ぼっち・ざ・いんむ!~ロックと化した先輩~   作:ブリブリ大根

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感想を見てみたらレジェンド小説家達が居てビックリしました。こんな汚いssを読んでくれてありがとうございます。


ん?今なんでも(バイト)するって言ったね?

結束バイトの初ライブ翌日。

 

 

「ぬわあああん疲れたもおおおんッ!!」

 

空手部の部活終わり。疲れた田所は家に帰ろうとした…が。

 

「あっ、おい、待てい」

「んにゃぴ?」

 

田所の先輩、三浦に呼び止められた。

 

「お前、ラーメンの屋台行くって言ってたのに何で帰るんだゾ。一緒に行くゾ。」

「(今日は帰って寝たいので行け)ないです」

「じゃあ明日行くゾ。」

「おかのした」

「ところでお前、そのギターケースは何だゾ?」

 

三浦の視線の先には田所の背中に向いていた。

 

「しょうがねぇな。話してやるか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど…そういうわけか。困っている女の子を助けるのは当たり前だよなぁ?」

「そうだよ」

 

『ピロンッ』

 

 

田所の携帯が震えた。誰かからロインが来ているようだ。

 

『話したい事があるのでSTARRYに来てください!』

「ほーん…あくしろよ。行くのは当たり前だよなぁ?」

 

田所の携帯を覗いていた三浦はニヤニヤしていた。

 

「しょうがねぇな」

「あっ、おい、待てい」(江戸っ子)

 

田所は三浦を置いてSTARRYに向かった。

 

 

 

 

「お邪魔するわよ~」

「は、はやっ!!」

「田所、こっちこっち」

 

田所の早すぎる襲来に虹夏はたまげていた。

 

「えーと…早速本題に入りますね。」

「ぬっ?」

 

「田所さん、知り合いにギター弾ける人いますか?」

「(居)ないです」

 

田所の発言に虹夏は肩をすぼめた。…だが、ホモ界のフレディマーキュリーと呼ばれた男、野獣先輩には秘策があった。

 

「しょうがねぇな。探してやるか」

「田所さん、何か策が?」

 

虹夏の発言が終わる前に、田所は外へ駆け出していた。

 

「た、田所さん!?」

「ロックだね、田所。」

 

田所は空手部で鍛えた脚力と体力で下北沢を走っていた。すると、田所の瞳にギターケースを背負った全身ピンクジャージの少女が写った。

 

「あっ、おい、待てい」(江戸っ子)

「えっ?あっ、はい?」

「まずうちさぁ…ギター、探してんだけど…ライブハウス寄ってかない?」

「えっいや、その…」

「当たり前だよなぁ?」

 

MUR直伝の同調圧力にピンクの少女は怯えていた。

 

「あっ、分かりました…」

「オッスお願いしまーす」

 

田所はご機嫌で鼻唄(ほのぼの神社)を歌ってSTARRYに戻った。

 

 

「お邪魔するわよ~。入って、どうぞ。」

「ぁっ、お邪魔します…」

 

「はやっ!?」

「おかえり。…その子は?」

「24歳、学生で」

「田所じゃない。」

「オォン。…じゃあまず年齢を教えてくれるかな?」

 

リョウの辛辣な突っ込みに田所は悲しみの声をあげた。

 

「あっ…えっと…秀華高校一年、後藤ひとりです…」

「高↑校↓?もう彼氏いるのじゃあ?」

「あっ、今はいないです。」

「今は?いついt」

「田所さん。そこまで。…ひとりちゃんはギターどのくらい弾けるの?」

「あっ、結成したときすぐ対応できるようにここ数年の売れ線バンドの曲は全部引けます…」

「執念凄まじいね…。」

 

どうやら俺の目に狂いは無かったようだな。と田所は思った。

 

「えっと…あの…私、どうしたら…?」

「おっそうだな。仲良くして、どうぞ」

「……?」

 

ひとりは困惑していた。なんせコミュ障なのにいきなり仲良くしろなんて言われても難易度が高スギる。

 

「そんな時のためにこれを」

「何だこれは…たまげたなぁ…」

 

突然リョウが取り出したサイコロに田所はたまげていた。が、田所はそれを掴み、投げた。

 

「行きますよーイクイク」

「えーと…好きな音楽の話?」

「ひとりは好きな曲とかあるの?」

「青春コンプレックスを刺激しない曲ならなんでも…」

「やっぱり僕は、王道をイク…NONA REEVESですか」

「結束力がない…」

 

虹夏はこのカオスな状況に呆れていた。

 

「ひとりちゃんって、バンドとか入ってるの?」

「いや…入ってないです」

「そっか。…ねえ、うちのバンド入らない?」

「…え?」

「おっ、大丈夫か大丈夫か」

 

ひとりは情報量の多さにたまげていた。

 

「あっ、い…いいんですか?私なんかが…」

「良いよ!来いよ!」

「ひとりちゃんが結束バンドに来てくれたら嬉しいな。」

「アットホームでわきあいあいとした職場です」

 

「あっ…えっと…その…が、頑張ります!」

「おお!ありがとうひとりちゃん!」

「ありがとナス!」

「バイトの人手が増えるね」

「ファッ?」

 

田所はリョウの言った言葉の意味が分からなかった。

 

 

「ちょっとリョウ!ごめんね、なんでもないよ」

「ば、バイト?」

「うちのライブハウス、人手が足りなくて…ひとりちゃん、バイトとか興味あるの?」

「ありますねぇ!」

 

口を開いたのは田所だった。実は田所、24歳の大学生ということもあって金に困っている。

 

「た、田所さん、いいんですか!?」

「なんでもしますから!」

「ん?今なんでもするって」

「と、とりあいず田所さんには後でいろいろ話しますね。あ、明日空いてます?」

 

田所はやわらかスマホを手に取り、カレンダーを見てみた。…明日は予定がない!

 

「おっ、空いてんじゃーん!」

「じゃあ明日、詳しいこと説明しますね。」

「おかのした」

 

そして、三人+一人の部外者による結束バンド会議は解散となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

田所に置いていかれたMURは下北沢の公園で黄昏ていた。

 

「チカレタ…ん?」

 

三浦の目の前に…ドラムがあった。そのドラムに少年達が群がって叩いている。

 

「なんだこのドラム、へんなおとしかでねー!」

「あはは!おもしろ!」

 

「その音、『ソ』だよ」

「「ファッ!?」」

「な、なんだこのおっさん!」

「い、いこうぜ!」

 

「なんだこれは…たまげたなぁ」

 

三浦はドラムスティックを手に取り、置いてあった椅子に深く腰かけた。

 

「ん?」

 

先程の子供達と、公園にいる人々が三浦を見ている。

 

しょうがねぇな、と三浦は思った。

 

「俺のパフォーマンス…見たけりゃ見してやるよ!」

 

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