「『気絶・クリムゾン』の能力の中では特に描写する事も無いシーンの時間は消し飛び………そして全ての人間はこの時間の中で動いた足跡を覚えていないッ!」
ボロボロ系主人公故に使えるカット術
筆がノッたので更新です
ぱちりと目が開きました。
視界には真っ白な天井とカーテン、ふわふわしてるミュウが映ってます。
知らない天井です。定番のセリフなので言ってみました。でも汎用人型決戦兵器には乗りません。笑えばいいと思うよって言われても引きつった笑いがせいぜいな気のする寝込み系TS転生幼女です。猫耳は別売りです。
とりあえず何故こうなってるかを思い返して一言で言うとヤクザを校長におまかせした後に「さっさと保健室に行きなさい」って言われたからです。対象はまさかの私でした。
そこは人体実験とかされてたエリちゃんじゃないの?と思いましたけど、その後校長が呼んだ雄英ロボの担架に乗せられた辺りで記憶がぷっつん途切れてます。これはまた気絶したパターンですね。ばっちり対象は私で合ってたみたいです。よもやよもやです。
「ぁ“‥‥‥ぁ“‥‥」
結構な時間寝てたのか喉が乾燥しててイガイガな声が出ました。
スマホロトムを出して時間を確認するとなんとお昼の2時。エリちゃんを助けたのが朝の5時半くらいだったのでめっちゃ寝てたみたいです。
とりあえず起き上がって『おいしい水』でガラガラくちゅくちゅゴックンして口の中をスッキリさせてミュウをパイルダーオン。
ベッドを降りてカーテンを開けるとこちらに背を向けて作業している推定リカバリーガールが居ました。
「おや、もう起きたのかい。気分はどうだい?」
そう聞かれたので意識を自分の中に向けて身体情報を精査します。
頭痛そこそこ、視界ぼんやり、呼吸浅い、お腹ぐるぐる、足ふらふら、メンタルがたがた。
「問題、ない」
つまりは絶好調です。前はもっと酷かったので。
「私には問題しかない様に見えるんだけどね。いいからもう少し寝ておきなさい」
でもドクターストップです。医者の判断には従うものなので仕方なくベッドに戻ってゴロンします。
「エリ、どこ?」
「あぁ、その子ならちゃんと個性が暴走しても大丈夫なようにイレイザーヘッド達が見てるよ」
「なら、よかった」
ミュウを抱えて横になりながら姿が見えないエリちゃんの所在を聞くとリカバリーガールがイレイザーヘッドを始めとした雄英教師達が見てくれてると教えてくれました。ヤクザの事も校長におまかせしたのでエリちゃんについてはこれで万事おーけーなはずです。これで心残りが1つ減りました。
それから特に会話も無く天井を見上げてぼーっとしてるとコンコンコンとノックの音が聞こえました。
「失礼します。リカバリーガール、例の子がここにいると校長に聞いてきたのですが」
そろーっと扉を開けて入ってきたのは触角が垂れ下がったガリガリげっそりマン。つまりオールマイトです。
その後ろにはメガネリーマンのサー・ナイトアイと小さいおじいちゃんのグラントリノもいてなんとまさかの全員大集合です。校長から連絡が行ったにしても即日集合は早すぎると思います。
あといきなり人口密度が上がったので連動してストレス値も急上昇してぐったりして吐き気が登ってきてヤバ気な感じです。なので今日も今日とて『メンタルハーブ』をもぐもぐします。ごーほーなのでいくら食べてももーまんたいです。
それから『ねんりき』で身体をぷら〜んと持ち上げてすとんとベッドのふちに座ります。ちょうどオールマイト達から視線が集中してるのでスマホロトムを出して先制攻撃に『市街地ど真ん中で緑谷くんにワン・フォー・オールの説明をするオールマイト』の動画を音量控えめで流します。優先度+2威力100の確定急所攻撃です。
『君はヒーローになれる』
オールマイトの顔色がとたんに悪くなってあわあわしてます。
『君なら私の力、受け継ぐに値する!!』
リカバリーガール、サー・ナイトアイ、グラントリノがこめかみに怒りマークを出しながらオールマイトを見てます。
『私の力を君が受け取ってみないかという話さ!!』
オールマイトは静かに土下座の体勢になりました。
「「「オールマイト(俊典)ッ!!!」」」
そしてお説教が始まりました。
ただでさえガリガリモードなオールマイトが『名探偵ピカチュウ』みたいにしなびていきます。しなしなオールマイトです。
それとせっかくなのでしなしなオールマイトを1枚ぱしゃりと写真で撮っておきます。ムキムキモードと合わせてビフォーアフターってしたら面白そうです。
次回会話パート?
ちゃんとエミュできるか不安(´・ω・`)