~アストラル・ライフ~『~天に召される瞬間、ガイコツ少女に異世界召喚されました~』   作:LUCIOLE

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第一章 ファニール王国編 全50話。

2日に1話投稿しています。よろしくお願いします。


第十四話 『異世界定番マヨネーズ!』

 

 数日後の朝、何時も通りララが誰よりも早く目を覚まし台所に向かうと其処には既に人の気配が有った。

 

 

 

 何事かと近くにあった箒を握り締めてこっそり台所を覗くと其処ではエリアがララのエプロンを付けて立っていた。

 

 

 

 ホッとして「何をしているのですか~」と様子を窺うララを見てエリアが「ララさんこそ何をしてるんですか?」と手に持った箒を見た。

 

 

 

 慌てて箒を後ろに隠し愛想笑いを浮かべる。

 

 

 

 箒を元に戻して台所に入って来たララがエリアの手元を覗き込む。

 

 

 

 其処には皿の上にほぐした魚の身と何か白いペーストの様な物が混ぜられた物が置いてあった。更に目の前には大きな御櫃に白い粒々がホカホカな湯気を上げて入ってる。

 

 

 

 手を水で濡らし、小皿に出した塩を少し指先に付け、手の平に広げると、御櫃に入ったつぶつぶを手に取って熱い熱いと言いながら素早く握り纏め、その中心に窪みを作ると先程の魚の身を入れて包み込んでしまった。

 

 

 

 「これは何ですか~?」

 

 

 

 ララは始めて見るその恐らく食べ物を指差した。

 

 

 

 「これはおにぎりです!」

 

 

 

 ずい!とララの前に突き出して見せた三角おにぎり。エリアのテンションは朝から高い。

 

 

 

 ララの作る食事は確かに美味しい。街の高級レストランのシェフも裸足で逃げだす程だ。だが、これまでの食事に米が一切出て来なかった。

 

 

 

 そう和食が無かったのだ。

 

 

 

 葛城涼はご飯が好きだ。麺も良いがほかほかご飯が大好きなのだ。

 

 

 

 これまでは仕方が無いと思っていたが、始めてバザーに行って米と酢を見付けたからには居ても立っても居られず、その日から料理を作って色々挑戦していたのだ。

 

 

 

 試作と試食を繰り返して、今朝やっとまともに米を炊く事に成功したのだ。

 

 

 

 「なかなか水の適量が分らなかったんだよね~」

 

 

 

 目を閉じ、試行錯誤の日々を思い返してうんうんと頷いている。

 

 

 

 そうこうしている内に8個のおにぎりが完成した。さらに塩を振った焼魚と卵焼きまである。

 

 

 

 「本当はもっと色々な具を試してみたかったけど、今日は取り合えずシーチキンに挑戦しました~♪」

 

 

 

 勿論マグロが無いので似た感じの赤身魚で代用した、なんちゃってシーチキンなのだが。

 

 

 

 「シーチキンですか~?」

 

 

 

 「何せマヨネーズが作れたからね!」

 

 

 

 凄く良い笑顔で、グッと親指を立てた。 

 

 

 

 「マヨネーズとは何です~?」

 

 

 

 小首を傾げるララに、これだよと瓶に入ったペーストの様な物を差し出した。

 

 

 

 何時に無く圧のあるエリアに気圧されながらララはその白いペースト状の物を見た。

 

 

 

 小さなスプーンでほんの少しすくってララに渡す。

 

 

 

 始めて見るそれをそっと口にしたララが驚いた!

