カードファイト!! ヴァンガード StarSong   作:バビロン@VG

43 / 49
幕間劇 双麗織り成す四重奏③

 

爽やかな風が吹き抜けて、草花を揺らした。

 

一面に続く豊かな緑。穏やかな気候。

リリカルモナステリオ郊外に広がる草原。

 

地面を踏みしめながら──

 

「今日は~♪ 楽しい~♪ ピ~クニック~♪」

 

ロロネロルの口から、綺麗な歌声が発せられた。

いつになくご機嫌な様子のロロネロル。

 

隣りを飛ぶアレスティエルの顔がほころぶ。

 

「……ふふっ」

 

楽しそうなロロネロルを見て、

アレスティエルもまた嬉しそうに微笑んだ。

 

誰もいない野原を、2人の少女が進んでいく。

 

「……にゃ?」

 

ふと、声をあげるロロネロル。

額のところに手をあて、遠くの方を見据える。

 

2人が進む先、武装した恐竜が立ちはだかっていた。

 

「グルル……!!」

 

威嚇するような声が響く。

薄緑色の鱗に、橙色に発光する刃。

 

武装兵器に身を包んだ恐竜が、鋭い視線を向けた。

 

 

鋼爵竜 スピノマーキス

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ドラゴンエンパイア - ディノドラゴン 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【自】:このユニットが(V)に登場した時、あなたの山札の上から7枚見て、〈ディノドラゴン〉を2枚まで選び、(R)にコールし、山札をシャッフルする。

【自】【(V)】:このユニットがヴァンガードにアタックした時、【コスト】[【カウンターブラスト】(1), のリアガードを〈ディノドラゴン〉1枚退却させる]ことで、1枚引き、そのバトル中、このユニットのパワー+10000。あなたの手札から〈ディノドラゴン〉を1枚まで選び、(R)にコールし、そのコールされたユニットと同じ縦列の相手のリアガードすべてを退却させる。

― 同胞が血の一滴は、仇敵を滅ぼす弾丸となる。

 

 

「むぅ?」

 

首をかしげているロロネロル。

そのまま、2人が恐竜の方へと歩みを進める。

 

縮んでいく距離。やがて、双方が向き合って──

 

「グワァァァ!!」

 

武装した恐竜が、咆哮をあげた。

びりびりと震える空気。山吹色の瞳が2人に向く。

 

大きく、恐竜が武装を構えて、そして──

 

「こんにちはー!!」

 

場違いに明るい声が、その場に響いた。

ぴたりと、武装した恐竜が唸るのをやめる。

 

白い翼が風で揺れて──

 

「今日は良い天気だねー?」

 

にっこりと、アレスティエルがそう訊ねた。

無邪気な表情。天使のような微笑み。

 

武装した恐竜の体躯が、その場で固まる。

 

「……グゥ」

 

どこか困ったように、目尻を下げている恐竜。

アレスティエルが手を振りながら、横を通り過ぎていく。

 

「じゃあ、またね~!」

 

「さよならなのです!」

 

挨拶していくロロネロル。

歩いていく2人の姿を、恐竜が呆然と見送っていった。

 

草原の道を、2人がさらに進んでいく。

 

「……にゃ?」

 

再び、声をあげるロロネロル。

手で作った双眼鏡を、目のところに当てる。

 

2人が進む先、白い翼の騎士竜が立ちはだかっていた。

 

「…………」

 

後光が差している姿。

白き翼に、青い角。二対の巨大なハルバード。

 

神々しい雰囲気の騎士竜が、天空より2人を見下ろす。

 

 

蒼天騎竜 ハルムヴェルド

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ケテルサンクチュアリ - コスモドラゴン 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【永】【(V)】:このターンにあなたがノーマルオーダーをプレイしているなら、あなたの前列のリアガードすべてのパワー+5000し、あなたの後列のリアガードすべてに『ブースト』を与える。

【自】【(V)】:このユニットがアタックした時、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、あなたの山札の上から5枚見て、グレード3以下を1枚まで選んで公開し、それがユニットカードなら(R)にコールし、オーダーカードなら手札に加える。山札をシャッフルし、この効果でオーダーカードを公開したなら、縦列を1つ選び、その縦列のあなたのリアガードをすべてを【スタンド】させる。

― 騎士たちよ!我等が使命を蒼天へ吼えよ!

 

 

「むぅ?」

 

首をかしげているロロネロル。

そのまま、2人が騎士竜の方へと歩みを進める。

 

縮んでいく距離。やがて、双方が向き合って──

 

「…………」

 

天空に浮かぶ竜が、紺碧色の瞳を2人に向けた。

清浄なる雰囲気。光が溢れ、辺りを照らしていく。

 

すっと、騎士竜が静かにハルバードを構え、そして──

 

「あの、ちょっといいですか?」

 

透き通るような声が、その場に響いた。

ぴたりと、騎士竜の動きがとまる。

 

黒い翼が風で揺れて──

 

「私達、滝のある場所に行きたいんです。どっちに行けばいいですか?」

 

静かに、アレスティエルがそう訊ねた。

冷静な表情。憂いを帯びた瞳。

 

