供養作品群   作:火野ミライ

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第2カイ!ガオな野獣がごやっかい!(B)

ゾワゾワを感じて走り出したものの、ありとあらゆるキノコが胞子をばら撒き始めた。

何とか胞子を吸い込む前に左腕で口と鼻を防いだけど、それでもきつくてその場にうずくまる。

 

「っう、っく!」

「あわわわ‥‥」

 

周りを見るとどうやらがキカイノイドには害が無いようだった。できるだけ息を吸わないようにして、ゾワゾワの所向かう。

 

 

 

「あ、介人お兄ちゃんにジュランさん!」

「「風香!」」

 

建物の階段を上っている途中で、介人お兄ちゃん達と合流する。

 

「今までどこに居たんだよ!心配したんだぞ!」

「ごめんジュランさん。でも、おいてく2人が‥…それより、トジデンドをどうにかしよう。」

 

文句の言葉をいったん飲み込んで、階段上りを再開する。

ジュランさんが先頭を歩き、それに介人お兄ちゃん・私と続いていく。

 

「見つけたぜ!『イジルデ』・『キノコワイド』!」

 

屋上にいたトジデンドの幹部のイジルデと今回の事件を発端者?のキノコワイドに声をかけるジュランさん。どうやらキノコの胞子は屋上には来てないようで、此処なら普通に呼吸できそうだ。

 

「よくも変なキノコ、ばら撒いたな!」

 

赤いハンカチを口元から放しながら叫ぶ介人お兄ちゃん。その横で私も左腕を下に伸ばす。

 

「可愛いいだの、美味しそうだの、油断するからキノコ。」

「でも、失敗は挽回する!」

「出来るのか、その体で?」

「僕が居る!!」

 

突然声が聞こえ、全員が声の元に視線を向ける。そこに居たのは‥…

 

「「ガオーン(さん)?」」

「あぁ、お前何で「介人・風香、大丈夫かい?」」

「う、うん。」

 

ジュランさんの言葉を聞かず、私達を心配してくれるガオーンさん。気持ちはありがたいけど、ジュランさんが何とも言えない感じでこっちを見つめている。

 

「ごめんね。僕がもっと早く決意していれば‥‥」

 

何で誤って来てるんだろう、ガオーンさん。と言うか、頭に生えているキノコいい音出しながら取れて、直ぐに生えるんだ‥‥……なんて言うか、悪質。

 

「それって?」

「僕もゼンカイジャーになるよ!」

「え!」「へ?」「っな!」「何!?」

 

ガオーンさんの発言に一人を除いて驚きの声を上げる。

 

「お前さっき「許せないんだ!」またですかー‥‥」

 

ジュランさんの呟きが風に流されていく‥……

 

「この世界の可愛い生き物たちを、苦しめる奴を!この僕を、こんな体にした奴を!!トジデンド!僕と可愛い生き物達の苦しみ、100倍にして思い知らせてやる!」

「ふん!やれるもんなら、やってみろキノコ!」

 

キノコワイドの言葉と同時に機械兵『クダック』が次々と現れる。

 

「ありがとう、ガオーン。一緒に戦おう。」

「うん。」

 

介人お兄ちゃんからギアガトリンガーを受け取ったガオーンさんは、すぐさま発砲。敵を一体撃破する。

 

「それ俺も通ってるし…」「ははは……」

「そうじゃなくて!」

 

 

 

~青年少女説明中~

 

 

 

「よぉ~し!行くぞ!」

「おぉよ!」「おう!」「うん。」

 

左から順にジュランさん・介人お兄ちゃん・私・ガオーンさんの順番で並び、ガトリンガーにギアをセットする。

 

「「「「チェンジ全開!」」」」

〈45バーン!〉〈16バーン!〉〈25バーン!〉〈31バーン!

〈〈〈〈バンバン!バンバン!〉〉〉〉

 

ハンドルを回し、トリガーを引く!

 

〈ババン!ババン!ババン!ババン!ババババーン!ゼーンカイザー!〉〈ゼンカイジュゥラン!〉〈ゼーンカイゼリィンザー!〉〈ゼンカイガオーン!