 

 

 

 「何ですかこれ~!?」

 

 

 

 マヨネーズだって、と言って今度は葉物野菜に付けて渡すとそれを美味しそうに食べた。

 

 

 

 「これは美味しいですね~幾らでも食べれそうです~」

 

 

 

 上機嫌のララの顔が綻ぶ。そして、その笑顔を見たエリアも満足気だ。

 

 

 

 そしてリリルルが起きてきた所で、エリアの作った朝食となった。

 

 

 

 皆が始めて見る食材と料理に上手い上手いと、この日の朝食は大いに賑わう食卓を見てエリアもほっこりした。

 

 

 

 異世界転生したら料理!特に簡単なのはマヨネーズだ!と作り方まで力説してくれたオタクな親友に感謝しつつ、既に懐かしいと感じている事に、賑やかな食卓の中少ししんみりする。

 

 

 

 まぁ、そんな中食事の出来ないアフィが1人不貞腐れていたのだが。

 

 

 

 

 

       ☆

 

 

 

 

 

 その日の午後、エリアはマヨネーズの瓶を持って街に来ていた。

 

 

 

 数日前、出会ったおばあさんに会いに来たのだ。

 

 

 

 「おばあさん!」

 

 

 

 程なく見付かったおばあさんに大きく手を振る。

 

 

 

 「おや!?あんたは」

 

 

 

 おばあさんもエリアを覚えていた様で笑顔で迎えてくれた。

 

 

 

 「お米はちゃんと食べれたかい?」

 

 

 

 微笑むおばあさんに、水加減に苦労したけど美味しく食べたよとエリアも満足気に笑った。色々料理の話で華を咲かせた後、エリアは持ってきた瓶をカバンから取り出した。

 

 

 

 「これは何だい?」

 

 

 

 おばあさんは不思議そうに瓶の中身を見た。

 

 

 

 「少し舐めてみて」と、お試し用の瓶からスプーンに少しだけすくったマヨネーズを薦めるとおばあちゃんは何の躊躇も無く、その白いペーストを舐めて驚いた。

 

 

 

 「なんだい?これは!」

 

 

 

 「私が作ったマヨネーズだよ。お米のお礼!」

 

 

 

 「良いのかい、こんな美味しい物高いんじゃないのかい?」

 

 

 

 「家に有る物で作ったから大丈夫!」

 

 

 

 「野菜は勿論、いろんな物に使えるからね」と、マヨネーズの瓶を渡すと「また買いに来るから」と約束して笑顔でその場を後にした。

 

 

 

 勿論お米は買い足した。

 

 

 

 エリアは今度はホウのお店に行って、マヨネーズの瓶を渡した。これはアフィの知恵でそんなに美味しいのならお店に卸してみたら?と云われたので試しにホウさんの店に置いて貰う事にした。ただ、最初は入手先を伏せて貰う事にした。

 

 旅の商人から偶々手に入れたという事にすれば問題ないだろうと、これはアフィのアイデアだ。

 

 

 

 「これがそんなに美味しいのかね?」

 

 

 

 マヨネーズの瓶を翳して中身を見ていた。

 

 

 

 お試し用に持ってきた小瓶を出して一舐めさせると、一変してマヨネーズの瓶5つと自分用にとお試し用の小瓶まで買い取った。

 

 

 

 その代金の一部でお世話になっているお礼にアフィに似合いそうなアクセサリーを物色する。

 

 

 

 (派手なものを付けてるのは見た事無いし、質素でも品のある感じの方が良いのかな?)

 

 

 

 前世?でも女性に贈り物などした事が無かった涼は散々悩んだ挙句、銀のブローチを選んで買うと、ホウが何か面白そうに笑ってこちらを見ている。

 

 

 

 理由を聞いても答えて暮れず、気にはなったがまぁ良いかと思っていたら、その答えは直ぐに判明した。

 

 

 

 アフィにこれまでの感謝の言葉と共に銀のブローチを渡したら、ララに羨ましがられ、リリに睨まれ、ルルに強要され翌日3人分のアクセサリーを買う事になった。

 

 

 

 一生懸命3人のアクセサリーを選ぶエリアに「贔屓はだめだよ、バランスを取らないと」と、ホウが笑い掛けた。

 

 

 

 

 

 

 

 それから数日してホウがアフィの家まで訪ねてきた。

 

 

 

 「お邪魔するわよ、アフィ」

 

 

 

 ドアを軽くノックして家に入ってくるホウをララが迎え入れる。

 