騎士竜が、驚いたように目を見開いた。

 

「…………」

 

無言のまま、2人が進む先を指差す騎士竜。

アレスティエルが頷き、頭を下げた。

 

「ありがとうございます」

 

「感謝なのです!」

 

挨拶していくロロネロル。

歩いていく2人の姿を、竜が憮然と見送っていく。

 

草原の道を、2人がさらに進んでいった。

 

緑色の大地。空間が開けて──

 

「おぉー!!」

 

ロロネロルが、その目を輝かせた。

ぶんぶんと揺れる尻尾。隣に立つアレスティエル。

 

轟々と音を立て、美しく流れる滝が目の前に現れた。

 

「すごい。絶景」

 

無表情のアレスティエル。

ロロネロルが手を握り合わせる。

 

「にゃんとまぁ、綺麗な所なのです! まさに絶好のスポット! ここでなら、良い歌詞が作れそうなのですー!」

 

興奮した口調のロロネロル。

ふふっと、アレスティエルが無邪気に笑った。

 

「ねぇ、ロロ。知ってる? ここって、人気のデートスポットでもあるんだよ!」

 

得意そうなアレスティエル。

ロロネロルが気の抜けた笑顔を見せる。

 

「そうなのですか! でも、納得なのです!」

 

「だよねー」

 

笑い声をあげる白翼のアレスティエル。

じっと、ロロネロルを見つめる。

 

「ねぇ。ロロは今、好きな人とかいるの?」

 

「にゃっ!? な、なんなのです、急に!?」

 

突然の質問に戸惑うロロネロル。

宙に浮きながら、アレスティエルが指を唇に当てた。

 

「そういうの、気になるから。歌詞作りにおいて、恋愛は重要な要素だって皆が言ってる」

 

淡々とした口調。

黒翼のアレスティエルが、首をかしげた。

 

ロロネロルが指をもじもじと動かす。

 

「そ、それはそうらしいですけど……。そういうの、ろろ、まだ分からないのです……」

 

真っ赤になっているロロネロル。

いつものハツラツさとは違う、しおらしい雰囲気。

 

アレスティエルが残念そうな表情になる。

 

「そうなんだ」

 

白とも黒とも付かない言葉。

ふわふわと、アレスティエルが宙を漂う。

 

滝の流れ落ちる音だけが、その場に響いていた。

 

「さ、さぁ! そんなことはさておき、まずはランチにするのです!」

 

気を取り直したように言うロロネロル。

リュックを下ろすと、ランチボックスを取り出す。

 

「今日はろろ、たまごとツナのサンドイッチを作ってきたのです! 一緒に食べるのですよ!」

 

笑顔のロロネロル。

アレスティエルがこくりと頷いた。

 

「そうだね。そうしようか」

 

柔らかな微笑み。

ひらりと、アレスティエルが地面に降り立つ。

 

ロロネロルの後ろへと視線を向けて──

 

「あなた達も、食べる?」

 

黒翼のアレスティエルが、そう訊ねた。

「にゃ?」と不思議そうに振り返るロロネロル。

 

先程の恐竜と騎士竜が、その場に佇んでいた。

 

「…………」

 

無言の威圧感。

どことなく感じられる怒りに、漂う冷たい雰囲気。

 

鋭い視線が、ロロネロル達の方へと向けられている。

 

「にゃ? さっきの人達?」

 

首をかしげているロロネロル。

横に立つアレスティエルの方を見る。

 

「この人達、アレスティエルの友達ですか?」

 

「違うけど。ロロの友達じゃないの?」

 

ロロネロルが首を振った。

 

「まったく知らない人達なのです」

 

「えー、そうなのー? 後ろから付いてくるから、てっきりロロの友達だと思ってたー!」

 

驚いたように声をあげる白翼のアレスティエル。

互いに顔を見合わせながら、勘違いに気付く。

 

おそるおそる、恐竜達の方を向いて──

 

「グワァァァ!!」

 

武装した恐竜が、威嚇するような咆哮をあげた。

びりびりと震える空気。その身体から放たれる殺気。

 

「なっ……!? なっ……!?」

 

ロロネロルが口をぱくぱくとさせる。

ふわりと、アレスティエルが宙へと飛び立った。

 

「なーに? お腹でも空いてるの、恐竜さん?」

 

全く動じずに話しているアレスティエル。

その目を細めて──

 

「悪いけど、私達は食べられないよ」

 

アレスティエルが、静かにそう答えた。

身構えているアレスティエル。白と黒の羽根が舞い散る。

 

恐竜と天使の少女が、睨み合った。

 

「あっ、あのあの! ここは穏便に、話し合いを!」

 

慌てたように言っているロロネロル。

騎士竜がその言葉を無視して、武器を構えた。

 

交渉の余地は、全く感じられない。

 

「ぬぁぁぁ……!!」

 

唸り声をあげ、崩れ落ちるロロネロル。

ぶるぶると震えながら、拳を握りしめる。

 

顔をあげて──

 

「なんなのですぅぅぅ!! またなのですぅぅぅ!!」

 

ロロネロルの絶叫が、その場に響き渡った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ざわめきが辺りを満たし、店内を渦巻いた。

