 1枚引き、パワーはプラントだ!!」

 

マユの手の中で、桃色の乙女が微笑みを見せた。

 

 

晴朗の乙女 レェナ

トリガーユニット 【引】+10000

(ドロートリガー) 〈0〉 (ブースト)

ストイケイア - バイオロイド 

パワー4000 / シールド5000 / ☆1

【永】【(G)】:相手のヴァンガードがグレード3以上なら、このユニットのシールド+5000

― こんなに良いお天気なのですよ?お散歩しましょ~♪

 

 

空を切る音。巨大な蔦が鞭のようにうねり、

ロロネロルのいた場所を圧し潰した。

 

破壊音が響き、土埃が勢いよくあがる。

 

「ロロネロルッ!!」

 

悲鳴をあげるクラリッサ。

ウィリスタもまた、絶望したように息を呑んだ。

 

舞い上がる粉塵が視界を覆って――

 

「ダメージチェック!」

 

ミアが、デッキの上のカードを表にした。

 

「1点目、ノートリガー。2点目、ノートリガー」

 

 

みんなで歌おう ロロネロル

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

リリカルモナステリオ - ワービースト 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

ドレスアップ-「みんなに響け ロロネロル」(ファイト中、指定カードと同名として扱う)

【自】:このユニットが(V)に登場した時、あなたの山札を上から5枚見て、グレード3以下のユニットカードを1枚まで選び、(R)にコールし、山札をシャッフルする。

【自】【(V)】:このユニットがヴァンガードにアタックした時、あなたのオーダーゾーンから表の曲を1枚まで選び、歌う。相手のヴァンガードがグレード3以上なら、さらに【コスト】[「ロロネロル」を含むグレード3を【ソウルブラスト】(1)]することで、そのバトル中、このユニットのドライブ+1し、相手は手札から守護者を(G)にコールできない。

― 今日はパレード!みんなで楽しく歌うのですよ~♪

 

 

潮騒とわいらいと

セットオーダー/曲 〈2〉 リリカルモナステリオ

(セットオーダーはプレイ後、オーダーゾーンに置く)

【自】:このカードがオーダーゾーンに置かれた時、あなたのヴァンガードを1枚選び、そのターン中、パワー+5000。

【自】【オーダーゾーン】:この曲が歌われた時、そのターン中、あなたの前列のユニットすべてのパワー+5000。

― 君に手を振ってバイバイ 明日もまた会えるかな?

 

 

カードをダメージに置いていくミア。

ダメージゾーンに5枚のカードが並ぶ。

 

 

ミア ダメージ3→5

 

 

「3点目」

 

指を置くミア。

その瞳の中、光が鋭い音を奏でていく。

 

勢いよく、カードを引いて――

 

「ヒールトリガー! ダメージ1回復!」

 

ミアが、手の中の1枚をマユに見せつけた。

 

 

ピースフルガーデン アニカ

トリガーユニット 【治】+10000

(ヒールトリガー) 〈0〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - ワービースト 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

(【治】はデッキに合計4枚まで入れられる)

― ここは、優しさで満ちた彼女の庭園。

 

 

「ぐっ!!」

 

目を見開くマユ。

ミアがダメージのカードをドロップに置いた。

 

土埃が晴れて――

 

「…………」

 

ロロネロルが、その姿を現した。

息を切らし、冷や汗を流しているロロネロル。

 

その瞳の中で、神秘的な光が渦巻いている。

 

「アハハ、そうこなくちゃ!!」

 

嬉しそうに、クロディーヌが手を握り合わせた。

 

「過去も未来も、思い出は生命を輝かせるためにあるのだから!! 想いを糧に、綺麗な花を咲かせましょ!!」

 

天真爛漫な笑みを浮かべているクロディーヌ。

左腕を前に出して――

 

「そうして、どこまでも輝いてみせて、猫ちゃん!! その絶望に抗う姿、最高に美しいから!!」

 

クロディーヌの目が、妖しく輝いた。

マユがカードを動かす。

 

