空飛んでる時に鳥とぶつかるやつ
エンジンが爆発したりする
ゆらゆらふわふわゆらふわわ。
チルタリスの背で夜風を感じながらお空の上で上の空な考え事。
ヴィラン相手でもやり過ぎちゃったかなー?とか、でもアイツら人殺しだしーとか、生きてるからいーじゃんとか、私の中でダークでジェノサイな私とライトで豆電球な私がおしゃべりしてます。
まぁダークな私に押されてかなりライトな私が負けてるんですけど。
ジェノサイな私も控えているぞ!
負けるなライトな私!このままだと闇堕ちしちゃうぞ!
豆電球な私が応援してます。
レディーふぁいっ!
気づいたら頭の中でおしゃべりから取っ組み合いのキャットファイトへ変わってました。ドッタンバッタン大騒ぎです。
そんな頭の中とは別に本体な私はぼーっとしながらも大量強盗殺人事件の時の私を考察します。
なんかこの言い方だと私がやったみたいになってます?
でもやったのはあのクソヴィラン共です。私ではありません。
冤罪はえぬじーです。
とりあえずどんな感情で、どんな考えで、何故それをしたのかを一つ一つ言語化して考察していきます。そうすれば次また同じ事があった時に今回と同じ対応をするのか別の対応をするのかを決めておく事ができます。
例えるなら学校にテロリストが来た時どうするか?みたいな感じです。私の場合は大量強盗殺人事件に出くわしたらどうするか?です。
どっちも馬鹿みたいですけどそんな事が実際に起こりえるのがこの世界のヤバいところです。というかさっき起こったばかりです。
そんなわけでまず感情ですけど「くたばれクソヴィラン共が!」って感じでした。ダークな私全開です。今も毎秒くたばれクソヴィラン!って思ってます。
でもこういう事を考えれるのはポケモン達が私を守ってくれてるおかげで心にちょっとだけ余裕が出てきたからです。
そうじゃなかったら動いたり何かを考える間も無く撃ち殺されて血の池の仲間入りしてたと思います。実際ミュウにテレポートで逃がしてもらったのにしばらくの間頭真っ白で動けなかったですし。
だからみんなありがとーです。
次は何を考えてヴィラン達をダルマさんにしたのかですが答えは至ってシンプルです。
ズバリ「手足が無ければ悪い事も何も出来ないよね?」です。
並大抵の相手なら完封できちゃうパーフェクトな作戦です。
でも覚悟ガンギマリヒーローやヴィランだと個性次第でダルマ状態でもワサワサ動いて来そうなのが怖い所です。
だから個性消去も出来れば更に完璧になるかなって思うけどその度にジラーチに力を使ってもらうのはなんだかなぁ〜って気持ちもあります。
今も1回目のお願いで消費したエネルギーを回復する為にスヤスヤ寝てますし。……ディアルガの時間加速付きで。
アリなんだそれ!?ってなりました。しかも明日には起きれるみたいです。1000年の内目覚めるのは1週間だけとは?
我々はこの謎を解明するためAmazonの奥地へと……
「こんばんはお嬢さん、オレはホークス。ヒーローやってるんだけど知ってる?」
▼野生のホークスが現れた!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大変です。ホークスです。なんかいきなり現れました。羽音とか全く聞こえなかったです。一体何処から?横飛んでます。近いです。話しかけられました。なんで?飛んでるから。じっと見てきてます。なんで?分かんない。怖い。息出来ない。お腹気持ち悪い。心臓痛い。目が真っ暗。倒れそう。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。
でも……動け!
「……カハッ……けほ…げほ………。んっ、んぐっ……ぷはふぅ……」
「ちょ!?なにしてるの!?」
私は気持ち悪いのとかをねじ伏せるために力いっぱい心臓のある辺りに拳を叩きつけました。
そしたらドンッて音がしてすごく痛いけど代わりに気持ち悪いのとか怖いのが少しだけマシになりました。
でも私の中はまだまだこんらん状態です。だから痛みがある内に少しでも落ち着けるように「こんらん」状態を治せる「キーのみ」と「メンタルハーブ」を「かいふくのくすり」で流し込みました。
効果はバツグンです。頭がスッキリして、心も落ち着いて、ちょっといい気分です。ウフフフフ……。
もはやお薬無しでは生きていけない気がします。ヤク中TS転生幼女不可避です。
「これは、見えない壁…?」
一方ホークスはといえば、私の行動に驚き、心配して近づこうとしたところをミュウの貼ったバリアに阻まれてました。
低火力ホークスじゃバリアは破れないはずですし私の心の安定のためにもそれ以上近づかないで欲しいところです。
あと夜だと真っ暗で見づらいから外してたヘルメットを再装着します。
バリア+お薬+ヘルメットのパーフェクトモードです。これで5分くらいは人と会話できる気がします。
『知ってます。それでヒーローのホークスさんは私に何の用ですか?ロト』
まぁスマホロトム経由なんですけど。あって良かった文章読み上げ機能。
「え、あぁ、うん。実は君が町から飛び立って行くのを偶然見つけて、それでどこに行くのかなぁって気になってついてきちゃったんだよね」
そしてホークスの言い分ですが偶然見つけたというのは本当みたいです。ですが問題なのはその見つけられた場面で、私がシャンデラに「おにび」を指示してるところから見られてたみたいです。
それと夜中に謎の飛行生物が!って事で調査もされてたみたいです。
なのにホークスはその辺の事は話さずにニコニコ笑顔。
一応私がただの子供じゃないと内心警戒しながらもまずは会話で情報を引き出す算段みたいです。
『そうですか。私としてもホークスに渡したい物があったのでこうして会えたのは幸いです。ロト』
ただまぁミュウ経由で全部筒抜けなので算段も何も無いんですけどね。エスパーの前では隠し事などできぬゥ!というわけです。
というわけでここはホークスにお手紙渡してさっさと退散させてもらう事にします。ほんとはグラントリノの時みたいにお手紙だけ置いてバレないようにしたかったですけど見つかった以上はやむなしです。
「オレに渡したい物?あ、もしかしてファンレターとかだったりする?」
ファンレター、まぁあながち間違ってはないですね。
ファンはファンでも狂信者とかそっちの意味のファンですけど。
そう思いながら取り出した手紙を「ねんりき」でホークスへと飛ばしました。
内容は無個性主義者達がトリガーボムを作ってるぞってのと組織名に本拠地の住所。とどめに映画に出てた個性持ちメンバーのおおまかな個性内容です。
飛んで来た手紙に驚きつつも受け取ったホークスは「ありがとう、読ませてもらうね」と手紙を開き、読み進める内に最初のニコニコ顔からだんだんキリッとしたマジ顔に変わっていきました。
そして頭の中で情報の出処や信ぴょう性、私の正体など、色んな考えがぐるぐるしています。
『じゃあね、公安のヒーローのホークスさんロト』
なのでホークスにあれこれ聞かれたりする前にさっさとオサラバです。
「ディアルガ、お願い」
といっても普通に飛んでたらすぐ追いつかれると思うのでディアルガの入ったモンスターボールを取り出し私達以外の時間を止めてもらいました。
これでホークスが時の世界に入門してこない限り私達に追いつく事は出来ません。
「バイ、バーイ」
そして最後にびっくり顔で止まってるホークスに手を振ってから私達は次の目的地を目指してまた進みはじめたのでした。
ホークスに情報爆弾どーん( ・ω・)ノ⌒●~*