【カオ転三次】 終末に向けての準備するとある転生者の話 作:黒焦げ
今日は初めての下層探索です。事前に道具の確認は終わらせているのであとは引率の方と合流して下層に行くだけです
「集合時間少し前に来るのは感心だな人魚ネキ」
「セツニキあなたが私の引率ですか?」
はて?この人深層探索者でしたよね?てっきり下層のベテランが来るものだとばかり
「ああ俺とセリスが引率だ。人魚ネキが初回探索で帰還不能になんぞなったら寮住みの連中が使いもんにならんくなる可能性があるからな」
「大げさな気もしますが下層の難易度をよく知るあなた達が言うのなら警戒するのは当然なのかもしれませんね」
セツニキクラスが引率しなければ危険ということでしょうし警戒度を上げておきましょうか*1
『文目、睡蓮武装化』
『『了解。武装化します』』
『シフ背中に乗っけてください。タグは待機』
『了解しました』
「下層に行く前に装備と役割確認の共有はしておいたがいいですか?」
「そうだな。こっちは引率として補助や緊急時の安全確保を行う予定だ。ネキはどの程度までのケガを許容している?」
「私では回復不可能な傷や死亡は許容していませんね。四肢欠損程度なら自力で治せます」
「下層からは呪いやスキルで『治療不可能』は普通に飛んでくるようになる。なるべく回避したがいいんだがネキは受け流し中心だったか?」
「動きが遅いので基本受け流しですね。回避可能なら避けますけど下層で通用するのは厳しいと思います」
マーメイドなのでそれなりの速度で泳げますけど下層で通用するかはわかりません
「ならこっちで対処が難しい部分は補助するわ。そういやネキの本来の戦い方はよく知らないのだが?」
「そうよね。修練所での接近戦は非常用なのでしょ?つまり遠距離主体よねどの程度の射程なの?」
「射程ですか?この子達のサポート有りならエネミーサーチ圏内なら全部ですね。
「え?全部?」
「へぇそのLvでそこまでできるようになってるのならたいしたものだ」
「まあそんな範囲攻撃できるのは『子守唄』だけですけどね。『永眠の誘い』も何故か届きますし」
ほんとなんで届くんでしょうか?効くから細かいことはどうでもいいですけど
「あとこっちと情報共有しておいたがいいのはあるか?」
「環境次第ですけどマーメイド状態だと基本私地上にいません。地面下か天井や壁の中にいます」
「マーメイドの水面展開の応用か地上部分は見えているのか?」
「見えないからエネミーサーチとシキガミとの情報共有で相手の位置把握してます」
「よくそれでアイサツに来た連中返り討ちに出来てたわね。あいつら基本的に霊力押えてるから反応しずらいはずだけど」
「普通に反応してましたよ?」
何故かはわかりませんがシフ達のにはあんまり反応しないのに私のには引っ掛かります
「・・・ああなるほどそれはネキにアイサツしにいった連中が悪いな。こっちで指導しとく」*2
「よくわかりませんがこっちに問題ないならいいです。あと言い忘れてましたが『子守唄』の最中に『永眠の誘い』発動できます」
「並列使用できるのかこっちの補助の範囲の参考にしておく」
共有しておくべきことはこの辺ですかね?今回は『子守唄』が下層に通じるかを確認するのが最優先です。効かないなら中層が終の棲家になるんでしょうか?