「プラントでアタック!!」

 

横向きになる1枚。

植物の眷属が飛び掛かる。

 

 

プラント パワー60000

 

 

「完全ガード!」

 

ミアがカードを場に出した。

 

 

シャボンスプラッシュ リビェナ

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - ワービースト 

パワー6000 / シールド0 / ☆1

【永】:守護者(守護者を持つカードはデッキに合計4枚まで入れられる)

【自】:このユニットが(G)に置かれた時、あなたのユニットを1枚選び、そのバトル中、ヒットされない。あなたの手札が2枚以上なら、手札から1枚選び、捨てる。

― 邪魔しちゃ、だーめ♡

 

 

素早く動き、眷属の攻撃をかわすロロネロル。

軽やかな身のこなし。とんと、地面に着地する。

 

猫の少女と華の淑女の視線が、ぶつかり合う。

 

「命拾いしたか、運のいい奴!!」

 

吐き捨てるように言うマユ。

手札を片手に、ミアを睨みつける。

 

「これで、ターンエンドだ!!」

 

荒々しい宣言。

マユが手札を片手に、憎しみの目を向ける。

 

深く息を吐いて――

 

「私のターン!」

 

勢いよく、ミアがカードを引いた。

流れるように、手札の1枚を捨てる。

 

煌めく星のスリーブに入ったカードを構えて――

 

「いくよ、ロロ」

 

ミアの紫色の瞳が、輝きを増した。

渦巻く光。神秘的な雰囲気。

 

手の中のカードを表にして――

 

「《みんなで歌おう ロロネロル》にライド!」

 

猫の少女のカードが重なり、輝きを見せた。

 

 

みんなで歌おう ロロネロル

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

リリカルモナステリオ - ワービースト 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

ドレスアップ-「みんなに響け ロロネロル」(ファイト中、指定カードと同名として扱う)

【自】:このユニットが(V)に登場した時、あなたの山札を上から5枚見て、グレード3以下のユニットカードを1枚まで選び、(R)にコールし、山札をシャッフルする。

【自】【(V)】:このユニットがヴァンガードにアタックした時、あなたのオーダーゾーンから表の曲を1枚まで選び、歌う。相手のヴァンガードがグレード3以上なら、さらに【コスト】[「ロロネロル」を含むグレード3を【ソウルブラスト】(1)]することで、そのバトル中、このユニットのドライブ+1し、相手は手札から守護者を(G)にコールできない。

― 今日はパレード!みんなで楽しく歌うのですよ~♪

 

 

身構えるロロネロル。

風に吹かれて、黒い髪がさわさわと揺れる。

 

瞳の中の光が渦巻いて――

 

「ロロのスキル! 山札から《茜色らんうぇい》をセットオーダー!」

 

ミアの場に、鮮やかな紅葉が描かれた1枚が置かれた。

 

 

茜色らんうぇい

セットオーダー/曲 〈2〉 リリカルモナステリオ

(セットオーダーはプレイ後、オーダーゾーンに置く)

【自】:このカードがオーダーゾーンに置かれた時、相手のヴァンガードがグレード3以上なら、1枚引く。

【自】【オーダーゾーン】:この曲が歌われた時、あなたのヴァンガードを1枚選び、そのターン中、クリティカル+1。

― お星さまの絨毯を さくりさくりとステップ踏んで

 

 

「スキルで1枚引き、さらにロロのスキル! 山札からエクノアをコール!」

 

カードを選ぶミア。

金髪の少女が描かれた1枚が、場に降り立つ。

 

 

生真面目会長 エクノア

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

リリカルモナステリオ - ヒューマン パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】【ターン1回】:このユニットがアタックした時、このターンにあなたのヴァンガードが曲を歌っているなら、そのターン中、このユニットのパワー+5000し、さらに【コスト】[【カウンターブラスト】(1),手札から1枚捨てる]ことで、2枚引く。