 

ガオーンさんはメインカラーが黄色で、胸部にはライオンの頭部がある。額には「25」が振られている姿に変わった。

 

「秘密のパワー! ゼンカイザー!」

「恐竜パワー! ゼンカイジュラン!」

「百獣パワー!ゼンカイガオーン!」

獣拳(じゅうけん)パワー! ゼンカイゼリンザー!」

「「「「4人揃って! 機界戦隊ゼンカイジャー!」」」」

「行くぜ!全力全開!!」

 

名乗りとポーズを取った後、介人お兄ちゃん達はそれぞれ得物を手にかける。あちこちで爆発が起きる中、パンチやキックでクダックを撃破していく。

 

「ガォーーーーン!!」

「あいつ、こぇーな‥…」

 

雄叫びが聞こえ様子を見てみると、ガオーンさんがクダックを踏みつけて雄たけびを上げていた。それよりこっちに集中しよう。

 

「ゲキワザ……」

 

左手で握り拳を作り、それを右手で包む。身体中からあふれてくるエネルギーを形にし放つ!

 

狩狩弾(しょおしょおだん)!」

「風香からなんか、出た!?よし、俺達も全開だ!!」

26バーン!〉〈ハリケンジャー!

「超忍法・影の舞!」

 

オセロットと呼ばれる猫科の動物みたいなオーラを放ち、敵を撃破はする。介人お兄ちゃん達は敵を切り裂いていく。

 

「今のは、何?体が勝手に!?」

「口が勝手に、忍法って言った。」

「私なんか、体の内側から何か出しちゃったよ。」

 

介人お兄ちゃん達はセンタイギアの力だとして、私のは無意識にやった事だから余計に分からない。

 

《介人達が使ったのは、忍風戦隊ハリケンジャーの技チュウ。風香のは、獣拳戦隊ゲキレンジャーが使う憲法、激獣拳ビーストアーツのゲキワザだチュン。》

「誰?何?」

「今のは‥‥」

「「「セッちゃん。」」」

 

このやり取りも昨日、あったな~

 

「隙ありキノコ。スマッシュパンチ!」

「わぁ~~!!」

「介人!」「介人お兄ちゃん!」「このやろ!」

 

話し込んでいたら、介人お兄ちゃんが吹き飛ばされてしまった。ガオーンさんが介人お兄ちゃんの方に向かったから、私はジュランさんと共にキノコワイドの遊撃に向かう。

 

「スマッシュパンチ!」

「ぐわ~~!」「ジュランさん!っく!」

 

ジュランさんが吹き飛ばされ、1体1になる。放った右ストレートをしゃがんで回避され、気が付いたら倒れていた。多分、足払いを受けた。

 

「こっからが本番!」

 

倒れこんだ私に追い打ちしようと接近していた、キノコワイドを戻って来たガオーンさん投げ飛ばし戦闘を繰り広げる。そこに私も乱入、ガオーンさんと一緒にかく乱しながら戦う。

 

「最後は介人、頼んだ!」

 

ガオーンさんがキカイワイドを打ち上げ、そこに介人お兄ちゃんの跳び蹴りが命中。さらに追加で蹴りを畳み込んでる。

 

「介人・風香。3人でとどめだ!」

「うん。」「あぁ、必殺全開!」

〈ヒーロー!スーパーゼンカイタイム!ゴッゴー!バン!バン!〉

 

ガオーンさんの合図でギアガトリンガーのハンドルを回す。

 

〈ダイゼンカイ!〉

 

トリガーを引き、必殺の一撃を決める。キノコワイドの撃破と同時に、ガオーンさんのキノコが消える。多分、他の場所でも‥‥

あ、ジュランさんが戻ってきた。

 

「安心するのはまだ早い!クダイテストー!」

 

勝利の余韻に浸って私達に、イジルデが声をかけてくる。クダイテストって、昨日のデカデカだよね?

 

「お呼びですか?」

「出やがったな!」

 

デカデカがこっちに向かってくる。

 

「あ!」

「「「「え?」」」」

 

何か踏んだ?と思ったら、デカデカが紫の霧に包まれて、デカデカキノコになちゃった。

 

「キノコキノコ。ニョキニョキー!キノコ。キノコパワーが満ちたキノコォォーーー!!」

「「「「「えぇぇーーーーーーー!」」」」」

 

しかもでっかいキノコまで生えた!何アレ!?

