落第騎士達の物語   作:豚肉の加工品

7 / 14
決着つくかもしれないかもしれない


蒼い希望は光輝く

白帆翼 side

 

「行きます!!」

 

真っ直ぐ、とても真っ直ぐに向かってくる。こんな攻撃は簡単に避けれるがわざと当たる。

相手の霊装はレイピアだ。鋭く速い突きを、何度も何度も当たる。

 

「何で?何で避けないのよ!!」

 

リタイムは今にも泣きそうで、壊れそうだった。見ていて悲しみが自分にも伝わってくるくらい…

 

「何でかなー、お前の攻撃は避けたくないんだ」

 

 

「どういう意味よ!これは勝負よ!!」

 

 

「そうだな。これは勝負だな、でもまだ勝ち負けもついてないのになんで泣きそうなんだよ…」

「!!??」

 

 

「つまんないぜ、そんな顔。さっきまで自分を”見てほしい”って言ってたお前はそんな顔を俺に見せたかったのか?」

 

 

「え??」

 

もう既にリタイムの瞳から涙がこぼれ落ちていた。

 

「お前は昔の俺に似ているな…。どうしようもない状況で必死になって、自分勝手に自分を助けようとするけど

何も出来ない。昔の俺に」

 

 

「たまには、自分から言ってみたらどうだ?”助けて”って、そうすりゃ俺は何が何でもお前を助けてやる」

 

 

「お前と俺は違うだろ?俺は助けてくれた人がいるけど、お前はいないじゃん。」

 

 

「だからさ。言ってみろよ。お前の願いを…」

 

リタイムは泣きながらも俺の話を聞いていた。すると霊装を解いて膝から崩れ落ちるように地べたに座り込む

 

「本当に何からでも助けてくれる?」

 

 

「あぁ、俺に出来ることなら…」

 

分かったと言って観客のみんなに見せつけるように、俺に唇を合わせてきた。

すると観客の1人から”殺気”感じてそこを見ると綺麗な顔付の男がいた

 

「な~にやってんだよぉ~リタイムぅ。なにやってんだよメス豚ぁ~」

 

 

「は?」

 

意味が分かんなかった。あいつ今なんて言ったんだ?と思っていたらその男が闘技場に降りてきた。

 

「なにやってんだよそこのお前ぇぇ!!その女は俺のモノだぞ、コラァア!!!」

 

 

「誰だよあいつ」

 

とリタイムに聞こうとしたときリタイムが震えていた

 

「どうした?」

 

 

「あ、ぁ。あ、あ」

 

絶望した顔で震えていた。この世の終わりのように

 

「あいつか…」

 

 

「なにこそこそ喋ってんだよぉー、離れろよぉー」

 

とても顔に似合わない言葉使いで、気持ち悪かった。

 

「離れろって言ってんだよー!!!」

 

手に霊装を出した。それはとても長い槍で、それをぶん投げてきた。

 

 

 

ギイィィンン

 

 

鋼と鋼がぶつかり合い火花が散る

 

「あぶねぇなー、くそ野郎。」

 

 

「お、いい殺気はなってくるねぇ、お前ランクは」

 

 

「Fだけど?」

 

 

「F???そんなんで俺に歯向かってんのか?」

 

 

「お前には”これ”で十分だ」

 

 

「まさかお前戦う気なのぉー」

 

 

「あぁ、助けてって言われたからな。二度とリタイム近づけねえようにしてやる」

 

このときリタイムは知らなかった。

白帆翼という男の力を…

 




この悪役の喋り方はインデックスのアクセラレータな感じです
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。