2021/05/30_果実乱舞シンフォギア1話.&2話.
◆1話.(2222文字)
辺りを生い茂る植物
「はぁ、はぁ・・・・」
周囲に生えている植物は地球上、どこを探しても見つからない物ばかりだ。
「キュギュル?」
つるには果実がなっており、その森に生息する生き物が我先にと摂取する。
「‥‥……っ!」
不気味な極彩色の植物を踏みつぶしながら走る少女がいる。
何かから逃げるように歯していた事もあって不意に何かが引っ掛かり、転ぶ。
「なに、これ?」
髪をツインテールに結んだ少女は、立ち上がりながらも落ちていたトランクを拾い上げる。
「グギャァーーーー!」
中身を確認する間もなく、ずんぐりむっくりした体型を持つ灰と緑の怪物が彼女の前に現る。
「っひ!」
小さな悲鳴を上げ、怪物から逃げるように走り出し、怪物もまた彼女を追いかける。
どちらも、木の近くに倒れてた布に包まれたナニカに気づかずに‥…
「はぁ、はぁ、はぁ、いっ!」
時々、後ろを振り返り長も
しかし先程こけた時に足をひねったようで、その足取りはおぼつかない。
「きゃ!」
ついには地面を生い茂る植物に足を取られ、再び転ぶ。
「キュキュ!」
そこに追いついた怪物が鋭い爪を振り上げr、少女に近づく。
「いや、来ないで‥‥」
涙混じりに言葉を発する少女の腰は抜けており、動く事すらままならない。
そして、怪物の爪は少女へと振り下ろされた!
「‥…え?」
しかしいつまでも来ない痛みに疑問を覚え、目を開く少女。
その目に移りこんだのは、藍色のスーツの上からオレンジ色の鎧を着た鎧武者だった。
◆◇◆◇
「申し訳ございません!間違えて貴方の人生をシュレッダーにかけてしまいました!!」
「いや、顔を上げてください。」
目の前で土下座するのは銀髪に神々しいオーラを纏った女性。
何でも同姓同名の人と間違えて処理してしまったらしい‥‥
「その代わりと言ったら、記憶を保持したまま転生してみませんか?」
「それって、ラノベみたいにですか?」
「はい。場所はある脅威にさらされている世界なんですけどね・・・・」
「え?」
「‥‥と言う訳なんです。」
彼女の説明を要約すると、【シンフォギア】の世界に【ヘルヘイムの森】が侵略している。
シンフォギアって言うのがよく分からないけど、ヘルヘイムの森ってアレだよね?
「【
「はい、そうです。もちろん、最高のサポートをさせていただきます。」
「ちょっと考えさせてください‥…」
数時間か数日かは分からないが、かなりの時間を使って出した結論は……
「転生します。その代わりに鎧武‥‥【アーマドライダー】の力をください。」
ヘルヘイムの森ってだけで行きたくないけど、一人でも対抗できる力があった方がいいと思うし、
僕自身がまだ生きたいって思っているから。
「次に目覚めたらヘルヘイムの森で変身できる状況ですので気を付けてください。」
「‥‥へ?」
疑問を解決する暇も無く、意識は闇の中へと消えていった。
◆◇◆◇
あの神様、絶対に僕がこういう選択を取るって思ってたんだろうな~
現実逃避はここまでにして辺りを見渡す。まぁ、森の中だから植物ばっかなんだけどね。
後は自分自身の身長が小学生ぐらいになってるのと、持ち物が何も無い事。
うん?何処からか悲鳴が聞こえてきた気がする。自分の勘を信じて森を駆け抜ける。
正直、気のせいだと思うけど、何故だか体動く。まるでそれが当たり前かの様に……
「おいおい、マジかよ!」
駆け抜けた先で目にしたのは【初級インベス】に襲われている少女。
ふと辺りを見渡すと【戦極ドライバー】が数個落ちている。
多分、近くにあるトランクの中にでも入っていたんだろう。
「っ!」
戦極ドライバーを見つけた俺は近くに実っている果実のへたを適当に掴み取り、再び走り出す。
落ちているベルト右手に取り、腰へ当てる。
黄色の帯が自動で巻かれベルトが固定されると同時に、左側のプレートが変化し模様が現れる。
まだ同タイミングで指にかけるように持っていた3つの果実が、
それぞれオレンジ・パイン・イチゴの【ロックシード】と呼ばれる錠前状に変化。
「変身!」
オレンジのロックシードを手に取り、今度は少女の方へとダッシュ!まだ、間に合う!
〈オレンジ!〉〈ロックオン!〉
親指でスイッチを押し開錠、ベルトのくぼみにセットしロックする。
本来なら待機音が流れるところだけど、時間が無いためすぐさまブレードを倒し、
ロックシードのフルーツ部分をカット。
〈ソイヤッ!〉
頭上にオレンジのようなモノが生成されると同時に、身体は藍色のスーツに包まれる。
〈オレンジアームズ!花道オンステージ!〉
頭上にあったオレンジが落ちてきて頭部を多いか隠す。
その中で、兜に似たマスクが生成され、オレンジが展開。オレンジ色の鎧に変化し、
右手にはオレンジのくし切りを模した刀【
変身したことで身長とスペックが上がり、先程までよりも速く走れようになった。
大橙丸を左手に持ち替え、インベスが振り下ろした爪を受け止める。
自分ながらよく間に合ったなと思う。視線を少しばかり少女に向けると涙を流しており、
腕は震えて不安そうな顔でこちらを見ている。
小さな命が奪われる前に安堵しつつ、力任せにインベスを武器を持ってない手で殴り飛ばす!
少女を守る様に立ち、ベルト左腰に収納されている刀と銃が合体した武器【無双セイバー】を
手に取りインベスへ向け、大橙丸を肩に担ぎあのセリフを言う。
「ここからは、俺のステージだ!」
◆ここから2話.(588文字・未完)
「ギュル!」
「はぁ!」
インベスの放つ光弾を無双セイバーで切り裂き、そのままインベスとの距離を詰め武器を振るう。
我武者羅ながらも確実に当てていき、インベスの皮膚から火花が散りインベスが後退る。
回し蹴りでインベスを吹き飛ばし、ベルトのブレードを一回倒す。
〈オレンジスカッシュ!〉
「セイハァァァーーーーー!!」
オレンジ型のエネルギーを通過しながら放つ必殺の跳び蹴り【無頼キック】がインベスを貫く!
◆◇◆◇
「大丈夫か?」
今だに腰が引けている少女に手を指し伸ばす。
少女は怯えながらも手を取り、ゆっくりと立ち上がる。
「あの、あなたは?」
「僕?僕は‥‥」
前世の名前は思い出せないしなぁ‥‥‥鎧武の力を持っているからあの人の名前を借りるか。
「紘汰、【
「私は〈キュルルー〉/////」
少女が自己紹介をしようとしたその時、彼女の腹の虫が鳴り顔を真っ赤にしている。
少なくともこの森に入ってから何も口にしてないって事だ。
「ちょっと待ってろ。」
少女に一言かけ、先程ベルトを拾った場所まで歩く。
トランクの中に未使用と思われるベルトを詰め込み、少女の元に戻ってくる。
「そのトランク‥‥‥‥」
少女の呟きを聞き流しながら、【カッティングブレード】が付いて無いベルトを少女に渡す。
「?」
「そいつを腰に当ててみな。」
ベルトを渡されたことに疑問を浮かべる少女に装着をうながす。