本作のエリちゃんは早期救出により原作よりメンタルに余裕があって元気だし呪われてません。加えて個性破壊弾も流通してないので今後狙われる事もありません。やったねエリちゃん!
なお主人公は写真やら情報やらが出回ってるのでお察し。
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PS.色々読んでたらいつの間にか12月になってたよ( ´∀`)ハハハ
エリちゃんが目を覚ましました。
でもまだちょっとむにゃむにゃぼーってしてます。
「おはよう…?」
声をかけてみると私の方に顔を向けて目をぱちぱちさせてから数拍置いてびっくりした表情になりました。さもありなんです。でも咄嗟に動けるほど身体に力が無いみたいだからまずは体力回復と手足の怪我を治さないとです。
とりあえず背中に腕を通してゆっくりと起こします。
「………だれ…?」
「令奈」
「……………」
「……………?」
すると私が誰かと聞かれたので答えたらそこで会話が途絶えました。キャッチボールが帰ってきません。
これはもしかして私から話をふらないとダメな感じでしょうか?
えーと、まず何から聞いたらいいんでしょう?いきなり生きるか死ぬか聞かれても意味不明だと思いますしとりあえずここから出たいかどうかですかね?まぁヤクザ共は全員処したから放っておいても後々救助はされるとは思いますけど。
「あなたの、名前は?」
「……エリ」
「ん、エリは、外、出たい?」
「………え?」
「今なら、出れる」
「…………」
「エリは、どうしたい?」
出たいか出たくないかを聞くとエリちゃんが熟考タイムに入りました。なのでその間に怪我を治すのと朝ごはんの準備をします。
まずはエリちゃんの治療からです。
「お願い、ジラーチ」
「あ………」
繋いでた手を離してエリちゃんに見えるようにモンスターボールを取り出してジラーチを呼び出します。事ある毎に力を使ってもらっててちょっと申し訳ない気持ちになるけどこれが最強最善の選択肢なのは変わりないのでこれからも何かあれば力を使ってもらうと思います。いつもありがとうです。
「この子の身体、怪我とか悪いところ、全部治してあげて」
私がそう言うとエリちゃんの身体がぽわっと光り、光が収まると腕の包帯がスルスルと解け落ちて傷1つ無い綺麗な肌が現れました。
ジラーチがそれを見て「いい仕事したぜぇ」みたいなポーズをしてます。私から見てもいい仕事だと思います。
「痛いところ、ある?」
「……いたく……ない」
「なら、よかった」
ジラーチパワーで治療が終わったら次はご飯です。
ただ私の貧弱パワーでも身体を起こせたのでかなり痩せちゃってる可能性があります。なので元気が出て栄養いっぱいなご飯を用意しなくちゃです。
確かエリちゃんはりんごが好きだったはずなのでまず『わぎりリンゴ』を食べやすい大きさに切って、それから『いちごスライス』と『バナナスライス』を取り出して『ヨーグルト』を入れた器に全部いれてまぜまぜします。そして仕上げにひでんの『あまスパイス*1』と『すぱスパイス*2』を一摘み。
てーれってれー、私特製あますぱフルーツヨーグルトの完成です。ドリンクには少しだけ冷ました『エネココア』をセットです。あつあつだとやけどしちゃうかもですし。
「あの…!」
「…なに?」
「お外…出れるの…?」
「うん。ヤクザ、全員倒したから、安全」
「そう…なの?……なら、出たい!」
熟考タイムから帰ってきたエリちゃんは覚悟を決めたような目で私を見つめ外に出たいと言いました。気合いの炎が見えるくらい真剣な目をしてます。燃えよエリちゃん状態です。
これは応えななければ男が……、いや女が……?とりあえず何かが廃るので私も精一杯真剣な顔を作って答えます。
「わかった。でも、まず、ごはん」
私はそう言って真剣な顔でエリちゃんにあますぱフルーツヨーグルトとエネココアを手渡しました。