 

ファイトテーブルを挟んで対峙している2人。

白い髪の少女と、幼い金髪の少年。

 

2枚のカードが表になって──

 

「《封焔竜 アーヒンサ》!!」

 

 

封焔竜 アーヒンサ

ノーマルユニット 〈0〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - フレイムドラゴン 

パワー6000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットがライドされた時、あなたが後攻なら、1枚引く。

― 暗き闇を照らすよう、一つの焔が生まれた。

 

 

「《白黒の個性 アレスティエル》!!」

 

 

白黒の個性 アレスティエル

ノーマルユニット 〈0〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - エンジェル 

パワー6000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットがライドされた時、あなたが後攻なら、1枚引く。

― 手のひらの中。あるのは2つの可能性。

 

 

2人の言葉がぶつかり、火花を散らした。

向かい合うフランとアルト。張りつめた雰囲気。

 

アルトが、無邪気な笑みを浮かべた。

 

「いーっぱい、楽しもうね!!」

 

嬉しそうに言うアルト。

カードを引くと、1枚を捨てる。

 

「《封焔竜 ナモーカール》にライド!」

 

ぱしっという音と共に、カードが置かれた。

 

 

封焔竜 ナモーカール

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - フレイムドラゴン 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが「封焔竜 アーヒンサ」からライドして(V)に登場した時、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、あなたの山札から、「封焔の剣 プリティヴィー」か「封焔の盾 スワヤンブー」を1枚まで探し、公開して手札に加え、山札をシャッフルする。

【自】【(R)】:このユニットがアタックした時、そのバトル中、このユニットのパワー+2000。

― 燃える焔は迷える者達の道標となった。

 

 

「スキルでソウルブラスト! 山札からスワヤンブーを手札にー!」

 

デッキを広げるアルト。

青い盾が描かれた1枚を掲げる。

 

 

封焔の盾 スワヤンブー

ノーマルオーダー/装備 〈3〉 ドラゴンエンパイア

左神装備-「封焔の巫女 バヴサーガラ」(プレイ後、指定されたヴァンガードが装備する。新たに左神装備を装備したら、このカードをドロップに置く)

【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することでプレイできる!

【自】【(V)】【ターン1回】:このカードを装備しているユニットがアタックされた時、そのバトル中、装備しているそのユニットのパワー+10000。

― 絶望を宿した巫女は、全てを負って旅に出た。

 

 

デッキを置いて──

 

「ターンエンドだよー!」

 

どこまでも無邪気に、アルトがそう告げた。

子供らしい振る舞い。ゆらゆらと身体を揺らすアルト。

 

フランが構える。

 

「負けませんよー!」

 

楽しそうに笑っているフラン。

デッキの上に手を置く。

 

「あたしのターン!」

 

カードを引くフラン。

流れるように、1枚を捨てる。

 

「《逡巡の空 アレスティエル》にライドします!」

 

カードを場に置くフラン。

白と黒、2色の翼を持つ天使のカードが現れる。

 

 

逡巡の空 アレスティエル

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - エンジェル 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが(V)に登場した時、あなたの山札を上から1枚バインドする。

白翼-【永】【(V)】:あなたはライドデッキからライドする際、『手札から1枚選び、捨てる』ではなく『【ソウルブラスト】(1)』してもよい。

黒翼-【永】【(V)】:相手はグレード1以下のリアガードでこのユニットにアタックできない。

(白翼はバインドに奇数グレードのみ、黒翼は偶数のみで有効)

私の気持ち、正しいのはどっちなの……?

 

 

「スキルで1枚ドロー! さらにアレスティエルのスキルで、山札の上をバインドします!」

 

得意そうに言うフラン。

山札の上が表になり、デッキの横に置かれる。

 

 

曇りなき心 ミアエル

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - エンジェル 

パワー7000 / シールド5000 / ☆1

白翼(バインドに奇数グレードのみで有効)-【自】:このユニットが(R)に登場した時、【コスト】[【カウンターブラスト】(1),【ソウルブラスト】(1)]することで、あなたのドロップからパワー8000のカードを1枚選び、手札に加える。

― 習ったお歌、聞かせてあげるね!

 

 

「グレード1なのでアレスティエルは白翼に! このまま、ヴァンガードにアタックです!」

 

指を使い、カードを動かすフラン。

天使が空へと飛び立ち、白い羽根が辺りに舞い散った。

 

 

逡巡の空 アレスティエル パワー8000

 

 

「ガードだよー!」

 

笑顔で答えるアルト。

手札の1枚が、盤面に投げ置かれる。

 

 

コンダクトスパーク・ドラゴン

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - サンダードラゴン 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

― 電気をため込み、憎き怨敵へと叩きつける。

 

 

「ドライブチェックです!」

 

勢いよく言うフラン。

カードをめくって──

 

「むぅ、ノートリガーです!」

 

ほんの少し悔しそうに、フランがカードを表にした。

 

 

キミとふたりで セラフィエル

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - エンジェル 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが(R)に登場した時、あなたのドロップから「アレスティエル」を含むグレード3を1枚選び、山札の下に置く。

白翼-【自】【後列の(R)】:あなたのバトルフェイズに「アレスティエル」を含むあなたのユニットが(V)に登場した時、このユニットを【スタンド】させる。

― あーちゃん。この後……出店とか、一緒に回ろ?