 

 

 「どうしたのホウ、こんな朝早く」

 

 

 

 アフィは朝の日差しの中1人、読書に耽っていたがホウの来訪に本を閉じた。  

 

 

 

 「エリアは居る?」

 

 

 

 家の中を見回したが、そこにはアフィとララの姿しか無い。

 

 

 

 「エリアちゃんなら朝から近くの川に釣りに出かけてますよ~」

 

 

 

 ホウの分のお茶をテーブルに置いて、川の方を見る。

 

 

 

 「そう・・・」

 

 

 

 「で、エリアに何の用よ?」

 

 

 

 椅子に座る様に勧めるとお茶を一口飲んで一息吐いた。

 

 

 

 チラリとアフィの愛用のローブを見ると其処には見覚えの有るブローチが輝いていた。

 

 

 

 フッと笑ったホウは「この間買ったマヨネーズの話で来たんだけどね~」と、残念そうに頬杖をつく。

 

 

 

 「・・・あれってそんなに美味しいの?」

 

 

 

 呆れ顔でアフィも頬杖を付いた。ホウはああ、と言った後ニッと笑ってあんた食べれないもんね、とニヤニヤしている。

 

 

 

 「まったく・・・、でもアレ作るの工程は簡単だけど面倒らしいわよ。材料もそんなに無さそうだし」

 

 

 

 アフィは手をヒラヒラさせる。

 

 

 

 因みにアフィは本来の姿のままで対応している。ホウとはそういう仲だ。

 

 

 

 「そうなの?」

 

 

 

 いい商売になるのに~、と残念そうにテーブルに突っ伏した。

 

 

 

 アフィとララ、ホウの3人が外のテーブルに場所を移し、世間話に華を咲かせてると小一時間程でエリアが帰って来た。大漁だったのだろう、その手に持った籠を高く上げてニコニコしている。

 

 

 

 「あれ?ホウさん、どうしたんですか?」

 

 

 

 珍しい来客に驚いている。

 

 

 

 涼がこの家でお世話になってから、来た来客と言えば子爵の事件絡みだけだったのだ。

 

 

 

 「なにか揉め事ですか?」と、思わず小声になって訊ねた。

 

 

 

 「私の来客は面倒な人だけじゃないわよ!」

 

 

 

 両手を上げて反論しているアフィに笑いが起こる。

 

 

 

 「今日はね、エリアに頼み事が有って来たんだよ」

 

 

 

 私ですか?とエリアは自分の顔を指差した。

 

 

 

 部屋に戻った4人。魚はララに任せて3人はリビングでテーブルを囲んだ。

 

 

 

 「で、頼みとは?」

 

 

 

 「この間のマヨネーズを量産出来ないかと思ってね」

 

 

 

 既に難しいという話を聞いていたのだがそこは商人、本人から話を聞かなければ納得は出来ない。

 

 

 

 「量産ですか・・・?」

 

 

 

 エリアの反応はやはり悪い。

 

 

 

 「難しいって話は聞いてるから、大丈夫よ」

 

 

 

 そう聞いてエリアはホッとした。

 

 

 

 「材料が問題ですね、後は人手です。工程は簡単ですが手間は掛かります、ただ簡単なだけに作り方がばれたら直ぐに真似されます。独占は出来ないかも、材料がまだ少しは有るので少量ならまた作れますが・・・」と、言った所で物言いが付いた。

 

 

 

 「ちょーっと待ったー!」

 

 

 

 勢い良く出て来たのはルルだ。

 

 

 

 「ぼくのマヨネーズが減るじゃないか!?」

 

 

 

 テーブルに勢い良く両手を叩き付けて食って掛かる。

 

 

 

 「あれは譲れない」

 

 

 

 リリまでが反対した。

 

 

 

 「ふむ、これだけ反応が良いと余計に欲しくなるわね」

 

 

 

 リリルルの反応を見て不敵に笑う。

 

 

 

 「リリちゃん、ルルちゃん、最近食べすぎじゃない?」

 

