ヒロアカ世界でポケモントレーナー   作:十六夜冬歌・読9書1

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主人公の現在の服装イメージ

頭:フルフェイスヘルメット黒&パイルダーオンミュウ
胴:ダイパ女の子主人公の上着
手:手袋
腰:ダイパ女の子主人公のスカート
足:黒タイツ&ランニングシューズ&ダークライ


4:■RECロトッ!

 

 

 

そこはとても高い所でした。

広さは私一人分しかない柱のような場所で、下を覗いても地面が見えなくて、『落ちたら死ぬ』という事だけを身体が理解しました。

 

 

『早く死ね』

 

そして柱の周りには老若男女たくさ

 

『なんで生きてるの』

 

んの人がいて、その全てが私を見て

 

『殺す』

 

いました。

 

『お前は必要ない』

 

柱の上からは遠

 

『さっさと落ちろ』

 

いはずなのに声と、

 

『消えて』

 

表情がはっきりと見えて、

 

『いらないいらない』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『お前が死ねば良かったのに』

 

 

そこには私への敵意と殺意だけがありました。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「あ”あ”あ”あ”ぁぁぁぁぁ!?……ぁ……ぁ…?……はぁ…はぁ…」

 

気が付くと私は大声を上げて飛び起きていました。

呼吸が荒くなり心臓がバクバクと痛いくらいに動いているのに身体は氷のように冷えきっているのを感じます。

 

「はぁ……はぁ…ふぅ……。……夢……うん、夢……」

 

それでも呼吸を落ちつけて意識をしっかりさせれば何があったかは分かります。一言で言えば悪夢です。

まぁ最近は毎日のように悪夢を見ていましたし現実も悪夢みたいな状態だったのでそこまで問題はありません。

とりあえず死ぬような悪夢だと飛び起きてしまうので可能なら死なない悪夢にならないかなとは思います。それなら起きるまでの間は寝ていられるので。

 

 

「あ…、ごめん」

 

それと私がいきなり大声で飛び起きた事でびっくりさせてしまったみたいです。

ミュウが目をパチパチさせながら顔を覗き込んで来てウインディはグルグルと喉を鳴らしながらいつの間にか零れていた涙をひと舐め、ダークライも影の中から出てきてジッと私を見ています。

 

「夢を見た、だけ、大丈夫。起きるまで、ありがとう」

 

その様子からなんとなく私を心配してくれているのが分かって嬉しくなりました。

でもこれからも悪夢は見ると思いますしその度に心配させるのではと思うと申し訳ない気持ちにもなりました。

なのでなるべく悪夢を見ないように頑張ろうと思います。

えいえいおーです。

 

「でも、あと、ちょっとだけ、休憩」

 

それはそれとしてまだ身体がしんどいのでおいしい水を飲みながら休みます。なんとなく体力が回復した気がしますね。

それとミュウ達にもおいしい水を1本ずつ出しておやつとしてオレンのみとモモンのみを渡しました。

ウインディには水飲み皿もセットです。本当はカレー皿なのですけど。

 

 

 

ぼんやりぽけーっと休憩してると遠くから連続で爆発音が聞こえてきました。ついにヘドロ事件が始まったのでしょう。

ウインディは目立つので戻してから音を頼りに駆け足で現場に向かいます。

 

「ハァ…ハァ……」

 

久しぶりに走って息切れと身体の痛みが酷いですが何とか現場に到着しました。

野次馬達が邪魔で上手く様子は見えませんが今は何故か爆発音が止まっています。もう事件は終わったのでしょうか?と、そう思った瞬間でした。

 

 

『デトロイトォォォスマァァッシュ!!』

 

人混みの向こう側からオールマイトの声が聞こえ、それと同時に暴風が吹き荒れました。

 

それからぽつぽつと雨が降り始め、野次馬達が騒ぐ声を他所に私は本当に雨が降ってきた事に驚きました。

私の中にいるポケモン達も皆驚いている感覚がして、即座に力自慢のポケモン達が拳で天気を変えようと挑戦しているのも感じて少し可笑しく思いました。

あ、レジギガスがメガトンパンチで成功させました。次は技無しでやるみたいです。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

『君はヒーローになれる』

 

ヘドロ事件が終わった後、ヒーロー達にお説教されてた緑谷君をこっそり追跡しました。ストーキング幼女です。

一緒に歩いてる爆豪君にもバレないようにかなりこっそり追跡しました。

 

『君なら私の力、受け継ぐに値する!!』

 

しばらくすると爆豪君が緑谷君に何か文句を言って別れました。遠くて聞こえなかったけど本人の心情的には「見下してんじゃねぇぞクソナード!」みたいな感じでしょうか?

俺今不機嫌って雰囲気が全身から出ていました。

 

『私の力を君が受け取ってみないかという話さ!!』

 

それから少ししてオールマイトが緑谷君の前に現れました。

ムキムキモードでシュバッて感じに出てきてゴハッと血反吐を吐いてガリガリモードになりました。あれで力んでるだけというのですから不思議でなりません。人体の神秘です。

 

 

「偵察任務、ごくろう」

 

「ロトッ!」

 

私は敬礼ポーズでカッコつけながらスマホロトムを労いました。

気分は秘密部隊の隊長さんで隊員はスマホロトムです。

 

任務内容は決定的瞬間をこっそり記録して帰ってくる事で、スマホロトムは見事任務を達成しました。

動画にはオールマイトが緑谷君の前に現れる瞬間から連絡先を交換して別れる瞬間までばっちり映っています。

原作でも大概でしたがこんな簡単に秘密握れちゃってオールマイトの情報管理どうなってんのという感じです。

 

でもこれでオールマイト達に関わる時に私は事情を知ってるんだぞという物的証拠をゲット出来たので私的にはオーケーです。

 

 

 

「それじゃ、行くよ」

 

スマホロトムを私の中に戻して来た道をゆっくりと歩きます。

 

しばらくすると日が暮れて辺りは何も見えないくらい真っ暗になりました。街灯もろくに無い道で私以外に歩いてる人も無くて、遠くから聞こえる喧騒だけが私以外の存在がいる事を教えてくれます。

 

それにしても今日は色々あったなぁと思い返します。

個性に目覚めて家出してその先でヒロアカの始まりを見て、なんと言うか……状況が偶然にしてもかなり出来過ぎな気がしてきますね。

 

もしかしたら現在の状況を考えた作者なり神様なりがいて、その為だけにお母さんとお父さんが殺されて、いっぱい苦しんで、そして今の私があるのだと想像したらふざけんなという気持ちでいっぱいになりました。

なので、もしそんな存在に遭遇したら全力でぶちのめそうと思います。顔面に全力パンチです。

 

 

 

 






悪夢の内容は作者が3.4歳くらいの時に実際に見たものです。
転生者でも大人メンタルでもなかったのでギャン泣きしました。
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