 

 

「ターンエンドです!」

 

カードを手札に加えながら宣言するフラン。

凪のような展開。穏やかな立ち上がり。

 

アルトが手を伸ばして──

 

「僕のターン!」

 

幼い声が、その場に響き渡った。

笑顔のアルト。手札の1枚が捨てられる。

 

カードを指で挟んで──

 

「《封焔竜 ハリバドラ》にライド!」

 

盤面に、青い羽毛の竜が描かれたカードが現れた。

 

 

封焔竜 ハリバドラ

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ドラゴンエンパイア - フレイムドラゴン 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが「封焔竜 ナモーカール」からライドして(V)に登場した時、あなたのドロップから装備カードを1枚選び、手札に加える。

【自】【(R)】:このユニットがアタックした時、あなたのヴァンガードが装備しているなら、そのバトル中、このユニットのパワー+5000。

― 迷える焔は底知れぬ孤独の中で大きく揺らめく。

 

 

「スキルでスワヤンブーを手札に!」

 

先程捨てた1枚。

青い盾のカードが、再びアルトの手に戻る。

 

 

封焔の盾 スワヤンブー

ノーマルオーダー/装備 〈3〉 ドラゴンエンパイア

左神装備-「封焔の巫女 バヴサーガラ」(プレイ後、指定されたヴァンガードが装備する。新たに左神装備を装備したら、このカードをドロップに置く)

【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することでプレイできる!

【自】【(V)】【ターン1回】:このカードを装備しているユニットがアタックされた時、そのバトル中、装備しているそのユニットのパワー+10000。

― 絶望を宿した巫女は、全てを負って旅に出た。

 

 

アルトが手札のカードを構えた。

 

「ブラキオフォースとロヴァニアをコール!」

 

迷いのない宣言。

2枚のカードが、アルトの場に置かれる。

 

 

爆砲竜 ブラキオフォース

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ドラゴンエンパイア - ディノドラゴン 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットのアタックがヒットした時、【コスト】[このユニットを退却させる]ことで、1枚引き、相手のリアガードを1枚選び、退却させる。

― 本体が、最も巨大な砲弾なのだ。

 

 

碩鱗の支援者 ロヴァニア

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ドラゴロイド 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【永】【中央後列の(R)】:このターンにあなたのヴァンガードの能力で登場したあなたのリアガードすべてのパワー+5000。

― 前線に出る子達の装備、しっかり確認しとかなきゃ。

 

 

「むむっ、いきなり展開してきましたか……」

 

分析するような口調のフラン。

考える間もなく、アルトがカードを動かした。

 

「ブラキオフォースでアタックー!」

 

横向きになる1枚。

巨大な恐竜による一撃が、天使の少女に迫る。

 

 

爆砲竜 ブラキオフォース パワー10000

 

 

「セラフィエルでガードです!」

 

カードを選ぶフラン。

場に、金髪の天使の描かれた1枚が置かれた。

 

 

キミとふたりで セラフィエル

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - エンジェル 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが(R)に登場した時、あなたのドロップから「アレスティエル」を含むグレード3を1枚選び、山札の下に置く。

白翼-【自】【後列の(R)】:あなたのバトルフェイズに「アレスティエル」を含むあなたのユニットが(V)に登場した時、このユニットを【スタンド】させる。

― あーちゃん。この後……出店とか、一緒に回ろ?

 

 

弾かれる攻撃。

天使が優雅な動きで、攻撃をかわす。

 

アルトの指が動いて──

 

「ロヴァニアのブースト、ハリバドラでアタックー!」

 

はつらつとした声が、2人の間に響いた。

 

 

封焔竜 ハリバドラ パワー18000

 

 

「ノーガードです!」

 

力強く答えるフラン。

手札を片手に、次の展開を待つ。

 

「ドライブチェックー!」

 

うきうきと、アルトが楽しそうに言う。

その小さな手が、カードを掴んで──

 

「クリティカルトリガー! 効果はハリバドラに!」

 

鉄球を持つ赤鱗の竜のカードが、盤面で表になった。

 

 

バーニングフレイル・ドラゴン

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - フレイムドラゴン

パワー4000 / シールド15000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストしたバトル終了時、【コスト】[このユニットをソウルに置く]ことで、あなたのユニットを1枚選び、そのターン中、パワー+2000。

― 潰れるだけでは済まされない。

 

 

「むむぅ」

 

渋い表情になるフラン。

デッキの上のカードをめくっていく。

 

「ダメージチェック、ノートリガーです!」

 

 

包み込む恩情 トルクエル

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

リリカルモナステリオ - エンジェル 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

白翼(バインドに奇数グレードのみで有効)-【自】【(R)】:このユニットがアタックした時、そのバトル中、このユニットのパワー+10000。そのバトル終了時、このユニットをソウルに置いてよい。

― 羽根を綺麗に整えて、心もスッキリ晴れ上がる~!