「では下層への引率お願いします」
「では行くか」
ふむ
「初手の環境は氷河か運が良かったな人魚ネキ」
「中層と違ってほんと極端になるんですね。深層は極端じゃなくて混沌でしたっけ?」
「ああ戦ってる悪魔ですぐ変わるぜ。乱入されたら網目模様の環境にもなる」
「そらまた大変なんですね」
まあ属性が偏ってる程度なら恒常展開してる水面で防げます。悪魔も来てますし名前調べたら歌いますか
『サーチ内悪魔の名前と位置のアナライズ完了報告します』
龍王ヤマタノオロチ3体 龍王ユルング2体 龍王ゲンブ3体 魔王ロキ3体 妖精ヴィヴィアン4体 堕天使ネビロスと死者の軍勢が1つ
「では皆さま安らかにお眠りください『子守唄』」
対象:名前解析済み全て 媒介:MAGの共鳴 範囲:最大 曲目:ねんねんころりよ 傾向:永遠の安眠
『サーチ範囲内の全ての悪魔が移動しなくなりました』
「♪~♪~~」
「範囲内の悪魔全てをほんとに眠らせてるのね」
「知ってはいたが割と無法なことしてるぞ」
『悪魔の殲滅を確認しました』
「とりあえずは初手はこんなものですか」
「永眠の誘いを途中で並列発動させるのかと思っていたがネキ『子守唄』そのものに組み込んでるな?」
「最初から『永遠の安眠』*3にしてますから。永眠というのは二度と目覚めぬ安眠とも言えますので」
恨みつらみで悪霊や屍鬼になられても困りますしせめて最後は安らいで眠りについて欲しいものです
「広域攻撃用の権能持ちは多いんだが大概周辺もろとも破壊するからなぁ」「ほんとに悪魔だけを広域殲滅できる修羅誰かいたっけ?」
『サーチ内に悪魔はいません。移動しますか?』
「タグ出なさい。マッパー起動後文目と睡蓮と連携し周辺警戒。シフは・・・?セツニキ風景変わったんですけど?」
「あー誰かが異界ギミック割ったな。そのせいで『氷結』から『無色』になってる下層だとよくあることだぞ」
「そういえばそんな話もありましたね。来てすぐに出会うとは思いませんでしたが」
環境変わるときでっかい氷が落ちて来て頭に当たりましたがそのまま砕けて消えました。『氷結』属性の塊なだけでしたね
「こういう風に環境変わるときは耐性に注意と言いたいところだがネキは装備で調整は不可能か」
「ですね。メジャー属性の物理 火炎 氷結 電撃 衝撃 破魔 呪殺なら無効ですけどマイナー系は素通しですね」
「シフターの場合は概念負けは自身のLvに依存するからな同格なら『貫通』持ち以外からはあまり抜かれないだろうがネキの能力なら・・・多分物理以外は概念負けは無いな」*4
「遭遇する悪魔が貫通持ちばっかりになる領域まであと少しと聞きますけどね。安全確保と相性確認のため『子守唄』歌いながら移動しますね」
「構わないけど悪魔は付近にいないわよ」
「普通に罠とかギミックは満載なのでしょ?
悪魔には効きましたが周辺の罠やギミックには効くのかわかりませんので補助が受けれる最初に確認しておきましょう。下層環境試験の時の罠やギミックは全部『眠らせました』がそのまま通じるとは限りませんし
「割と効果範囲の融通効くのが『権能』の強みだがそのことを理解しているようで何よりギミックの停止は可能なのか?」
「無理ですね『眠らせる』だけですから破壊は他の人がやらなければなりません」
試験の時の破壊しないと進めない系はシフが頑張って壊しました。無数に湧く悪魔達の場合は美味しい経験値でしたわ
「シフ乗っけてください。ルートはそちらに任せます」
「了解しましたが落ちないようにお気を付けください」
「最初の中間地点までの通路は既に解析してる受け取れ」
テレパス経由で送られてくるこの辺のMAP情報ありがたいですけど
「テレパス対策したがいいですかね?」
「ショタオジ製の首飾りしてる限り不要だぞ。悪性の干渉はすべて遮断する一品だ」
「コレそんな領域だったんですか」
「変身時も身に付けれるようにした判断は正しいぞ。本気で大半の精神異常は防ぐからな」
「ルートを決めました出発可能です」
「では出発しますか『子守唄』歌いっぱなしなのでほとんど話できませんのでご了承ください」
「あいよ。危険性が高くなったら教えてやるよ」
「お願いします『子守唄』」
対象:人とシキガミ以外すべて 媒介:MAGの共鳴 範囲:最大 曲目:悠久の子守唄*5 傾向:静かなる眠り
歌いながらの移動ですから移動速度は遅いですね。何事も無ければいいのですが
人魚移動中・・・
移動中・・・・
移動・・
何事もなく中間地点に着いてしまいました
「セツニキ何で何もなかったんでしょうね?」
「いや途中に罠やギミックはあったぞ。全部『動かなかった』だけだ」
「宣言通り人魚ネキが全部『眠らせた』結果だと思うわよ」
・・・問題発覚。『全体』を効果対象にしてたから私は何処に罠やギミックがあったか把握できてません。
『罠やギミックの位置なら通った際に記録してます。反省会の時に改善点として考えられたらどうでしょうか?』
「とりあえず今日の下層探索はここまででしたよね?あとは帰って反省会の予定でしたっけ?」
「こっちとしてもここまで早く着くとは思ってなかったが指摘できる部分は多いから反省会時に解決方法も教えてやるよ」
「お手柔らかにお願いしますね」
「安心しろ悪魔交渉勉強の時のような結果にはならんようにしてやるから」
まあいったん帰りましょうか反省会の中身は怖いですけど・・・
『子守唄』は効くのは確認できましたので倒すことはできるんでしょうがこの方法問題あるんですよねぇ
【カオ転三次】故郷防衛を頑張る俺たち や 【カオ転三次】終末を約束された世界で心のままに生きていく にて 戦略兵器とか