ソードアート・オンライン〜キルバスの軌跡〜   作:鐘楼卿(ベル卿)ベルフェスティフ

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異星(ブラッド星)王キルバス

「ここよ」

 

アスナに通され、血盟騎士団団長室の前で止まる。

 

「失礼します。団長、フォン君を連れてきました」

 

アスナがノックしてから、扉を開き、用件を言った。

俺もアスナに続いて部屋に入ると、

 

「うむ、ご苦労。私が呼ぶまで、外で待機していてくれているかな?」

 

「……分かりました。失礼します」

 

アスナは返事をしてから部屋から出ていく。

 

「始めまして。だな、ヒースクリフ」

 

「ああ。こちらこそ。先に言っておくがこの部屋には最高位の防音がかけられている」

「別に何を言っても周りに漏れることはないから安心するといい」

 

ヒースクリフはそういって机にゲンドウポーズで腕を置く。

 

「そうかい…じゃあ言わせてもらうが、茅場。君のことは知っている。そのことをよく考えて発言しろよ?」

 

「ッ⁉…そこまで知っているのか…まぁいい。今回呼んだのはスカウトだ。君は血盟騎士団に入る気はあるかい?」

 

ヒースクリフは一瞬驚いた顔をした(ように見えた。ゲンドウポーズで表情が見えない)がすぐに表情を戻して本題に入る。

 

「フゥーン?スカウトか…条件はあるがな。いいぜ」

 

「条件…ああ。飲める限りはしようとおもうよ」

 

「条件は二つ!一つは俺とタイマンで勝つこと…半減決着モードだ。二つ目に入る場合俺の妹とともに幹部にまで一発で上がらせる…というか資金に干渉できるところまで入り込ませろ」

 

「…まぁいいだろう」

 

茅場は一瞬苦い顔をしたが、最終的に許可する。

 

「じゃ、明日また来る。訓練場開けとけ」

 

「…ああ。団員には話しておくよ」

 

そうして、俺は転移結晶を取り出して研究所のある階層に転移するのであった。

 

<><><><><><>

 

次の日、俺はドライバーをつけて訓練場に来ていた。

 

「よっす。来たぞ」

 

軽い感じで背後から話しかければヒースクリフは少しも驚かずに振り向いてくる。

 

ちぇっ、つまんねぇ奴だなぁ

 

「やぁ。早速始めようか?」

 

「ああ。というかこんな観戦入ってていいのか?」

 

「ああ。これに関しては団員が勝手にやったことだが問題はないだろうな」

 

「そうかい」

 

そう話しながら、決闘申請が送られてきて、それを俺も承諾する。

 

[ready?]

 

[Fight!!]

 

機械的な開始音声が鳴り響き、その瞬間にヒースクリフが切りかかってくる。

 

俺は決闘場の反対の角まで一瞬で移動して回避する。

 

「ったく。アブねぇなぁ」

 

「君は変身というのができるらしいし、変身前に仕留めておきたいんだ」

 

「ふーん。まぁ無理だな」

 

キルバススパイダーとスパイダーフルボトルをセット。

 

スパイダー! Are you ready?

 

「変シィン!!」

 

スパイダー スパイダー! キルバススパイダー!!

 

「フェーズⅠ…完了!」

 

「赤い…蜘蛛?」

 

周りの観衆たちが俺の姿を見て固まる。

 

俺が一層のライダーとは知らなかったみたいだな。

 

「ッ――!フェーズⅠってことはフェーズⅡもあるってことでいいのかい?」

 

ヒースクリフが張り付けたような笑みのまま問いかけてくる。

 

「ああ。Ⅳまであるぜ?」

 

「それは…危ないね」

 

「じゃ、終わりだ」

 

キルバススパイダーフィニッシュ!!

 

「ハハハハハハ!!消えてなくなるがいいこの蟲野郎!!」

 

ヒースクリフを蜘蛛の糸で完璧に束縛し、

 

「じゃぁな」

 

ライダーキックで爆散させる。と言っても、手加減しているから生きてはいるがな。

 

[WIN!Killbus!]

 

又も機械音声で俺の勝利がしろしめされるのであった

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