 

 

天声の代弁者 ヘリュエル

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - エンジェル 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

白翼(バインドに奇数グレードのみで有効)-【自】:あなたのメインフェイズにこのユニットが手札から(R)に登場した時、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、あなたのドロップから「天声の代弁者 ヘリュエル」以外の白翼能力を持つカードを1枚選び、ユニットのいない(R)にコールする。

― 私が太鼓判を押したげる!貴方には、才能があるっ!

 

 

フラン ダメージ0→2

 

 

ダメージに置かれる2枚のカード。

フランが前を向く。

 

「まぁ、これくらいは問題ありません! むしろ、年下に対するちょうどいいハンデです!」

 

自信に満ちた声。

ふふーんと、胸を張っているフラン。

 

アルトがにっこりと微笑んだ。

 

「ターンエンドだよー!」

 

余裕そうに言うアルト。

手札で口元を隠し、フランを見据える。

 

ざわざわと、周囲の人間がざわめく音だけが響く。

 

「あたしのターン!」

 

勢いよく言うフラン。

カードを引くと、ばっと腕を前に出した。

 

「アレスティエルの白翼スキル! 手札を捨てるのではなく、ソウルブラストすることでライドできます!」

 

 

逡巡の空 アレスティエル

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - エンジェル 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが(V)に登場した時、あなたの山札を上から1枚バインドする。

白翼-【永】【(V)】:あなたはライドデッキからライドする際、『手札から1枚選び、捨てる』ではなく『【ソウルブラスト】(1)』してもよい。

黒翼-【永】【(V)】:相手はグレード1以下のリアガードでこのユニットにアタックできない。

(白翼はバインドに奇数グレードのみ、黒翼は偶数のみで有効)

私の気持ち、正しいのはどっちなの……?

 

 

ソウルからカードを抜き取るフラン。

ライドデッキの1枚を構えて──

 

「《ありのままで輝く アレスティエル》にライドー!」

 

フランの場で、天使の少女のカードが重なった。

 

 

ありのままで輝く アレスティエル

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

リリカルモナステリオ - エンジェル 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが(V)に登場した時、あなたのバインドゾーンから1枚選び、山札の下に置き、置いたら、山札を上から1枚表でバインドする。

白翼-【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、そのターン中、このユニットのクリティカル+1。

黒翼-【永】【(V)】:このユニットがアタックしたバトル中、相手は手札から(G)にトリガーユニットをコールできない。

(白翼はバインドに奇数グレードのみ、黒翼は偶数のみで有効)

― どっちの私も、きっと本当の私……!

 

 

「スキル発動! バインドゾーンのカードをデッキに戻して、さらに山札の上をバインド!」

 

素早くカードを動かしていくフラン。

新たな1枚が表になり、デッキの横に置かれる。

 

「グレード2なので、今度は黒翼です!」

 

 

彼方を目指して ピアエル

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

リリカルモナステリオ - エンジェル 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

黒翼(バインドに偶数グレードのみで有効)-【永】【(R)】:「アレスティエル」を含むあなたのヴァンガードがいるなら、このユニットは後列からでもグレード3以上のヴァンガードにアタックできる。

― たとえ貴方が遠くにいても、声は必ず届くと信じて。

 

 

憂うような表情を浮かべる天使の少女。

宙を漂いながら、武装した恐竜を見下ろす。

 

ヴァンガードに指を置いて──

 

「アレスティエルでアタック! 黒翼スキルにより、この攻撃はトリガーでガードできませんよ!」

 

フランが、力強くカードを動かした。

 

 

ありのままで輝く アレスティエル

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

リリカルモナステリオ - エンジェル 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが(V)に登場した時、あなたのバインドゾーンから1枚選び、山札の下に置き、置いたら、山札を上から1枚表でバインドする。

白翼-【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、そのターン中、このユニットのクリティカル+1。

黒翼-【永】【(V)】:このユニットがアタックしたバトル中、相手は手札から(G)にトリガーユニットをコールできない。

(白翼はバインドに奇数グレードのみ、黒翼は偶数のみで有効)

― どっちの私も、きっと本当の私……!

 

 

両手を広げている天使の少女。

風に吹かれて、黒い羽根が辺りに舞い散った。

 

 

ありのままで輝く アレスティエル パワー10000

 

 

「ノーガード!」

 

笑いながら宣言するアルト。

フランが手を伸ばす。

 

「ドライブチェック! クリティカルトリガーです!」

 

少女が描かれたカードを、フランが見せつけた。

 

 

青空を舞う翼と アンティア

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - ヒューマン 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

― まだまだあるからたーんとお食べ~♪

 

 

衝撃波が巻き起こり、恐竜が後ろにのけぞる。

苦痛の咆哮が上がって──

 

「ダメージチェック、ノートリガー!」

 

楽しそうに、アルトがカードを場へと並べていった。

 

 

哨戒竜 スカウトプテラ

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ドラゴンエンパイア - ディノドラゴン 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがブーストされた時、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、グレード2以上の相手のリアガードを1枚選び、退却させ、そのバトル中、このユニットのパワー+2000。

