ハロウィンと言う事でちょっと過激なお話を。付き合い始めて?婚約?してから初めての2人のハロウィンです。
ましろの性格は…まあ約1年後ということで許してください笑。
では!
会えなかった寂しさは唇で
『魔女っ子? ましろちゃん』
蓮とましろの結婚前提の交際が始まり,もう少しで1年という今日この頃。蓮達Argonavisのプロ入りを果たしてから丁度半年が経った。ましろも月の森では新理事長の台頭によって2人の環境は目まぐるしく変わって行っていた。
そして今日は一年に一回のお祭り……それは
「「トリックオアトリート!」」
そんな2人が会う時間も当然短くなり……久しぶりに会えたと思ったら蓮とましろは何故か商店街のミッシェルの隣で何故か仮装して子供達におかしを配っているという光景はArgonavisのメンバー全員が戸惑う所であった。
「はい,ハッピーハロウィン」
ましろは今日だけで何度も繰り返したやりとりを笑顔で行って,蓮も少しぎこちない手つきだが子供達におかしをあげていく。
「ありがとう! お姉さんお兄さん!」
「ふふっ,気を付けて帰ってね」
「うん!!」
仮装している……魔法使いの少女に仮装をしてるましろは1年前の彼女よりもどこか落ち着きと色気を纏った表情で,仮装してる少女を慈愛の眼差しで見ながら手を振ってお見送りをした。
既に夕暮れも近づいているこの日,2人の仕事ももう終わる頃あいだ。
「お疲れさま蓮」
「あ,航海! 来てくれたんだ!」
「蓮の様子を見にね。2人とも仮装凄く似合ってるね」
ましろの仮装は魔法使い,蓮の仮装はドラキュラのようだが……正直童顔の蓮がドラキュラの恰好をした所でましろには「可愛い」という反応しかなかった。子供達も似たり寄ったりな反応で蓮の事を可愛いとしか思っていなかった。
「えへへ……ありがとうございます」
「ありがとう航海!」
大学二年生になり……そしてプロになった蓮はその自覚を持ちながらも彼本来が持っていた気質まで変わると言う事はなく,すくすくと成長していた。
そんな3人のやり取りに入ってきたのはましろがふわキャラの中でもかなり好きなミッシェルだった。
「2人とも,今日は本当にありがとう! とっても助かったよ~!」
「私も……ミッシェルさんのお役に立ててうれしかったです!」
ハロウィンのこの日,ましろと蓮は実に2カ月ぶりのデートをしていた。2人とも学年が変わり,ましろは学校でのことが,蓮はプロ活動の事で予定が合わなくなってしまいハロウィンと言うこの日が奇跡的に2人の予定がなかったのである。
だから午後,2人で出かけ始めた時ましろは蓮の傍を全く離れず腕を絡めて……正直見ている方が恥ずかしくなってしまう位ラブラブなさまを周りに見せつけていた。……まあ一度それが蓮のスキャンダルになってしまったのは否めないがそれはまたの機会のお話に。
「あ,ましろに七星さん!!」
そんな2人が商店街で買い物をしている所に慌てた様子で声をかけて来たのは戸山香澄が率いるバンド,ポピパのドラマーである山吹沙綾だった。
デュエット大会を通じて蓮も彼女とはそれなりに会話もした中ではあるのでなんだろうと思ったのも束の間,何故か2人は商工会に連れて行かれ頼まれた
「お願い! 今日ミッシェルと一緒にお菓子配ってくれないかな!?」
曰く……今日お菓子を配る予定だったミッシェル以外の2人が急な体調不良で来れなくなってしまい,その2人と言うのがRoseliaのドラマーである宇田川あことその姉である宇田川巴らしく,2人ともどこからか貰ってきてしまい今日になってしまった。
その2人の人選の理由がこの商店街では有名な2人でもあったため,ミッシェルと一緒に客寄せパンダの役目もあったのだが2人が来れなくなってしまった今,2人と同じ位知名度があるという理由でましろと蓮に白羽の矢が立ったのである。
そうして2人は商店街から貸し出された仮装を纏い,今に至る訳である。
「じゃあ蓮,明日はレコード会社と打ち合わせだからちゃんと時間には間に合うようにするんだよ。あと節度を持ってね」
「航海さん大丈夫ですよ。今日はお父さんとお母さんもいますから」
「それならいいけど……じゃ,また明日」
「うん。明日!」
2人の様子を見に来ただけの航海は,蓮に次の日の予定を再確認させた後踵を返して下北沢のシェアハウスに戻って行った。
実は今日,蓮はましろの家に泊まる事になっていてましろはその理由を「お父さんが蓮君と話したい」という理由でゴリ押して蓮の宿泊が許可された形になっている。航海が心配しているのは……というよりも疑っているのは2人が身体を重ねるのではないかという疑いからだった。
今の所,航海が把握してる範囲で2人がそんな事をしていると言う事はないと思うが……というよりもあからさまに分かりやすい2人なのにバレていなかったらそれは凄まじい演技力とも言えるが。
閑話休題
2人はその後私服に戻り,今日のバイト代と……
「え,良いんですか?」
「うん。2人には今日すっごく助けてもらっちゃったし,2人が着てたそれと何か好きなの1つプレゼントしようって」
沙綾はそう言って商工会の一室にあるその何種類かの仮装があった。しかし,ましろも蓮もコスプレが好きな人ではないというのは分かっているので沙綾はましろに耳打ちした。
