ミレディからサラマンデスとの関係を言うように言われた俺であるが、俺自身も何故サラマンデスの事を知っていたのか、そしてあのサラマンデスが弱体化していたお陰で、今俺達全員がこの場で生きていられるとした
「あんな激ヤバな空間を造れて、巨大化とかまでできる奴が弱体化していた?どう言うことなの、それは?」
「巨大化に関しては俺の知る感じのでは無かった。恐らくだが、サラマンデスを復活させた奴が付けた機能だろうと思う。俺が言う弱体化していたって言うのは、あいつの素のスペックだ。俺の知る感じので復活させたなら、俺達全員が死んでいた。【今の】俺じゃ、俺の知るサラマンデスが相手であったなら、完封されて負けていたからな」
「・・・兄貴、あいつの事を何でそんなに知ってるんだよ?」
俺の発言にハジメもおかしいと思ったのか、不思議そうであり、自分の知らない俺の発言にハジメも困惑している感じであった
「・・・・ハジメ、俺はサラマンデスとの戦いをしながらだが、知らない光景を観ていたんだ。見た目は鍔の無い西洋剣を持つ黒い鎧を纏った戦士がサラマンデスを圧倒していた。そしてその黒い鎧を纏った戦士を知らない筈なのに、何故か知っていると言う変な感覚があるんだ」
周りも俺の言葉を聞いて訳が分からないと言った感じになったが、俺にはそうとしか言えなかったのだ。全て俺の感じる感覚的なもので、うまく表現するのが難しいのだ
「何言ってんだって思うかもしれないけど、サラマンデスに関しては今の俺が感じる感覚的な案件なんだ。もしかすると、俺が出した絵の存在達も関わっているのかも知れない」
俺がそう言うと何も知らないトータス側の面々は不思議そうにし、知っているハジメ達は絵の存在達を知っているので、トータス側の面々にはハジメが描いた絵で観てもらったが、トータス側の面々も見たことが無い存在だとなった
「その絵の存在は俺が夢に見てたりした存在なんだが、俺以外誰も知らない存在なんだ。そして俺自身も見たことが無いこの名前も知らない存在達を何でかは分からないんだが【知っている】感覚があるんだ、昔からな」
俺がそう言うとトータス側の面々も納得し、俺自身も何も無い素っ裸の赤ん坊状態でハジメの両親に拾われた子供であり、血の繋がりも何も無い赤の他人をここまで育ててくれたと言うことも話をした
「あのクソ野郎の神が関わっていると思ったけど、何か話を聞いた限りだと別口なのかな?」
「だろうな。この世界の神であるエヒトのクソ野郎とはやり方が違うが、恐らく力量に関しては死んだ筈の存在を甦らせて強化していた部分も踏まえると、エヒトよりも上の存在だろうが、サラマンデスの復活具合とかも踏まえて、上位存在でも下位レベルの存在だろう。それでもエヒトよりは上の力量だろうな、相当のな」
「あんな奴を復活させられるほどの存在なのに、上位での下位扱いかよ(汗)」
「今のところは俺としてもそんなことしか言えないのが現状だ。だが、俺達の目的は元の世界に絶対に生きて帰ることだ。それを邪魔をするなら、例え相手が神だろうと悪魔だろうと倒すだけだ。まぁ一緒に連れて来られたクラスメイトは序に連れて帰ってやるさ、この戦いで死んでない奴以外はな」
俺のその言葉にハジメ達も納得し、ミレディですら俺の決意の言葉を聞いて笑い、そして応援してくれた。かつて神と戦った解放者でもあるからか、俺の言葉は何かしろ心に響いたらしい
そしてミレディが先に謝罪をしてからこの大迷宮から出すと言われたのだが、俺達は当初はミレディが謝罪をするのもあって???となったのであるが、謝罪してきた理由に関してはこの後ですぐに分かった
この大迷宮から出ていく方法がまるで便所で汚物を流すようなやり方だったので、流石に出ていく方法のやり方を知ってぶちギレてミレディに一撃をと思ったら、その前にミレディの重力魔法で押し付けられた事で何もできなくされ、俺達はそのまま流されたのであった
そして流された俺達に関しては地下水脈に落とされたのだが、流れがとんでもない激流な上に、息継ぎができるような場所もなく、何とか壁等にぶつかって意識を失わさないようにしていた
その際に自分達を追い抜く魚の群れを確認し、この水の流れは何処かの川か湖に繋がっているのだろうと判断したが、それが分かっても現状ではどうすることもできないので俺達は流れに身を任せるしか無いのが現状であった
最後は何処かの湖のような場所に水柱のような形で放り出され、何とか俺達は助かるのであったが、その際にシアが溺れていた上に、呼吸をしていなかったので心肺蘇生法を施す事態となった
そして俺達が出た湖がブルックの町の近くであった事を知り、びしょ濡れの状態であったが、前に泊まった宿で泊まったのだが、夜でしかも全員びしょ濡れの状態、飯と風呂を頼んだが色々と周りの目よりも、宿の娘がヤバイ方面よりの妄想全開にしていたのが色々とヤバイと思うのであった
流石の俺達も色々と大迷宮での精神的な疲れと、次の大迷宮攻略の旅をする準備のために一週間が経過した
