蓮とましろが小さい頃に別れた幼馴染だったら   作:レオ2

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おはようございます&ましろハピバ,と言う事で30分で書いたましろの誕生日のお話です。
時間飛んで夫婦になってます,子供います。尚,子供の名前全然決めてないのでそんなに出ません。
では!


産まれてきてくれた事に最大級の祝福を

 東京の某地にある住宅街の一軒家,昨年結婚し双子の子宝に恵まれた七星家の家で倉田改め七星ましろになったましろは,遊びに──子育ての手伝いに来たましろ母と昼過ぎの団欒を行っていた。

 

「それにしても……ましろちゃんもついにママになったのね~。前まであんなに小さかったのに」

「も,もうお母さん。その話何度するの?」

 

 子供達が生まれてからこういったましろが大きくなったという類の話はもう数えきれない位したものであり,今や2児の母となったましろも大人らしく振舞う事が増えた。

 その振る舞いの1つ1つに以前のような末っ子みたいな動きは何一つなくなり,どちらかというと少しお嬢様のような華凛さを身に着けている。

 

「何度でもしちゃうよ~。……大人になったわね,ましろちゃん」

 

 今までみたいなおちゃらけた表情ではなく,1人の女性を見るような眼でましろ母が言うとましろも微笑み頷いた。

 

「ありがとう,お母さん」

 

 言いながら隣のベビーベッドで寝ている自分と蓮の子供達のほっぺを少し触ると,子供達は幸せそうに身をよじらせて深い眠りに入る。そんな子供達を慈愛の眼差しで見つめている姿はもはやどこかの女神と言われても遜色がないものだった。

 まあ本人に行ってしまえば恥ずかしがって昔のように戻ってしまうのだが。

 

「それにしても……蓮君も今日くらい帰ってきたらいいのに」

 

 そこでましろ母は今ここにいない人物について言葉を出す。それを聞いたましろは苦笑いしつつも,一瞬眼を伏せて答えた。

 

「仕方がないよ。今は全国ツアー真っ最中だし……今日もライブだから。それにちゃんとメッセージは貰ったから頑張れるよ」

 

 といっても今ましろは思いっきり子育てで仕事を休んでいるから頑張る事は子育てぐらい。でもその子育ての方も孫に会いたくて仕方がないましろ母によって負担も分散されているから……今日がましろの誕生日という事を除けばいつも通りの日々なのだ。

 もう1つ,違う事があるとすれば──

 

「あら,誰かしら?」

 

 インターホンが鳴り響くと,ましろ母が玄関に向かうと……

 

「あら,モニカの皆いらっしゃ~い」

「ましろちゃんのお母様,こんにちは!」

 

 つくし達,ましろ以外のMorfonicaのメンバーだった。彼女達も社会に出て,高校生だった時よりも一層美しく成長していて……今はMorfonica自体は一時的に解散しているがメンバーの絆は固くこうしてましろの誕生日を祝うためにやって来たのだ。

 

「皆! いらっしゃい」

 

 リビングからましろが顔を覗き込むと,嬉しそうに顔を綻ばせて──夜までましろは久しぶりに会うモニカの皆と語り合っていたのだった。

 

 ★

 

 夜……20時を過ぎて子供達も本格的に眠り始めたころ……モニカもましろ母もそれぞれ帰宅した家のリビングでましろは紅茶を飲みながら……棚の上に置いてある自分と蓮の結婚式の写真に眼を向ける。

 青と白のウエディングドレスを身に纏っている自分と黒のタキシードの蓮がそれぞれのバンドメンバーに囲まれて笑顔な写真。

 

『しろちゃんお誕生日おめでとう!!』

 

 スマホで日付が変わると同時に送られてきた蓮のメッセージ,それを見ると胸がポカポカしてくるけれど……そのポカポカは直ぐに消えて行ってしまった。

 アポロレコードの関係者や,ガールズバンドパーティーの皆からもお祝いのメッセージが画面に流れてきて……そのどれもが嬉しい者の筈なのに今一緒にいて欲しい人がいない事にため息をつく。