― 攻め入るのは容易じゃねぇ。アイツが見てるからな。

 

 

尖鋭竜 エオラフィアス

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ディノドラゴン 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがアタックかブーストした時、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、グレード1以下のあなたの他のリアガード1枚につき、そのバトル中、このユニットのパワー+5000。

― 群れを成して齧り付く。苛烈に、獰猛に。

 

 

アルト ダメージ0→2

 

 

「見ましたか! これが年上の実力ですよー!」

 

ぐっと、拳を握りしめているフラン。

アルトが獲物を狙う動物のように、目を細めた。

 

「ふーん、思ったよりやるんだねー!」

 

小馬鹿にしたような声。

くすくすと、アルトが笑い声をこぼした。

 

その余裕そうな態度は、微塵も崩れていない。

 

「ターンエンドですよ!」

 

ウキウキで宣言するフラン。

呑気な表情で、手札を眺める。

 

すっと、手を伸ばして──

 

「僕のターン!!」

 

鋭い声と共に、アルトがカードを引いた。

叩きつけるように、手札を捨てる。

 

恐竜の化石が描かれたスリーブのカードを持って──

 

「みんなみーんな、僕達が食べてあげる!!」

 

アルトの無邪気な声が、その場に響き渡った。

勢いよく、カードを振りかぶって──

 

「《鋼爵竜 スピノマーキス》にライド!!」

 

緑鱗の恐竜が描かれたカードが、盤面に降臨した。

強烈な威圧感。数多の武装に身を纏った姿。

 

戦慄の咆哮が戦場を引き裂き、天を衝いた。

 

 

鋼爵竜 スピノマーキス

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ドラゴンエンパイア - ディノドラゴン 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【自】:このユニットが(V)に登場した時、あなたの山札の上から7枚見て、〈ディノドラゴン〉を2枚まで選び、(R)にコールし、山札をシャッフルする。

【自】【(V)】:このユニットがヴァンガードにアタックした時、【コスト】[【カウンターブラスト】(1), のリアガードを〈ディノドラゴン〉1枚退却させる]ことで、1枚引き、そのバトル中、このユニットのパワー+10000。あなたの手札から〈ディノドラゴン〉を1枚まで選び、(R)にコールし、そのコールされたユニットと同じ縦列の相手のリアガードすべてを退却させる。

― 同胞が血の一滴は、仇敵を滅ぼす弾丸となる。

 

 

アルトの山吹色の瞳に、光が宿る。

 

「ここからもーっと、ドキドキさせてあげるよ!!」

 

楽しそうに手を広げているアルト。

デッキの上に指を置き、笑う。

 

「スピノマーキスのスキル!! 山札から7枚見て、その中のバリオディグニールとゲイツフォートをコール!!」

 

「うぇっ!?」

 

 

鋼爵竜 スピノマーキス

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ドラゴンエンパイア - ディノドラゴン 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【自】:このユニットが(V)に登場した時、あなたの山札の上から7枚見て、〈ディノドラゴン〉を2枚まで選び、(R)にコールし、山札をシャッフルする。

【自】【(V)】:このユニットがヴァンガードにアタックした時、【コスト】[【カウンターブラスト】(1), のリアガードを〈ディノドラゴン〉1枚退却させる]ことで、1枚引き、そのバトル中、このユニットのパワー+10000。あなたの手札から〈ディノドラゴン〉を1枚まで選び、(R)にコールし、そのコールされたユニットと同じ縦列の相手のリアガードすべてを退却させる。

― 同胞が血の一滴は、仇敵を滅ぼす弾丸となる。

 

 

デッキの上のカードを広げているアルト。

その中の2枚、恐竜が描かれたカードが場に置かれる。

 

 

掘削竜 バリオディグニール

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ドラゴンエンパイア - ディノドラゴン 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがアタックしたバトル終了時、【コスト】[このユニットをソウルに置く]ことで、あなたのリアガードを1枚選び、そのターン中、パワー+5000。

― 内燃機関に魔力を通した際の貫通力は計り知れない。

 

 

堅鋭竜 ゲイツフォート

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ディノドラゴン 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【後列の(R)】【ターン1回】:あなたのターンに相手のリアガードが退却した時、このユニットを【スタンド】させ、そのターン中、このユニットのパワー+2000。

― 強靭なる顎で眼前の獲物を貪り蹴らす。

 

 

「さらにロヴァニアのスキル!! ヴァンガードのスキルで登場したユニットのパワーを、+5000!!」

 

 

碩鱗の支援者 ロヴァニア

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ドラゴロイド 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【永】【中央後列の(R)】:このターンにあなたのヴァンガードの能力で登場したあなたのリアガードすべてのパワー+5000。

― 前線に出る子達の装備、しっかり確認しとかなきゃ。

 

 

ヴァンガードの裏に控える竜族の少女。

群れをなす恐竜達の身体が、赤い光に包まれる。

 

「い、一気に恐竜さん達が……!!」

 

たじたじになっているフラン。

アルトが嬉しそうに盤面を眺めた。

 

「お友達がたっくさん!! いっぱい食べようね、スピノマーキス!!」

 