 

 

 そう言うとエリアはがるる~と唸っているルルのお腹を抓んだ。プニっと音がしそうな感触にエリアがジト目で見る。

 

 

 

 「うわあっ!?」

 

 

 

 驚いて飛び退いたルルがお腹を両手で隠し、うう~と顔を赤くして唸ってる。

 

 

 

 次にリリを見ると、抓んだら死んでやると言わんばかりに赤い顔で睨んで後ずさった。

 

 

 

 「あれは、美味しいけど結構カロリーが高いんですよ」と、溜息を吐く。

 

 

 

 「カロリー?」

 

 

 

 始めて聞く言葉に、それは何?と訊ねるホウに、食べ過ぎると体に良くないし太り易いんですと説明した。

 

 

 

 「あんなペーストの様な物なのに食べ過ぎは良くないって事?」

 

 

 

 まるでお酒だなと美味い事例えた。

 

 

 

 「毎日一瓶食べたら一ヶ月で不健康なおデブちゃんです」

 

 

 

 そう脅すが美味いのも事実。ホウは頭をポリポリ掻いて、頭を悩ませた。

 

 

 

 「・・・今度ベルタでお祭りが有るのは知っているでしょ?そこで売れたらと思ったのだけどね」

 

 

 

 腕組んで本当に残念そうに項垂れる。

 

 

 

 「祭りなんて有るんですか?」とエリアが聞くとアフィが「この街が今の女王様に統治されて、今年が丁度100年なのよ」と説明してくれた。

 

 

 

 「出店が沢山出て、美味しい物がいっぱいなんだよ!」「催し物も沢山」

 

 

 

 もう、今から楽しみとリリルルが熱く語る。

 

 

 

 沢山人が集まる一世一代の掻き入れ時なのだそうだ。

 

 

 

 「何か他の物でも良いですか?美味くいくかどうかはやってみないと分らないけど・・・」

 

 

 

 何か当てでも?と聞くホウにエリアは曖昧に答えた。 

 

 

 

 少量でも良いのでマヨネーズの方も考慮しつつと言う事で取り合えず話は付いた。期間は3ヶ月、冒険者としての仕事をしつつと考えると時間が無い気がする。

 

 

 

 「それと、知り合いにマヨネーズを御裾分けしたら大層気に入ってね」とアフィを見る。

 

 

 

 「で、期限は切らないから1瓶いや、私の分とで2瓶お願いしたい。勿論料金は弾むわ」

 

 

 

 両手を合わせ「お願いね」と、言い残してホウは帰っていった。

 

 

 

 エリアは早速ララにお祭りと其処に出る出店の料理に付いて話し合っていた。リリルルも加わってわいわいと賑やかだ。そんな声を聞きつつアフィは目を細めるのだった。

 

 

 

 目、無いんだけどね。

 

 

 

 

 

             ☆

 

 

 

 

 

 余り良いアイデアが出ないまま数日が過ぎた。

 

 

 

 自分で食べる分には問題ない程度の腕前にもかかわらず、そもそも材料が思う様に揃わないのだ。バザーで色々話を聞いてみるが良い情報は無く、困っていると同時にカップメンや冷凍食品の偉大さを痛感させられた。

 

 

 

 そして、今はギルドで出会ったパーティと一緒にファニールの南方、海洋交易国エリトリアの港町の1つカリエに来た帰りである。

 

 

 

 「ふう、これで今回の依頼も終了ね」

 

 

 

 そう話してるのはケンタウロスの女剣士、アセリアだ。鉄製の鎧と長いランスを装備して、予備にショートソードが腰に揺れている。良家の出らしいがそんな素振りを見せないのだが、気品と優しさを併せ持つ女性である。ただ少し堅物でもある。

 

 

 

 「2ついっぺんに達成出来たのは運が良かったよ~」

 

 

 

 馬車の中から話すのは烏魔人のヴェルナ。小柄だがこのパーティでは一番の年上でリーダーもやっている。が、柄じゃない、が口癖だ。

 