 

「はぁ……分かってた……けど」

 

 プロになり,困難を乗り越えて来たArgonavisは日本のバンドと言えばと聞かれて名前が出る位には成長しアポロレコードの稼ぎ頭の一翼を担う存在になりつつあった。

 それは凄い喜ばしい事で,この全国ツアーの事が決まった時もましろは喜んで蓮を送り出した。

 自分の誕生日がツアーの真っ最中だったことも……気が付いていた。だけど,ましろは蓮に歌を優先させて……それなのにこうして落ち込むなんてすごい自分勝手だとましろは自嘲する。

 

「蓮君達……ライブ上手くいったんだ。良かった」

 

 その落ち込みをどうにかしようとSNSを見ると,今日行われたArgonavisのツアーがトレンド入りしていて内容を見てみると絶賛する者が多くましろは内心で安堵する。

 きっと今頃Argonavisでライブが上手く言った事の打ち上げと反省会をしているんだろうなと,その光景を思い浮かべてましろは微笑んで……寂しさを堪えて涙が出るのを抑えていた。

 

「蓮……くん……ッ」

 

 蓮と再会してから……そして交際を始めてから蓮がいない誕生日が初めてでましろは去年までの思い出たちを見ながら我慢できなくなって子供達がスヤスヤ寝ているのを良い事に少し……少しだけ涙を流していた。

 自分の寂しさを誤魔化すので精いっぱいで……それでも自分の我儘を言う訳にはいかない。この涙を枯らすのに夢中で……だから玄関の音には気が付かなかった。

 

 

「しろちゃん」

「……ッ?!」

 

 

 今ここにいるはずのない愛しの旦那の声が聞こえて……ましろは椅子から立ち上がりながら振り返ったら……蓮に抱きしめられていた。

 

「れ……んくん……え,どうして……?」

 

 余りに急な事にましろの頭の中では忙しなく思考を重ねているが,結局結論の1つも浮かび上がらずただただ事実として……何故か今ツアー中の蓮が帰って来てくれているというありきたりなことしか浮かばなかった。

 

「皆がライブが終わったら直ぐに帰れって……僕だけ新幹線で先に帰って来たんだ」

 

 ツアーライブが終わり,控室に戻ったArgonavisは蓮に片付けとかは自分達がやるから直ぐに帰れと……打ち上げも今度で良いから早く帰ってやれと新幹線のチケットを渡されながら言われて,蓮はそれに頷いて先に帰って来たのだ。

 

「蓮君……凄く,嬉しい……蓮君!」

 

 そうやってようやく思考が追い付いたましろは……さっきまでの哀愁を漂った表情ではなく飛び切りの少女のような笑顔を浮かべ蓮の事を抱きしめ返す。

 蓮はそれに嬉しそうに,自分もまた強くましろの腰に手を回し力を強める。そして,一瞬見つめあって蓮は恥ずかしそうに

 

 

「誕生日……おめでとう,しろちゃん。生まれてきてくれて……ありがとう」

「うん……ありがとう,蓮君」

 

 

 そして……ましろは強く抱きしめながらちょっぴり背伸びして,蓮の唇を奪って……堪能した後微笑んだ

 

「愛してるよ,蓮君」

「僕も……あ,愛してる……よ」

 

 そんな恥ずかしがる蓮の事が可愛くて仕方がないましろは,また一つ忘れられない誕生日の思い出を増やしたのだった。

 

 




お疲れさまでした。
という訳でましろハピバです!
今日ガルパログインしたらましろの誕生日のお知らせ来て「え,もうそんな時期?!」と思って書きました。

ではでは!

恋人になった2人の関係性どんなのが良い?

  • 今まで通りましろから蓮に激攻め
  • 逆に蓮がましろに激攻め
  • 寧ろお互いがお互いに激攻め
  • というか全部やれ
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