異世界から召喚した悪役令嬢?のお嬢様をメ○堕ちさせるだけの話   作:白樺の木

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6話

 

今日も今日として仕事だ。定時で上がりたいので本気を出していたら、どうやら上の人が話があるから集まれって言う話らしい。

 

仕方が無いので指定された場所に集まるとそこには社長ともう一人見知らぬ人間がいた。

 

あぁ、そうか。分かってしまった。どうせ、アレだ。仕事が忙しいから応援を呼んで何とかしろって話なんだろう。お偉方直々に指導した方が緊張感あるし、早く覚えようとしてくれると思うんですが。それはなんて言って仕舞えば終わりだ。この社会に個性はいらない、劇団社長の操り人形として従って自我なんかいらない。言われた事をそつなくこなせば良い。新しい風なんか吹かそうとするな、それが上からの言葉だ。

 

 

 

忙しい時に人を入れられてもすぐ覚えられる訳じゃない。何故それを人は分からないのか。手遅れなんだよ。そう思っていると伝わってしまったのか。何故か俺がそばに来るように言われてしまった。ますます、嫌な予感が強まる。

 

「只腹君、今日から君にはこの成宮君に色々教えてあげて欲しい。成宮君、彼の名前は只腹飯野君。君の教育係だ」

 

「応援へ参りました。成宮と申します、よろしくお願いします!」

 

ああ、よろしく。

 

 


 

 

 

はぁ、しんどっ。何でこんなに生きるのはしんどいのだろう。働くのってキツイんだろう。何とか昼ご飯までに仕事を一旦終わらせられたので飯を食べる。と言ってもおにぎりだけど……。

 

おにぎりの包装を剥いていたら何かあった気がして、ぼんやりと考える。

 

何だっけなぁ。何かあった様な気がする。まあ良いやご飯食べよう。今日はちょっと贅沢していつもの三角おにぎりでは無く、手巻きの鯖の塩焼きおにぎりだ。個人的に好きでたまに買ってる。

 

程良く脂が乗った鯖とご飯は美味しくない訳が無い。パリッとはしないけど焼きたてとは違う良さがある。鯖の脂がツヤツヤに輝いていて綺麗だ。切り身も大きくてフワフワでパサパサしてないし、満足感があるからつい買っちゃうんだよなぁ、また買おう。

 

そう決意し、最後の一口を平らげ、満足する。やっぱり銀シャリは美味いわ。そして満腹になり、エネルギーが脳みそまで行き渡った事によって思い出した。そうだ、クロちゃんの服とか買う様に頼まなきゃいけないんだった。

 

メール送っとこ。

 

 

 

 

 

そうこうしている内に昼休みが終わってしまったので、仕事を再開させる。

 

ああ、憂鬱だ。そう思いながら手を動かす。途中、成宮君に仕事の指示を出して、やって貰ったりした。まあ初めてだし、そんなに難しい仕事はやらせず簡単な仕事だけにした。

 

「お疲れ様です!」

 

えっ、あっあ、えっ。帰るの?あっそう……定時で帰るんだ。彼は定時で帰っていった。

 

勿論俺達は帰れる訳も無く、残業をした。そして家へ帰る。何で悲しいんだろう。

 

そんな今日の夕飯はカレーライスにした。お嬢様はあんかけ焼きそばで、クロちゃんは牛丼だ。

 

横須賀の海軍カレーがコンビニで売っていたのでつい、買ってしまった。こう言う珍しい物に弱いのが日本人だと思う。限定とかはついつい買っちゃうんだよ。

 

具はちゃんと入っているタイプで溶けて消えては無かったが、野菜が柔らかくてよく煮込んであるのが分かった。カレーは煮込みすぎて具がないカレーもあるが、個人的な意見として言わせて貰えるのなら具沢山のゴロッとしたカレーの方が個人的には好きだ。食べてる感がすると言うか、慣れしたんでいたって言うのもあるかもしれない。人参がゴロッと転がっていたし、ジャガイモは一口サイズでちょうど良かった。玉ねぎは良く煮込まれていてさりげなく紛れていた。

 

でも辛いのが苦手だったのもあって、最後に辛さが凄い来て数分間悶絶した。あんかけ焼きそばは餡が良く絡んであって野菜も豊富で美味しいです!また食べたい!って言ってたな。牛丼は、クロちゃんがまた感動しながら食べてた。まるで最後の晩餐みたいな感じだった。

 

そんな感じで、風呂入って寝ようとしたらお嬢様に止められた。話があるらしい。

 

『私、決めたんです』

 

「?」

 

『あにめの人になります、そしてお金を稼ぎます。お金持ちになってそして……』

 

「ん?」

 

『と、とにかく。そんな辛そうな顔をさせない様に私も頑張ります。それだけです!おやすみなさい!』

 

 

そう残して自分の部屋に戻っていった。

 

 

 

 

 

まぁ良いや寝よ。

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