色々とありふれないカズマの大冒険   作:ナハト・リコリス

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今回はリュウケンドーの和真対トライキング(魔物)とのバトルになります

私の方のカズマは元々リュウケンドーシリーズは使える扱いで、スピルバンやシンクレッダーが使えない時に使う装備扱いにしてます

本来ならゴッドリュウケンドーなのですが、ある理由から弱体化しリュウケンドーになってます


第11話 魔弾戦士の力と話し合い。そして真相

和真はリュウケンドーに変身し、敵の魔物をよく見ていた。

 

『気をつけろ、和真』

 

「分かっている、ゲキリュウケン。行くぞ!」

 

リュウケンドーはゲキリュウケンを構え、敵の魔物に向かって行きたいが、自分の周囲の一部の地面が魔物の攻撃で凸凹にされているので簡単には進めず、敵の周囲はそうではないので、リュウケンドーが軽くジャンプしただけで一気に魔物の近くにまで飛んでいった。

 

流石に敵の方も空を飛べずとも、空を飛んでいるリュウケンドーに頭部や腹部分からの攻撃を行うのだが、リュウケンドーは当たる攻撃のみを剣で対応したりし、攻撃で地面に降りた際に回避しながら前に進んで行った。

 

そしてリュウケンドーが間合いに入って剣撃を浴びせると、魔物の肉体に大きな傷を負わせ、相手はダメージが大きいのか後ろに下がった。

 

リュウケンドーは素早く追撃を行い、魔物もヤラれるものかと攻撃を行うも、敵の攻撃にリュウケンドーの持つ剣である激龍剣も声を上げて回避等の指示を出したりし、確実に魔物にダメージを与えていった。

 

リュウケンドーの剣撃で腹と頭の光弾を発射する部分が破壊され、攻撃を受けて後ろに下がっていく魔物であったが、動けないハジメ達に狙いを定めたものの、その攻撃は龍のような鎧を纏ったクスハが3枚ほどだが札のような物を出し、その札が前に出ると結界のようになり、敵の攻撃を完全に防いだのであった。

 

「ファイナルキー、発動!」

 

『ファイナルブレイク』

 

敵の攻撃をクスハが防いでいる隙に、リュウケンドーは敵の頭上に高くジャンプしており、新たな鍵を使うと刀身が青白く輝いていく。

 

「ゲキリュウケン魔弾斬り」

 

そうして魔物を頭から唐竹割りで真っ二つに斬り裂き、魔物の肉体が左右に分かれていく

 

「闇に抱かれて眠れ」

 

魔物に後ろを向き一言言った瞬間、魔物は光の粒子のようになって消えるのであった。

そしてリュウケンドーがハジメ達の元に歩みながら光と共に変身が解け、和真の姿に戻るのであった。

 

 

ハジメ達からすれば自分達がアレだけ苦戦した魔物を相手にしてここまで完封するとは思わず唖然としており、同時にクスハも龍を模した鎧を解除すると、髪の色が青くなった以外は変化の無いので、ハジメと香織の2人はどうなっているのか気になってしまったが、ユエができたらこの場所で居たくないと言ってきた。

 

和真がハジメ達から話を聞いてサソリもどきとサイクロプスの死体をアーティファクトであるブレスレットに保存し、全員でハジメがこの階層に造った拠点へと行くのであった。

 

 

拠点でユエに対して和真とクスハの2人は自己紹介した後、ハジメと香織の変化の理由である魔物肉を食べた事を聞いて2人は謝罪をし、特に和真はバツの悪そうな顔をしていた。

 

「何でそんな顔すんだよ、兄貴?」

 

「・・・お前等にこれやるわ。そうしたら意味が分かる」

 

そう言うと和真はブレスレットから巨大な実を3つ取り出し、それを自分達の前に出された3人が不思議そうにし、クスハも申し訳無さそうにこの実を半分に割るようにと言ってきた。

 

渡された3人は言われた通りにしてみるとハジメのはカレーライス、香織はスパゲッティ、ユエはパンケーキと言う中身になっていた。

 

流石の中身に3人は唖然とし、和真とクスハから温かい内に食べろと話になり、3人は久々とも言える美味い食事に舌鼓をうつのであった。

 

 

数分後

 

「・・・兄貴、これどういう事だよ?(怒)」

 

「そうですよねぇ〜(怒)」

 

「すみませんでした」

 

激おこ状態のハジメと香織に土下座する兄の図になっていたが、こればかりは仕方なかったのだ。

 

お互いの事情説明の為に俺達から先に話をすることにしたのだが、ガチでこのブレスレットが有能過ぎたと言えるのだ。

 

 

俺達2人がハジメ達を追って奈落に落ちた際に途中の鉄砲水等の関係で俺達は気を失い、意識を取り戻した時には不思議な場所に来ていたのだ。

 

