色々とありふれないカズマの大冒険   作:ナハト・リコリス

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ブルックの町に来ての騒動とライセン大迷宮の捜索になります


第5話 ブルックの町での騒動と迷宮捜索

俺達が野営さた場所から徒歩でブルックの町に到着し、門番の人に止められた。

 

そしてステータスプレートの掲示を言われ、俺達は指示に従い、町に来た目的を聞かれた。

 

まぁこれは俺も仕方無いと内心思った。

他の面々にも野営時に話をしていたものであるが、何しろ俺とハジメ以外の4人は全員女性で、しかも全員が美女とも言える美しさで、更に奴隷として人気の兎人族で白髪で巨乳と言うシアもいるのだ。

 

注目されない理由もないし、下手な真似をしたら後々で他の町等にも入れない可能性が高いので、入る際の言い訳を考えておくことにしたのだ。

 

序にだが俺とクスハはステータスプレート上のステータス数値はトータスでもそこそこな数値なので大丈夫だが、ハジメと香織のステータスプレートには隠蔽をしている。

 

実はトータスでのステータスプレートにはステータスの数値と技能欄を隠蔽する機能があり、これは冒険者や傭兵においては、戦闘能力の情報漏洩は致命傷になりかねないからでもある。

 

オマケにハジメや香織のステータスの数値や技能等を見たら、絶対に怪しまれるので、二人共揃って平均してステータスの数値は200台に揃えておき、技能等に関しては奈落に落ちる前の技能状態にしておいた

 

ユエに関してはここに来るまでに魔物に襲撃されてステータスプレートは紛失し、シアに関しては首にある奴隷の首輪のおかげでアッサリと納得し、俺達はブルックの町に入る事ができた。

 

因みにシアの首輪に関してはハジメが造った中でも個人的に凄く、この首輪にはハジメが念話石と特定石と言う2種類の鉱石を組み込んでいるのだ。

 

念話石とは、文字通り念話ができる鉱物のことで、ハジメが得た生成魔法により【念話】を鉱石に付与しており、込めた魔力量に比例して遠方と念話が可能になると言うもの。

 

もっとも現段階では特定の念話石のみと通話ということはできないので、範囲内にいる所持者全員が受信してしまい内緒話には向かないのが駄目なだけだ。

 

特定石は生成魔法により【気配感知[+特定感知]】を付与したもので、特定感知を使うと、多くの気配の中から特定の気配だけ色濃く捉えて他の気配と識別しやすくなると言う特性があり、これを利用して魔力を流し込むことでビーコンのような役割を果たすことが出来るようにしている。このビーコンの強さは注ぎ込まれた魔力量に比例する。

 

後々でハジメが改良する予定なので、俺達にとっても後々で見た目を変えて使えるようにするつもりなのだ。

 

しかもシアの首輪は特定量の魔力を流すことで首輪が外せる仕様になっているが、俺達の奴隷扱いにしておかないとシアに手を出そうとするだろう輩がいるので、シアに関しては奴隷にしている事が安全と言う、何とも変な感じでもあるのだ。

 

そして俺達は門番から聞いたブルックの町にある冒険者ギルドにやって来た。俺達が知るのはオルクス大迷宮のあったホルアドしか無かったが、規模としては二周り小さな感じであった。

 

ギルドに入ると俺達を見る冒険者達がいて、受付にいたのはふくよかなおばちゃんがいたが、ハジメはオタクとしての妄想で美人の受付のお姉さんを思ったのだろうが、想像と違っていたので残念みたいな感じなのをおばちゃんに見抜かれており、俺は苦笑した。

 

「そっちも両手に花なのに、残念がっていないね?」

 

「あぁ~、知り合いに見た目は見栄麗しいんですが、飲んだくれの駄目な美人を知っていますので。それに、女性は容姿も1つですが、心のあり方次第で自分のような若輩者からしたら敬意を表せますよ、お姉さん」

 

俺がそう言うと目の前のおばちゃんは当初はきょとんとした顔になったが、その後で大笑いし、逆に納得したような感じになってしまった。

 

そして買い取りにステータスプレートを出すといい事も教えられ、冒険者登録をすると良い面がある事も教えられ、ユエとシアを除いた俺達4人で冒険者登録をさせてもらった。

 

登録料に関しては買取金額から差し引くみたいに話したが、4人も美人だからとして無しとされた。

 

そして素材であるハルツィナ樹海の魔物を出すと驚かれたが、高額で売れた上におばちゃんお手製のこの町の地図を貰ったのだが、地図の内容的にはガイドブックと言えるほどのものなのでお金が貰えると判断できるほどであるが、おばちゃんが落書きみたいなものとしたので、凄く良い人だの思うのであった。

 

 

そして俺達はガイドブックとも言える地図に記載されていた《マサカの宿》で一泊する事にした。因みに宿の人からあのおばちゃんの名前がキャサリンと知って、俺とハジメは内心驚くのであった。