それを聞いたましろはポッと顔を紅くしたが,おずおずと頷いた。
「れ,蓮君。私が選んでいいかな?」
「え,良いけどしろちゃん欲しいのあるの?」
「その……あとのお楽しみだから一度出てってくれたら嬉しい」
ましろの”お願い”に蓮が逆らえるはずもなく,蓮が部屋から出て行くとましろは部屋の中にある仮装を一通り目にして
(蓮君にしか見せないから……いいよね)
そう思いながら……普段の彼女を知る人なら絶対に選ばないような仮装を手に取り……沙綾しか見られていないという言い訳の元で少し着替えて……私服の姿のままましろは蓮の前に現れた。
そうして2人は沙綾に別れを告げ,ましろの家にまで行き,2人はましろの部屋で落ち着いた。
「あ,しろちゃん。お母さんとお父さんはいつ帰るのかな? 挨拶したいんだけど……」
ましろの部屋には既に蓮が寝るように床にベッドが引かれていて,それに嬉しさを感じながら部屋に入って……何故か鍵をかけたましろに聞くと……何故かましろはさっき外にいた時とは違うどこか恍惚とした笑みを浮かべていて……蓮は反射的に背中をゾクッと震わせた
「しろちゃん……?」
「蓮君……私,嘘ついてたの」
「う……うそ?」
「今日……本当はお母さんもお父さんもいないんだ」
「……え? んっ!?」
一瞬呆けた蓮の隙を見逃さず,ましろは蓮の唇を華麗に奪った。そしてそのまま彼の為に敷かれたベッドの上に蓮を押し倒してまたがり,彼が逃げられないように手を……指先まで搦めて彼の自由を鮮やかに奪った。
「し……しろちゃんどうしたの??」
あまりに自然なその動作に蓮の顔も紅く染まり……ちょっと可笑しくなってしまったましろを見上げると,ましろはゆっくりと上着を脱いで,インナーも脱ぐと露になったのは……
「しろちゃん‥それ……は」
スカートをまだ履いているから何とも違和感全開な光景だが……ましろが披露した仮装は……”サキュバス”だった。もっとも,商店街のイベントの為のものなので露出はそれほど激しくはない……筈だった。最初は確かにそれほどだったが……,ましろが衣装の一部に手を触れて少し力を入れると破けてましろの白い肌が垣間見え,蓮は恥ずかしくて眼を逸らしてしまった。
そんな蓮が可愛くて仕方がないましろは,蓮の顔に手を添えて自分の方に顔を向けさせた後……数秒間だけ貪るように唇を奪い銀の糸を垂らしながら離れると,蓮の顔は既に蕩けきっておりましろは更に笑みを浮かべた
「ずっと我慢してたんだから……いいよね?」
「しろちゃん……でも航海がだめって……」
「良いんだよ蓮君……今日だけは……。だって会うの2カ月ぶりなんだよ? 本当はもっと会いたかった。 もっとデートして……もっと蓮君と一緒にいたかった!」
電話だけでは全く足りない……欲求不満になっていたましろが欲望を解放させた結果蓮が襲われている形になっている。それにましろからしたら……蓮には女性ファンも多い為気が気じゃないし,自分を一番に考えてくれているのは分かっているがそれでも一緒にいる時間をもっと欲していた。それこそ……なんども夜を越えるくらいの。
「でも……」
それでも残っていた理性でそれを避けようとした蓮だが,ましろは彼の言葉を遮るように唇をそっと指先で触れ情欲を煽るようになぞって……蓮に一言
「蓮君,トリックオアトリート」
お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞ……という呪文。お菓子を持っていれば全く問題は無いのだが,生憎蓮は手持ちにお菓子なんてない。
そしてましろもその事に気が付いている。というよりも気が付いていたからこうして彼にまたがっている。
「お……お菓子は……もってない」
蓮も……既に彼女とは何度かした身,だから彼女が今何を考えているのか分かってしまう。ましろは恍惚を更に高め,今度はそのか弱い手を蓮の首筋に添えてその触り方に蓮は思わず身体を震わせた。
「じゃあ……イタズラ,しちゃうね?」
こうして,蓮はサキュバスによってペロリと食べられたのだった。
お疲れさまでした。
という訳で,蓮はましろに食べられました。仕方がないね,お菓子を持っていないのが悪いんだ()。
実際ましろは付き合ってしばらく会わないだけでこうなってしまいそうという偏見のもとでこうなりました。普段は正常です()。慣れって恐ろしいね,色々ハードル下がっちゃうんだから。
ではまた次回!
恋人になった2人の関係性どんなのが良い?
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今まで通りましろから蓮に激攻め
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逆に蓮がましろに激攻め
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寧ろお互いがお互いに激攻め
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というか全部やれ