カードに向かって話しかけているアルト。

フランが眉をひそめて──

 

「友達は食べる物じゃありませんよ!!」

 

大きく、叫ぶようにそう言った。

けらけらと笑い声をあげるアルト。

 

その手を伸ばして──

 

「バリオディグニールでアタック!」

 

アルトが、カードを横向きに動かした。

 

 

掘削竜 バリオディグニール パワー18000

 

 

「アンティアでガード!」

 

カードを出すフラン。

攻撃が弾かれ、防がれる。

 

 

青空を舞う翼と アンティア

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - ヒューマン 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

― まだまだあるからたーんとお食べ~♪

 

 

小さな指がカードの上に置かれて──

 

「スピノマーキスでアタック!!」

 

アルトが、高らかにそう宣言した。

龍族の少女による支援。山吹色の瞳が輝く。

 

ばっと、アルトが手を広げた。

 

「スキルでバリオディグニールを退却して、スピノマーキスのパワー+10000!! さらに1枚引いて、手札のエオラフィアスをコール!!」

 

 

鋼爵竜 スピノマーキス

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

ドラゴンエンパイア - ディノドラゴン 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【自】:このユニットが(V)に登場した時、あなたの山札の上から7枚見て、〈ディノドラゴン〉を2枚まで選び、(R)にコールし、山札をシャッフルする。

【自】【(V)】:このユニットがヴァンガードにアタックした時、【コスト】[【カウンターブラスト】(1), のリアガードを〈ディノドラゴン〉1枚退却させる]ことで、1枚引き、そのバトル中、このユニットのパワー+10000。あなたの手札から〈ディノドラゴン〉を1枚まで選び、(R)にコールし、そのコールされたユニットと同じ縦列の相手のリアガードすべてを退却させる。

― 同胞が血の一滴は、仇敵を滅ぼす弾丸となる。

 

 

ダメージのカードを裏返すアルト。

盤面からカードが消え、新たな1枚が現れる。

 

 

尖鋭竜 エオラフィアス

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ディノドラゴン 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがアタックかブーストした時、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、グレード1以下のあなたの他のリアガード1枚につき、そのバトル中、このユニットのパワー+5000。

― 群れを成して齧り付く。苛烈に、獰猛に。

 

 

「ロヴァニアのスキルで、さらにパワー+5000!!」

 

 

碩鱗の支援者 ロヴァニア

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ドラゴロイド 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【永】【中央後列の(R)】:このターンにあなたのヴァンガードの能力で登場したあなたのリアガードすべてのパワー+5000。

― 前線に出る子達の装備、しっかり確認しとかなきゃ。

 

 

得意そうに続けるアルト。

新たに現れた恐竜のカードもまた、強化を受ける。

 

緑鱗の恐竜が咆哮をあげ、武装を構えた。

 

 

鋼爵竜 スピノマーキス パワー31000

 

 

「ぐぅ、ノーガードです!」

 

真剣な表情のフラン。

どこか悔しそうに、手札を見つめる。

 

アルトが笑い声をあげて──

 

「ツインドライブー!!」

 

どこまでも無邪気に、そう言い放った。

 

「ファーストチェック、ノートリガー! セカンドチェック、クリティカルトリガー!!」

 

 

スパークルリジェクター・ドラゴン

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - プラズマドラゴン 

パワー6000 / シールド0 / ☆1

【永】:守護者(守護者を持つカードはデッキに合計4枚まで入れられる)

【自】:このユニットが(G)に置かれた時、あなたのユニットを1枚選び、そのバトル中、ヒットされない。あなたの手札が2枚以上なら、手札から1枚選び、捨てる。

― あらゆる敵意を稲妻で捉え、熱き炎で滅却する。

 

 

コンダクトスパーク・ドラゴン

トリガーユニット 【☆】+10000

(クリティカルトリガー) 〈0〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - サンダードラゴン 

パワー5000 / シールド15000 / ☆1

― 電気をため込み、憎き怨敵へと叩きつける。

 

 

「げげっ!!」

 

思わず声が漏れ出るフラン。

アルトが手をかざす。

 

「クリティカルはスピノマーキスに!! パワーはブラキオフォースだよ!!」

 

迷いなく宣言するアルト。

その山吹色の瞳が、光を帯びて輝く。

 

銃弾が降り注ぎ、天使の羽根が空中に散らばった。

 

 

プライベートは塩対応 デシエル

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - エンジェル 

パワー6000 / シールド0 / ☆1

【永】:守護者(守護者を持つカードはデッキに合計4枚まで入れられる)

【自】:このユニットが(G)に置かれた時、あなたのユニットを1枚選び、そのバトル中、ヒットされない。あなたの手札が2枚以上なら、手札から1枚選び、捨てる。

― 握手やお話は、握手会以外ではお断りしてますので。

 

 

秘めたる宝 フェナエル

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

リリカルモナステリオ - エンジェル 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】:このユニットが(R)に登場した時、「アレスティエル」を含むあなたのヴァンガードがいるなら、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、あなたのバインドゾーンから1枚選び、手札に加える。加えたら、あなたの手札から1枚選び、バインドする。

