サブタイがアレだけど最終回ではありません
最終回っぽいのは別で考えてます
リカバリーガールに怒られてしなしなピカチュウでぐったりなTS転生ハーブ中幼女です。
見た目は普通に見えるように『ねんりき』で身体を固定してますけど呼吸が荒れて視界とお腹がぐにゃぐにゃしてすごく気持ち悪いです。休むために保健室送りにされたはずなのに雄英に来た時より悪化してて本末転倒極まりなぅです。
なのでこれ以上ここにいても更に悪化する気しかしないからさっさと退散する事に決めました。
という訳で私の中にいるディアルガのパワーで「The・ワールド!時よ止まれ!」しました。制限時間なんて無いので投げナイフでもタンクローリーでもロードローラーでもなんでもできます。帽子をキュッとしながらカイリキーに後ろに立ってもらってオラオラ無駄無駄ラッシュごっこだってできます。アリーデヴェルチです。
でもエリちゃんに何も言わずにいなくなるのはどーかなーって思うので最後に少しおしゃべりしてから出て行こうと思います。もーちょっとだけ頑張るぞーです。
保健室を出て吊り下げられた操り人形みたいにふわーと浮きながらエリちゃんがいる所を目指して飛んでいきます。
それと今はちょうど休憩時間だったみたいで廊下には個性豊かで千差万別な生徒達がいました。和気あいあいっぽくてこういうのは見ててちょっとだけ好きかも知れないです。
それから体感10分実際0秒で教員用休憩室みたいな所でエリちゃんを発見。ついでにミッドナイトとヘルメットを外した13号とイレイザーヘッドもいました。
「ふへぅ!?」
でもそっちは無視してエリちゃんだけ動けるようにします。
同時にほっぺたむにぃってしました。でもペラペラで全然お肉が付いてません。いっぱいご飯食べなきゃです。
「ふぁ‥‥」
むにむにしてたらいきなり何をするのかとちょっぴりおこなエリちゃんにほっぺたむにぃって反撃されました。むにむに合戦開幕です。むにむにむにむにむにむに………
「ぁぅ‥‥ぁ‥ぁ‥」
「かった…!」
私の腕が疲労でぷるぷるしてむにむにパワーがダウンした隙を突かれてむにむに合戦からこちょこちょの戦いになってエリちゃんに押し倒されて一方的にじゅーりんされました。からだビクビクしててちょっと絵面がアウトな状態です。でも楽しかったです。
「お納め、ください」
「おぉ‥‥」
まぁそれはともかくとしてバトルに負けたのでエリちゃんには賞金プレゼントです。『きんのたま』とか『しんじゅ』とか『こんごうタマL』なんかを小山になるくらいドサーっと出しました。
そしててっぺんに札束を1つ。
「これ、生活費」
「せーかつひ?」
「うん。ご飯、とか、服、買う」
「ほぇー」
あんまり分かって無さそうなエリちゃんです。
仕方ないのでピカチュウ付箋に「せいかつひ。ばいきゃく用アイテム」と書いて札束にぺたっとしときます。これで付箋を見た先生達が代わりになんとかしてくれるはずです。たぶんきっとめいびー。
「それじゃ、また来る」
「え…?」
「ばいばい」
「まっ…!」
やる事もやったのでエリちゃんをまた時間停止状態にしてから立ち上がってぐぐーっと伸びをします。
「おっとと……」
そしたら血が一気に落ちてふら〜っとなりました。視界も一瞬真っ白になって転倒寸前でした。HPがREDZONEです。
とりあえずしばらくは休眠するとして起きたら何をしましょうか。そんな事をぼんやりする頭で考えながら私は銀の鍵で開けた門を潜り世界から消えました。
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一方その頃日本の裏社会では複数のヤクザ・海外マフィア・ヴィラン組織といった者達の抗争が活発化し荒れに荒れていた。
捕まえて望みのままに利用する。危険視するが故に殺害する。
それぞれ詳細に違いはあれど彼らの目的は10万もの人間の個性を一度に消す事ができる個性を持つとされる少女『門戸 令奈』を捕まえる事。
そんなヤツらが列を成して日本にやって来ているのだ。テメェ土足でウチのシマに入ってきてんじゃねぇよ!と争いが起こるのは必然と言えた。
「はいはいそこまでっすよ」
故に彼、ヒーロー名『ホークス』は目の下のクマを化粧で隠しながらも制圧、移動、制圧、移動と休む暇など欠片もないレベルで働き続けていた。まぁ公安だからね、仕方ないね。
「いやホントどこにいるんすかねぇ?令奈ちゃんは」
あの銃撃事件があった日に偶然出会った少女の事を思い浮かべホークスは深くため息をつく。
誕生日に両親が殺害され、引き取られた先で拷問された形跡があった。
その事に同情はする。しかしだからと言ってこんな事態を起こされちゃたまったものではない。故に迅速に確保しなければならない。
公安もまた令奈を狙っているのである。