ソードアート・オンライン〜キルバスの軌跡〜 作:鐘楼卿(ベル卿)ベルフェスティフ
キリトの初変身から数か月。半年はまだ経っていないかな?
彼ら…月夜の黒猫団はキリトとは完全に縁を切って行動しているようだが、だんだん元気を取り戻してきたキリトによれば、サチという少女とだけはいまだにフレンドのままで、時々立ち回りを文面で教えたりしているという。
そしてあの変身でいいこともあった。
クローズドラゴンAIが格段に進化したのである。
クローズドラゴンAIは、葛城先生レベルのスゲーイ!のは作れなかったから自立学習していくタイプにしたんだが、変身でキリトとの同調率が上がってAIが格段に進化したのである。あと万丈にはなかった他者を守る心ってのが最初からあるのも関係してるかもな。
まぁそれからそんなときのことであった。
「血盟騎士団からお誘いだぁ?」
「ええ。団長が呼んでくるようにと」
すっかりキリト離れしたアスナが俺の移動式研究所を見つけ出して来ていた。
「でぇ?俺になんか用でもあるのか?発明はしないぜ」
「…私も知らない。とりあえず呼んでくるようにって」
「さいですかい…ママエヤロ。エボルト!ちょいと出かけてくるぞ!」
[ハーイ!いってらっしゃーってうわっ!もう!なんでこんなロケランバンバン撃ってくるロボットにし「電波が悪い」あちょッ!まッ!]プツッ!
研究所実践場に入り浸っているエボルトにビルドフォンで伝えると、ロボットに文句付けてきたので適当に言い訳して切ってからアスナに向き直る。
「さて、行くか」
「…今の、いいの?」
「いいっていいって。俺もよくされるし」
「そんな兄弟ってないでしょ…」
そう話しながら研究所の外に出て、
「じゃ、55層でいいよな?」
「ええ。早く行きましょう」
そして俺は転移結晶を掲げ…って?
「あれ?転移結晶じゃないの?」
「…もったいないでしょ」
「ふーん。じゃぁこれやるからさっさと行くぞ」
転移結晶をもう一個取り出すとアスナは若干引いた顔で、
「…あなたのその財力はどこから出てくるのかしら?」
「秘密だよ☆」
「…キツイわよ」
「わーッとるわそんなことぉ!!」
クソッ!こいつ相手の弱いところ的確に削ってくる!まぁいいや
「じゃ、さっさと行かない?」
「ええ。くれるなら使うしかないでしょう」
もう一度手を掲げ、
「「転移、グランザム市」」
そして、俺達光に包まれる…
ちなみにこいつ、レッド・オレンジプレイヤーを狩りまくって資金調達をしています。
そのせいで
ガブリエルは死すべし。