 黒を基調とした軽装の革鎧にダガーを装備していてまるでシーフの様だが、本職は魔法使いだ。

 

 

 

 「私達だけじゃ条件満たせなかったもんね~」と、後ろで横になりながら尻尾を振っているのは虎獣人の拳闘士ティナ。

 

 

 

 「エリアのお蔭で助かったよ~」と、手綱を取るエリアの腰に抱き付いたのがハーフリングのホロロ、弓を使う狩人だ。

 

 

 

 この4人が女性ばかりのパーティの四艶シエン【仮】のメンバーである。

 

 

 

 【仮】が付いてるのはパーティの通り名はEランク以上で本採用となるからだ。

 

 

 

 そこにエリアが加わって今回の2つの依頼を受ける事になった、その最後の依頼が小さな港町カリエへの手紙と荷物の輸送依頼だった。

 

 

 

 その前の依頼に回復役必須と有った為、最近噂のエリアに白羽の矢が立ったのだ。

 

 

 

 「ごめんね、エリア~」

 

 

 

 ヴェルナが手を合わせて謝ってくる。

 

 

 

 今回半ば強引に依頼に誘ったのはこのヴェルナだ。リリルルの推薦で行き成りのFランク、しかもちゃんと依頼をこなして実力もある。しかもあのアフィの家族と来たら注目の的なのは当然で、好奇心を抑え切れなかったヴェルナが丁度不在の回復役にと依頼に誘ったのだ。そして、エリアが受けるつもりだった輸送依頼と同じ方向だったのも幸いした。

 

 

 

 「だから、別に良いってば」

 

 

 

 このやり取りはこの旅の間何度か行なわれた。Fランクの依頼だったのでエリアを誘ったヴェルナだったが、依頼を受けた直後にエリアが先日、Eランクに上がってた事を知ったのだ。

 

 

 

 「それに私も助かったし」

 

 

 

 「カリエで食べたあれの事?」

 

 

 

 「うん、お蔭で頼まれてた事が解決しそうだよ~」

 

 

 

 エリアはホッとした表情で胸を撫で下ろす。それはホウの依頼の新しい料理のヒントをカリエの街で見つけたからだ。

 

 

 

 そのカリエで見付けた料理は、トッポギの様な小麦粉を練って作った小さなモチというか麺の様な物が入ったスープ料理だった。

 

 

 

 そこからエリアはこの世界に来てから麺を食べてない事を思い出したのだ。小麦粉はこの世界にも有るので自分で麺を作ればホウさんも喜んでくれる筈と、一応トッポギ用の小麦粉を10kg買って帰る事にしたのだ。

 

 

 

 「しかし、たった1ヶ月でEランクか~、エリアってやっぱり凄いんだね~」とティナがごろごろしながら言うとアセリアが「誰かさんがもう少し真面目にやってくれれば、私達も今頃Eランクだったかもしれませんね」と返した。

 

 

 

 「私の所為だって~の?」

 

 

 

 「さあ?」で口げんか。それをオロオロと宥め様とするホロロと放置のヴェルナの姿もいつも通りだ。

 

 

 

 そんな仲の良い4人を見てエリアは笑っていた。

 

 

 

 本当に仲が良いな~と言う感想に、「「どこが!」」と当事者の2人。「だよね~」とヴェルナ。ホロロは「ケンカはダメだよ~」とオロオロするばかりだった。

 

 

 

 そんな賑やかな馬車の中、手綱を取っていたエリアが右方向におかしな集団を見付けた。

 

 

 

 「ヴェルナ、右!」 

 

 

 

 言われたヴェルナは後ろから馬車の屋根へと上がる。

 

 

 

 「馬車が何かに襲われてるみたいだね」と言って呪文を唱える。するとヴェルナの手の平に魔法陣が現れ、魔法陣から小さな闇が現れ鳥の形に変わる。ヴェルナは鳥型の闇の精霊を飛ばし先行させるのだった。




最後まで読んでくれて本当にありがとうございました。

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