黒翼(バインドに偶数グレードのみで有効)-【自】【(R)】:このユニットがヴァンガードにアタックした時、【コスト】[【カウンターブラスト】(1)]することで、グレード3以上の相手のヴァンガードを1枚選び、そのターン中、パワー-5000。

― 世界を揺るがす才能が、静かに目覚め空を見据える。

 

 

フラン ダメージ2→4

 

 

ダメージに置かれる2枚。

一気に点を詰められたフラン。

 

ぷるぷるとしながら──

 

「ううぅぅ……年上に対するマナーがなってません! 2回連続クリティカルはマナー違反ですよー!」

 

情けない声で、フランがそう指摘した。

呆れた目を向けているメイ。渋い表情の店長。

 

アルトがフランを指差す。

 

「まだ終わりじゃないよ! エオラフィアスでアタック! 自身のスキルでさらにパワー+10000!」

 

 

尖鋭竜 エオラフィアス

ノーマルユニット 〈1〉 (ブースト)

ドラゴンエンパイア - ディノドラゴン 

パワー8000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットがアタックかブーストした時、【コスト】[【ソウルブラスト】(1)]することで、グレード1以下のあなたの他のリアガード1枚につき、そのバトル中、このユニットのパワー+5000。

― 群れを成して齧り付く。苛烈に、獰猛に。

 

 

横向きになるカード。

武装した恐竜が跳躍し、天使へと飛び掛かった。

 

 

尖鋭竜 エオラフィアス パワー23000

 

 

「プルエルでガード!」

 

フランの場にカードが置かれる。

 

 

柔らかな光 プルエル

トリガーユニット 【治】+10000

(ヒールトリガー) 〈0〉 (ブースト)

リリカルモナステリオ - エンジェル パワー5000 / シールド15000 / ☆1

(【治】はデッキに合計4枚まで入れられる)

― どんなに張り切っても舞台で倒れちゃ台無しですよ?

 

 

間一髪で攻撃を避ける天使の少女。

その背後から、大きな影が迫って──

 

「ブラキオフォースでアタック!!」

 

アルトの声が響いた。

鞭のように放たれた巨大な尻尾。空を裂く音。

 

 

爆砲竜 ブラキオフォース パワー33000

 

 

天使の少女が目を見開き、そして──

 

「ノーガードです! トリガーはありません!」

 

フランがカードをめくり、カードを見せた。

 

 

降り注ぐ歌声 エルケエル

ノーマルユニット 〈3〉

(ツインドライブ!!) (ペルソナライド)

リリカルモナステリオ - エンジェル 

パワー13000 / シールドなし / ☆1

【自】【(R)】:あなたのヴァンガードが登場した時、【コスト】[このユニットをバインドする]ことで、1枚引く。

【自】:このカードがバインドされた時、次の相手のターン終了時まで、あなたのカードの白翼と黒翼は両方有効になる。

― きっと、叶えられる夢があるはず!

 

 

フラン ダメージ4→5

 

 

尻尾が直撃し、天使の少女が吹き飛ばされた。

顔をしかめる少女。天使の羽根が舞い落ちていく。

 

武装した恐竜が、勝利の雄たけびを戦場に響かせた。

 

「ダメージ5点……!!」

 

並んだカードを見つめているフラン。

追い詰められた状況。冷や汗が浮かぶ。

 

アルトがカードを掴んだ。

 

「ブラキオフォースのアタックがヒットしたので、退却して1枚ドロー!」

 

 

爆砲竜 ブラキオフォース

ノーマルユニット 〈2〉 (インターセプト)

ドラゴンエンパイア - ディノドラゴン 

パワー10000 / シールド5000 / ☆1

【自】【(R)】:このユニットのアタックがヒットした時、【コスト】[このユニットを退却させる]ことで、1枚引き、相手のリアガードを1枚選び、退却させる。

― 本体が、最も巨大な砲弾なのだ。

 

 

カードを捨てるアルト。

得意そうな表情で、カードを引く。

 

その手に残ったカードは8枚。

 

「ターンエンドだよ!」

 

微笑みながらの宣言。

自分の場のヴァンガードに視線を向けて──

 

「アハハ!! 楽しいね、スピノマーキス!!」

 

どこまでも明るく、アルトがそう言い放った。

無邪気な笑い声。きゃっきゃっと楽しむ姿。

 

山吹色の瞳が、妖しげな光を帯びて輝く。

 

ゆっくりと息を吐いて──

 

「あたしのターンです!!」

 

大きく、フランが声をあげた。

集中した表情。カードを引くフラン。

 

カードを1枚、ドロップに落として──

 

「思った以上にやりますね、ちびっこさん!」

 

ライドデッキのカードを、フランが掴んだ。

 

「でも、あたしだって五洲高校カードファイト部の一員なんです! まだまだ、勝負はこれからですよ!」

 

強い意志を感じさせる言葉。

持っていたカードを、フランが構える。

 

白い髪を揺らして──

 

「《祝福の聖天使 アレスティエル》にライドです!!」

 

フランの場の天使のカード。

その姿が重なり、戦場に天使の羽根が散らばった。

 

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