艦隊これくしょんの世界にトイレのアイツらが攻めてきた 作:フェイさん
タイタンスピーカーマンの救出作戦が失敗してしまい数日経つ。提督や艦娘達は勿論、カメラマンやスピーカーマン達の士気が落ちつつあった。
「提督、これからどうするんだ...?このままだとまともに指揮が出来なくなるぞ...」
長門にそう言われた提督はため息を吐く。
「あぁ...何とかこの状況を打破しないといけないな...。しかし、一体どうすればいいか、良い考えが思い浮かばない...」
提督はスキビディトイレ達に対抗できる有効な案を考えるのであった。
......
あれから2ヶ月が経ち、その間スキビディトイレとの戦いがいくつかあった。一応全ての戦いで勝っているが、どれも辛勝という感じで芳しくない状況であった。
そしてG-Manとタイタンスピーカーマンはあらゆる海域を回って鎮守府に対して攻撃を仕掛けていた。鎮守府は殆ど破壊され、戦力は一気に減らされていきAllianceの戦闘継続は困難であった。
「クソ...。最近戦力が著しく低下しているな...。少しでも戦力が欲しい所だが、タイタンカメラマンは現在も修理中。カメラマンやスピーカーマン達の数も減っている...」
何とか戦闘を継続させるために提督はあらゆる考えを出そうとするが、中々思い付かない。すると扉が開き、大淀が入ってくる。
「提督、西方海域にスキビディトイレが出現!数はノーマル型が7体、ラージ型が2体でジャイアント型の存在は確認されませんでした!」
「向こうにしては少ない戦力だな。こちらの戦力が低下しているのをいい事に奴ら舐めて掛かってきてるな?」
「恐らくその可能性はあるかと。しかし、それでも殲滅しなければ!」
「そうだな。では、重巡を旗艦とした殲滅艦隊を出撃させる!編成は旗艦が羽黒、そして軽巡は大井と木曾、駆逐は卯月、文月、磯波、浦波で出撃させるんだ!」
「了解!」
そうしてすぐさま殲滅艦隊が編成され、カメラマンやスピーカーマン達も出撃していく。
......
やがて殲滅艦隊とカメラマン達は西方海域に到着する。旗艦の羽黒が前方を注意しながら見ると、スキビディトイレの軍団を発見する。
「敵発見!数は事前にあったものと同じね。全艦、雷撃準備!」
艦娘達は全員魚雷発射管をトイレ達に向ける。カメラマンとスピーカーマンもすぐさま走って向かっていく。
「撃てぇ!」
羽黒の指示によって魚雷が発射される。魚雷はまっすぐトイレの方に向かっていき、全て命中する。
「やった!全弾命中!」
しかし喜んだのも束の間。すぐさま敵の応援がやってくる。
「なっ...!?」
今度は先程の2倍もの多さのトイレ達が歌いながら向かってきている。カメラマン達もこの数には敵わないと思ったのか、少し後ろに下がり始める。
「ど、どうしよう...。今の数じゃ倒すのは厳しいですよ...!」
浦波が羽黒に言うと、羽黒が額から汗を流している。このまま撤退すれば被害が甚大になってしまう可能性があるため、思考を張り巡らす。
「一体どうすれば...!」
考えていると目の前に“黒い霧”のが現れる。そこから出てきたのは頭部がブラウン管テレビの人物であった。
「あ、貴方は...?」
ブラウン管テレビの人物は少し猫背にゆっくりと前に出る。そして画面から青色の光を放射し始めた。光を浴びたトイレ達は全員動けなくなっており、その隙にカメラマンとスピーカマンはトイレを流して無力化する。
「トイレの動きが止まった...?」
羽黒がそう驚いていると更に新手のトイレがやって来た。
「もう!次から次へと湧いてくるぴょん!」
卯月が呆れているとまたもや黒い霧が現れる。そこに現れたのはまたもや頭部がブラウン管テレビの人物でしかも5mくらいありそうな身長の人物であった。
「ぎゃあぁぁぁ!!」
いきなり現れたのにびっくりした卯月は悲鳴をあげる。
「ちょっ!卯月!?」
急いで駆け寄った文月は倒れた卯月を抱える。
「何なのこの人達〜!?」
そのまま背の高いブラウン管テレビの人物が歩く。その時、一緒にいたブラウン管テレビの人物が何やらゴーグルのような物を手渡してきた。
「これを付ければいいの?」
羽黒達は特殊ゴーグルを付けて、背の高いブラウン管テレビの人物をジッと見守る。すると背中から小さなブラウン管テレビが4つ現れ、強烈な光を放射する。
「うわっ!凄い眩しいな!」
木曾はゴーグルをしていてたが眩しさで目を覆い隠す。トイレ達は光を直に受けたせいで発狂したり、目をやられたせいで身動きが取れなくなっていた。そしてその隙にカメラマンとスピーカーマンは次々とトイレを流す。
「あんなにいた敵を一掃した...」
羽黒がブラウン管テレビの人物の方へ顔を向けると彼の顔には 「・◡・」が画面に映されていた。こうしてAllianceに新たな仲間が加わったのであった。
本編のスキビディトイレも予想外の展開が続いてワクワクが止まりませんね!