 

部屋に関しては三人部屋が2つ空いていたので、俺・クスハ・シア、ハジメ・香織・ユエのペアで別れ、食事付きの風呂付きでお金を支払ったのだが、鍵を渡す際の女将さんの視線で後で【昨日はお楽しみでしたね】を言われると判断したので考えておこうと思うのであった。

 

因みに俺達に関しては部屋に入って久々のベットだったのもあり、シアは何かさせるのかみたいな思いもあったが、左腕にクスハを、右腕にシアを抱き寄せて夕食までの数時間を寝て過ごした。

 

夕食時にハジメ達もナニもせずに俺達同様に寝ていたらしく、一緒に下に降りたらチェックイン時にいた客がいたので俺とハジメは戦慄した上に、給仕に来たこの宿の女の子も興味津々と言った瞳をしており、俺とハジメからすると久々のトータスでの美味しい食事であったのだが、落ち着いて食えなかったので色々と思う状態での食事となったのであった。

 

風呂に関しては男女別で、久々にゆっくりできたのだが、ユエとシアが俺達のところに行こうとするのを止める香織とクスハの声を聞き、オマケにのぞきに来ていた宿の女の子の気配もあり、俺とハジメの二人は久々の外での満喫は心が休まらなかったのであった。

 

 

そしてチェックアウトは昼までなので、俺とハジメは宿に残り、女子4人は買い物に出かけた。

 

何しろ武器・防具類に関しては錬成師で、しかもオルクス大迷宮で神代魔法の1つである生成魔法と言う相性が良過ぎる力を手に入れたハジメがいればアーティファクトとも言える装備が気軽に生み出されるので必要無いので、女子メンバーは着替え等の衣服や食事用の香辛料等を頼んでおいた。

 

俺に関しては傷が減ったとは言え、自分でも理解できていないこの謎のブレスレットの中身を調べる為で、オルクス大迷宮で調べた部分はあるのたが、偶然見つけたアバンの書による戦闘力等の強化に時間を割いたりしたため、未だにこの中に何があるのかも全部分かっていないのだ。

 

 

その結果だが、ゲキリュウケンやゴウリュウガンと同じ系列武器でもある魔弾龍の1つであるザンリュウジンが確認したのだが、ザンリュウジンに関しては未だに眠っている状態であった。

 

ゲキリュウケンとゴウリュウガンの2つから話を聞いたのだが、実は元々このブレスレットにここまで破損するような事態になるのは基本的にはできない品物らしい。

 

だがしかし、本来の持ち主の手から離れたのと、離れた際の場所があそこまで破損するような状況下にあったらしく、自分達の持っている魔力でブレスレットの完全破損を防いだらしいのだが、その際に自分達2つは弱体化し、ザンリュウジンは意識を失ってしまう程の事態になったらしいのだ。

 

『我々が覚えているのもそれだけで、このブレスレットが大切な物だと言うのは理解しているんだが、このブレスレットの本来の持ち主に関しても覚えていないのだ』

 

『あぁ。我々もこのブレスレットが本来の持ち主にとって大切な物だとは覚えているのだが、何故そのような思いがあるかも分からないのだ』

 

「俺もこのブレスレットを見た時から違和感があるのも、それが原因なのかな?」

 

「う〜ん、まさか兄貴がこのブレスレットの本来の持ち主ってことかな?兄貴と俺は血が繋がってないし、兄貴は赤ん坊の状態で家にいたって聞いてるからな」

 

「それもあるけど、俺がその本来の持ち主と関係者って事もあるから、今の所はただの可能性でいいんじゃないか?」

 

そんな風にハジメと話をし、他にも色々とゲキリュウケンとゴウリュウガンの二人から聞いたりしながら調べていたら、滅茶苦茶にヤバい液体火薬の爆弾と言える存在が出たりと、破損していて全てでは無いらしいが、このブレスレットの中にある物品に二人して驚いたりしながら一応の中身を調べるのであった。

 

 

ハジメがシア専用の大槌型アーティファクト《ドリュッケン》を完成させた後は、久々の兄弟二人で他愛の無いような話をしながらいたが、外の方で何かしろ騒動があったみたいなので、後で外に出た面々から話を聞くかと思うのであった。

 

 

 

女子メンバーが帰って来ると、シアにハジメが造った武器を渡した後、外であった騒動をそれとなく聞いてみると、女子メンバーを勧誘しに来た男達がいたらしい。

 

だがしかし、女子メンバーからするとどうでも良かったらしく、適当にあしらったとの事であった。

 

そして俺達は旅を再開するのであったが、肝心のライセン大迷宮が見つからず、変わりに俺達によって一撃必殺とも言える攻撃によって死屍累々の魔物の山が築かれるのであった

 

「全然見つからないな」

 

「捜索を開始して3日目だけど、逆にここの魔物素材が滅茶苦茶に増える一方だもんな」

 

