君は無邪気な夜の暴虐   作:ミカ推し

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事実上のエピローグ
短くなった


第三次特別学力試験/夢現より

 

 

 

全部、片付いた朝。およそ一晩ずっと起きっぱなしの徹夜で戦闘をしていたと言う事で、眠い瞳を擦りながら補習授業部は焦る様に走って第3回特別学力試験。つまりは少女たちが退学を免れる最後のテストに出向くことになった。

 

「………はぁ。はぁ……やっと、着いた」

 

「流石に、身体に堪えるな……」

 

ため息を吐きながらも全員が試験会場に着席している。

今の、今まで頑張った成果をこの時、発揮するのだと皆がみんな目を輝かせている。

 

「“それでは……試験開始!”」

 

一斉に、筆を走らせる音がする。

その最後の試験の結果は────────

 

 

 

第三次特別学力試験 結果

 

 

浦和ハナコ  100点(合格)

白洲アズサ  98点(合格)

下江コハル  91点(合格)

阿慈谷ヒフミ 94点(合格)

 

聖園ミハ   95点(合格)

 

 

 

補習授業部───────全員合格

 

 

 


 

 

 

「……まずはお疲れ様といっておこうかな」

 

遠くで声が聞こえる。

 

「補習授業部は、見事自らの力で未来を勝ち取った様だ」

 

コハルは正義実現委員会に戻り

ハナコも良き親友ができた事で少なくとも似た様な事はもうしないだろうし

アズサは過去の呪縛を祓い、新しい道を歩み出した。

ヒフミも再会と共に新しい親友が出来た。

 

ミカはおそらく中々に重い罰が下されるだろう。だけどその理由が理由なだけ減刑できる余地はある。

ナギサはこのまま調印式に出向き、エデン条約を正式に認めるだろう。

 

「………うん。まずは概ねハッピーエンドと言えるだろう」

 

お疲れ様とばかりに目の前の少女は手を叩く。

まあその手を叩く姿も何処か投げやりで散漫であるように見えるが。

まあそれもそのはず。挙げられるべき最後の功労者の名前が言われない。

 

「…………先生が、そう言う目で見るのもわかる。あの子の名前が添えられて無かったね」

 

「聖園ミハ」

 

「私の親友であると共に、多くの友情関係を繋ぐ中心の様なモノ。」

 

「そして或いは………」

 

「“因果を外れた者”」

 

ズイとその少女の顔がこちらに近づく。

 

「ある時、私の目にミハが映らなくなったのは言ったね?」

 

〈“聞いていると頷く”〉

 

「かつて、私はそれをミハの死という変えることの出来ない因果として見過ごそうとした。」

 

「それに従うかの様に、“とある救いようの無いバカ共”がミハを苦しめようと秘密裏に動いているのも分かっている。…まあ逆恨み、だけどね」

 

「おそらく、その時」

 

「その時、“何か”が起こってミハの因果が私の目から離れた」

 

「私の目はあの◼️◼️でさえも観測できる。」

 

「でもおそらく◼️◼️は観測した途端、こちらを認識してこのキヴォトスを滅ぼしにやってくるだろう。……とまあそれはまあいい。」

 

「ミハの因果が観測出来なくなった時点で、ミハがどうなってしまったのか分からない。それはつまりミハに干渉出来る手段を失った、という事でもある。」

 

言わばアンテナが合わない様なモノだと追加で説明を入れる少女。

 

「………そして、先生。ここからが重要な話になる」

 

「最初に私は言ったね?このお話が何よりも憂鬱で目を塞ぎたくなる様な事態が待っていると。」

 

「その因果はまだ覆されていない。むしろ今からが本番だ。」

 

「大きな闇が、深い混沌が今にでも押し寄せようと蠢いている」

 

その少女は遠くの空を見る。

空は青く澄んでいるというのに。その少女の忠告からまるで空の青さが逆に不安になってきた。

 

「きっと多くの悲劇が待っている。多くの絶望が見える。」

 

「もう私では、私たちの協力者だけではせき止められないほど運命の車輪は悪い方向に転がり続けている」

 

「全ては破綻する。」

 

「どう抗おうとも逃げられない終わりが待っている。」

 

「先生。貴方も分かっているだろう。まだ物語の終わりは遠いのだと。」

 

「だからどうか、その目で見届けてくれ。」

 

 


 

 

 

「…………ここでいいか」

 

周囲からは物音は一切聞こえない。

 

「…………………ちっ。ベアトリーチェか?」

 

「うん?ああ。問題なく忍び込めている」

 

「情?面白いことを言うな。ベアトリーチェ。少しばかりジョークの腕が鈍ったか?」

 

「仕事は、きちっとこなすさ。勿論。」

 

「………ああ。それとそろそろだろう?ある程度聞いとかないと分からないしな」

 

「………………………」

 

「……………………ふむ」

 

「………………………」

 

「……………………………」

 

「なるほどな。それじゃ、オレはそのタイミングで動けば良い、と」

 

「了解した。それじゃ“合図”と共に動くとしよう」

 

 

もはや、運命は覆らない。運命は誰も─────

 

 

「……え?ちゃんといいモノ食べてんのか?って?」

 

「…………ん。まあそこそこはな」

 

「………………はいはい。ったくあんたは親かよ」

 

 






全てうまく行きましたね!
それでは次回エデン条やややややややややややややkkkkkkkkkkkkkkkkkkk


定義上iue3ーte2@k混入t@確認x;jdq。
逆説=元idq新定義k乱入。
3ーte2@i色彩t@定義x;j。


──────────

『………ミハちゃん』


─────────『始めるよ』

次回、◼️◼️◼️※テラー



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