そこには自然等が存在し、更には少しだが建物があったのもあり、自分達が今何処にいるのかと聞かれたら《死後の世界?なのかな》と言えてしまうような状況に近かったのだ。

 

「その場所に行けたのはクスハの文字化けしてたのが消えて、本来の天職《四神の巫女》のおかげだったんだ。そしてクスハが纏っていたのは《龍王機》と呼ばれるその場所に封印されていた力なんだ」

 

「封印されたって、ヤバく無いのか?」

 

「・・・逆だ。俺達はその場所にいた意識だけを残した先の四神の巫女の意識体みたいなのから教えてもらったんだ。このトータスにおける最悪な真実をな」

 

俺とクスハはこの場所での会合で、この世界の神とされる【エヒト様】が最悪の神であることを教えられた。

 

「最悪の神?どういう事だよ?」

 

「元々俺達の考えていた魔人族との和平云々とかの大前提は、トータスでの神様であるエヒト様って神様が良い神だとした場合だった。だがしかし、実はエヒト様は最低の悪神だったんだ」

 

そうして和真とクスハは巫女の意識体と龍王機から聞いたとした話をした。

 

龍王機はかつてこの世界の神に反逆した《解放者》と呼ばれる7人の人間達がいた時にこの世界に当時の巫女と、巫女の仲間達と共にこのトータスに来たらしいが、この世界に来たのは偶然的なものだと教えられた。

 

彼女達は当初はこのトータスで普通に暮らそうとしたのだが、この世界の神であるエヒトに狙われ、最終的には解放者達とその仲間達と共に神と戦ったらしい。

 

だが神は解放者達の周りの人間達を操り、彼等は散り散りになったらしく、当時の巫女は仲間達も殺され、龍王機以外の仲間もこの時に散り散りになったらしい。

 

そしてこのオルクスの解放者と共に逃げた巫女は、オルクスの解放者と話をし、この場所に何時か自分と同じ力を持つ者が現れると未来予知ができる死んだ仲間から聞いていたらしく、この場所に龍王機を封印する場を造ったのだと教えられた。

 

「周りの人間達を操ったって、何でそんな真似を・・・」

 

「遊戯なんだとさ。この世界はエヒト様にとってのゲーム盤で、エヒトはこの世界で生きている人間も魔人族、亜人族と言う全ての人のような存在達は自分の行うゲームの駒みたいな役割なんだ。その結果で滅亡しようと、何にも思ってないんだろうな」

 

流石の俺の言葉にハジメ達もキレたが、俺がキレていない訳もなく、ユエには悪いが、もうユエが一度封印されていた場所を調べるとした。

 

そう言うとユエは物凄く嫌そうな顔をし、同時に周りからも非難の目を浴びせられたが理由はあるのだ。

 

「ユエ、もしもこの事実が正しかった場合、君への対応は余りにも杜撰過ぎるんだ」

 

「杜撰過ぎる?あんなヤバいサソリもどきもいたのにか?」

 

「恐らくだがそいつはユエを助けた奴が、本気でユエを救うつもりとかがあるのかを調べる為の材料になる存在の可能性がある。俺が言っているのはユエの封印のやり方だ」

 

流石にユエも???と言った感じなので、俺は理由を説明した。

 

まず第一に、ユエのいた場所の存在が丸わかりに近い事案である事である。

 

本気でユエを殺したいなら、封印した後にユエを封印した場所も分からなくするような手段を取らず、丸わかりにしているのはおかしいとした。

 

ハジメがこの場所に来るだけの実力があれば普通なのではとしたが、それだとユエを殺すという名目がおかしいとした。

 

第二にユエの姿を確認できるようにしていたと言うことである。

 

本気でユエを殺したいなら、ユエの姿を確認できないようにし、扉を開けても何も無い部屋とした方がマシだとした上で、例えユエが声を上げてもこちら側に聞こえなくすれば、ユエを殺すのに最も効果的と言えるとした。

 

流石の内容に全員から引かれてしまったが、同時にユエを確実に殺すという点では間違っていないとし、ユエも嫌な顔であるが理解はしてくれた。

 

「こう考えるとユエを本気で殺しにかかってないとしか言えないんだ。だから、もしかするとユエを殺すのではなく、ユエを【何かから守る為の封印】と考えたほうが良いんだ」

 

「【何かから守る為の封印】って、まさか・・・」

 

「恐らくだがエヒトだろうな。聞いた限りでもユエは不老不死の身体な上に、魔法適正値が高い。恐らくだがエヒトはその為にユエを狙ったって所だろう」

 

俺がそう言うとユエも頭を抱えてしまったが、少し経つと前に進みたいとし、自分が封印されていた部屋を調べる事になった。

 

