【カオ転三次】 終末に向けての準備するとある転生者の話 作:黒焦げ
この状況どうしますかね?というか説明が欲しいですね
「ほんとお願いですからこの依頼の山の消化手伝ってください」
周囲に人いる中見事なジャンピング土下座を決めて嘆願されるという奇怪な状況の説明を・・・
「あのさ切羽詰まってるみたいだけど普通にドン引きされてるわよ」
「あのね人魚ネキ彼女外部からの依頼整理と斡旋してるんだけどここ最近一部の依頼が急に増えたのよ」
「『失われた歌と舞の復旧』でしょう?どうも悪魔達が私の能力知ったみたいでそのせいですね」
ハァとため息つきながら返事しますよ。この間の配信後に少しづつ増えてたみたいですが決定的な原因イズンが女神たちに掲示板で開示しちゃったせいなんですよね。
契約違反ではないので互いの実力把握するための模擬戦*1で終わらせましたがどうしましょうかね?
「リクエスト券の確保に失敗したのも奇行の原因だと思うよ?」
あーアレか復刻するなら枚数増やしてとか言われたからなら時間半分ですねと笑顔で返したらハイソレデイイデスとすごいギコチナク頷いてたの覚えてますね
「でもさ何でこの依頼群基本的に報酬が安いの?人魚ネキこの額だと受けてくれないのに」
「報酬の基準が遠征組だからでしょ。ネキに対して払う額としては確かに安いけど一般遠征組基準だと結構高めよ」
「ソレ意外とめんどくさいの多いんですよ。楽器関係はアガシオンでどうとでもなりますけど私一人だと不可能なのもありますし」
「不可能?」
「複数名で行う場合は無理ですよ」
私は一人ですからね。まあ舞と歌限定の分身なら頑張れば作れますけど*2それ作って何の利点があるの?って話ですし
「お願いだから依頼消化し~て~く~だ~さ~い~」*3
「ええい縋りついてくるな」
「依頼が日に日に増えていってるからね」
「まあ多神連合の連中にとっても重要だろうし」
「いっそ専用の分身でも作ったが面倒減りそうな気もしてきますよ」
「できないの?」
「かろうじて作れますけど性能が私の補助にしかなりません。この人が欲しがってる舞と歌の機能は本体と一緒じゃないと動きませんし」
この辺は私の能力的な限界です。術者たちの補助のもと作ったら独立で動けるもの作れるかもですけど
「お困りのようですな」
「話は聞かせて貰った」
「我々術者スレの住人*4は人魚ネキを手伝う用意がある」
「何かいっぱい出てきた」
「我々としても独立してネキの舞と歌の再現能力を保有する分身は欲しいのだ」
「複数作れたら事務の問題もきっと解決するぞ」
「必要な物資と場所はどの程度ですか?意地でも用意しますから作ってくださいさあさあさああs」
現れた術スレの住人の一人が事務員さんに思いっきり揺さぶられてますなぁ
「事務員さんが壊れた・・・」
「そら問題の解決策が現れたら壊れるわな」
「えっとあっちの犠牲者はほっておいて人魚ネキはどの程度の分身なら作れるん?」
「マネキンと補助用の御札を併用して一体だけ私からの指示のもと一緒に歌ったり舞ったりするぐらいですね。自立活動は無理な感じです」
「ふむふむ基礎は出来てるのか材料あったら作れる?」
「材料あれば作れますよ。技術部行ったらありますかね?」
「なら一緒に行こうか後移動中に使ってる補助札見せて」
後ろの騒動は放置して移動しましょうあなたの犠牲は合流するまでは忘れません
技術部から快くマネキン譲ってもらったので分身作りに挑戦です
「とりあえず補助用の御札の中身は更新しておいたよ」
「ありがとうございます。マネキンとお札は用意しましたがこっからどうしましょう?」
「とりあえず現状確認のために作ってみてこっちで改良点見つけるから」
「では作りますね」
あんまり分身は作ったことないですけど手順間違わなければ外見だけは同じの作れるんですよ。中身が何でか入ってないだけで
・・・・人魚製造中・・・・
「一応できましたけど自我無いんですよね」
指示出したらある程度自立行動はしてくれますからセミオートって言うんでしょうか?