― あの子、今日も歌ってる。本当に歌が好きなのね。

 

 

「シヴァーヌをコール! スキルでロロ2枚を手札に! さらにマリルゥをコール!」

 

流れるようにカードを選んでいくミア。

黒い髪の少女と金色の髪の人魚が、一列に姿を見せる。

 

 

淀みない進行 マリルゥ

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

リリカルモナステリオ - マーメイド 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【永】【(R)】:あなたのターン中、あなたの裏のオーダーゾーンが2枚以上なら、このユニットのパワー+10000。

【自】:このターンにあなたがペルソナライドしているなら、このコストは『【ソウルブラスト】(1)』でも払える。このユニットが(R)に登場した時、【コスト】[手札から1枚ソウルに置く]ことで、あなたの山札から曲カードを1枚まで探し、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。

― それでは~!次の曲へ参りましょう♪

 

 

ぐるぐるパレード シヴァーヌ

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - ワービースト 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが(R)に登場した時、「ロロネロル」を含むグレード3以上のあなたのヴァンガードがいるなら、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、あなたの山札の上から5枚見て、元々のカード名がそれぞれ別名の「ロロネロル」を含むグレード3を2枚まで、選び、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。公開しなかったら、1枚引く。

― ロロみーっけ!あそぼあそぼ~!

 

 

「スキルで手札のロロをソウルに置き、《六花ふらくたる》を手札に! そしてそのままセットオーダー!」

 

ミアがカードをソウルに置く。

美しい雪景色が描かれた1枚が場に置かれた。

 

 

六花ふらくたる

セットオーダー/曲 〈3〉 リリカルモナステリオ

(セットオーダーはプレイ後、オーダーゾーンに置く)

【自】:このカードがオーダーゾーンに置かれた時、あなたのオーダーゾーンの裏のカードを1枚選び、表にしてよい。

【自】【オーダーゾーン】:この曲が歌われた時、あなたのリアガードを、あなたの裏のオーダーゾーンと同じ枚数選び、【スタンド】させる。あなたのヴァンガードを1枚選び、この効果で【スタンド】させたユニット1枚につき、そのターン中、パワー+10000。

― 妖精達のチークダンス もう少しだけ眺めていたいの

 

 

ミアの盤面が、一気に埋まる。

 

「ごちゃごちゃと……!!」

 

怒りに満ちた声をあげるマユ。

ぎろりと、鋭い目を盤面へと向ける。

 

白い指を伸ばして――

 

「ロロネロルで、ヴァンガードにアタック!!」

 

ミアが、大きく宣言した。

冷たく燃える炎のような雰囲気。神秘的な瞳。

 

ロロネロルが地面を蹴って、走り出す。

 

「スキル発動。《茜色らんうぇい》を歌い、ロロのクリティカル+1。さらにソウルブラストすることで、ドライブ+1。守護者でガードできない」

 

 

みんなで歌おう ロロネロル

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

リリカルモナステリオ - ワービースト 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

ドレスアップ-「みんなに響け ロロネロル」(ファイト中、指定カードと同名として扱う)

【自】:このユニットが(V)に登場した時、あなたの山札を上から5枚見て、グレード3以下のユニットカードを1枚まで選び、(R)にコールし、山札をシャッフルする。

【自】【(V)】:このユニットがヴァンガードにアタックした時、あなたのオーダーゾーンから表の曲を1枚まで選び、歌う。相手のヴァンガードがグレード3以上なら、さらに【コスト】[「ロロネロル」を含むグレード3を【ソウルブラスト】(1)]することで、そのバトル中、このユニットのドライブ+1し、相手は手札から守護者を(G)にコールできない。

― 今日はパレード!みんなで楽しく歌うのですよ~♪

 

 

目にも止まらぬ素早い動き。

縫うように、ロロネロルが戦場を駆け抜けていく。

 

紫色の瞳の中、光が強まって――

 

「にゃあッ!!」

 

ロロネロルが、クロディーヌへと飛び掛かった。

 

 

