あの後、紗夜ちゃんの同じバンドメンバーである宇田川あこちゃんも一緒に行くこととなり、各々コミケに備えていた。
この話では、筆者の経験をもとに書いています。これからコミケに行こうとしている方や行ってみたい方への参考となれば幸いです。
「本棚さんおはようございます」
「おはようございますぅ」
「おはよう。あこちゃんは眠そうだね…」
無理もない。早稲田駅に朝6時集合だからね。
「私はもう少し早くてもよかったのですが。なんなら始発でも。」
「あー今はあまり意味ないんだよね…」
豆知識1 以前はコミケダッシュと呼ばれる、りんかい線の始発列車が到着すると、コミケ参加者が走り出す名物があった。今はアーリーチケット制になった為、走ってもあまり意味は無い。
「あんまり早くてもスタッフさんに迷惑がかかっちゃうから。」
「なるほど。それで本棚さんはアーリーチケットを取らなかったのですか?」
「アーリーは抽選だから中々当たらないのよ…」
「そ、そうなんですね……」
豆知識2 コロナ禍からアーリー、午前、午後に別れて入場するようになった。ただし、今後変わる場合はあり。アーリーは先行入場であり、通常の入場料高い。そして倍率も高い。
「それじゃこっから歩いて江戸川橋駅まで歩いて、新木場駅まで行こう!」
「それでは参りましょうか。」
「ふぁ〜い。」
有楽町線経由でコミケ最寄りの国際展示場へ。平日なら混んでくる時間も、今日は3人座れる余裕があった。
豆知識3 コミケのアクセスはりんかい線、ゆりかもめ、都バスが主にある。りんかい線でも大崎方面は比較的混みやすい。差し支えなければ新木場方面から来た方がいい。ゆりかもめはキャパが小さいのでおすすめ出来ない。お台場へ行く観光客と重なることが多いのも注意。
そして我々は無事国際展示場駅へ到着した。
「さてここからが本番だ。倒れるなよ2人とも。」
「本番って待つだけじゃないですか。一応暑さ対策してこいと言われたのでしてきたのですが…」
「まぁ行けば分かるよ。」
主に東展示場、西展示場と南展示場がある。NFOは東展示場なので、左に曲がって道なりに進む。
豆知識4 東展示場と西展示場はそこそこ離れている。できるだけ片方の目的を達成してから移動しよう。
「それではもう少し前に詰めてしゃがんでください。」
スタッフさんの誘導で列に並ぶ。彼らのほとんどがボランティア(スタッフ参加者)。それなのにここまで誘導できるのはすごい。そして敬意を払うしかない。
「あのー本棚さん。」
「どうした紗夜ちゃん?」
「本当にここで3時間ぐらい待つんですか?」
「そうだよ?だから舐めちゃいけないよって。」
待たされる場所は、影1つもない駐車場。風通しがいいとはいえ、ダイレクト日光浴とアスファルトの相乗効果でもう暑い。
「あこ耐えられるかな〜」
「大丈夫、帽子と水分塩分補給さえすれば大丈夫。とはいえ、やばくなったらすぐ言ってね。」
クーラーボックスから冷えているスポーツドリンクを2人に渡す。
そして2時間後。
「本棚さん暑いですよ〜」
「だいぶバテてきたね。そこにかき氷あるから買ってきな、はいお金。」
「わぁありがとうございます!」
「全く宇田川さんは……」
「紗夜ちゃんも大丈夫?しんどかったら言ってね。涼しい場所で休ませてくれるから。」
現に何人か車椅子で運ばれている。
フッ、甘く見過ぎだよ。
「今は大丈夫です。でもこの暑さは堪えますね……」
「そんな紗夜ちゃんにこれ!」
手提げからあるものを出して、手の平で少し強めに叩いてから紗夜ちゃんに渡す。
「保冷剤ですねありがとうございます。本棚さんは用意周到で流石ですね。」
「いや、これはもらいものだよ?駅前に配ってたやつ。」
「いつの間に…」
駅前では保冷剤やうちわを宣伝目的で配っている。もらえるものはもらっとこう!