ブルックの町で教えて貰ったこの宿でいたのだが、この宿の娘さんに関しては俺達が相当気になると言うよりも、自分の妄想癖を刺激してる存在だったらしく、自分の妄想全開にしているのが、何度も母親に折檻させているのに懲りると言うのを知らないらしい
と言うよりも、自作でシュノーケルみたいのまで作ったのには驚くしかなかったが、俺達以外のお客様とかにはしてないけど、流石に何とも言えないのもあるのであった
ブルックの冒険者ギルドに来ると、大抵の人間が俺達の顔を見て羨望と嫉妬の視線を向けるが、そこに陰湿なものはない
ブルックに滞在して一週間、その間に香織・クスハ・ユエ・シアを手に入れようと決闘騒ぎを起こした者は数知れずなのだが、かつて〝股間スマッシュ〟という世にも恐ろしい所業をなしたユエ本人を直接口説く事は出来ないが、それ以外の面々を外堀を埋めるようにハジメや俺から攻略してやろうという輩がそれなりにいた
もちろん俺達がそんな面倒事をまともに受けるわけが無く、最終的には、『決闘しろ!』というセリフの〝け〟の部分でハジメは既に発砲、非致死性のゴム弾が哀れな挑戦者の頭部に炸裂し三回転ひねりを披露して地面とキスする羽目になり、俺に至っては同じタイミングでわざと外した大地斬の一撃で出た裂け目を理由にし、脅しで対処したが、それでも中には襲ってきた奴等に関しては持っていた自慢の武装や防具を一撃で粉々にし、相当硬い筈の武器が一撃で壊されたことが原因で戦意喪失をさせたりした
明日にはこの町を出ていくと言ったら、キャサリンさんが俺達が戻ってきて賑やかだったのにと言われたが、こちらとしては良いものでは無い
何しろ俺達の女性メンバーの誰かに罵られたいだとか、奴隷になりたい、最後には姉妹になりたいと、この町での7割が変態とも言える存在に何度も俺達兄弟は襲われたのだ
特にヤバかったのが女性陣の衣服を担当してくれたクリスタベルで、会う度に肉食獣の如き視線を向け舌なめずりをしてくるので、俺達2人は何度寒気を感じたかわからない
そして変態グループにも色々と精神的に参ってしまった。まず罵られたいグループに関しては、町中で土下座して名前を呼んだ女性に向かって「踏んで下さい!」とか絶叫するので、もはや恐怖であった
奴隷になりたいとしたグループに関しては、どういう思考過程を経てそんな結論に至ったのか理解不能だった。特にシアの奴隷になりたいと言った奴等に関しては、このトータスでは亜人族は被差別種族じゃなかったのかとか、お前らが奴隷になってどうするとかツッコミどころは満載だが、深く考えるのが嫌だったので出会えば即刻排除していった
最後は女性のみで結成された集団で、ユエとシアに付き纏う姉妹になりたいとしたグループが特にヤバく、一度ナイフを片手に突っ込んで襲ってきた少女もいたので、流石に町中で少女を殺害するみたいなのは色々とヤバいので、持っていたナイフを叩き落とした後、襲ってきた少女を全裸にした上に、亀甲縛りモドキ(俺もハジメも知識が無いので)にして一番高い建物に吊るし上げた挙句、〝次は殺します〟と書かれた張り紙を貼って放置した。そのおかげでこのグループは鳴りを潜めたが、逆に怖いなぁとも思っていたりするのだ
目的地としていたのはフューレンと呼ばれる場所で、フューレンは中立商業都市と言われる場所で、俺達の次の目的地は【グリューエン大砂漠】にある七大迷宮の一つ【グリューエン大火山】にしていたからだ
だがそのためには大陸の西に向かわなければならないのだが、その途中に【中立商業都市フューレン】があるので、大陸一の商業都市に一度は寄ってみようという話になったのだ。因みに【グリューエン大火山】の次は大砂漠を超えた更に西にある海底に沈む大迷宮【メルジーネ海底遺跡】が目的地の予定である
そしてキャサリンにより差し出された依頼書を受け取り内容を確認すると、依頼内容は商隊の護衛依頼で、中規模な商隊のようで十五人程の護衛を求めているらしい。
ユエとシアは冒険者登録をしていないが、俺・ハジメ・香織・クスハの連れと言う扱いで大丈夫だと言われ、オマケに俺達もこの町で結構な有名人で力量も保有しているので、明日の朝イチで正面門に来るように言われた
因みに帰り間際にキャサリンさんから手紙を1つ預かり、何かしろの問題が起きたらこの手紙を見せたら良いと言われ、目の前のキャサリンさんが凄い経歴か何かがあるのかと思ったが、キャサリンさんからの言葉で詮索しないことにした
そして俺達が商隊護衛に参加するとなり、周りにいた冒険者の一部が色々と困惑するみたいな状態になっており、依頼書を依頼人でもあるモットー・ユンケル氏に渡したのだが、名前を聞いて某健康ドリンクの名前と似ていたのもあり、異世界人である俺達4人がモットーさんを同情するみたいな目で見てしまったのは仕方無いだろう
その際にシアを売らないかと聞かれたが、俺が売る気が無いことを教えた後、ある意味両手に花とも言える俺達2人を見ている人達の目が色々とあるが仕方無いと割りきるのであった