ダークライ
特性:ナイトメア
「キャニオンカノンッ!!」
大きなヴィランが突如現れたマウントレディに蹴り飛ばされました。
蹴り飛ばされたヴィランは線路の壁を破壊しながら落下しマウントレディが線路を飛び越えて着地する瞬間にそのヴィランを踏みつけてトドメを刺しました。グシャッという音が聞こえたような気がします。
私はそれをガラス越しにぽかんとしながら見ていました。
最初の駅の名前は?という事を思ってから連鎖的に他の事件や場所を思い出している最中に事件が起きたと思ったらそれがまさかのヒロアカ1話の事件だったのです。
こんな偶然があるのかとすごく驚きました。
あとシンリンカムイっぽい人がorzしているのも見えました。
どんまいです。
そして事件は終わり、たくさん集まっていた野次馬達はほとんどいなくなりました。
残っているのは遅れてやってきた報道陣とそれに映ろうとする目立ちたがり屋な人や後片付けを手伝うヒーロー達の写真を撮ろうとしてる人達くらいです。
その光景に私の中でもやもやとした不快感が溜まっていくのを感じました。
ヒーロー殺しステインの様に極論を振りかざす気もありませんし野次馬したくなる気持ちが分からないとは言いません。
それでも、当事者でないが故に事件が起きた事を、見れた事を楽しそうに話している姿には少しばかり殺意が湧いてきます。
お前らも当事者にしてやろうかぁ!な気分です。
まぁ本気で殺ろうとは思ってませんが。
第一そんな事したら私が大大大っ嫌いなヴィランと一緒になってしまいますからね。最初から論外です。
でもヴィラン相手だったら過剰防衛も仕方ないですよね。手足の1、2本くらいはいいですよね。etc……
………思考がだいぶダークサイドでジェノサイドな感じになってきたので1度大きく深呼吸してほっぺをぺちんしました。これ以上考えていても精神衛生上良くないですし。
「では、行きましょう」
事件もご飯も終わったので私はコンビニから退出しました。
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コンビニを出た後私は最初の公園へと戻ってきました。
改めて見ると置いてある遊具がブランコとシーソーだけという寂しい公園です。人通りも無く周りもビルに囲まれてて暗いのでいつか取り壊されそうな感じです。
ひとまずブランコを椅子代わりにして今後の事を考えていきます。
まずこの後の展開が私の知っている通りなら学校の進路調査で「皆ヒーロー科だよね」からヒーローノート爆破の飛び降りワンチャン。
それから緑谷君がヘドロヴィランに襲われてオールマイトとお喋りしてる間にヘドロヴィランが爆豪君を襲って緑谷君が「君が助けを求める顔」してデトロイトあまごい。
最後にオールマイトから「ヒーローになれる」って言ってもらって1話は終わりという流れだったはずです。
一応原作通り進むのか気になるのでこれについては後で見に行こうと思います。もしかしたら原作とは違う展開になるかもしれませんがその時はその時です。
いくら原作が何だアニメが何だと言ってもここは現実。何が起きても不思議では無いのです。
それこそ『原作を知る転生者』なんていう不思議筆頭の私がいる時点で、というやつです。
その辺も踏まえてむむむむ……と頭を悩ませます。
まず第一の問題は寝床をどうするかです。
個性で出せるアイテムの中にキャンプセット一式があったので野宿する事はできますがヒーローや警察に見つかれば確実に職質される事でしょう。めんどくさい事になること間違い無しです。
最悪の場合あの泥棒女の所へ帰されるかも知れません。
もしそうなったら何としてでも逃げます。今よりもっとずっと遠くまで逃げます。絶っっ対に会いたくないですから。
なので基本的には可能な限り人目につかない場所で野宿する事に決定です。ちょうどこの公園が条件を満たしているので今日はここをキャンプ地とします。
明日は明日で考えます。
第二の問題は世界が原作通り進む場合あと2年経つかどうかくらいの時間で日本が世紀末状態になる事です。
原作だと、ヴィラン連合に乗っ取られた超常解放軍。改造死柄木弔。街中を横断するギガントマキア。エンデヴァーとホークスの不祥事暴露。
そしてタルタロスからオール・フォー・ワン他多数の囚人達が脱獄と、大きな事件が立て続けに起きる事で日本の治安が一気に悪くなってました。
その後も心折れて引退するヒーローが続出したり脱獄ヴィランが暴れ回ったり一般人が武装してて余計な被害を出したりしますし、端的に言って地獄です。
なので思いっきり原作改変しようと思います。
具体案はこれから考えますけどポケモン達の力を借りれば大抵の事は何とかなると思います。いざとなれば幻・伝説組の超パワーでドッカーンとすればきっと万事OKですしパワーisジャスティスです。
「…………ふぁぁ」
他にも色々と考えていると不意に大きなあくびが出ました。
夜中に家出してからずっと動きっぱなしだったので身体が休めと言っているのでしょうか?
頭痛も強くなってきた気がしますし今は無理をする場面で無いことは確かです。
「ウインディ」
少し考えて私は新たにウインディを呼び出しました。
ボールから出てきたウインディは大きくてキリッとしていてすごく頼もしい感じがします。
「ここ、しゃがんで。……そう」
それから公園の端の建物の影になっている所にピクニックシートを敷いてその上でウインディにしゃがんでもらい、私もシートに乗ってウインディのお腹を背もたれにして座りました。
ヘルメットも外してパイルダーオンしていたミュウはお腹の上に移動。
「ミュウ、バリア、リフレクター、ひかりのかべ」
更にミュウに壁を貼ってもらえば仮眠の準備は完了です。
もし攻撃されても一撃は耐えれると思います。
「少し眠るから、その間守って、お願い」
お母さんとお父さんが殺されてから今日までの私はまともに眠れるような状態・環境ではありませんでした。
だから今更ちゃんと眠れるのか不安ですがそれでも今は身体を休める為に目をつむります。
「おやすみ…なさ…い……………」
背中とお腹にじんわりと熱が伝わって来て、意識がゆっくりと沈んでいって、ぼんやりとお母さんとお父さんの夢が見れたら……と願ったあたりで私の意識は眠りへと落ちて行きました。
主人公:門戸 令奈(もんと れいな)Lv1
肩書き:天涯孤独ホームレス元社長令嬢TS転生幼女
年齢:4歳(2/27生まれ)
状態:寝不足、片頭痛、栄養失調、血液不足
ステータス:H2 A1 B1 C2 D2 S2
個性:ポケモントレーナー
体内に生成された異空間の中に生息しているポケモンを呼び出す事が出来る。
『ポケットモンスター』に関連するアイテムを生成・保管・取り出しをする事が出来る。時間経過で自動生成される。
対象に触れる事で対応した異空間に収納・取り出しをする事が出来る。食品類は収納時の状態で維持される。
金銭を収納・取り出しをする事が出来る。取り出す際に望んだ金額を取り出す事が出来るが入れた覚えの無い小銭でも取り出せる。贋金では無い。
異空間は複数有り、各ポケモンの生態に対応した環境の異空間、バトルタワーやリゾートなどの施設用の異空間、各種アイテムを保管する異空間という風に分かれている。