みんなで歌おう ロロネロル パワー24000 ☆2

 

 

握り固めた拳を振りかぶるロロネロル。

クロディーヌが余裕そうに微笑む。

 

その手の中で、魔力が膨れ上がって――

 

「《四精織り成す清浄の盾》を使用!!」

 

マユが、カードを場へと投げ出した。

 

 

四精織り成す清浄の盾

ブリッツオーダー 〈1〉

【永】:守護者(守護者を持つカードはデッキに合計4枚まで入れられる)

【永】:「四精織り成す清浄の盾」はデッキに1枚だけ入れられる。

相手のヴァンガードが『トリプルドライブ』を持つなら、この能力はコストを払わずにプレイできる。

あなたのヴァンガードがグレード3以下なら、【コスト】[手札から1枚捨てる]ことでプレイできる!

あなたのユニットを1枚選び、そのバトル中、ヒットされない。このカードを除外する。

― 明日を切望する聲に、精霊は輝く盾を以って応えた。

 

 

空中に浮かび上がる魔法陣。

精霊の加護を受けた万物の盾。最高位の魔術。

 

鈍い音が響き、ロロネロルが顔をしかめた。

 

「あぐっ……!!」

 

「フフフ、残念でした!!」

 

目の前で止まったロロネロルの拳。

クロディーヌが、くすくすと面白そうに笑った。

 

ミアが手を伸ばす。

 

「トリプルドライブ!!」

 

全く動じていないミア。

カードが次々と表になっていく。

 

「ファーストチェック、クリティカルトリガー! 効果は全てマリルゥへ! セカンドチェック、クリティカルトリガー! 効果は全てエクノアへ!」

 

 

珠玉の一曲 エドウィージュ

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - マーメイド 

パワー4000 / シールド15000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストしたバトル終了時、【コスト】[このユニットをソウルに置く]ことで、あなたのユニットを1枚選び、そのターン中、パワー+2000。

― 心弾む歌声は波紋となって。

 

 

自分仕様 エルシュカ

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - ワービースト 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

― お仕着せじゃ、物足りない。

 

 

表になる2枚。

ミアの場のカードに、輝きが宿る。

 

「サードチェック!」

 

3枚目のカード。

ミアの瞳の中で光が躍って――

 

「ヒールトリガー! ダメージ1回復、パワーはエクノアへ!」

 

ミアの手の中で、カードが輝いた。

 

 

ピースフルガーデン アニカ

トリガーユニット 【治】+10000

(ヒールトリガー) 〈0〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - ワービースト 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

(【治】はデッキに合計4枚まで入れられる)

― ここは、優しさで満ちた彼女の庭園。

 

 

ミア ダメージ5→4

 

 

「トリプルトリガー……!?」

 

悔しそうに目を見開くマユ。

ほんのかすかに、その額に冷や汗が浮かぶ。

 

ロロネロルが、体勢を立て直して――

 

「マリルゥでアタック!!」

 

ミアの声と共に、再び地面を蹴って飛び掛かった。

 

 

淀みない進行 マリルゥ パワー28000 ☆2

 

 

「ノーガードだ! ダメージチェック!」

 

デッキに手を伸ばすマユ。

素早く、カードをめくっていく。

 

「1点目、ノートリガー! 2点目、クリティカルトリガー!」

 

カードが表になり、光を放つ。

マユが鋭い目を向けた。

 

「パワーはクロディーヌに!!」

 

 

傲然の貴公子 フィランダ

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ストイケイア - バイオロイド 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが手札から(R)に登場した時、あなたの山札の上から5枚見て、1枚まで選び、捨て、山札をシャッフルする。

【永】【(R)】:あなたのターン中、あなたのドロップが10枚以上なら、このユニットのパワー+10000。

― ここを、僕に相応しい士擌にしないとね。

 

 

憧憬の乙女 アラナ

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ストイケイア - バイオロイド 

パワー4000 / シールド15000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストしたバトル終了時、【コスト】[このユニットをソウルに置く]ことで、あなたのユニットを1枚選び、そのターン中、パワー+2000。

