彼女はホロのとても可愛い子   作:ほがみ(Hogami)⛩

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第5世界 コトノハ

――ボクは高性能ロボットのロボ子!ボクは高性能だからなんでもできるんだ!

 

…と、ボクは自室の鏡に向かって決めポーズをする

今日もバッチリ。いつも通りに決められている。でもいつもよりすこし気分がいい

それは今日!ボクの家に掃除をしてくれる友達が来ているから!

 

そんなことを考えていると、自室の扉が開き、例の友達が顔を出した

 

「それじゃあ高性能のロボ子さん。ちょっとお使い頼めますかね?」

 

友達はにこやかな顔でボクを見つめてくる

まぁボクは高性能だからお使い程度どうってことない。何を買ってきてほしいかをしっかりと記録に残す準備を始める

 

「買ってきてほしいのはニラね。多分ロボ子さんがいつか使うだろうなって”残しておいた”賞味期限間近”のレバーを使ってレバニラにしようかなって思っているから」

「う…了解したよぉ…」

 

友達の鋭い言葉がボクの心に刺さる

確かにいつか使おうと思って残しておいたけど。レバーを使う料理なんてレバニラしか知らないし、そういえばニラがあった!とおもってレバニラ使おうと思っても、その前にチヂミを作っちゃったからニラなくなってたし

 

そんな感情を抱きながらボクは近くのスーパーまで買い物に行く

スーパーはもうすぐ昼時だからかお客が多い。お目当てのニラまで少し時間がかかりそうだ

 

「ニラ〜ニラ〜♪」

 

段々とご機嫌になってニラを探すボク

―ここだけの話だけど…この間、ニラとネギを間違えたのだ!買ったときはなんとも思っていなかったのだが、料理するときに「これネギじゃねぇか!」と一緒に料理していた友達に怒られた(?)

 

まぁ似てるからね!仕方ないよね!

 

「ニラはたしか…緑で細長くて…根本が白かったよね〜これかな?」

 

ボクはこれだと思うものを買い物かごに入れてレジへと向かう

前回の反省をちゃんとものにして、こんどは失敗しないことに自身が高まり、るんるん気分になる

道中、なにか面白そうなお菓子とかがあったから、ついでに買ってしまった

 

家に帰ると、味噌の美味しそうな匂いが漂っており、既にほとんどの料理は完成しているみたいだ

 

「ただいま〜〜ニラ買ってきたよ〜」

 

そう言ってボクは靴を脱いでキッチンまで向かう。友達は笑顔で出迎えてくれて、ボクは嬉しくなった

そして買い物袋を友達に渡し、ボクは胸を張る

ー高性能だからね!お使いくらい余―

 

「ねぇロボ子…」

「ちゃんとニラだったでしょ?ボクは高性能だかr―」

「これ万能ネギやないかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

友達の声が部屋に響く

よくよく観察してニラ(ネギ)見てみると、確かにラベルに万能ネギと書かれており、それはニラとはいえなかった

―どうしよう。ここを乗りきるには

 

「あわあわわわわ。こ、故障ううあああああ」

「故障で乗り切ろうとすなッ!」(  '-' )ノ)`-' )ペシッ

「あいたっ!」

 

頭をペシっと叩かれるボクは、頭を抑えてその場にしゃがむ

だってだって似てるんだもん。1回調べて欲しい。ニラと万能ネギを

高性能でも間違えるのは仕方ないなって言ってもらいたいもん

でもボクは罪悪感を感じ、もう1回買ってこようか?と提案したら、友達は大丈夫だと言う

 

「別にレバニラが食べたくて仕方ないわけじゃないし。最も、ロボ子が食べたいのなら話は別だけど」

「ボクは…キミの料理だったらなんでも食べるからd(ゝω・´○)」

「それじゃ、このネギ使ってレバーのネギ炒めにするか」

 

友達はテキパキと料理を作り、じゃーんと料理が出来上がったのだった

ボクは早速食べようと思ったところ、友達がまずは手を洗ってこいなどと言うもんだから仕方なく洗面所で手を洗う

戻ってくると、友達は一口も食べずに待っていてくれた

 

「それじゃ食べようか」

「いただきます」

 

友達の料理はとても美味しい

料亭で出ても不思議じゃいくらいに美味しいのだ。感動するよ?まじで

 

とその心を読んだかのように友達はニコニコしながらボクのことを見る。なんだよと友達にいうと、友達はこういった

 

「美味しそーに食べるなっておもってさ。ロボ子みたいな子が食べてくれると作る側としても嬉しいよ」

「んふふ…だって美味しいんだもん」

 

こんなに美味しいご飯が作れて掃除もできるのに、なぜ付き合っていないのか不思議だ

性格もいいし、顔も悪くない。なのにそういう噂はまったくない

 

一度気になって聞いたことがあるが、そんなことをやっている暇はないと言われるだけ。どうにかして知ろうとするも、周りの友達からもニヤニヤと笑われるだけ

一体何なんだろうか

 

「ねっ、ほんとに付き合ってる人とかいないの?こんなに料理とか美味しいのに」

「前から言っているけど、私は忙しいの。こうやって世話しなきゃゴミ屋敷になっていく人がいるのに、付き合うなんてことできないよ」

「うっ…自分のことは自分でできるしっ!」

「じゃあもう来なくてもいいかな?」

「それはだめ」

 

即答するロボ子に友達はにこやかに笑う

やっぱり、ボクには君が必要だ。ボクの健やかな生活のためには、君という存在は必要不可欠

 

「…まっ、君がしっかりする日が来るまで私は君に尽くすよ。安心しな」

 

その言葉がボクの心に響く

―安心。その言葉だけで幸せが溢れそうだ

だからもっと聞かせてほしい

 

あなたからのコトノハを―――

 




今回主人公は、性別不明にしてみました。
中性的な感じになっていたでしょうか…

次なる世界は…

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