「それにしても少し早かったですかね。もう少しギリギリでもよかったかもしれません。」
「いや、確かに11時会場だけど、その時間に入れるとは限らない。」
「そういいますと…」
「当然順番に入るわけだから、後ろの人達は後になる。入場に1時間かかることもあるよ。」
「そうなると、同じ待ち時間でも朝早くの方がスムーズに入れると。」
「そういうこと!それに昼間はものすごい暑いからね。」
その後あこちゃんが紗夜ちゃんと自分の分のかき氷も買ってきてくれたので一緒に食べた。少しだけでも回復出来たならOKだ。
そして、会場10分前。
「そろそろ入れるね。絶対に走っちゃいけないからね。」
「わかりました。」「はーい!」
豆知識5 暑さ対策の他に絶対用意しなければならないもの。それは大量の500円玉と戦利品を入れるバッグ。バッグはサークルや企業でも買えるが、売り切れを想定しておくつもりで持ってきた方がいい。
そして会場入り。
「すごい人ですね。」
「なるべくはぐれないことがベストだけど、もしはぐれてしまったらさっき言った場所に集合ね。」
会場内の携帯電波は繋がりにくい。もしはぐれた場合や、別々に行動する場合は、あらかじめ集合場所を決めた方がいい。
「ここがNFOのコーナーですね。」
「うわぁ!みんな綺麗なイラストですごいですね!。あこあの本欲しい!」
「宇田川さん。いくらなんでも無駄遣いはダメですよ!」
「ってあこちゃんストープ!」
「ど、どうしたんですか!?」
「それ成年誌だからダメだよ!」
豆知識6 当然未成年が成年誌を買ってはいけない。サークルも年齢確認をしなければならないが、売り上げや円滑にする為省くことが多い。ちなみに主はフライングで買ったことがある。悪い子だね。そして成年誌とは…またの名をR18、俗にいうエ○本である。
「これだったら買ってもいいからね。」
「ところで今さらですが、本を出している人達は関係者なのですか?」
「いや、一般人だよ。」
「それなら著作権は大丈夫なのですか?」
「それに関してはグレーなんだよね。」
豆知識7 コミケで1番売られているものは同人誌(だと思う)。著作権問題もあるなか、あくまでもファン同士の交流として見逃してくれている。英語ではファンブックと言われる。コンテンツによっては二次創作に関するガイドラインが設けられている。
「お目当てのものは買えましたか?」
「別にお目当て以外に買ってもいいんだよ?」
「ですが……」
「ここ限定のものばかりだし、お目当てはあくまでも目安だから。」
「だからと言って買いすぎなような気もしますが…」
確かにバッグは重くなっているし、買った品も多くなっている。けど…
「僕なんか全然、ほらあの人とか軽く10万は使ってるね。だから大丈夫!」
「何も大丈夫だとは思えませんが…」
「ところで僕は西の方に行くけど、2人はどうする?」
「私は少し休憩したいですね。」
「あこも〜人が多くて疲れちゃいました〜」
「OK!それなら南に行った方がいいよ。あそこは涼しいし、ついでにコスプレも観て行くといいよ。」
豆知識8 南展示棟は比較的新しい場所なので、空調が効いていて快適。邪魔にならない程度の休憩できるスペースもある(ただし退去をお願いされる場合有り)。C102ではコスプレ会場と企業展示スペースになっていた。
「コスプレあるんですか!?」
「NFOのキャラクターのコスプレもあるかもよ。それに…」
「それに?」
「ここのコスプレはネタも充実しているから面白いよ〜」
豆知識9 コミケの醍醐味としてコスプレもある。再現度の高いコスプレが多いが、中にはネタに走ったコスプレもある。例えばXとTwitter、ビッ○モーターなどがある。
「果たしてそれはコスプレでしょうか?」
「い、一応?それじゃ用事が済んだらお迎えに行くね〜」
そしてそこでも買うに買い漁り……
「買いすぎです。」
「ソンナコトナイヨ。」
「明らかに周りの人よりも荷物多いですが!?」
「それにしてもまだ入場待ちあるんですね!」
「意外と午後から来る人も多いんだよ。どちらかと言えば午後の方がスムーズに入れる時もあるよ。」
「でも朝でこんな人が多いとなると…」
「売り切れの場合があるから難しいね。」
そうそうと言って2人にお土産を渡す。
「2人に似合いそうなヘアアクセがあったから買ってきたよ。はいどうぞ。」
「すごい綺麗!これも売ってたんですか!?」
「たまたま見つけてね。あまりにも綺麗だからついつい。」
「色々売っているんですね。」
「だからコミケは最高なんだよね!」
豆知識10 コミケはオタクのイベントと思われがちだが、雑貨など制作して販売するジャンルもある。主は変わったサイコロを買って行きました。
「それじゃ撤収しますか!」
「あら、私は閉場までいるものかと。」
「しっかりまわっても意外と数時間で終わるんだよ。そして帰りの電車が空いているうちに帰る!」
「確かにそっちの方が良さそうですね。」
「なんか新しい発見で楽しかったです!」
「私も、こんな感じのイベントだとは正直。」
「楽しめ何よりだよ。」
コミケの会場であるビックサイトの象徴。逆三角の建物が日光に反射して輝いている。あそこも暑そうだなぁ。
「まぁ明日もあるんだけどね。」
「「え!?」」
「もちろん僕は行くけどどうする?」
「「や、やめときます…」」
「あはは……でも今日はゆっくり休んでね。」
こうして今年のコミケも無事?帰還することができました。
激久しぶりでございます。
皆さまコミックマーケットには参加しましたでしょうか?そもそもコミケとはなんだよと。。コミケは同人即売会の最大級ともいえるイベントで、それぞれ夏と冬に東京ビッグサイトで開催されるイベントです。海外からの参加者も多く、前回は2日間で26万人の来場者が来たとか。
コミケはオタクのイベントという象徴が強いのですが、作中にもあった通り、雑貨や各評論本などもありました。準備会の言葉を借りる形ですが、全員がハレの日になることを祈る。つまり誰でも楽しめるイベントだと僕は思います。もしこういうイベントに行きたいけどレベル高いと感じるなら、近くの即売会に行くことをおすすめします。バンドリオンリーの開催頻度は極限に減ってしまいましたが、そちらである程度の流れを知るのも良いと思います。コミケのバンドリジャンルも減少傾向なのが少し残念ですが、その中でも交流できることは喜ばしいことです。
さて話は変わりますが、勝手ながらas☆know様主催の夏のバンドリ祭に参加させていただきました。
しばらく投稿を休止し、読み専となった今、黒歴史の最新話からぜひ参加したいと思い投稿したまでです。しかしブランクはキツいですね…全然内容が思いつきませんでした。その結果コミケ話って内容が薄いですよね しかも締切ギリギリになるとは…
ハーメルンを使い始めてから黒歴史を読まさせていただいております。気づけば100話以上、書き続ける気力に尊敬します!自分もいい加減続きを書きたいところですが、内容を忘れているに加え、仕事の疲れで書く気力をもみ消されてしまいます。そこは自分との戦いですね…勝てるように頑張ります笑
長々と失礼しました。それではまたどこかでお会いしましょう!