だがしかし、ハジメと香織の武器が破壊されたのもあり、サソリもどきのような相手対策の新武器開発も兼ねて行う事になった。

同時に後々で俺達が使う武器開発も頼んでおいた。

 

と言うのも、俺の使う撃龍剣等の他の武器や、クスハの使う龍王機の武器は余りにも特殊過ぎるので、下手にこの場所から外に出れた際には色んな方面から武器を狙われる可能性が高過ぎるからだ。

 

そのため外に出れた際に変わりになる武器が必要だとしたのだ。

 

「分かった。2人の武器は俺が造る」

 

「頼む。だが造るのはこの迷宮を攻略してからだ。今はお前達の武器が完成させて、ユエのいた場所を調べてから次に進もう。ここから先は何があるか分からないしな」

 

そう言って話をした後、ハジメと香織が魔物肉を食べて技能等を習得したと言われたが、俺達は魔物肉は食べないとした。

 

実は俺達の使う武器等は今の俺達自身が強くなれば良いらしいのだが、下手に身体等に変な特徴等が混入するとこの力が使えなくなる可能性が高いとされ、魔物肉による強化はできないのだ。

 

「ある意味一長一短があるから仕方ない。俺達はこの食事で進む」

 

「分かったけど、それの量産は無理なのか?」

 

「無理だな。これを造るにも花が咲く木がないと無理だし、一応クスハと一緒にいた場所で色々と作ったが、ここじゃ無理だが解放者がいる住処なら大丈夫だ。話を聞いた時にそんな風に聞いているからな」

 

そしてハジメと香織がサソリもどきとサイクロプスの肉を喰って新たな技能を会得し、同時にサソリもどきがあそこまで強かった理由を知りたくて外殻を調べたら《鉱物鑑定》ができたのだ。

 

 

 

シュタル鉱石

 

魔力との親和性が高く、魔力を込めた分だけ硬度を増す特殊な鉱石

 

 

 

こんな鑑定結果が出たので、流石のハジメと香織も自分達の苦労は何だったのかと思ったが、同時にハジメはこのシュタル鉱石を使って新たな武器である対物ライフル《シュラーゲン》と専用弾丸まで作製した。

 

そしてユエに先に食事を与えたのであるが、これから先の方面を考えて食事方面を聞いたら、吸血鬼のユエは【血】の方が栄養摂取の効率が良いらしく、オマケにハジメの血はユエ曰く、何種類もの野菜や肉をじっくりコトコト煮込んだスープのような濃厚で深い味わいらしく、大変美味だったらしい。

 

因みにだが俺達の血もユエに少しだけ摂取して貰うことにした。

何しろハジメの血を毎度ユエに与えるのもこれから先を考えたら危険だし、何かの際にはユエの魔法の力が必要と判断し、事前に俺達の血も調べて貰うことにしたのだ。

 

結果で言えばハジメの次点が香織とクスハの順で、俺は最下位と言うよりも飲むのがキツイと言われた。

 

ユエ曰く、俺の血はハジメ達と違って一滴で魔力が体力と魔力が全回復する程に近いらしく、オマケに食事としての栄養的なモノも高いらしいが、常時摂取したいとは思わず、緊急事案以外では摂取したくないと言われた。

 

「俺の血って滅茶苦茶な効能なんだな」

 

「うん。だけど同時に凄く危険」

 

そんな感じで話をし、ハジメと香織の武器が復活し、それからユエの封印されていた部屋を再度調べ直すと、ダイヤモンドのような透き通った小さな鉱石の映像記録用アーティファクトが存在した。

 

記録されていた映像には彼女の叔父である《ディンリード・ガルディア・ウェスペリティリオ・アヴァタール》から、ユエに、いや、彼女が捨てた名前である《アレーティア・ガルディエ・ウェスペリティリオ・アヴァタール》に宛てた懺悔と幸せを祈る言葉が、同時に娘を想う《父親》としての言葉が残されていた。

 

当初はユエが叔父と言っていたのに、最後らへんで《父親》と言ったので、涙を流しながら映像を観ていた彼女にとってどれだけの人なのか、この場にいた全員が理解し、俺は後はハジメと香織の2人に任せることにした。

 

そして同時に離れた俺が感じた思いは、怒りであった。

 

「(エヒト様ね。人の命を、想いを、未来を自分の楽しみのためだけに踏み躙るクソ野郎・・・絶対にぶっ潰してやる)」

 

拳を握りしめ、俺はその思いを募らせるのであった。

 

 

そして俺達は迷宮を進んで行くのであった。




食い物の怨みは恐ろしいということで

因みにこれは元々カズマが仕事の関係上単独行動が多いので色々とブレスレットを改造した結果でもあります

次は最終層でのバトルにします
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