ユエに関しては魔法の使えないこの場所で自身の魔力量に物を言わせ、至近距離の炎の魔法で魔物を炭化させ、香織の方にいる魔物に関してはアバン流槍術の練習相手にさせられ、クスハも方も剣と槍の両方での練習相手にさせられていた。更にシアに関しても斧での使用とされたアバン流殺法をハジメが造った大槌のドリュッケンで使えるようになっていた。

 

 

実はハウリア族の面々とシアに関してであるが、ユエを除いた俺達4人が使えるアバン流殺法を全く教えていないからだ。

 

これはユエに関しては魔法使いであるので、アバン流殺法が使えなくても関係ないが、ハウリア族の面々は元々戦闘では無く索敵が主なので、戦闘ができるように訓練させるのが目的であったのと、シアに関しては俺達の仲間として一緒にいられるかも分からなかったからだ。

 

因みにシアに関しては今は地を割る《大地斬》のみしか今は覚えていないのだが、身体強化を併用した大地斬を使った一撃で、相手になった魔物は全身がペチャンコに叩き潰すと言う滅茶苦茶なものになってしまい、俺達もこんな事態になるとは思わず驚いたほどであった。

 

 

ハジメもドンナーでの射撃の腕を上げつつ、俺に関しては未だに眠っているザンリュウジンが斧と弓とゲキリュウケンとゴウリュウガンから話を聞いたのだが、ザンリュウジンを武器として使う場合の見た目が、斧と言うよりも両刃が斧の形をした棍棒に近いので、ここら辺の魔物をアバン流槍殺法の実戦相手にしつつ、ハジメの造ったアーチェリータイプの弓を使って周りの岩を的にして練習していた。

 

これは俺がアーチェリーや弓道を一度もやった事も無いので、下手に動きながら矢を放つのが難しいのと、基礎ができていないと色々と危ないのもメルド団長からも言われていたので、弓矢に関しては今は要練習と言う状態になっている。

 

「2人とも、料理ができたよ〜!」

 

クスハの声で俺は訓練を止め、ハジメは弾丸製作を辞めた。

 

因みに野営用テントや調理器具類はハジメの錬成によるお手製アーティファクトで、調理器具類は魔力操作の技能が無ければ全く使えないとした防犯性があるが、使われている内容的にはアーティファクトとして一級品であり、無駄に凄いとしか言えない品物でもある。

 

 

就寝時間には交代で見張りをする予定で、女子メンバーは先に寝る予定で、俺達2人は後ということにしている。

因みにこれは話し合って決めた事で、俺達も後で交代してからゆっくりと眠る予定であった。

 

だがしかし、その際にシアが出てきて『お花摘みに行く』と言って出て行ったので、ハジメと2人で話し合いをしながら見張りをしていたら、シアが突然周りの魔物にバレるかもと言うのを無視して大声を出した。

 

流石の声に眠る予定であった残りの女子メンバーも起き、俺達はシアに導かれて移動した場所にある岩の隙間に入ると、壁面側が奥へと窪んでおり、意外なほど広い空間が存在した。

 

その空間の中程まで来ると、シアが無言で、しかし得意気な表情でビシッと壁の一部に向けて指をさした。

 

その指先をたどって視線を転じる俺達は、そこにあるものを見て「は?」と思わず呆けた声を出し目を瞬かせた。

 

俺達の視線の先、其処には壁を直接削って作ったのであろう見事な装飾の長方形型の看板があり、それに反して妙に女の子らしい丸っこい字でこう掘られていた。

 

 

〝おいでませ! ミレディ・ライセンのドキワク大迷宮へ♪〟

 

〝!〟や〝♪〟のマークが妙に凝っている所が何とも腹立たしい。

 

シアに関しては自分が見つけたので嬉しそうにしていたが、俺は色々と思うが深呼吸をし、シアにさっさと自分の用事である花摘みをして来いと言った

 

「ここが大迷宮の入口なら、下手に動くとガチでヤバいからな。さっさと外に出てお花摘みに行け。下手に動いたせいでお漏らしウサギになりたくなかったらな」

 

そう言うとシアは顔を真っ赤し、外に出るのであった。そして俺はハジメの方に向き直った。

 

「今日はここで寝ることにして、探索は明日にしよう」

 

「まぁ確かにここなら外の魔物も入ってこれなさそうだしな」

 

「そうだね。それにゆっくりと眠れそうだね」

 

「ここが大迷宮の入口なら、心身共に疲れた状態じゃヤバいからな。入るのは明日からってことで」

 

そうして俺達は入口の場所で眠ることにし、明日からの大迷宮攻略に向けて見張り無しでの仮眠をとるのであった

 




今回出た液体火薬の爆弾ですが、これは劇場版の名探偵コナンハロウィンの花嫁に登場したプラーミャが使っていた液体火薬の爆弾になります

pixivでコラボしているコナンの話でプラーミャが参戦していますので

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24359727
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