「次は俺たちの出番だな改良点は俺が教えてやろう」
「では分身の解析は俺が」
「いやいや私が」
「俺だろ」
「何言ってる私がやるに決まってるでしょ」
何か対立しだしてますなこういう時は
「すいません製作中の問題教えてください」
無視して自分の問題に向き合いましょう
「自分で組み立てたマネキンを簡易シキガミに改造してから自分の情報で上書きして分身するという基本を押さえて作ってるのは問題無いよ」
「自我無いですよ?」
「見ててすぐわかったことだけど『容量不足』が原因だね」
「容量不足?」
「ネキの分身の解析終わったらより詳しくわかるけど『自分の情報』『そのまま』上書きしたでしょ?」
「しましたけど」
「容量がスキル関係で埋まっちゃってるんだよ。そのせいで自我周りを構築する容量が無くなってる」
「HDDに大量のファイルをコピーしてったら容量不足で途中で止まったようなものですか」
「そんな感じだね自立活動に必要な部分がコピーされてないから自我が無い状態だね」
「対策は?」
「容量アップと上書きする情報の選別の2つ」
「両方ともやり方わかりません」
「容量アップは分身の解析が終わらんと俺たちもできんが情報の選別についてなら説明できる」
どっから用意されたか不明の黒板使って図解されてますね
「まずネキが作ろうとした分身の場合
1:マネキン材料で分身の皮をつくる
2:自分の情報をコピーして存在の上書きを行う
3:外見とスキル情報でキャパオーバー起こして止まる
4:外見だけ同じの分身が出来あがる
こんな感じだね」
「問題は3ですか?」
「うんにゃ2だね。分身にコピーする情報量が多すぎるのが問題。人魚ネキ現在Lvは?」
「60ですね」
「ネキの分身はざっと見ても15ぐらいしかないから色々削らんとはいらんよ。あと自我構築時に渡す記憶も制限かけた方がいいここらへんも容量くうから」
「今回優先すべきは自我構築と歌と舞関係でしょうか?」
確定で付与すべきは『神々の加護』『歌唱』『呪歌』『舞踏』ですが分別して覚えさせるための手順は確か・・・
「ほい分身作成の手引書」
「あ、どうも」
「分身の解析終わったわよ」
「お疲れさん結果は?」
「基礎は問題無し存在維持関係も問題無し拡張性に問題あり」
「やっぱ拡張性低かったか」
「色々無駄にがっちり固めてるから容量低くなってる状態ね。初心者の製造法としては何も間違ってないから困るわ」
「安定性重視の製造だとそうなるからなぁ」
「無駄部分全部削りたいけどそうすると人魚ネキの腕前だと失敗するわね」
「となるとある程度削って容量確保か」
「補助術式的にはこの辺じゃないかしら?」
「嫌その辺削ったらダメだろ」
術式関係は向こうに任せましょう私は付与するスキルと自我関係情報をまとめておこう
術者論議中・・・
論議中・・・
術者クロスカウンターでダウン中・・・
「メディラマ」
「治療ありがとう術式関係まとまったよ」
「こっちもスキルカード『食事』『歌唱』『呪歌』『舞踏』を追加で用意しましたよ」
簡易シキガミの性能や類似点を増やせば容量増えるってありましたから追加素材用意してみましたし
「ではもっかい分身作ってみようか追加すべき手順はこれね」
渡された資料と手引書を見比べて見ると手順追加してあるだけですね。こっちの技量に合わせてくれたのでしょう
マネキン組み立て中・・・
組み立て中・・
簡易シキガミ処置実施中・・・
実施中・・
素体は出来ましたこっから慎重にしないとまた失敗します。注意文を再確認して術式見比べて問題無しと
分身製作中・・・
外観変化開始・・・完了
人格情報複写開始・・・完了
スキル複写開始・・・・・・・完了
分身製作完了
さて工程は無事終了しましたが製造成功しましたかね?
『動けますか?』
『できますよ』
「成功かな?」
自分で動作確認してますし多分大丈夫なはず
「自立稼働してるから成功してるね。後は保有する能力を確認と」
| 名前 | |
| Lv | 15 |
| 習得技術 | テレパス(契約者間限定)子守唄 |
| パッシブ | 神々の加護 歌唱 呪歌 舞踏 不動心 睡眠貫通(子守唄限定) |
| 無効属性 | 精神状態異常 |
「スキルも成功だけどネキの分身の方は歌と舞どんな感じなの?」
「『人が歌った・踊ったものなら再現可能』だけど本体と違って準備から開始までの時間かかりますよ」
「人魚ネキどゆこと?」
「私は流れる音楽に合わせて再現*5できますけど分身の場合は事前準備がいるということです」
「能力そのものは再現できてる?」
「多分できてますね」
「ならOKよ。それさえできれば俺たちも事務も助かるから」
「ただ分身この子だけしか無理ですね。あと神社の結界の外にも連れてけないように設定してあります」
「増産無理?」
「この子で分身にまつわる色々なことになれないと無理でしょう」
そのうち増やせそうですけどね。保有させてる能力上みんなが欲しがる部分は代用可能なはず
「では私はしばらく術者の皆さんのとこ行ってきます」
「改善点あったら報告お願いしますね」
自分同士で会話するのもなれないとダメそうですけどね
分身で色々解決できるならいいのですが数増やせるようになったら増やした分だけ持ってかれそうな気がします。
そう神主さんのごとく
依頼斡旋する事務員と術者スレの皆さんの間で争奪戦が起こりましたが最終的には5:5の折半で落ち着きました。
なお自衛用に子守唄使えるようにした結果安眠の概念防御以外は一緒のため技術部からも要請来るようになった模様