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「食べながら、聞いて」
「……ん(もぐもぐ)」
「外出たら、雄英、行く」
「(ごくん)……ゆーえい」
「そこに、エリの個性、止めれる人、いる」
エリちゃんの個性『巻き戻し』は頭の角に溜まったパワー?で対象の時間を巻き戻す事が出来るめちゃんこ強い個性です。
軽く使い方を考えるだけでも部位欠損含む重傷の即時回復、がん等の病気を進行前に戻す、若返りによる擬似的な不老不死が思いつくくらいで「医者などいらぬゥゥ!!」と言わんばかりの激強個性です。
これにはお医者さんも匙で病院をぶん投げちゃいます。
問題点はエリちゃんが個性をコントロール出来てないから生まれる前まで巻き戻っちゃって対象が消えちゃう事です。
確かエリちゃんのお父さんがこれで消えちゃったから組長のおじいちゃんに引き取られたんですよね。
そして今のエリちゃんの角を見てみるとまぁまぁ伸びててパワー貯まってそうだなって思います。だからエリちゃんに早急に個性コントロールを覚えてもらう為にも雄英に連れて行きます。
原作同様、雄英に任せとけば何とかなるやろの精神です。
「おいしかった…!」
「なら、よかった」
エリちゃんが朝ごはんを食べ終えたのでいよいよ脱出です。
「忘れ物、無し。行くよ、エリ」
「うん…!」
からっぽになった部屋を確認の為に見渡してから部屋の外に出ます。ベッドもタンスも未開封のおもちゃ達も全部エリちゃんが着替えてる間に私の異空間の中にしまったので部屋の中に残っている物は何もありません。あとタンスの中にロクな衣装が無かったのでエリちゃんにはポケモンサン・ムーンに出てくるリーリエの衣装を渡して着て貰いました。エリーリエです。
それから二人で外に出る為に地下通路を進んでいるとある部屋がある所でエリちゃんの足が止まりました。
開いた扉から見えるのは手術台や用途不明な沢山の機械、身体を震わせるエリちゃんの様子と合わせて見ればここが何に使われた部屋かなんて一目瞭然です。
「シャンデラ、『オーバーヒート』、ブーバーン、『だいもんじ』、リザードン、『ブラストバーン』」
「きゃぁ…!?」
なのでこんなクソみたいな部屋は焼き払います。徹底的に、念入りに、跡形も残らないくらいに。
「あ……、えーと…、まぁ、いいか」
「わ、わぁ…………」
気付いたらクソ部屋を完全焼滅させてました。
ついブチ切れて反射的にやっちゃったみたいです。エリちゃんもびっくりしてポカンとなってます。
あと火力がありすぎてクソ部屋の壁をぶち抜いてかなりの大穴が開いてますけどこれはいわゆるコラテラルダメージというやつなのでもーまんたいです。
そしてバックドラフトじみた余波はミュウが『バリアー』で防いでくれたので私達に物理的な被害はありません。でもメンタルにダメージはきたのでオバホにお薬カクテルおかわりです。注射器タイプもあったのでそれも全部遠隔テレポートで追加しておきます。めった刺しです。
「いくよ」
「あ、うん!」
いきなり呼び出しちゃったシャンデラ達に労いの言葉をかけたら私の中に戻して、その間ずっと焼滅した部屋を見てたエリちゃんに声をかけるとハッとなってからすぐに私の隣に並びました。もう身体も震えてないみたいなので多分大丈夫です。
では改めて脱出
「外、出れたよ」
「うん…!うん!」
しました。ました工法です。
あのクソ部屋以外何もイベントが起きなかったのでキング・クリムゾンです。エリちゃんもシャバの空気を吸えて嬉しそうなので問題無しです。
「じゃあ、雄英、行くよ」
「うん!」
「よろしく、パルキア」
そして私達は離れないよう念の為に手を繋いでパルキアのパワーで雄英まで空間転移しました。これにてヤクザ編は[完]です。
それからしばらくして時間停止が解除され、とあるヤクザの屋敷からは野郎共のド汚いコーラスが響き渡ったという。
オバホは多分なんかすごい医療技術で生きてるかも
オーバードーズだめ絶対(˙꒳˙乂)ダメダヨー