 

「そうか、ギアに閉じ込めてあったキノコパワーが暴走したんだな。」

 

どうやら、『トジルギア』を開発したイジルデにも予想外の出来事らしい。

 

《急がないと、世界がキノコパワーに飲み込まれるチュン!》

「此処は、任せろ!」

 

ジュランさんが、ギアを裏返してセット。ハンドルを回してトリガーを引く。

 

〈ビーッグバーンッ!ゴー! ゴー! ゴゴッゴー! ゼンカイジュゥラン!

「機界変形! ジュランティラノ!」

「いっけージュラン!」「お願いします、ジュランさん!」

「あったりめぇーよぉ!」

 

ティラノサウルスの状態に変形したジュランさんが、デカデカキノコに立ち向かう。

 

「なるほど、僕も!」

 

ガオーンさんもジュランさんとお同じく、デカデカに!

 

〈ビーッグバーンッ!ゴー! ゴー! ゴゴッゴー! ゼンカイガオーン!

「機界変形! ガオーンライオン!」

 

ライオンのような姿に変形しました。そこまではよかったんですが……

ガオーンさんがジュランさんを弾き飛ばし、迫りくるキノコを踏み台にして前に進んでいると、勢いのままなめこに乗り滑り降りて、ジュランさんの上に落ちる。しまいには口喧嘩を始めて、デカデカキノコに殴り飛ばされてしまいました。

 

「分かった!俺もでっかくなってやる!!」

 

見ていられなくなった介人お兄ちゃんも、ギアを裏返しハンドルを回す。

 

《あ~、介人。介人のギアは!》

「あ!」「うん?」

 

セッちゃんの警告も遅く、介人お兄ちゃんが撃った後でした。それはそのまま空高くいき、ジュランさん達の上でゼンカイジャーマークに変わりました。

 

〈全開合体!!〉

「合体?」

 

鳴り響く音声に疑問の声を上げる中、様子を見守る。急な出来事で驚いたのか、ジュランさん達がキキキキスなんてアクシデントもありながら、ゼンカイジャーマークが地面に突き刺さると同時に新たな音声が聞こえてきた。

 

〈ゼンカーイ!!〉〈ガッシーン!!〉

 

2人は縦長な状態となり合体。右がジュランさん、左がガオーンさんの部分の人型ロボットになった。

 

〈ゼンカイジュラン・ゼンカイガオーン〉〈GO!GO!GO!GO!〉

 

その後、女性の声が聞こえる。って言うか、いつの間にか介人お兄ちゃんが居ない‥…

 

〈ゼンカイオー ジュゥラガオーン!!〉

「「え?なんだこれ?」」

 

どうやら、合体した本人達も困惑してるだ。無理ないか。

 

「「えー! イヤーだ!/無理無理無理!」」

 

動かないなーって思ったら、半分になちゃった。て言うか、二人の真ん中で浮いている台に乗っているの介人お兄ちゃんじゃん!?あ、元に戻った。

 

「全力全開だ!」

 

介人お兄ちゃんの声が聞こえたと思ったら、『ゼンカイオー』で良いんだよね?が地を駆け、剣を振るう。って、キノコの上に行かれたら様子が分かんないよ。

 

「あ、デカデカキノコが落ちてきた、」

 

デカデカキノコ追いかけて戻ってきたゼンカイオーが武器を振るう。迫りくるキノコを剣で斬り、武器をクローに変えて攻撃している。デカデカキノコが放つ光線を、分かれる事回避。少しずれてたら、介人お兄ちゃんにあった気がするのは胸の中にしまっておこうと思う。

 

「オラオラ!」

 

相手の肩に足起き、そのままクローで攻撃……あれって、ヘッドロックって言うんたっけ?その場で大きく剣を1回転させ、3連続斬りでデカデカキノコを撃破する。

デカデカキノコを撃破したことで持ちも元に戻った。

 

____________________________________________

 

戦いが終わり帰宅、現在は自室に居る。1階の店の方が騒がしいのはご愛敬だろう。

 

「スーパー戦隊の力か……」

 

杖の上に置いた緑絵柄のセンタイギアを見つめる。初めてセンタイギアを見たときらずっと思っていたけど……

 

「知ってた気がする。」

 

この頭に引っ掛かるウジャウジャは晴れてはくれない‥…

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