― はい!もう一輪プレゼント♪

 

 

マユ ダメージ3→5

 

 

鋭い爪による一閃。

ロロネロルの攻撃がクロディーヌの顔をかすった。

 

白い肌が切れて、一滴の血が頬を流れる。

 

「アッハハハハハ!! 猫ちゃん、やるじゃない!!」

 

どこまでも楽しそうに、クロディーヌが笑った。

ロロネロルが不快そうに目を細める。

 

両手を広げて――

 

「大地に祝福を!! 命を輝かせましょう!!」

 

クロディーヌが、狂気に満ちた声をあげた。

魔力が渦巻き、蔦と植物がさらに大地から溢れ出た。

 

ミアがカードを動かす。

 

「エクノアでアタック! スキルで1枚捨て、2枚引く!」

 

 

生真面目会長 エクノア

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

リリカルモナステリオ - ヒューマン パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】【ターン1回】:このユニットがアタックした時、このターンにあなたのヴァンガードが曲を歌っているなら、そのターン中、このユニットのパワー+5000し、さらに【コスト】[【カウンターブラスト】(1),手札から1枚捨てる]ことで、2枚引く。

― あの子、今日も歌ってる。本当に歌が好きなのね。

 

 

カードを捨てるミア。

そのまま、デッキからカードを引く。

 

 

生真面目会長 エクノア パワー35000 ☆2

 

 

ロロネロルが大きく体を捻り、鋭い蹴りを繰り出した。

空を切る音。クロディーヌの首元へと迫って――

 

「ガード!!」

 

マユがカードを場に出した。

 

 

深淵誘い

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ストイケイア - ゴースト 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

― 軍艦だろうが、捕えられれば一溜まりもない。

 

 

2人の間に割り込む植物の蔦。

ロロネロルの蹴りが、蔦に弾かれる。

 

「くっ!!」

 

悔しそうな声を漏らすロロネロル。

クロディーヌが、ふわりと距離を開けた。

 

「あぁ、とっても楽しいわ!!」

 

天を仰ぐクロディーヌ。

綺麗に背を伸ばした立ち姿。戦場に咲く一輪の花。

 

美しい笑みを讃えて――

 

「素敵な猫ちゃん!! さぁ、もっと!! 美しい命のやり取りを!! 弱き者が死ぬ自然の摂理を!! 楽しみましょ!!」

 

クロディーヌが、高らかにそう言い放った。

ギリッと睨みつけるロロネロル。

 

口を開いて――

 

「ろろ、お前のこと、大嫌いなのです!!」

 

怒りに満ちた声が、戦場に響いた。

ますます強く、その瞳に宿る光が輝いていく。

 

カードを持って――

 

「ターンエンド」

 

ミアが、自分の番を終えた。

冷たい表情。集中した立ち振る舞い。

 

その瞳の中では、光が渦巻いている。

 

マユが手を伸ばした。

 

「あたしのターンッ!!」

 

カードを引くマユ。

そのまま、手札の1枚を振りかぶって――

 

「ペルソナライドッ!!」

 

叩きつけるように、カードを場に置いた。

 

 

追想の花乙女 クロディーヌ

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ストイケイア - バイオロイド 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[リアガードを3枚退却させる]ことで、そのターン中、このユニットは『【永】【(V)】:あなたのプラント・トークンすべてのパワー+5000』を得て、ドライブ+1。

【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[ドロップからオーダーカードを1枚バインドする]ことで、プラント・トークンを2枚まで(R)にコールする。

【自】【(V)】:このユニットがヴァンガードにアタックした時、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、あなたのプラント・トークンを1枚選び、スタンドさせ、あなたの、ドロップとバインドゾーンのオーダーカード合計2種類につき、そのターン中、そのユニットのパワー+5000。

― 踊りましょ!私達のこれまでと、これからの為に!

 

 

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